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114章
元魔王様と記憶の欠如 14
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メイドゴーレム達と話していた時、突然それは現れた。
「「「っ!」」」
ジルやメイドゴーレム達が一斉に同じ方角を向く。
「え?ジル達どうかしたの?」
近くにいたルルネットが首を傾げる。
ジル達の向いている方には壁しか無い。
「ルルネットは感じないか。この異常な存在感を。」
「原初の龍程では無いがかなりの強者だな。人族じゃ無いのは確定か。」
「え?何か来たの?」
「ああ、アイフ男爵領にやばそうなのが現れた。」
「えっ!?」
この距離からでも感じ取れる程の圧倒的な存在感。
ジル達と同等レベルの強者が現れたと見て間違い無い。
「魔族だと思うか?」
「確認してみない事には分からんな。」
「放置しておくのは危険そうですね!私が早速相手をしてきましょう!」
タイプDが嬉々として向かおうとする。
しかしタイプAがその肩に手を置いて引き留める。
「待てタイプD、お前だけだと不安だ。マスター、二人が向かって一人はここで待機がいいんじゃないか?」
「そうだな、ここの護衛も一応残しておきたい。だが向こうは一人で対処出来るか怪しいからな。人数の割り振りはタイプAの言った通りでいいだろう。」
三人掛かりで向かえば勝利は確実と言えるが、屋敷の戦力が手薄になる。
万が一そんなところを別の部隊に襲われればひとたまりもない。
「はいはいはい!行きたいです!」
危険な相手と言うのを感じさせないくらい元気良く手を上げているタイプD。
戦闘狂はこんな時でも健在だ。
「俺としてはタイプDが残った方が便利だと思うけどな。万が一の時は全員を時空間魔法で逃がせる。」
「それならマスターでもいいのでは?」
「我でも全員を移動させられるが、それで魔力は使い果たしそうだ。追い掛けて来られれば隙が出来る。」
ジルとしてもタイプDに残ってもらえると有り難い。
魔法適性と魔力量を考えるとタイプDの方が守りに向いていると言えるだろう。
「つまり?」
「俺とマスターで向かってタイプDが留守番だな。」
「その方が良さそうだな。」
「えー、それなら最初から皆さんをセダンに移動させて三人で行きましょうよー。」
二人の意見に不満そうな声を漏らすタイプD。
自分だけ強者との戦いに参加出来無いのは嫌な様子だ。
「そうしたらセダンまで普通に追い掛けて来そうじゃないか?」
「突然現れたのを考えると遠距離の移動手段を持っていそうだしな。」
戦場がアイフからセダンに変わるだけになるかもしれない。
そうなっても浮島に残っている戦力を投入すれば皆を守れるとは思うが、多少の被害は出てしまうだろう。
しかしそれでトゥーリに怒られるのはジルなのである。
厄介な者を突然連れて来られてはトゥーリとしても迷惑だろう。
「これ以上無関係な人達を巻き込む訳にはいかないよ。アイフ男爵領で決着を付けよう。」
「そうですね、私達はここに残りましょう。」
「セダン伯爵に迷惑を掛ける訳にもいかん。」
ジル達の話しを聞いていたセレーナ達が同意してくれる。
アイフ男爵領で全ての決着を付けると覚悟を決めてくれた。
「と言う事だタイプD、悪いがここに残ってくれ。」
「がーん。」
タイプDは明らかに落ち込んでしまった。
皆を守るのも重要な役目ではあるが、どちらかと言えば戦いたかったのだろう。
「まあまあ、そう落ち込むなって。こっちが襲われる可能性もあり得るだろう?そうなった時にマスターだけだと不安だ。今なら神杖を持ってるタイプDの方が火力が出るだろうからな。」
「もし襲われたら被害をなるべく抑えつつの全力対応で構わない。護衛を任されてくれるな?」
「分かりましたよ~。残ればいいんでしょう?残れば?」
唇をとんがらせて不満そうにしているが取り敢えず了承してくれた。
普段掛けている制限を解除してもいいと言う言葉が効いたのかもしれない。
「すまんな、頼りにしている。」
「こっちは任せるぞタイプD。」
タイプDが残ってくれるのであれば不安は無い。
ジル達は謎の強者の方に専念出来る。
「と言う事だ、ルルネットにセレーナ。タイプDの次に実力のあるお前達も皆を守ってやってくれ。」
「分かったわ、こっちは任せておきなさい。」
「ジル達も気を付けて。」
「ああ、お前達もな。タイプDの近くを離れるなよ。」
正直に言えばタイプDが突破されれば絶望的だろう。
それはルルネットとセレーナも分かっている。
それでも自分より実力が劣る者達を不安にさせない為に気丈に振る舞ってくれているのだ。
「マスター、早く向かうぞ。あいつが何かしてからでは遅い。」
「そうだな、いきなり戦闘に入る可能性もあるから注意してくれ。」
「誰に言ってるんだ?準備万端だっての。」
アサルトライフルを構えたタイプAが自信満々に言う。
