5 / 65
本編
半年間がっつりデートすることが確定した瞬間
しおりを挟む
「じゃ、綺麗にサインしてもらったし、とりあえず神殿に預けてくるね!」
「は?」
なんで神殿?
嫌な予感に血の気がひき、思わず立ち上がって契約書に手を伸ばせば、サッと手の届かない高さまで持ち上げられてしまった。
「ちょっと待って、どういうこと!?」
「これ一応神前契約書の形にしておいたから」
「はぁああ!?」
私は頭を抱えて絶叫する。公爵家クラスの政略結婚、しかも放っておいたら誰かが死ぬレベルに危うい状態で結ばれた政略結婚の時くらいにしかやらなくない!?どうやって神殿に話をつけたんだ?あ、コイツ公爵家の息子だったわ!ちくしょう!
「あははっ!うっかり破棄されたら敵わないからね。これ、違反した場合は違約金の代わりに魔力を十年間問答無用で奉納されることになるから気をつけてねっ」
「いやいやいや、やりすぎでしょ!?」
恐るべき罰則に私の顔はきっと真っ青になっているに違いない。魔力なければ人間は動けないんだからね!?それ十年寝たきりになるって意味でしょ!?
ブチ切れて文句を言い募る私に、コーリーは子をあやす乳母のような慈愛に満ちた穏やかな顔で見下ろした。
「君みたいな行動力と決断力の塊みたいな人相手は、これくらい慎重さが必要なんだよ。ほら見なよ、今君の右手は僕の持つ契約書を燃やそうと火の魔法を練っている」
「くっ」
気づかれたか……と睨みつければ、呆れ顔のコーリーが既に書類に鉄壁の保護魔法をかけていた。相変わらず手が早いやつだ。
攻撃魔法を含め、学生時代の私たちは基本的に同等で対等だった。精度は私が勝るが、速さはコーリーが優れる。今の私たちが魔力一本で真っ向勝負すれば、体力と魔力の持続性からもコーリーが優勢だろう。書類を奪い取るのは難しそうだ。
私は諦めて手を下ろし、そしてそのまま床にしゃがみ込んで頭を抱えた。
「うっそぉ……ってことは本気で今後半年週に一度デートするわけ!?コーリー、あなた暇なの!?」
「時間ってのは作り出すものだよ、カミラ」
キラキラ輝く笑顔で言われるが、全然胸に響かない。全く嬉しくない。
「うそぉおおお!私、一昨日仕事クビになったから、新しい仕事を探してて忙しいんだけど!?」
「だから僕の秘書やってくれればいいじゃない、前から誘ってるだろう?」
「嫌だって言ってんでしょ!?」
以前から何度も繰り返した会話だ。誘われては、何度も叩き返している。秘書業務なんかやりたくないし向いてない。いや向いていてもやりたくない、だわ。なんでコーリーの人生をサポートしてやんなきゃいけないのよ、自由にさせてよ。私は魔法と研究で食っていけないなら、自力で金稼いで自分の好きに生きていきたいのよ。なお爺の後妻業務と未亡人業務を含む。
そうやさぐれでいた私に、コーリーはニンマリと笑って悪魔の誘惑を寄越した。
「じゃあ、……研究補助業務がメインの、補佐官はどう?」
「うっ」
金がなくて研究者になることを諦め、ついでに魔法に関わる人生も諦めた私にとって、それは正直、かなり魅惑的なお誘いだった。
「僕の研究室でのお仕事だから、かなり自由が効く。君自身が何か思いついたら、もちろんジャンジャン研究してくれても構わないよ?君は補佐官という大義名分のもとで僕のお金と設備を使って研究し、成果は僕との連名で発表すれば良いんだ!補佐官の成果は研究室長である僕の成果になるから。お互いにメリットしかない」
「そ、それは……その……ちょっと魅力的ね……?」
「未来の妻との共同作業と言えば聞こえも良いし」
「それはどうでも良いけど」
立板に水とばかりに流れる誘い文句に、私はウーンと唸りながら悩む。散々断ってきたのに、今更受け入れるのも癪に触るが、しかしこれは確かに魅力的なお誘いだ。どうせ仕事は探さなきゃいけないし、半年間はこの馬鹿に拘束されることが決まっちゃったから、下手に婚活も出来ないし。
「しかも仕事ってことにしておけば、連れ立って歩いてもデートと思われにくいかもよ?」
「うわぁ、策士じゃん……」
おまけとばかりに、私が不安かつ不満に思っていた点にも言及され、私は大きくため息を吐いた。これはどうも負けが決まっているらしい。というか、どうやら私はコーリーの計画の通りに動いているようだ。
「まさかと思うけど、私がクビになったのアナタが手を回したんじゃないわよね?」
