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53章
元魔王様と極上の蜂蜜 5
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アーミーワスプがホッコ目掛けて大きな針を突き出してくる。
その針には毒があるのでその身に受けたくはない。
「とりゃーなの!」
ホッコが剣を振るってアーミーワスプの針を弾く。
そして返す刃で胴体を一閃する。
「…ギッ。」
アーミーワスプは深い傷を刻まれて力無く地面に落ちる。
「やったの!」
「順調だな。」
ジル達が通ってきた道には点々とアーミーワスプが転がっている。
全てホッコが剣を使って倒したものだ。
人化出来る様になってから剣での戦いを楽しんでいるホッコだが、既に初心者の冒険者くらいなら武器だけの勝負で倒せる実力が付いてきている。
と言っても魔装や魔法も使えるので本来の実力はもっと上だ。
「剣で戦うのも楽しいの!」
「だがそろそろ剣だけで戦うのは厳しいかもしれないぞ。」
ジルが空洞の奥を見ながら言う。
空間把握でその場所にどんな魔物がいるか事前に知っている。
そこにはアーミーワスプよりも明らかに強そうな蜂型の魔物がいる。
「お、おっきいの!」
「アーミーワスプの上位種だな。キラーワスプと言ってCランクの魔物だ。非常に攻撃的な魔物だから注意するんだぞ。」
「了解なの!」
しっかりと頷いてから魔物に向かっていく。
強いと聞いたら早く戦いたいだろう。
「ギギッ!」
接近するホッコを敵と判断してキラーワスプが大きな針で刺そうと突き出してくる。
かなり攻撃的で素早い魔物である。
「っとっと。なんのこれしきなの!」
針を避けてお返しとばかりに剣を振るう。
「てやーなの!とりゃーなの!」
連続で剣を振って攻撃するが、キラーワスプが空中を縦横無尽に移動して回避するので全く当たらない。
「攻撃だけでは無く速度もある魔物だから、ホッコも全身魔装をして身体能力を強化した方がいいぞ。」
「分かったの!」
ジルのアドバイスに素直に従って身体を魔装する。
これにより身体能力は遥かに向上した。
これで実力差は埋まった筈だ。
「パワーアップなの!」
「ギッ!?」
突然速くなったホッコの攻撃にキラーワスプが驚いている。
今までは回避出来ていたが今は厳しいのか、針で剣を受け止める回数も増えている。
「押してるの!」
「喜ぶのはまだ早いぞ。」
「分かってるの。今度は攻撃を当ててやるの!」
素早くなった身体能力を活かしてキラーワスプに有効打を与えるべく連続で攻撃を仕掛けていく。
しかし相手も素早く、中々身体に攻撃を当てられない。
「魔装が駄目なら魔法なの!アイシクルエンチャントなの!」
「おっ?」
ホッコの剣が徐々に凍っていき、完全に刀身が氷に閉じ込められる。
これはジルの使うフレイムエンチャントの氷バージョンである。
「ほう、ディバースフォクスのホッコが強化系の氷結魔法を使用出来たとはな。練習でもしていたか?」
これは自身の身体と言うよりは武器を強化する為の魔法だ。
なので魔法を主体として戦うディバースフォクスとは少し相性が悪い魔法でもある。
だが剣を持って戦う様になった今は違う。
剣を氷結魔法で強化して戦えば大きな力となってくれるのは間違い無い。
「これで勝負なの!」
「ギギッ!」
ホッコの剣とキラーワスプの針が激しくぶつかる。
そして氷結魔法により強化された力によって針が徐々に凍っていく。
「ギッ!?」
「大チャンスなの!」
キラーワスプが段々と凍っていく自らの針に驚いている隙を逃さず、ホッコがもう一撃を身体に叩き込む。
それによりキラーワスプは致命傷を受けて地面に落ちた。
「やったの!」
「まさかキラーワスプを倒すとはな。もっと苦戦すると思っていたが、さすがは我の従魔だ。」
「当然なの!」
ジルに褒められて嬉しそうな表情を浮かべている。
「それにしてもアイシクルエンチャントはいつの間に覚えたんだ?以前から使えたのか?」
ホッコが使っているのを見たのは初めてだ。
「主様に出会ってから使える様になったの!人化したら主様のフレイムエンチャントみたいに使いたかったから頑張ったの!」
「そうか、良い魔法だったぞ。」
「えへへなの。」
嬉しい事を言ってくれたホッコの頭を撫でてやると、段々緩み切った表情に変わっていく。
ジルに褒められるのが嬉しくて堪らない様子だ。
「だが喜ぶのはまだ早いな。」
空洞の奥から沢山の羽音が聞こえてきている。
その集団の先頭にいる魔物は既にその身体が見えてきている。
「いっぱい来たの。」
「今度は我が変わってもいいぞ?」
「このまま戦うの!もっと主様に褒めてもらうの!」
