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42章
元魔王様と浮島の第一住民 1
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浮島に戻ると早速手が加えられていた。
ログハウスが既に二つ建てられており、三つ目をタイプBとタイプCが作っている。
「そんなに作ってどうするんだ?」
浮島の住人はジル達だけなのでそんなに家がほしいとは思えない。
「お帰りなさいなのです。これは同じ様に見えて用途が違うのです。」
「用途?」
「一つは拠点なのです。シキ達が浮島で生活するときに使うのです。」
そう言われて中を見ると居住用の家具が色々と置かれている。
快適な暮らしが出来る様に高級宿にも劣らない家具や装飾となっている。
「二つ目は実験場なのです。異世界の物を作ったり育てたりするのに使うのです。」
確かに同じ見た目の建物だが中身は全然違う。
怪しい研究施設とでも言ったところだ。
「三つ目は?」
「それも実験場なのです。その後にも幾つか作るのですけど、全部実験場なのです。」
「実験場しかないじゃないか。」
そんなに必要なのかとジルは疑問に思った。
「仕方無いのです。そう言った場所をシキはずっと求めていたのです。」
知識を得てもそれを好き勝手に活用出来る場所は少なかった。
シキの知識はこの世界にとっては貴重なものも多いので、簡単に教え広める訳にはいかないのである。
「それくらい場所が無いと足りないと言う事か。」
「プライベート空間だから好き勝手したいのです。」
「まあ、そう言う目的で購入したんだしな。好きにするといい。」
「やったのです!」
シキは喜びを表す様に空中をくるくると回りながら飛んでいる。
浮島は何かと秘密の多い自分達が気兼ね無く暮らせる為に買ったプライベートな場所なので、自由に過ごせるのが一番である。
「ナキナはまだ戻ってないのか?」
「魔の森で魔物狩りを楽しんでいるのです。影丸の雄叫びが何回か聞こえてきたのです。」
ナキナと影丸は浮島の魔の森で狩りを楽しんでいる様だ。
地上のと比べると小規模ではあるが、それでもかなりの広さがあるので魔物も沢山いる筈だ。
戦闘訓練にはもってこいである。
「それなりの範囲の魔の森を貰えたが、魔物の強さはどうなんだろうな?」
「高ランクは浮島の外周部くらいじゃないのです?」
「そうだろうな、中心に近い部分は低ランクの魔物ばかりだろう。」
浮島を形成する土地の半分くらいは魔の森であり、もう半分くらいは平原となっている。
地上の魔の森の外周部が浮島の中心近くになっているので、逆に浮島の外周部の方が高ランクの魔物が生息している事になる。
「それでも魔物の対策はしておく必要があるな。」
自分達の拠点となる建物は魔の森の近くに建てられている。
セダンの街と比べても大分近くにあるので、対策しておかなければ魔の森から現れる魔物に破壊されるかもしれない。
「どんな対策をするのです?」
「無限倉庫の肥やしとなっている魔法道具が大量にあるし、こう言う時こそ出番だな。」
無限倉庫のスキルから良さげな魔法道具を探して取り出す。
ジルの身長の二倍近くはありそうな筒状の物体だ。
「確か魔法塔と言う魔法道具だったのです。」
「正解だ。周囲の敵対生物に対して自動的に魔法を放って攻撃してくれる。」
攻撃対象を設定すればこの魔法道具が自動的に迎撃してくれる。
魔物で言うとマジックモニュメントの様な機能だ。
「これを拠点と魔の森の間に等間隔で設置しておけば、魔物が害を及ぼす事も無いだろう。」
低ランクの魔物では破壊出来無いくらい頑丈である。
しかも魔法による攻撃力も高いので触れる事も難しいだろう。
「他の人が聞いたら絶対欲しがるのです。無人防衛装置なんて門や屋敷に幾らでも設置したいのです。」
王侯貴族であれば誰もが欲しがりそうな魔法道具だ。
魔法道具の近くにいれば護衛の代わりにもなる。
「だろうな。だが封印指定の魔法道具だから譲るのは無理だな。」
シキの仕分けによって世の中には出さない方がいいと封印された物だ。
なので浮島に設置するくらいしか使い道が無い。
「明らかに現代では作れないレベルの魔法道具なのです。世に出回ったら大変なのです。」
対象は人にも設定出来るので悪用されれば被害はかなり大きくなるだろう。
これの存在を欲深い者達に気付かれてしまえば、世の中はお手軽戦争時代に突入してしまう。
「色々と出来ておるのう。」
「戻ったか。」
「狩りは終わったのです?」
二人が話していると影丸に乗ったナキナが魔の森の方から戻ってきた。
「その事なのじゃが、報告の為に一度戻ってきたのじゃ。」
「何かあったのか?」
