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93章
元魔王様と波乱の誕生日パーティー 11
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本日の主役であるセレーナにプレゼントを渡す為にルルネットだけでは無くジル達も選んできていた。
「先ずは前座からいきなさい。」
「誰が前座だ。」
「私のがメインなのは当然でしょ。あれだけ色々と頑張ったんだから。」
セレーナのプレゼントを作る為に随分と奔走した。
その頑張りがなければ一日で作る事なんて出来無かっただろう。
「そんなに頑張ってくれてたの?なんか悪いな~。」
「セレーナはそんな事気にしなくていいのよ。私がやりたくてやったんだから。」
「ふふっ、ありがとうね。」
ルルネットの言葉に嬉しそうに笑って言う。
「では前座の我々からいくか。ちなみに我ら二人からのプレゼントとなる。」
ジルとサリーは二人でプレゼントを用意してきていた。
何をプレゼントするか悩んだジルが共同にしようと持ち掛けた結果だ。
「そう言っていますが、殆どジル様からになりますけどね。」
「サリーも選んでくれただろう?」
「二人共、ありがとうね。楽しみだな。」
何を貰えるのかワクワクしている様子だ。
他の招待客達よりも親しい者達から貰えるプレゼントの方が期待してしまうのだろう。
「これだ。」
「わあー、直剣だよね?嬉しいよ!」
ジルが無限倉庫から取り出して渡したのは一本の剣だ。
王城であれば騎士団が警戒したかもしれないが、今はセレーナと使用人達しかいないので問題無い。
「わあ、凄い色だね。」
「刀身が真っ黒ね。何の素材を使っているの?」
セレーナが抜いた剣の色を見て二人が驚いている。
「剣自体は魔物の素材から作られています。それなりの素材を使っているので普通のアイアンソード等と比べれば性能は上です。」
「何か地味ね。」
「これだけならな。」
当然それだけのプレゼントを用意している訳は無い。
せっかくなので喜んでもらえる様に考えてある。
「これは店売りで手に入れた物だ。元々それなりに良い武器ではあったが、これだけならばどこででも手に入る。なので我が一工夫加えておいた。」
「一工夫?」
「魔法道具で強度を高めたのだ。鋼化と言うスキルが付加されている。」
そう言う事にしているだけで実際はスキルを使用した。
ジルの持つ融合のスキルを使って剣と黒鋼岩を組み合わせた魔法武具なのだ。
「えー!?スキル付きの魔法武具なんて貰っていいの!?」
高価な物だと知ってセレーナが慌てている。
剣を持ったままだと危ないので落ち着いてもらいたい。
「もちろん構わないぞ。その為に用意したんだからな。」
「はい、冒険者の活動で役立てて下さい。」
「うん!」
セレーナは嬉しそうに頷く。
今後の冒険者生活で大いに役立ててくれるだろう。
「ちなみに鋼化ってどんなスキルなの?」
「魔力を消費する代わりに硬度を上げるスキルだな。魔装に使う魔力量でその剣の硬さが変わる。取り敢えず戦闘時に魔装しておけば折れる心配は無いだろう。」
「へぇ、便利なスキルじゃない。」
「早速次から使わせてもらうね。」
単純に頑丈な剣なので暫く交換する必要も無いだろう。
セレーナも喜んでくれた様なのでプレゼントは大成功だ。
「次はお嬢様の番ですね。」
「ふっ、真打登場よ!」
格好良い決めポーズを取りながら前に出る。
「これで喜ばれなかったら面白いのだがな。」
「全然面白くないわ。その時は盛大に落ち込んでやるんだから。」
セレーナの事を想って用意したプレゼントだ。
反応次第ではダメージは大きいだろう。
「ルルネットからプレゼントを貰って喜ばないなんてあり得ないよ。」
「そうよね、勝利は約束されているのよ。」
セレーナの言葉にルルネットは笑う。
「と言う事でセレーナ、お誕生日おめでとう。私からのプレゼントよ。」