ホッコは襲いくるアーミーワスプやキラーワスプをアイシクルエンチャントを使った剣でバッタバッタと斬り倒していった。
その針には毒があるのでその身に受けたくはない。
「とりゃーなの!」
ホッコが剣を振るってアーミーワスプの針を弾く。
そして返す刃で胴体を一閃する。
「…ギッ。」
アーミーワスプは深い傷を刻まれて力無く地面に落ちる。
「やったの!」
「順調だな。」
ジル達が通ってきた道には点々とアーミーワスプが転がっている。
全てホッコが剣を使って倒したものだ。
人化出来る様になってから剣での戦いを楽しんでいるホッコだが、既に初心者の冒険者くらいなら武器だけの勝負で倒せる実力が付いてきている。
と言っても魔装や魔法も使えるので本来の実力はもっと上だ。
「剣で戦うのも楽しいの!」
「だがそろそろ剣だけで戦うのは厳しいかもしれないぞ。」
ジルが空洞の奥を見ながら言う。
空間把握でその場所にどんな魔物がいるか事前に知っている。
そこにはアーミーワスプよりも明らかに強そうな蜂型の魔物がいる。
「お、おっきいの!」
「アーミーワスプの上位種だな。キラーワスプと言ってCランクの魔物だ。非常に攻撃的な魔物だから注意するんだぞ。」
「了解なの!」
しっかりと頷いてから魔物に向かっていく。
強いと聞いたら早く戦いたいだろう。
「ギギッ!」
接近するホッコを敵と判断してキラーワスプが大きな針で刺そうと突き出してくる。
かなり攻撃的で素早い魔物である。
「っとっと。なんのこれしきなの!」
針を避けてお返しとばかりに剣を振るう。
「てやーなの!とりゃーなの!」
連続で剣を振って攻撃するが、キラーワスプが空中を縦横無尽に移動して回避するので全く当たらない。
「攻撃だけでは無く速度もある魔物だから、ホッコも全身魔装をして身体能力を強化した方がいいぞ。」
「分かったの!」
ジルのアドバイスに素直に従って身体を魔装する。
これにより身体能力は遥かに向上した。
これで実力差は埋まった筈だ。
「パワーアップなの!」
「ギッ!?」
突然速くなったホッコの攻撃にキラーワスプが驚いている。
今までは回避出来ていたが今は厳しいのか、針で剣を受け止める回数も増えている。
「押してるの!」
「喜ぶのはまだ早いぞ。」
「分かってるの。今度は攻撃を当ててやるの!」
素早くなった身体能力を活かしてキラーワスプに有効打を与えるべく連続で攻撃を仕掛けていく。
しかし相手も素早く、中々身体に攻撃を当てられない。
「魔装が駄目なら魔法なの!アイシクルエンチャントなの!」
「おっ?」
ホッコの剣が徐々に凍っていき、完全に刀身が氷に閉じ込められる。
これはジルの使うフレイムエンチャントの氷バージョンである。
「ほう、ディバースフォクスのホッコが強化系の氷結魔法を使用出来たとはな。練習でもしていたか?」
これは自身の身体と言うよりは武器を強化する為の魔法だ。
なので魔法を主体として戦うディバースフォクスとは少し相性が悪い魔法でもある。
だが剣を持って戦う様になった今は違う。
剣を氷結魔法で強化して戦えば大きな力となってくれるのは間違い無い。
「これで勝負なの!」
「ギギッ!」
ホッコの剣とキラーワスプの針が激しくぶつかる。
そして氷結魔法により強化された力によって針が徐々に凍っていく。
「ギッ!?」
「大チャンスなの!」
キラーワスプが段々と凍っていく自らの針に驚いている隙を逃さず、ホッコがもう一撃を身体に叩き込む。
それによりキラーワスプは致命傷を受けて地面に落ちた。
「やったの!」
「まさかキラーワスプを倒すとはな。もっと苦戦すると思っていたが、さすがは我の従魔だ。」
「当然なの!」
ジルに褒められて嬉しそうな表情を浮かべている。
「それにしてもアイシクルエンチャントはいつの間に覚えたんだ?以前から使えたのか?」
ホッコが使っているのを見たのは初めてだ。
「主様に出会ってから使える様になったの!人化したら主様のフレイムエンチャントみたいに使いたかったから頑張ったの!」
「そうか、良い魔法だったぞ。」
「えへへなの。」
嬉しい事を言ってくれたホッコの頭を撫でてやると、段々緩み切った表情に変わっていく。
ジルに褒められるのが嬉しくて堪らない様子だ。
「だが喜ぶのはまだ早いな。」
空洞の奥から沢山の羽音が聞こえてきている。
その集団の先頭にいる魔物は既にその身体が見えてきている。
「いっぱい来たの。」
「今度は我が変わってもいいぞ?」
「このまま戦うの!もっと主様に褒めてもらうの!」
ホッコは襲いくるアーミーワスプやキラーワスプをアイシクルエンチャントを使った剣でバッタバッタと斬り倒していった。
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