「うむ、影丸と共に魔の森を探索していたのじゃが、少し奥に入った場所に魔物の集落を発見したのじゃ。」
そう言ってナキナが魔の森を指差した。
ログハウスが既に二つ建てられており、三つ目をタイプBとタイプCが作っている。
「そんなに作ってどうするんだ?」
浮島の住人はジル達だけなのでそんなに家がほしいとは思えない。
「お帰りなさいなのです。これは同じ様に見えて用途が違うのです。」
「用途?」
「一つは拠点なのです。シキ達が浮島で生活するときに使うのです。」
そう言われて中を見ると居住用の家具が色々と置かれている。
快適な暮らしが出来る様に高級宿にも劣らない家具や装飾となっている。
「二つ目は実験場なのです。異世界の物を作ったり育てたりするのに使うのです。」
確かに同じ見た目の建物だが中身は全然違う。
怪しい研究施設とでも言ったところだ。
「三つ目は?」
「それも実験場なのです。その後にも幾つか作るのですけど、全部実験場なのです。」
「実験場しかないじゃないか。」
そんなに必要なのかとジルは疑問に思った。
「仕方無いのです。そう言った場所をシキはずっと求めていたのです。」
知識を得てもそれを好き勝手に活用出来る場所は少なかった。
シキの知識はこの世界にとっては貴重なものも多いので、簡単に教え広める訳にはいかないのである。
「それくらい場所が無いと足りないと言う事か。」
「プライベート空間だから好き勝手したいのです。」
「まあ、そう言う目的で購入したんだしな。好きにするといい。」
「やったのです!」
シキは喜びを表す様に空中をくるくると回りながら飛んでいる。
浮島は何かと秘密の多い自分達が気兼ね無く暮らせる為に買ったプライベートな場所なので、自由に過ごせるのが一番である。
「ナキナはまだ戻ってないのか?」
「魔の森で魔物狩りを楽しんでいるのです。影丸の雄叫びが何回か聞こえてきたのです。」
ナキナと影丸は浮島の魔の森で狩りを楽しんでいる様だ。
地上のと比べると小規模ではあるが、それでもかなりの広さがあるので魔物も沢山いる筈だ。
戦闘訓練にはもってこいである。
「それなりの範囲の魔の森を貰えたが、魔物の強さはどうなんだろうな?」
「高ランクは浮島の外周部くらいじゃないのです?」
「そうだろうな、中心に近い部分は低ランクの魔物ばかりだろう。」
浮島を形成する土地の半分くらいは魔の森であり、もう半分くらいは平原となっている。
地上の魔の森の外周部が浮島の中心近くになっているので、逆に浮島の外周部の方が高ランクの魔物が生息している事になる。
「それでも魔物の対策はしておく必要があるな。」
自分達の拠点となる建物は魔の森の近くに建てられている。
セダンの街と比べても大分近くにあるので、対策しておかなければ魔の森から現れる魔物に破壊されるかもしれない。
「どんな対策をするのです?」
「無限倉庫の肥やしとなっている魔法道具が大量にあるし、こう言う時こそ出番だな。」
無限倉庫のスキルから良さげな魔法道具を探して取り出す。
ジルの身長の二倍近くはありそうな筒状の物体だ。
「確か魔法塔と言う魔法道具だったのです。」
「正解だ。周囲の敵対生物に対して自動的に魔法を放って攻撃してくれる。」
攻撃対象を設定すればこの魔法道具が自動的に迎撃してくれる。
魔物で言うとマジックモニュメントの様な機能だ。
「これを拠点と魔の森の間に等間隔で設置しておけば、魔物が害を及ぼす事も無いだろう。」
低ランクの魔物では破壊出来無いくらい頑丈である。
しかも魔法による攻撃力も高いので触れる事も難しいだろう。
「他の人が聞いたら絶対欲しがるのです。無人防衛装置なんて門や屋敷に幾らでも設置したいのです。」
王侯貴族であれば誰もが欲しがりそうな魔法道具だ。
魔法道具の近くにいれば護衛の代わりにもなる。
「だろうな。だが封印指定の魔法道具だから譲るのは無理だな。」
シキの仕分けによって世の中には出さない方がいいと封印された物だ。
なので浮島に設置するくらいしか使い道が無い。
「明らかに現代では作れないレベルの魔法道具なのです。世に出回ったら大変なのです。」
対象は人にも設定出来るので悪用されれば被害はかなり大きくなるだろう。
これの存在を欲深い者達に気付かれてしまえば、世の中はお手軽戦争時代に突入してしまう。
「色々と出来ておるのう。」
「戻ったか。」
「狩りは終わったのです?」
二人が話していると影丸に乗ったナキナが魔の森の方から戻ってきた。
「その事なのじゃが、報告の為に一度戻ってきたのじゃ。」
「何かあったのか?」
「うむ、影丸と共に魔の森を探索していたのじゃが、少し奥に入った場所に魔物の集落を発見したのじゃ。」
そう言ってナキナが魔の森を指差した。
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