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92章
元魔王様と最高のプレゼントを追い求めて 1
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早速セレーナへのプレゼントとして真珠探しをする事にしたルルネット。
既に魚貝類はかなりの数を確保出来ているので、店主が仕分け作業や血抜き等はやっておいてくれるらしい。
ルルネットは魔法道具のポーチから取り出した可愛らしい水着に着替えて海の中へと潜っていった。
大きい真珠を手に入れる為に大きく育った貝の魔物を探す。
「ぷはっ!」
「見つかったか?」
海面に出てきたルルネットに陸から声を掛けるジル。
「近くには無いみたい。やっぱり店主が言っていた通り大きく育っている個体は珍しいみたいね。」
「我の空間把握を使った方がよくないか?」
海の中であっても認識範囲にさえあれば直ぐに見つけて教えてあげられる。
「それは最後の手段にするわ。何でもかんでもジルに頼るのは良くないもの。友達へのプレゼントなんだし自分で見つけたいしね。」
そう言って大きく息を吸い込んで潜っていった。
「時間はあるしルルネットの気が済むまでやらせてやるか。近くの海に危険な魔物もいなさそうだしな。」
「兄ちゃんー、これの収納を頼むー。」
「分かった。」
店主に呼ばれてジルが向かうと作業し終わった魚介類が入れられた箱が大量に並べられていた。
それらを次々に無限倉庫に収納していく。
「いやー、やっぱり収納スキルは便利だな。あれだけあった箱が丸ごと消えちまった。」
「どんなに物があっても場所を取らないからな。我も重宝している。」
無限倉庫は様々な行動の効率を飛躍的に高めてくれる。
前世からとても世話になっているスキルだ。
「これならもう少し獲ってくか。兄ちゃんのおかげで船にはまだまだ置けるしな。」
「自分用か?」
「ああ、マググロを釣りに行く予定だったから、今日は漁に出てなかったんだ。」
「成る程な。」
店主が自分用の魚釣りを開始して、ジルも一緒に釣りをする。
あくまでも先程まで収納したのはパーティー用の食材なので、ジルも自分用の魚を釣っておこうと思っての事だ。
すると何匹目かの魚を釣った時にお腹が鳴る。
「腹減ったのか?」
「その様だ。あれくらいの海鮮丼では足りなかったらしい。」
途中でルルネットからのストップが入ってしまった。
後十杯くらいは食べられただろう。
「それならここで即席マググロ丼でも作ってやろうか?俺に渡す分以外にも余ってるんだろ?」
「是非頼む。」
ジルは瞬時に無限倉庫から取り出したマググロを渡す。
それを店主があっという間に捌いてくれて、その間に炊いていた米と合わせてマググロの海鮮丼を作ってくれた。
「やっぱりマググロは丼にしても良さそうだな。」
完成したマググロ丼を見ながら店主が満足そうに頷いている。
「普通の海鮮丼の中に入れても美味いと思うぞ。これだとマググロが直ぐに無くなりそうだ。」
「そうだろうな。マググロだけは贅沢だろう。」
マググロだけで作る海鮮丼はマググロの消費量が凄まじい。
店売りするとなれば相当な金額になってしまうだろう。
ちなみにマググロ丼は一瞬で完食してしまう程美味しかった。
「他のマググロまで捌いてもらって悪いな。」
ジルがお代わりを食べている間に無限倉庫に入っている他のマググロまで捌いてくれた。
お礼に店主にも追加でマググロをもう一匹渡しておいた。
「これくらいお安い御用だ。マググロを追加で貰えるんだからな。」
「これでまた寿司や刺身を楽しめる。」
ジルのお気に入りの料理でもあるので好きな時に楽しめるのは有り難い。
「そう言えばルルネットの嬢ちゃんはどこまで行ったんだ?」
「確かに数十分程見掛けないな。」
最初の方はジル達がいる場所からでも見えていたのだが、いつの間にかルルネットの姿が無い。
「おいおい、まさか溺れてたり魔物に襲われたりしてないよな?」
「大丈夫だとは思うが少し様子を見てこよう。」
店主が不安がっているのでジルは空間把握を使用してルルネットを探す。
「かなり沖の方まで行ってるな。」
見つけた場所は島から離れた沖の方だった。
重力魔法で身体を浮かせたジルは店主に見つからない様にルルネットの場所まで海の上を進んでいく。
「ぷはっ!」
「ルルネット、島から離れ過ぎだ。」
丁度良く海面に出てきたルルネットに注意する。
あまり離れられると本当に危険な魔物がいた時に困る。
「あっ!ジル、丁度良いところにきてくれたわ!」
浮いているジルを見てルルネットが言う。
「どうかしたのか?」
「見つけたのよ!大きな貝の魔物!」
そう言って海の底を指差す。
残念ながら海面からではよく分からない。
「良かったじゃないか。」
「でも頑丈過ぎて私の短剣だと攻撃が通らないの。フレイムエンチャントも水の中だと効果無いし。」
武器に熱を帯びさせる火魔法なので海の中で使っても直ぐに冷めてしまうのだ。
「それなら我が引き上げてやろう。」
「お願いするわ。重過ぎて動かす事も出来無かったから。本当なら私が一人でやりたかったんだけどね。」
こればかりは一人ではどうにもならなそうであった。
ジルの助けを借りなければ海から引き上げる事も出来無いだろう。