「いやそれは君が客と派手に喧嘩したからだろう、手を回すまでもなかったよ」
半ば呆れた顔で告げられた言葉に思わず目を見開いて怒鳴った。
「本気で回そうとしてたの!?」
「いやごめんほんと人手不足で!手が足りないんだってば!僕の研究についてこれる人材がいない!……あぶなっ」
「避けるな」
パチンと己の額を叩いて大袈裟に嘆いて同情を買おうとするコーリーの頭目掛けて、私はとりあえず手近にあったフォークを投げた。軽々と避けて捨てられた仔犬風の目でこちらを見てくる忌々しい男に、私はあからさまに馬鹿にした目を向ける。本当に腹が立つ男だ。
「そりゃアナタの夢見がちな話を聞いて、真面目に取り合おうと思う人間の方が少ないわよ。何よ空から花を降らせる魔法についてって。バカなの?」
「神話にあるだろう?アレ、実現可能なのかなって昔から思ってたんだよね……だからフォーク投げないで!?」
「うるさい」
目をキラキラさせながら、夢見がちな研究に突っ走る愚かなボンボンのような台詞を吐くコーリーに、私は腹立ち紛れに三本目四本目のフォークを次々と投擲した。フォークは全て空中で停止して、コーリーの周りをくるくると踊っている。なんなら二組に別れてダンスし始めた。まったく器用な男だ。そしてこんな時まで目に楽しげな趣向を凝らしてくるのがうっとうしい。
「馬鹿よねほんと。建前と本音が入れ替わりすぎなのよ」
「カミラ……」
私の言葉にコーリーが目を丸くして、言葉を止めた。この飄々とした完璧男を、一瞬だけでも動揺させられたことに、私は溜飲を下げた。
「カミラ……」
「ねぇ、夢みがちな可愛いコーリーくん?」
次第に嬉しそうに顔を紅潮させていくコーリーに、私は薄く微笑んだ。
「あなたは一体、オトモダチ相手にどんなものを降らせるつもりなの?」
「は?」
なんで神殿?
嫌な予感に血の気がひき、思わず立ち上がって契約書に手を伸ばせば、サッと手の届かない高さまで持ち上げられてしまった。
「ちょっと待って、どういうこと!?」
「これ一応神前契約書の形にしておいたから」
「はぁああ!?」
私は頭を抱えて絶叫する。公爵家クラスの政略結婚、しかも放っておいたら誰かが死ぬレベルに危うい状態で結ばれた政略結婚の時くらいにしかやらなくない!?どうやって神殿に話をつけたんだ?あ、コイツ公爵家の息子だったわ!ちくしょう!
「あははっ!うっかり破棄されたら敵わないからね。これ、違反した場合は違約金の代わりに魔力を十年間問答無用で奉納されることになるから気をつけてねっ」
「いやいやいや、やりすぎでしょ!?」
恐るべき罰則に私の顔はきっと真っ青になっているに違いない。魔力なければ人間は動けないんだからね!?それ十年寝たきりになるって意味でしょ!?
ブチ切れて文句を言い募る私に、コーリーは子をあやす乳母のような慈愛に満ちた穏やかな顔で見下ろした。
「君みたいな行動力と決断力の塊みたいな人相手は、これくらい慎重さが必要なんだよ。ほら見なよ、今君の右手は僕の持つ契約書を燃やそうと火の魔法を練っている」
「くっ」
気づかれたか……と睨みつければ、呆れ顔のコーリーが既に書類に鉄壁の保護魔法をかけていた。相変わらず手が早いやつだ。
攻撃魔法を含め、学生時代の私たちは基本的に同等で対等だった。精度は私が勝るが、速さはコーリーが優れる。今の私たちが魔力一本で真っ向勝負すれば、体力と魔力の持続性からもコーリーが優勢だろう。書類を奪い取るのは難しそうだ。
私は諦めて手を下ろし、そしてそのまま床にしゃがみ込んで頭を抱えた。
「うっそぉ……ってことは本気で今後半年週に一度デートするわけ!?コーリー、あなた暇なの!?」
「時間ってのは作り出すものだよ、カミラ」
キラキラ輝く笑顔で言われるが、全然胸に響かない。全く嬉しくない。
「うそぉおおお!私、一昨日仕事クビになったから、新しい仕事を探してて忙しいんだけど!?」
「だから僕の秘書やってくれればいいじゃない、前から誘ってるだろう?」
「嫌だって言ってんでしょ!?」
以前から何度も繰り返した会話だ。誘われては、何度も叩き返している。秘書業務なんかやりたくないし向いてない。いや向いていてもやりたくない、だわ。なんでコーリーの人生をサポートしてやんなきゃいけないのよ、自由にさせてよ。私は魔法と研究で食っていけないなら、自力で金稼いで自分の好きに生きていきたいのよ。なお爺の後妻業務と未亡人業務を含む。
