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53章
元魔王様と極上の蜂蜜 8
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全力で挑み意外とボスを早く討伐出来たホッコは両手を挙げて喜ぶ。
「勝ったの!」
「良くやった。」
クイーンワスプを無限倉庫に収納しながら褒める。
「少しは苦戦するかと思ったが問題無かったな。」
高ランクの相手だったのでホッコには少しだけ厳しいかとも思ったが、ホッコも人型になれてから毎日頑張って訓練していたので、それが実を結んだのだろう。
ジル達は倒した魔物を回収して巣を出る。
「これでハニービーも安心して暮らせるだろう。」
「お、おい!」
駆け寄ってくるのは巣に入る前に話した冒険者だ。
「無事だったか!やられたのかと思ってたぞ!」
どうやらジル達の帰りが遅いので心配していた様だ。
中々広い巣だったのとホッコがメインで戦っていたので帰りが少し遅くなってしまった。
「当然無事だしワスプ種も殲滅済みだ。疑わしければ中に入って見てくるといい。かなり広いけどな。」
「にわかには信じ難いが確かに気配は感じられないな。」
男が巣の方を見ながら呟く。
何かしらの感知スキルを持っているのかもしれない。
「まあ、不安ならギルドに報告がてら冒険者を追加で連れてくるといい。」
「そうさせてもらう。」
男はそう言い残してギルドに走っていった。
「さて、安全は確保されたがどう伝えるか。」
「まだ怯えている感じがするの。」
アーミーワスプにずっと襲われていたのでまだ警戒心が高い気がする。
「何体かワスプ種の巣の中に連れていくか?」
実際に見てもらえれば安全なのが分かる。
「それは少し可哀想なの。むむむっ…、そうなの!」
「何か良い案が思い付いたか?」
「お任せなの!主様は少し待っているの!変化のスキルなの!」
良案を思い付いたホッコが変化のスキルを使用する。
すると獣人の見た目から姿が変わっていく。
「成る程、ハニービーへの変化か。」
ホッコはハニービー達と話しをする為に同じ姿になったのだ。
そして警戒しているハニービー達の巣に向かっていく。
同じ姿なのでハニービー達に受け入れられ、何か話しているのが分かる。
そして戻ってきて変化のスキルで元の姿に戻る。
「説明完了なの。」
「分かってくれたのか?」
「分かってくれたの。そしてお礼に極上蜂蜜をくれるらしいの!」
ワスプ種を殲滅した事を伝えるとお礼に極上蜂蜜を貰える事になったらしい。
「おおお、でかしたぞホッコ。」
「たっぷり貰っていくの!」
ハニービーの巣に近付くと周りに集まってきて中に導いてくれる。
付いていくと蜂蜜が貯まる池の様な場所にきて、その周りを旋回している。
無限倉庫から瓶を取り出して沢山汲んでいく。
「これだけ貰えれば充分だな。」
「たっぷり美味しいお菓子が食べられそうなの!」
何十本もの瓶に極上蜂蜜を汲んで無限倉庫に収納した。
まだまだたっぷり蜂蜜は残っているので取り過ぎと言う事も無いだろう。
「では我々も引き上げるか。ん?」
「ハニービーが付いてくるの。」
二人が帰ろうとすると一部のハニービー達が後を付いて飛んでくる。
「何か用があるのか?もう一回変化して聞いてみてくれ。」
「分かったの。」
ホッコが変化のスキルを再び使ってハニービー達と話している。
「どうだった?」
「主様に付いていきたいらしいの。」
変化して戻ったホッコが教えてくれる。
その言葉に同意する様に二人の頭の上をクルクルと旋回している。
「我に?従魔になると言う事か?」
「少し違うの。強い人の庇護下にいれば安心だからって理由なの。」
「成る程、我に守ってほしい訳か。」
今回のワスプ種の件でもう少し安全な場所に巣を構えたいと思った一部のハニービーが移住を希望したらしい。
そして強い力を持つジルやホッコに守ってほしいと言う。