「見つけただけでも充分だろう。セレーナも喜んでくれる筈だ。」
「うん!」
ルルネットもジルの言葉に納得した様なので空間把握の魔法を使用した。
既に魚貝類はかなりの数を確保出来ているので、店主が仕分け作業や血抜き等はやっておいてくれるらしい。
ルルネットは魔法道具のポーチから取り出した可愛らしい水着に着替えて海の中へと潜っていった。
大きい真珠を手に入れる為に大きく育った貝の魔物を探す。
「ぷはっ!」
「見つかったか?」
海面に出てきたルルネットに陸から声を掛けるジル。
「近くには無いみたい。やっぱり店主が言っていた通り大きく育っている個体は珍しいみたいね。」
「我の空間把握を使った方がよくないか?」
海の中であっても認識範囲にさえあれば直ぐに見つけて教えてあげられる。
「それは最後の手段にするわ。何でもかんでもジルに頼るのは良くないもの。友達へのプレゼントなんだし自分で見つけたいしね。」
そう言って大きく息を吸い込んで潜っていった。
「時間はあるしルルネットの気が済むまでやらせてやるか。近くの海に危険な魔物もいなさそうだしな。」
「兄ちゃんー、これの収納を頼むー。」
「分かった。」
店主に呼ばれてジルが向かうと作業し終わった魚介類が入れられた箱が大量に並べられていた。
それらを次々に無限倉庫に収納していく。
「いやー、やっぱり収納スキルは便利だな。あれだけあった箱が丸ごと消えちまった。」
「どんなに物があっても場所を取らないからな。我も重宝している。」
無限倉庫は様々な行動の効率を飛躍的に高めてくれる。
前世からとても世話になっているスキルだ。
「これならもう少し獲ってくか。兄ちゃんのおかげで船にはまだまだ置けるしな。」
「自分用か?」
「ああ、マググロを釣りに行く予定だったから、今日は漁に出てなかったんだ。」
「成る程な。」
店主が自分用の魚釣りを開始して、ジルも一緒に釣りをする。
あくまでも先程まで収納したのはパーティー用の食材なので、ジルも自分用の魚を釣っておこうと思っての事だ。
すると何匹目かの魚を釣った時にお腹が鳴る。
「腹減ったのか?」
「その様だ。あれくらいの海鮮丼では足りなかったらしい。」
途中でルルネットからのストップが入ってしまった。
後十杯くらいは食べられただろう。
「それならここで即席マググロ丼でも作ってやろうか?俺に渡す分以外にも余ってるんだろ?」
「是非頼む。」
ジルは瞬時に無限倉庫から取り出したマググロを渡す。
それを店主があっという間に捌いてくれて、その間に炊いていた米と合わせてマググロの海鮮丼を作ってくれた。
「やっぱりマググロは丼にしても良さそうだな。」
完成したマググロ丼を見ながら店主が満足そうに頷いている。
「普通の海鮮丼の中に入れても美味いと思うぞ。これだとマググロが直ぐに無くなりそうだ。」
「そうだろうな。マググロだけは贅沢だろう。」
マググロだけで作る海鮮丼はマググロの消費量が凄まじい。
店売りするとなれば相当な金額になってしまうだろう。
ちなみにマググロ丼は一瞬で完食してしまう程美味しかった。
「他のマググロまで捌いてもらって悪いな。」
ジルがお代わりを食べている間に無限倉庫に入っている他のマググロまで捌いてくれた。
お礼に店主にも追加でマググロをもう一匹渡しておいた。
「これくらいお安い御用だ。マググロを追加で貰えるんだからな。」
「これでまた寿司や刺身を楽しめる。」
ジルのお気に入りの料理でもあるので好きな時に楽しめるのは有り難い。
「そう言えばルルネットの嬢ちゃんはどこまで行ったんだ?」
「確かに数十分程見掛けないな。」
最初の方はジル達がいる場所からでも見えていたのだが、いつの間にかルルネットの姿が無い。
「おいおい、まさか溺れてたり魔物に襲われたりしてないよな?」
「大丈夫だとは思うが少し様子を見てこよう。」
店主が不安がっているのでジルは空間把握を使用してルルネットを探す。
「かなり沖の方まで行ってるな。」
見つけた場所は島から離れた沖の方だった。
重力魔法で身体を浮かせたジルは店主に見つからない様にルルネットの場所まで海の上を進んでいく。
「ぷはっ!」
「ルルネット、島から離れ過ぎだ。」
丁度良く海面に出てきたルルネットに注意する。
あまり離れられると本当に危険な魔物がいた時に困る。
「あっ!ジル、丁度良いところにきてくれたわ!」
浮いているジルを見てルルネットが言う。
「どうかしたのか?」
「見つけたのよ!大きな貝の魔物!」
そう言って海の底を指差す。
残念ながら海面からではよく分からない。
「良かったじゃないか。」
「でも頑丈過ぎて私の短剣だと攻撃が通らないの。フレイムエンチャントも水の中だと効果無いし。」
武器に熱を帯びさせる火魔法なので海の中で使っても直ぐに冷めてしまうのだ。
「それなら我が引き上げてやろう。」
「お願いするわ。重過ぎて動かす事も出来無かったから。本当なら私が一人でやりたかったんだけどね。」
こればかりは一人ではどうにもならなそうであった。
ジルの助けを借りなければ海から引き上げる事も出来無いだろう。
「見つけただけでも充分だろう。セレーナも喜んでくれる筈だ。」
「うん!」
ルルネットもジルの言葉に納得した様なので空間把握の魔法を使用した。
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