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33章
元魔王様と討伐競争 9
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ギルドに到着したジル達は早速ギルドマスターのサザナギにきてもらって依頼の報告をする。
「まさか依頼したその日に終わらせてくるとは思いませんでした。」
サザナギは会って直ぐに驚いた様にそう言ってきた。
今回依頼したリビングアーマーのドロップアイテムである鎧は、それなりに潜った階層でなければ手に入らないので、まとまった数を揃えるのに数日は掛かると思っていたのだ。
「仕事が早くて助かるだろう?」
「ええ、セダンのギルドが羨ましい限りです。それでどのくらいお待ちになったのですか?」
鎧は全て買い取る予定である。
しかし数が多ければ金の用意にも時間が掛かるのだ。
「分からんな。」
「分からない?えっと、それはどう言う事でしょうか?」
ダンジョンでのジル達の動向を知らないサザナギに説明する。
競争の為に別れて集めたので各々がどれだけの数を集めたのか分かっていない。
ジルは自分が集めた数も性格には数えていない。
「危険なダンジョンでそんな事をしていたとは。本当に規格外な方々ですね。」
サザナギが驚いたり呆れたりと忙しい表情の変化をさせながら言う。
普通であれば命の危険があるダンジョンでそんな事をする者はいない。
魔物と相当な実力差があるジル達だからこそ出来た事だ。
「ちなみに鎧以外も一緒に買い取ってもらえるのか?」
リビングアーマーのドロップアイテムは鎧か魔石だった。
他の魔物を倒したドロップアイテムも大量にあり、鎧以外にも成果は沢山ある。
どうせなら金に変えておきたい。
「構いませんが量が多いのであれば、鎧を優先させてほしいですね。」
ブリジットからの依頼なので早めに数を揃えて納品したい。
ギルドとしては鎧を買い取るのが最優先である。
「なら誰か手の空いている者をシュミットと言う商人のところに向かわせてもらえるか?買い取ってほしい物があると伝言を頼みたい。」
ギルドで買い取ってもらえないのであればシュミットに頼るのが一番だろう。
以前もダンジョンの素材を喜んで買い取ってくれたので今回も期待出来る。
「確かトレンフルを訪れる際に護衛していた商人でしたね?分かりました。」
サザナギが職員の一人にお願いすると早速向かってくれた。
これで鎧以外も換金出来そうだ。
「では数えるとするか。」
「ドキドキなのです。」
「勝負じゃ。」
三人は無限倉庫や鞄から鎧を同時に一つずつ出して数えていく。
ギルドの保有する倉庫にきているのだが、立派な鎧でスペースがどんどん埋まっていく。
「み、皆さん、どれだけ集めてきたんですか…。」
次々と取り出される鎧を見てサザナギが若干引いている。
既に全員が鎧を10個も取り出しているのに終わる気配は無い。
その後も暫く出し続けていくとナキナの手が止まる。
「妾が一番少なかったのじゃ。二人共集め過ぎじゃ。」
他の二人を見ながらナキナが残念そうに言う。
ナキナも30個とかなりの数を集めてきたのだが、それでも三番目であった。
その後は残っているジルとシキが順番に鎧を出していく。
「まだあるのか。我の負けだな。」
先に手が止まったのはジルだ。
38個もの鎧を集めたが、残念ながらシキ達には敵わなかった。
「勝ったのです!」
シキは39個目の鎧を取り出して勝ちが決まり、ピースサインをしながら喜んでいる。
異世界の甘味はシキの物となった。
「まだあるのかのう?」
「まだまだあるのです。」
そう言ってシキが引き続き鎧を取り出していき、最終的に
54個もの鎧をその場に並べた。
ぶっちぎりでトップの成果である。
「こんなに集めていたのか。」
「負けたのじゃ。」
二人は素直に負けを認めてシキを称賛する。
ダンジョンの魔物の習性を知っていたシキが、それを利用して考えた作戦が上手く嵌まったと言う事だ。
到着した段階でもかなりの魔物達に囲まれていたので納得の数ではある。
鎧でこれだけの数を集めたのだ、他の素材や魔石の量も期待出来る。
全て売れば相当なお金になるだろう。
「と言う事で全て買い取りで頼む。」
「全部で122個なのです。」
「よろしくなのじゃ。」
依頼した側のサザナギが信じられない鎧の数に固まっていたので、現実に引き戻す様に三人が声を掛ける。
事前に全て引き取ると言っていたが、これ程の量を取ってくるのは予想外だっただろう。
これなら騎士団に行き渡るのに充分な数があり、ギルドとしても充分な在庫を持てそうだ。
しかしそんな量を引き取るだけのお金がギルドにあるのかだけがサザナギの心配しているところであった。