「その代わりに巣を作ったらお礼として定期的に極上蜂蜜をくれるらしいの。」
「それは良いな、自分達でも気兼ね無く使えるし需要もあるから売れそうだ。それに安全な場所なら既に持っている。」
浮島であれば安心して過ごせるだろう。
「ハニービーよ、我らの拠点は王都からかなり離れているがそれでも構わなければ付いてくるといい。」
ジルの言葉にハニービー達は嬉しそうに飛び回っている。
「問題無さそうなの。」
「よし、ならば帰るとするか。」
王都に戻ったジル達は先にホッコ達を屋敷に帰してからギルドに向かった。
「ジルさん、お帰りなさい。聞きましたよ、巣の中を殲滅したんですよね?」
ギルドに戻るとユメノが尋ねてくる。
先に戻った冒険者に報告を受けたのだろう。
「ああ、冒険者を派遣して調べてみるといい。」
「今行っているところですが疑ってはいません。ジルさんなら出来ると思いますから。」
「容易い事だ。」
既にジルの実力はユメノも把握している。
それくらいの事を出来る実力は確実にある。
「ちなみにだがアーミーワスプ以外にもワスプ種がいたぞ。巣の中にいて気付かなかったのだろうがな。」
「えっ?それは本当ですか?」
「見てみるか?」
受付で出すには大きいので倉庫に連れていって倒した魔物を取り出す。
「き、キラーワスプ!?」
「他にもいるぞ。」
「ポイズンワスプにクイーンワスプまで!?そんなに大きな巣だったんですか!?」
ユメノは三種類の魔物を見て驚愕している。
アーミーワスプだけかと思っていたら上位種や統率個体までいる巨大な巣だった。
「中々の広さだったな。」
「これはギルドの情報収集不足でした。もっと大きな被害になっていても不思議ではありませんでしたね。」
ユメノは安心した様に呟く。
偶然にもジルが受けてくれて助かった。
「つまり報酬は期待していいのか?」
「はい、確実にAランククラスの依頼ですからね、報酬は上乗せしておきます。ついでにワスプ種も全て少し高めに買い取らせてもらいますね。」
「それは助かる。」
当初の報酬よりも多めに受け取って上機嫌でトゥーリの屋敷に帰還した。
そしてキュールネに極上蜂蜜を使ったパンケーキを作ってもらったのだが、その味は正に極上であり手が止まらない程美味しかった。
「勝ったの!」
「良くやった。」
クイーンワスプを無限倉庫に収納しながら褒める。
「少しは苦戦するかと思ったが問題無かったな。」
高ランクの相手だったのでホッコには少しだけ厳しいかとも思ったが、ホッコも人型になれてから毎日頑張って訓練していたので、それが実を結んだのだろう。
ジル達は倒した魔物を回収して巣を出る。
「これでハニービーも安心して暮らせるだろう。」
「お、おい!」
駆け寄ってくるのは巣に入る前に話した冒険者だ。
「無事だったか!やられたのかと思ってたぞ!」
どうやらジル達の帰りが遅いので心配していた様だ。
中々広い巣だったのとホッコがメインで戦っていたので帰りが少し遅くなってしまった。
「当然無事だしワスプ種も殲滅済みだ。疑わしければ中に入って見てくるといい。かなり広いけどな。」
「にわかには信じ難いが確かに気配は感じられないな。」
男が巣の方を見ながら呟く。
何かしらの感知スキルを持っているのかもしれない。
「まあ、不安ならギルドに報告がてら冒険者を追加で連れてくるといい。」
「そうさせてもらう。」
男はそう言い残してギルドに走っていった。
「さて、安全は確保されたがどう伝えるか。」
「まだ怯えている感じがするの。」
アーミーワスプにずっと襲われていたのでまだ警戒心が高い気がする。
「何体かワスプ種の巣の中に連れていくか?」
実際に見てもらえれば安全なのが分かる。
「それは少し可哀想なの。むむむっ…、そうなの!」
「何か良い案が思い付いたか?」
「お任せなの!主様は少し待っているの!変化のスキルなの!」
良案を思い付いたホッコが変化のスキルを使用する。
すると獣人の見た目から姿が変わっていく。
「成る程、ハニービーへの変化か。」