ドメスが用意してくれたネックレスを入れた箱を渡す。
喜んでくれると分かっていながらも、やはりこの時は緊張してしまう。
「ありがとうルルネット。凄く嬉しいよ。早速開けてみてもいい?」
「ええ。」
「わあー!綺麗なネックレス!この真珠もキラキラしてて凄く綺麗!」
箱を開けてネックレスを取り出したセレーナの反応を見てようやく安心出来る。
嬉しそうに笑う表情から、とても喜んでくれているのが伝わってくる。
「喜んでもらえて何よりだわ。」
「こんなに素敵なネックレスを貰えるなんて、最高の誕生日だよ!」
先程までの悲しい雰囲気が嘘の様に笑顔が絶えない。
頑張って用意した甲斐があったと言うものだ。
「セレーナ、私が普通のネックレスなんてプレゼントすると思うの?」
「え?どう言う事?」
「このネックレスはね、魔法道具なの。解呪、解毒、回復のスキルが付加されている特注品よ。」
「えええ!?」
ジル達の時以上の驚きを見せるセレーナ。
喜んだり驚いたりを繰り返して忙しい。
「そ、そんな魔法道具貰えないよ!?て言うか誕生日プレゼントにしては豪華過ぎるよ!?」
ジル達のでさえもかなり高価なプレゼントだったのだ。
それなのにルルネットのプレゼントは更に超えてきている。
価値が分かるからこそ躊躇してしまうのも当然である。
「ちょっと!まさか返すつもりじゃないでしょうね!それは喜んでもらえなかったと判断して私が盛大に落ち込むわよ!」
「えー、何その変な脅し。」
「いいから受け取りなさい。冒険者をするなら危険は付きもの。せっかく出来た友達に苦しい思いなんてしてほしくないんだから。」
「ルルネット…。」
セレーナは涙目になりながらルルネットに抱き付く。
ルルネットからのプレゼントや想いを聞いて、嬉し過ぎるあまり思わず抱き付いてしまった。
それを優しく受け止めてルルネットは撫でている。
「あら?喜ばせ過ぎて笑顔を通り越して泣かせちゃったわね。でもそれだけ喜んでくれたなら私も嬉しいわ。」
「うん…うん、一生大事にするね。本当にありがとう。」
セレーナは涙を流しながらも最高の笑顔になっていた。
「先ずは前座からいきなさい。」
「誰が前座だ。」
「私のがメインなのは当然でしょ。あれだけ色々と頑張ったんだから。」
セレーナのプレゼントを作る為に随分と奔走した。
その頑張りがなければ一日で作る事なんて出来無かっただろう。
「そんなに頑張ってくれてたの?なんか悪いな~。」
「セレーナはそんな事気にしなくていいのよ。私がやりたくてやったんだから。」
「ふふっ、ありがとうね。」
ルルネットの言葉に嬉しそうに笑って言う。
「では前座の我々からいくか。ちなみに我ら二人からのプレゼントとなる。」
ジルとサリーは二人でプレゼントを用意してきていた。
何をプレゼントするか悩んだジルが共同にしようと持ち掛けた結果だ。
「そう言っていますが、殆どジル様からになりますけどね。」
「サリーも選んでくれただろう?」
「二人共、ありがとうね。楽しみだな。」
何を貰えるのかワクワクしている様子だ。
他の招待客達よりも親しい者達から貰えるプレゼントの方が期待してしまうのだろう。
「これだ。」
「わあー、直剣だよね?嬉しいよ!」
ジルが無限倉庫から取り出して渡したのは一本の剣だ。
王城であれば騎士団が警戒したかもしれないが、今はセレーナと使用人達しかいないので問題無い。
「わあ、凄い色だね。」
「刀身が真っ黒ね。何の素材を使っているの?」
セレーナが抜いた剣の色を見て二人が驚いている。
「剣自体は魔物の素材から作られています。それなりの素材を使っているので普通のアイアンソード等と比べれば性能は上です。」
「何か地味ね。」
「これだけならな。」
当然それだけのプレゼントを用意している訳は無い。
せっかくなので喜んでもらえる様に考えてある。
「これは店売りで手に入れた物だ。元々それなりに良い武器ではあったが、これだけならばどこででも手に入る。なので我が一工夫加えておいた。」
