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64章
元魔王様と世界最強の従魔使い 7
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魔王時代の心配事の一つであった部下の生死が分かり一先ず安心出来た。
本当に奴隷にされているかは分からないが、不自由な生活をしているのであれば助け出す手伝いくらいはするつもりだ。
「俺の方でフォルトゥナについてもう少し調べておくとしよう。その方が王もどう行動するか決めやすいだろう。」
「悪いなレギオンハート。」
「構わないぞ。俺は久々に王に出会えて機嫌が良いからな。」
レギオンハートが調べてくれるならフォルトゥナが危険な状況になれば直ぐに分かるだろう。
臆病な性格故に簡単に死ぬ様な奴では無いので駆け付けるのは事が起きてからでも遅くは無い。
「ではご機嫌ついでにもう一つだけ質問してもいいか?」
「ああ、俺が知っている事なら答えよう。」
「黒フードの一味について知っている情報があれば教えてもらいたい。」
何度か交戦している謎の団体。
レギオンハートが知っているならここで情報収集しておきたい。
「黒フードの一味?」
「黒いフードとローブで全身を覆っている集団の事だ。何度か交戦しているが厄介な者が多くて逃げられていてな。」
「あいつらか。確かに曲者揃いと聞く。種族がバラバラで同じ衣装に身を包む実力派集団の事だろう?」
どうやらレギオンハートも知っている様だ。
従魔による諜報活動に秀でているのは昔から変わらない。
「その者達だ。何か知っているか?」
「当然知っているぞ。俺も何度か接触されたからな。俺の従魔に何かしようとしたから返り討ちにしてやった。その時に落としていったのがこれだ。」
見せられたのは小型の短剣と丸薬だ。
どちらも見覚えのある物だった。
「あの時に見た呪いの短剣か。それに強化薬まで。」
「見た事があったのか?」
「王都に行く用事があってその時に偶然な。強化薬で命を捨てる代わりに力を得て特攻してきたり、短剣によって魔物が強化されて別の姿に変えられていたのを見た。強化薬の方は知っていたが、まさか短剣の方まで黒フードの連中が絡んでいたとはな。」
短剣によって強化されたスライーターと言う魔物を倒した時に黒フードの連中とは出会わなかった。
なので誰の仕業かは分かっていなかったのだが、とことん縁があるらしい。
「その短剣を使って俺の従魔も改造したかったんだろうな。だが残念ながら俺の従魔達にそんな手出しをする余裕は無かったらしい。」
「さすがだな。」
そんな隙を与えずにあっという間に迎撃してしまったと言う。
Sランクの魔物も数多く従魔としているので当然と言えば当然だ。
「まあ、そう言う事で黒フードが短剣や薬を使って魔物や人の強化を行っている様だな。」
「ふむ、厄介な事をしてくれる。」
どちらも他に迷惑を与える害悪な代物だ。
それらの出所が分かっていても黒フードの者達の手掛かりが中々掴めず、王国も捕える事が出来ていない。
「これも厄介な事だが、あの組織が行っているもう一つの事の方が厄介だぞ。」
「もう一つの事?」
「と言うか真の目的だな。先ずあの組織の名は邪神教と言う。この世に堕とされ滅ぼされた神の復活を目論む組織だ。」
黒フード達の組織は邪神教と呼ばれているらしい。
滅んだ邪神の復活の為に活動している迷惑な連中だと言う。
「邪神か。」
「懐かしいだろ?」
「懐かしい?」
「…忘れたのか?」
レギオンハートが信じられんとでも言いたげな表情でジルを見てくる。
記憶には全く無いが、どうやら邪神とは会った事があるらしい。
「ジル様、あの時の事をお忘れですか?」
「とても大変だったって語ってくれたじゃないですか。」
レイアとテスラがそう言ってくると言う事は魔王時代の話しだろう。
しかも当時の自分は邪神に付いて二人に話しているらしい。
「ん?邪神?邪神…。邪神!」
「思い出したか?」
「そう言えばいたなそんな神が。神界から追放されてこの世界に堕ちてきたんだったか?」
記憶を遡って魔王時代の時の事を思い出す。
薄らとだが邪神の記憶が呼び起こされてきた。
「そうだ。俺達は王から聞いただけだが、神々から討伐依頼の神託が降ったと聞かされたぞ。」
当時地上に過度な干渉が出来無い神達に変わって邪神の討伐を依頼された。
既に神域に至っていた元魔王にとっては簡単な依頼だった。
「危険な戦いになるからと単身で挑まれましたよね?私達は魔国に残って無事を祈っておりました。」
「特に怪我をした様子も無く帰ってきたけど、大変だったって言ってましたよ。」
「思い出したぞ。そう言えばそんな事もあったな。」
皆の言葉を聞いていると段々当時の記憶が蘇ってくる。
仮にも神なので他の配下達がいては巻き添えを受けるだろうと単身で戦いに臨んだ。
邪神との戦いは数秒と経たずに瞬殺で終わり、神達の依頼自体は直ぐに達成出来た。
しかし魔王の攻撃による被害が甚大であった。
それを直す後始末が非常に大変だったと言う話しであった。
「まあ、思い出したのならいい。その邪神の復活を企んでいるのが邪神教だ。充分危険な存在だから見つけ次第排除した方がいいと思うぞ。」