「ブリジット様に相談に行った方がよさそうですね。」
騎士団に流す予定の鎧なのでお金を少し借りにいこうかと、買い取る分のお金の心配をしているサザナギであった。
「まさか依頼したその日に終わらせてくるとは思いませんでした。」
サザナギは会って直ぐに驚いた様にそう言ってきた。
今回依頼したリビングアーマーのドロップアイテムである鎧は、それなりに潜った階層でなければ手に入らないので、まとまった数を揃えるのに数日は掛かると思っていたのだ。
「仕事が早くて助かるだろう?」
「ええ、セダンのギルドが羨ましい限りです。それでどのくらいお待ちになったのですか?」
鎧は全て買い取る予定である。
しかし数が多ければ金の用意にも時間が掛かるのだ。
「分からんな。」
「分からない?えっと、それはどう言う事でしょうか?」
ダンジョンでのジル達の動向を知らないサザナギに説明する。
競争の為に別れて集めたので各々がどれだけの数を集めたのか分かっていない。
ジルは自分が集めた数も性格には数えていない。
「危険なダンジョンでそんな事をしていたとは。本当に規格外な方々ですね。」
サザナギが驚いたり呆れたりと忙しい表情の変化をさせながら言う。
普通であれば命の危険があるダンジョンでそんな事をする者はいない。
魔物と相当な実力差があるジル達だからこそ出来た事だ。
「ちなみに鎧以外も一緒に買い取ってもらえるのか?」
リビングアーマーのドロップアイテムは鎧か魔石だった。
他の魔物を倒したドロップアイテムも大量にあり、鎧以外にも成果は沢山ある。
どうせなら金に変えておきたい。
「構いませんが量が多いのであれば、鎧を優先させてほしいですね。」
ブリジットからの依頼なので早めに数を揃えて納品したい。
ギルドとしては鎧を買い取るのが最優先である。
「なら誰か手の空いている者をシュミットと言う商人のところに向かわせてもらえるか?買い取ってほしい物があると伝言を頼みたい。」
ギルドで買い取ってもらえないのであればシュミットに頼るのが一番だろう。
以前もダンジョンの素材を喜んで買い取ってくれたので今回も期待出来る。
「確かトレンフルを訪れる際に護衛していた商人でしたね?分かりました。」
サザナギが職員の一人にお願いすると早速向かってくれた。
これで鎧以外も換金出来そうだ。
「では数えるとするか。」
「ドキドキなのです。」
「勝負じゃ。」
三人は無限倉庫や鞄から鎧を同時に一つずつ出して数えていく。
ギルドの保有する倉庫にきているのだが、立派な鎧でスペースがどんどん埋まっていく。
「み、皆さん、どれだけ集めてきたんですか…。」
次々と取り出される鎧を見てサザナギが若干引いている。
既に全員が鎧を10個も取り出しているのに終わる気配は無い。
その後も暫く出し続けていくとナキナの手が止まる。
「妾が一番少なかったのじゃ。二人共集め過ぎじゃ。」
他の二人を見ながらナキナが残念そうに言う。
ナキナも30個とかなりの数を集めてきたのだが、それでも三番目であった。
その後は残っているジルとシキが順番に鎧を出していく。
「まだあるのか。我の負けだな。」
先に手が止まったのはジルだ。
38個もの鎧を集めたが、残念ながらシキ達には敵わなかった。
「勝ったのです!」
シキは39個目の鎧を取り出して勝ちが決まり、ピースサインをしながら喜んでいる。
異世界の甘味はシキの物となった。
「まだあるのかのう?」
「まだまだあるのです。」
そう言ってシキが引き続き鎧を取り出していき、最終的に
54個もの鎧をその場に並べた。
ぶっちぎりでトップの成果である。
「こんなに集めていたのか。」
「負けたのじゃ。」
二人は素直に負けを認めてシキを称賛する。
ダンジョンの魔物の習性を知っていたシキが、それを利用して考えた作戦が上手く嵌まったと言う事だ。
到着した段階でもかなりの魔物達に囲まれていたので納得の数ではある。
鎧でこれだけの数を集めたのだ、他の素材や魔石の量も期待出来る。
全て売れば相当なお金になるだろう。
「と言う事で全て買い取りで頼む。」
「全部で122個なのです。」
「よろしくなのじゃ。」
依頼した側のサザナギが信じられない鎧の数に固まっていたので、現実に引き戻す様に三人が声を掛ける。
事前に全て引き取ると言っていたが、これ程の量を取ってくるのは予想外だっただろう。
これなら騎士団に行き渡るのに充分な数があり、ギルドとしても充分な在庫を持てそうだ。
しかしそんな量を引き取るだけのお金がギルドにあるのかだけがサザナギの心配しているところであった。
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