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119章
元魔王様とテイムーランド探索 12
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その後もフルミナの案内でテイムーランドを回っていった。
物珍しい場所も多くて充分楽しむ事が出来たので、そろそろ帰る事にする。
「はぁ~、美味しかったの~。」
「クラウンベリーが美味しいからと言って食べ過ぎだぞ。シキ達への土産まで無くなってしまった。」
美味しかったのでついつい探索する間に食べ続けていたら全部無くなってしまったのだ。
「主様だけには言われたくないの。ホッコより三つも多く食べてたの。」
「そうだったか?」
「あはは、気に入ってもらえて私も嬉しいです。そこまで遠回りでは無いですから、もう少しだけ貰っていきましょう。」
沿岸村に帰る前にもう一度クラウンベリーを採って帰る事にした。
そうしなければ自分達だけ美味しい物を食べてずるいと怒られてしまう。
「お、他にもクラウンベリー目当ての村人か?」
ジル達の他にも先客がいた。
クラウンベリーの木々の近くを慌ただしく走り回っている。
「レッドトロールがいなくなったので採りにきたのかもしれませんね。」
「採られる前に採るの!」
「そんなに急がなくても沢山あるから大丈夫だよ。」
クラウンベリーの下に駆け出したホッコをフルミナが追い掛ける。
ジルも続こうとしていると先客がこちらに向かってくるのが見える。
「ちょ、ちょっといいかしら?」
慌てた様子の女性が話し掛けてくる。
「何か用か?」
「ここには恐ろしい魔物がいたんだけど、どこに行ったか知らないかしら?」
何かを探しているかと思えばクラウンベリーでは無くレッドトロールを探していたらしい。
「それがレッドトロールならば知っているぞ。」
「知っているのね!どの方角へ行ったか教えてもらえると嬉しいのだけど?」
「レッドトロールであれば全て殲滅した。」
「え?」
ジルの言葉を聞いた女性が固まる。
「従魔では無かった様だしな。クラウンベリーを独占していて人も魔物も迷惑していたから討伐したのだ。」
事前に万能鑑定で従魔で無い事は確認している。
なのでレッドトロールは殲滅しても問題無い筈だ。
「と、討伐したですってー!?」
女性が驚きの声を漏らす。
「何か不都合だったか?」
「そ、そうね。私もレッドトロールを狙っていて倒す準備をしていたから。まさかこんなに早く討伐されちゃうなんて予想外だったわ。」
どうやらこの女性もジル達の倒したレッドトロールを倒そうとしていたらしい。
ジル達が先を越してしまった様だ。
「安心しろ、クラウンベリーは守れたぞ。」
「私の狙いはクラウンベリーでは無いんだけどね。」
少し残念そうに女性が呟く。
「って言うか討伐したのであればレッドトロールの死体は?どこかへ運んでしまったのかしら?物々交換で譲ってもらえると嬉しいのだけれど?」
女性がレッドトロールを倒そうとしていたのはジル達とは違う理由だった。
レッドトロールと言う高ランクの素材目当てだったらしい。
「一応収納スキルの中に仕舞ってはいるが。」
高ランクの魔物なのでセダンに帰ったら売ってもいいなと無限倉庫に回収しておいたのだ。
「あるのね!見せてちょうだい!」
「これだな。」
「な、何これ?」
ジルが無限倉庫からレッドトロールを取り出す。
すると女性はそれを指差しながら尋ねてきた。
「多分レッドトロールの腕じゃないか?」
「そうじゃなくて何でこんな氷漬けになっているのかって聞いているのよ!」
「倒した時に氷結魔法を使ったからな。」
取り出されたレッドトロールの腕は丸ごと氷漬けとなっていた。
ジルが氷結魔法を使用して氷漬けにしたところをホッコが龍爪のスキルで粉々に砕いたからである。
「その時に身体がバラバラに。もしかしなくても他の部位も?」
「そうなるな。」
「そ、そうよね。」
腕以外の部位も当然同じ様な状況だ。
大半が氷漬けでバラバラになっている。
「主様、回収終わったの。」
「えーっと、その方はどうしたんですか?」
クラウンベリーを抱えた二人が戻ってきた。
重そうなので無限倉庫に収納してあげる。
「レッドトロールを倒したと聞いて一人でずっと騒いでいるのだ。」
「もしかしてレッドトロールをテイムしたかったのでは?」
ここはテイマーしかいないテイムーランドだ。
高ランクの魔物がいると知ってテイムの準備をしていた可能性はあり得る。
「あんな暴れ者をテイムするつもりは無いわよ。テイムに利用するつもりではいたけど。」
「テイムに利用?」
「他にテイムしたい魔物がいるのよ。その為に高ランクの魔物の肉を確保しようと思っていたの。」
そう言って女性が氷漬けになったレッドトロールの腕に視線を落とす。
「そう言う理由か。バラバラで良ければ持っていくか?溶かせば普通に食べられると思うぞ?」
「うーん、食べ応えが悪くなってたりしないかしら?」
「そこまでは知らん。」