ホッコはハニービー達と話しをする為に同じ姿になったのだ。
そして警戒しているハニービー達の巣に向かっていく。
同じ姿なのでハニービー達に受け入れられ、何か話しているのが分かる。
そして戻ってきて変化のスキルで元の姿に戻る。
「説明完了なの。」
「分かってくれたのか?」
「分かってくれたの。そしてお礼に極上蜂蜜をくれるらしいの!」
ワスプ種を殲滅した事を伝えるとお礼に極上蜂蜜を貰える事になったらしい。
「おおお、でかしたぞホッコ。」
「たっぷり貰っていくの!」
ハニービーの巣に近付くと周りに集まってきて中に導いてくれる。
付いていくと蜂蜜が貯まる池の様な場所にきて、その周りを旋回している。
無限倉庫から瓶を取り出して沢山汲んでいく。
「これだけ貰えれば充分だな。」
「たっぷり美味しいお菓子が食べられそうなの!」
何十本もの瓶に極上蜂蜜を汲んで無限倉庫に収納した。
まだまだたっぷり蜂蜜は残っているので取り過ぎと言う事も無いだろう。
「では我々も引き上げるか。ん?」
「ハニービーが付いてくるの。」
二人が帰ろうとすると一部のハニービー達が後を付いて飛んでくる。
「何か用があるのか?もう一回変化して聞いてみてくれ。」
「分かったの。」
ホッコが変化のスキルを再び使ってハニービー達と話している。
「どうだった?」
「主様に付いていきたいらしいの。」
変化して戻ったホッコが教えてくれる。
その言葉に同意する様に二人の頭の上をクルクルと旋回している。
「我に?従魔になると言う事か?」
「少し違うの。強い人の庇護下にいれば安心だからって理由なの。」
「成る程、我に守ってほしい訳か。」
今回のワスプ種の件でもう少し安全な場所に巣を構えたいと思った一部のハニービーが移住を希望したらしい。
そして強い力を持つジルやホッコに守ってほしいと言う。
「その代わりに巣を作ったらお礼として定期的に極上蜂蜜をくれるらしいの。」
「それは良いな、自分達でも気兼ね無く使えるし需要もあるから売れそうだ。それに安全な場所なら既に持っている。」
浮島であれば安心して過ごせるだろう。
「ハニービーよ、我らの拠点は王都からかなり離れているがそれでも構わなければ付いてくるといい。」
ジルの言葉にハニービー達は嬉しそうに飛び回っている。
「問題無さそうなの。」
「よし、ならば帰るとするか。」
王都に戻ったジル達は先にホッコ達を屋敷に帰してからギルドに向かった。
「ジルさん、お帰りなさい。聞きましたよ、巣の中を殲滅したんですよね?」
ギルドに戻るとユメノが尋ねてくる。
先に戻った冒険者に報告を受けたのだろう。
「ああ、冒険者を派遣して調べてみるといい。」
「今行っているところですが疑ってはいません。ジルさんなら出来ると思いますから。」
「容易い事だ。」
既にジルの実力はユメノも把握している。
それくらいの事を出来る実力は確実にある。
「ちなみにだがアーミーワスプ以外にもワスプ種がいたぞ。巣の中にいて気付かなかったのだろうがな。」
「えっ?それは本当ですか?」
「見てみるか?」
受付で出すには大きいので倉庫に連れていって倒した魔物を取り出す。
「き、キラーワスプ!?」
「他にもいるぞ。」
「ポイズンワスプにクイーンワスプまで!?そんなに大きな巣だったんですか!?」
ユメノは三種類の魔物を見て驚愕している。
アーミーワスプだけかと思っていたら上位種や統率個体までいる巨大な巣だった。
「中々の広さだったな。」
「これはギルドの情報収集不足でした。もっと大きな被害になっていても不思議ではありませんでしたね。」
ユメノは安心した様に呟く。
偶然にもジルが受けてくれて助かった。
「つまり報酬は期待していいのか?」
「はい、確実にAランククラスの依頼ですからね、報酬は上乗せしておきます。ついでにワスプ種も全て少し高めに買い取らせてもらいますね。」
「それは助かる。」
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