それを確認したジルは時空間魔法を使用してタイプAと共にその場から消えるのだった。
「「「っ!」」」
ジルやメイドゴーレム達が一斉に同じ方角を向く。
「え?ジル達どうかしたの?」
近くにいたルルネットが首を傾げる。
ジル達の向いている方には壁しか無い。
「ルルネットは感じないか。この異常な存在感を。」
「原初の龍程では無いがかなりの強者だな。人族じゃ無いのは確定か。」
「え?何か来たの?」
「ああ、アイフ男爵領にやばそうなのが現れた。」
「えっ!?」
この距離からでも感じ取れる程の圧倒的な存在感。
ジル達と同等レベルの強者が現れたと見て間違い無い。
「魔族だと思うか?」
「確認してみない事には分からんな。」
「放置しておくのは危険そうですね!私が早速相手をしてきましょう!」
タイプDが嬉々として向かおうとする。
しかしタイプAがその肩に手を置いて引き留める。
「待てタイプD、お前だけだと不安だ。マスター、二人が向かって一人はここで待機がいいんじゃないか?」
「そうだな、ここの護衛も一応残しておきたい。だが向こうは一人で対処出来るか怪しいからな。人数の割り振りはタイプAの言った通りでいいだろう。」
三人掛かりで向かえば勝利は確実と言えるが、屋敷の戦力が手薄になる。
万が一そんなところを別の部隊に襲われればひとたまりもない。
「はいはいはい!行きたいです!」
危険な相手と言うのを感じさせないくらい元気良く手を上げているタイプD。
戦闘狂はこんな時でも健在だ。
「俺としてはタイプDが残った方が便利だと思うけどな。万が一の時は全員を時空間魔法で逃がせる。」
「それならマスターでもいいのでは?」
「我でも全員を移動させられるが、それで魔力は使い果たしそうだ。追い掛けて来られれば隙が出来る。」
ジルとしてもタイプDに残ってもらえると有り難い。
魔法適性と魔力量を考えるとタイプDの方が守りに向いていると言えるだろう。
「つまり?」
「俺とマスターで向かってタイプDが留守番だな。」
「その方が良さそうだな。」
「えー、それなら最初から皆さんをセダンに移動させて三人で行きましょうよー。」
二人の意見に不満そうな声を漏らすタイプD。
自分だけ強者との戦いに参加出来無いのは嫌な様子だ。
「そうしたらセダンまで普通に追い掛けて来そうじゃないか?」
「突然現れたのを考えると遠距離の移動手段を持っていそうだしな。」
戦場がアイフからセダンに変わるだけになるかもしれない。
そうなっても浮島に残っている戦力を投入すれば皆を守れるとは思うが、多少の被害は出てしまうだろう。
しかしそれでトゥーリに怒られるのはジルなのである。
厄介な者を突然連れて来られてはトゥーリとしても迷惑だろう。
「これ以上無関係な人達を巻き込む訳にはいかないよ。アイフ男爵領で決着を付けよう。」
「そうですね、私達はここに残りましょう。」
「セダン伯爵に迷惑を掛ける訳にもいかん。」
ジル達の話しを聞いていたセレーナ達が同意してくれる。
アイフ男爵領で全ての決着を付けると覚悟を決めてくれた。
「と言う事だタイプD、悪いがここに残ってくれ。」
「がーん。」
タイプDは明らかに落ち込んでしまった。
皆を守るのも重要な役目ではあるが、どちらかと言えば戦いたかったのだろう。
「まあまあ、そう落ち込むなって。こっちが襲われる可能性もあり得るだろう?そうなった時にマスターだけだと不安だ。今なら神杖を持ってるタイプDの方が火力が出るだろうからな。」
「もし襲われたら被害をなるべく抑えつつの全力対応で構わない。護衛を任されてくれるな?」
「分かりましたよ~。残ればいいんでしょう?残れば?」
唇をとんがらせて不満そうにしているが取り敢えず了承してくれた。
普段掛けている制限を解除してもいいと言う言葉が効いたのかもしれない。
「すまんな、頼りにしている。」
「こっちは任せるぞタイプD。」
タイプDが残ってくれるのであれば不安は無い。
ジル達は謎の強者の方に専念出来る。
「と言う事だ、ルルネットにセレーナ。タイプDの次に実力のあるお前達も皆を守ってやってくれ。」
「分かったわ、こっちは任せておきなさい。」
「ジル達も気を付けて。」
「ああ、お前達もな。タイプDの近くを離れるなよ。」
正直に言えばタイプDが突破されれば絶望的だろう。
それはルルネットとセレーナも分かっている。
それでも自分より実力が劣る者達を不安にさせない為に気丈に振る舞ってくれているのだ。
「マスター、早く向かうぞ。あいつが何かしてからでは遅い。」
「そうだな、いきなり戦闘に入る可能性もあるから注意してくれ。」
「誰に言ってるんだ?準備万端だっての。」
アサルトライフルを構えたタイプAが自信満々に言う。
それを確認したジルは時空間魔法を使用してタイプAと共にその場から消えるのだった。
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