「成る程な。」
邪神を瞬殺したジルからするとそんなに心配する事かとも思ってしまったが、あの頃の力はもう無いので邪神の復活は阻止した方が賢明なのかもしれない。
本当に奴隷にされているかは分からないが、不自由な生活をしているのであれば助け出す手伝いくらいはするつもりだ。
「俺の方でフォルトゥナについてもう少し調べておくとしよう。その方が王もどう行動するか決めやすいだろう。」
「悪いなレギオンハート。」
「構わないぞ。俺は久々に王に出会えて機嫌が良いからな。」
レギオンハートが調べてくれるならフォルトゥナが危険な状況になれば直ぐに分かるだろう。
臆病な性格故に簡単に死ぬ様な奴では無いので駆け付けるのは事が起きてからでも遅くは無い。
「ではご機嫌ついでにもう一つだけ質問してもいいか?」
「ああ、俺が知っている事なら答えよう。」
「黒フードの一味について知っている情報があれば教えてもらいたい。」
何度か交戦している謎の団体。
レギオンハートが知っているならここで情報収集しておきたい。
「黒フードの一味?」
「黒いフードとローブで全身を覆っている集団の事だ。何度か交戦しているが厄介な者が多くて逃げられていてな。」
「あいつらか。確かに曲者揃いと聞く。種族がバラバラで同じ衣装に身を包む実力派集団の事だろう?」
どうやらレギオンハートも知っている様だ。
従魔による諜報活動に秀でているのは昔から変わらない。
「その者達だ。何か知っているか?」
「当然知っているぞ。俺も何度か接触されたからな。俺の従魔に何かしようとしたから返り討ちにしてやった。その時に落としていったのがこれだ。」
見せられたのは小型の短剣と丸薬だ。
どちらも見覚えのある物だった。
「あの時に見た呪いの短剣か。それに強化薬まで。」
「見た事があったのか?」
「王都に行く用事があってその時に偶然な。強化薬で命を捨てる代わりに力を得て特攻してきたり、短剣によって魔物が強化されて別の姿に変えられていたのを見た。強化薬の方は知っていたが、まさか短剣の方まで黒フードの連中が絡んでいたとはな。」
短剣によって強化されたスライーターと言う魔物を倒した時に黒フードの連中とは出会わなかった。
なので誰の仕業かは分かっていなかったのだが、とことん縁があるらしい。
「その短剣を使って俺の従魔も改造したかったんだろうな。だが残念ながら俺の従魔達にそんな手出しをする余裕は無かったらしい。」
「さすがだな。」
そんな隙を与えずにあっという間に迎撃してしまったと言う。
Sランクの魔物も数多く従魔としているので当然と言えば当然だ。
「まあ、そう言う事で黒フードが短剣や薬を使って魔物や人の強化を行っている様だな。」
「ふむ、厄介な事をしてくれる。」
どちらも他に迷惑を与える害悪な代物だ。
それらの出所が分かっていても黒フードの者達の手掛かりが中々掴めず、王国も捕える事が出来ていない。
「これも厄介な事だが、あの組織が行っているもう一つの事の方が厄介だぞ。」
「もう一つの事?」
「と言うか真の目的だな。先ずあの組織の名は邪神教と言う。この世に堕とされ滅ぼされた神の復活を目論む組織だ。」
黒フード達の組織は邪神教と呼ばれているらしい。
滅んだ邪神の復活の為に活動している迷惑な連中だと言う。
「邪神か。」
「懐かしいだろ?」
「懐かしい?」
「…忘れたのか?」
レギオンハートが信じられんとでも言いたげな表情でジルを見てくる。
記憶には全く無いが、どうやら邪神とは会った事があるらしい。
「ジル様、あの時の事をお忘れですか?」
「とても大変だったって語ってくれたじゃないですか。」
レイアとテスラがそう言ってくると言う事は魔王時代の話しだろう。
しかも当時の自分は邪神に付いて二人に話しているらしい。
「ん?邪神?邪神…。邪神!」
「思い出したか?」
「そう言えばいたなそんな神が。神界から追放されてこの世界に堕ちてきたんだったか?」
記憶を遡って魔王時代の時の事を思い出す。
薄らとだが邪神の記憶が呼び起こされてきた。
「そうだ。俺達は王から聞いただけだが、神々から討伐依頼の神託が降ったと聞かされたぞ。」
当時地上に過度な干渉が出来無い神達に変わって邪神の討伐を依頼された。
既に神域に至っていた元魔王にとっては簡単な依頼だった。
「危険な戦いになるからと単身で挑まれましたよね?私達は魔国に残って無事を祈っておりました。」
「特に怪我をした様子も無く帰ってきたけど、大変だったって言ってましたよ。」
「思い出したぞ。そう言えばそんな事もあったな。」
皆の言葉を聞いていると段々当時の記憶が蘇ってくる。
仮にも神なので他の配下達がいては巻き添えを受けるだろうと単身で戦いに臨んだ。
邪神との戦いは数秒と経たずに瞬殺で終わり、神達の依頼自体は直ぐに達成出来た。
しかし魔王の攻撃による被害が甚大であった。
それを直す後始末が非常に大変だったと言う話しであった。
「まあ、思い出したのならいい。その邪神の復活を企んでいるのが邪神教だ。充分危険な存在だから見つけ次第排除した方がいいと思うぞ。」
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