「それなら一応交換してもらおうかしら。もしかしたら使えるかもしれないものね。」
女性は悩んだ末にジルと物々交換をする事に決めた様だ。
物珍しい場所も多くて充分楽しむ事が出来たので、そろそろ帰る事にする。
「はぁ~、美味しかったの~。」
「クラウンベリーが美味しいからと言って食べ過ぎだぞ。シキ達への土産まで無くなってしまった。」
美味しかったのでついつい探索する間に食べ続けていたら全部無くなってしまったのだ。
「主様だけには言われたくないの。ホッコより三つも多く食べてたの。」
「そうだったか?」
「あはは、気に入ってもらえて私も嬉しいです。そこまで遠回りでは無いですから、もう少しだけ貰っていきましょう。」
沿岸村に帰る前にもう一度クラウンベリーを採って帰る事にした。
そうしなければ自分達だけ美味しい物を食べてずるいと怒られてしまう。
「お、他にもクラウンベリー目当ての村人か?」
ジル達の他にも先客がいた。
クラウンベリーの木々の近くを慌ただしく走り回っている。
「レッドトロールがいなくなったので採りにきたのかもしれませんね。」
「採られる前に採るの!」
「そんなに急がなくても沢山あるから大丈夫だよ。」
クラウンベリーの下に駆け出したホッコをフルミナが追い掛ける。
ジルも続こうとしていると先客がこちらに向かってくるのが見える。
「ちょ、ちょっといいかしら?」
慌てた様子の女性が話し掛けてくる。
「何か用か?」
「ここには恐ろしい魔物がいたんだけど、どこに行ったか知らないかしら?」
何かを探しているかと思えばクラウンベリーでは無くレッドトロールを探していたらしい。
「それがレッドトロールならば知っているぞ。」
「知っているのね!どの方角へ行ったか教えてもらえると嬉しいのだけど?」
「レッドトロールであれば全て殲滅した。」
「え?」
ジルの言葉を聞いた女性が固まる。
「従魔では無かった様だしな。クラウンベリーを独占していて人も魔物も迷惑していたから討伐したのだ。」
事前に万能鑑定で従魔で無い事は確認している。
なのでレッドトロールは殲滅しても問題無い筈だ。
「と、討伐したですってー!?」
女性が驚きの声を漏らす。
「何か不都合だったか?」
「そ、そうね。私もレッドトロールを狙っていて倒す準備をしていたから。まさかこんなに早く討伐されちゃうなんて予想外だったわ。」
どうやらこの女性もジル達の倒したレッドトロールを倒そうとしていたらしい。
ジル達が先を越してしまった様だ。
「安心しろ、クラウンベリーは守れたぞ。」
「私の狙いはクラウンベリーでは無いんだけどね。」
少し残念そうに女性が呟く。
「って言うか討伐したのであればレッドトロールの死体は?どこかへ運んでしまったのかしら?物々交換で譲ってもらえると嬉しいのだけれど?」
女性がレッドトロールを倒そうとしていたのはジル達とは違う理由だった。
レッドトロールと言う高ランクの素材目当てだったらしい。
「一応収納スキルの中に仕舞ってはいるが。」
高ランクの魔物なのでセダンに帰ったら売ってもいいなと無限倉庫に回収しておいたのだ。
「あるのね!見せてちょうだい!」
「これだな。」
「な、何これ?」
ジルが無限倉庫からレッドトロールを取り出す。
すると女性はそれを指差しながら尋ねてきた。
「多分レッドトロールの腕じゃないか?」
「そうじゃなくて何でこんな氷漬けになっているのかって聞いているのよ!」
「倒した時に氷結魔法を使ったからな。」
取り出されたレッドトロールの腕は丸ごと氷漬けとなっていた。
ジルが氷結魔法を使用して氷漬けにしたところをホッコが龍爪のスキルで粉々に砕いたからである。
「その時に身体がバラバラに。もしかしなくても他の部位も?」
「そうなるな。」
「そ、そうよね。」
腕以外の部位も当然同じ様な状況だ。
大半が氷漬けでバラバラになっている。
「主様、回収終わったの。」
「えーっと、その方はどうしたんですか?」
クラウンベリーを抱えた二人が戻ってきた。
重そうなので無限倉庫に収納してあげる。
「レッドトロールを倒したと聞いて一人でずっと騒いでいるのだ。」
「もしかしてレッドトロールをテイムしたかったのでは?」
ここはテイマーしかいないテイムーランドだ。
高ランクの魔物がいると知ってテイムの準備をしていた可能性はあり得る。
「あんな暴れ者をテイムするつもりは無いわよ。テイムに利用するつもりではいたけど。」
「テイムに利用?」
「他にテイムしたい魔物がいるのよ。その為に高ランクの魔物の肉を確保しようと思っていたの。」
そう言って女性が氷漬けになったレッドトロールの腕に視線を落とす。
「そう言う理由か。バラバラで良ければ持っていくか?溶かせば普通に食べられると思うぞ?」
「うーん、食べ応えが悪くなってたりしないかしら?」
「そこまでは知らん。」
「それなら一応交換してもらおうかしら。もしかしたら使えるかもしれないものね。」
女性は悩んだ末にジルと物々交換をする事に決めた様だ。
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