「一工夫?」
「魔法道具で強度を高めたのだ。鋼化と言うスキルが付加されている。」
そう言う事にしているだけで実際はスキルを使用した。
ジルの持つ融合のスキルを使って剣と黒鋼岩を組み合わせた魔法武具なのだ。
「えー!?スキル付きの魔法武具なんて貰っていいの!?」
高価な物だと知ってセレーナが慌てている。
剣を持ったままだと危ないので落ち着いてもらいたい。
「もちろん構わないぞ。その為に用意したんだからな。」
「はい、冒険者の活動で役立てて下さい。」
「うん!」
セレーナは嬉しそうに頷く。
今後の冒険者生活で大いに役立ててくれるだろう。
「ちなみに鋼化ってどんなスキルなの?」
「魔力を消費する代わりに硬度を上げるスキルだな。魔装に使う魔力量でその剣の硬さが変わる。取り敢えず戦闘時に魔装しておけば折れる心配は無いだろう。」
「へぇ、便利なスキルじゃない。」
「早速次から使わせてもらうね。」
単純に頑丈な剣なので暫く交換する必要も無いだろう。
セレーナも喜んでくれた様なのでプレゼントは大成功だ。
「次はお嬢様の番ですね。」
「ふっ、真打登場よ!」
格好良い決めポーズを取りながら前に出る。
「これで喜ばれなかったら面白いのだがな。」
「全然面白くないわ。その時は盛大に落ち込んでやるんだから。」
セレーナの事を想って用意したプレゼントだ。
反応次第ではダメージは大きいだろう。
「ルルネットからプレゼントを貰って喜ばないなんてあり得ないよ。」
「そうよね、勝利は約束されているのよ。」
セレーナの言葉にルルネットは笑う。
「と言う事でセレーナ、お誕生日おめでとう。私からのプレゼントよ。」
ドメスが用意してくれたネックレスを入れた箱を渡す。
喜んでくれると分かっていながらも、やはりこの時は緊張してしまう。
「ありがとうルルネット。凄く嬉しいよ。早速開けてみてもいい?」
「ええ。」
「わあー!綺麗なネックレス!この真珠もキラキラしてて凄く綺麗!」
箱を開けてネックレスを取り出したセレーナの反応を見てようやく安心出来る。
嬉しそうに笑う表情から、とても喜んでくれているのが伝わってくる。
「喜んでもらえて何よりだわ。」
「こんなに素敵なネックレスを貰えるなんて、最高の誕生日だよ!」
先程までの悲しい雰囲気が嘘の様に笑顔が絶えない。
頑張って用意した甲斐があったと言うものだ。
「セレーナ、私が普通のネックレスなんてプレゼントすると思うの?」
「え?どう言う事?」
「このネックレスはね、魔法道具なの。解呪、解毒、回復のスキルが付加されている特注品よ。」
「えええ!?」
ジル達の時以上の驚きを見せるセレーナ。
喜んだり驚いたりを繰り返して忙しい。
「そ、そんな魔法道具貰えないよ!?て言うか誕生日プレゼントにしては豪華過ぎるよ!?」
ジル達のでさえもかなり高価なプレゼントだったのだ。
それなのにルルネットのプレゼントは更に超えてきている。
価値が分かるからこそ躊躇してしまうのも当然である。
「ちょっと!まさか返すつもりじゃないでしょうね!それは喜んでもらえなかったと判断して私が盛大に落ち込むわよ!」
「えー、何その変な脅し。」
「いいから受け取りなさい。冒険者をするなら危険は付きもの。せっかく出来た友達に苦しい思いなんてしてほしくないんだから。」
「ルルネット…。」
セレーナは涙目になりながらルルネットに抱き付く。
ルルネットからのプレゼントや想いを聞いて、嬉し過ぎるあまり思わず抱き付いてしまった。
それを優しく受け止めてルルネットは撫でている。
「あら?喜ばせ過ぎて笑顔を通り越して泣かせちゃったわね。でもそれだけ喜んでくれたなら私も嬉しいわ。」
「うん…うん、一生大事にするね。本当にありがとう。」
セレーナは涙を流しながらも最高の笑顔になっていた。
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