そうやさぐれでいた私に、コーリーはニンマリと笑って悪魔の誘惑を寄越した。
「じゃあ、……研究補助業務がメインの、補佐官はどう?」
「うっ」
金がなくて研究者になることを諦め、ついでに魔法に関わる人生も諦めた私にとって、それは正直、かなり魅惑的なお誘いだった。
「僕の研究室でのお仕事だから、かなり自由が効く。君自身が何か思いついたら、もちろんジャンジャン研究してくれても構わないよ?君は補佐官という大義名分のもとで僕のお金と設備を使って研究し、成果は僕との連名で発表すれば良いんだ!補佐官の成果は研究室長である僕の成果になるから。お互いにメリットしかない」
「そ、それは……その……ちょっと魅力的ね……?」
「未来の妻との共同作業と言えば聞こえも良いし」
「それはどうでも良いけど」
立板に水とばかりに流れる誘い文句に、私はウーンと唸りながら悩む。散々断ってきたのに、今更受け入れるのも癪に触るが、しかしこれは確かに魅力的なお誘いだ。どうせ仕事は探さなきゃいけないし、半年間はこの馬鹿に拘束されることが決まっちゃったから、下手に婚活も出来ないし。
「しかも仕事ってことにしておけば、連れ立って歩いてもデートと思われにくいかもよ?」
「うわぁ、策士じゃん……」
おまけとばかりに、私が不安かつ不満に思っていた点にも言及され、私は大きくため息を吐いた。これはどうも負けが決まっているらしい。というか、どうやら私はコーリーの計画の通りに動いているようだ。
「まさかと思うけど、私がクビになったのアナタが手を回したんじゃないわよね?」
「いやそれは君が客と派手に喧嘩したからだろう、手を回すまでもなかったよ」
半ば呆れた顔で告げられた言葉に思わず目を見開いて怒鳴った。
「本気で回そうとしてたの!?」
「いやごめんほんと人手不足で!手が足りないんだってば!僕の研究についてこれる人材がいない!……あぶなっ」
「避けるな」
パチンと己の額を叩いて大袈裟に嘆いて同情を買おうとするコーリーの頭目掛けて、私はとりあえず手近にあったフォークを投げた。軽々と避けて捨てられた仔犬風の目でこちらを見てくる忌々しい男に、私はあからさまに馬鹿にした目を向ける。本当に腹が立つ男だ。
「そりゃアナタの夢見がちな話を聞いて、真面目に取り合おうと思う人間の方が少ないわよ。何よ空から花を降らせる魔法についてって。バカなの?」
「神話にあるだろう?アレ、実現可能なのかなって昔から思ってたんだよね……だからフォーク投げないで!?」
「うるさい」
目をキラキラさせながら、夢見がちな研究に突っ走る愚かなボンボンのような台詞を吐くコーリーに、私は腹立ち紛れに三本目四本目のフォークを次々と投擲した。フォークは全て空中で停止して、コーリーの周りをくるくると踊っている。なんなら二組に別れてダンスし始めた。まったく器用な男だ。そしてこんな時まで目に楽しげな趣向を凝らしてくるのがうっとうしい。
「馬鹿よねほんと。建前と本音が入れ替わりすぎなのよ」
「カミラ……」
私の言葉にコーリーが目を丸くして、言葉を止めた。この飄々とした完璧男を、一瞬だけでも動揺させられたことに、私は溜飲を下げた。
「カミラ……」
「ねぇ、夢みがちな可愛いコーリーくん?」
次第に嬉しそうに顔を紅潮させていくコーリーに、私は薄く微笑んだ。
「あなたは一体、オトモダチ相手にどんなものを降らせるつもりなの?」
2
あなたにおすすめの小説
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日19時に更新予定です。
今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
愛されないと吹っ切れたら騎士の旦那様が豹変しました
蜂蜜あやね
恋愛
隣国オデッセアから嫁いできたマリーは次期公爵レオンの妻となる。初夜は真っ暗闇の中で。
そしてその初夜以降レオンはマリーを1年半もの長い間抱くこともしなかった。
どんなに求めても無視され続ける日々についにマリーの糸はプツリと切れる。
離縁するならレオンの方から、私の方からは離縁は絶対にしない。負けたくない!
夫を諦めて吹っ切れた妻と妻のもう一つの姿に惹かれていく夫の遠回り恋愛(結婚)ストーリー
※本作には、性的行為やそれに準ずる描写、ならびに一部に性加害的・非合意的と受け取れる表現が含まれます。苦手な方はご注意ください。
※ムーンライトノベルズでも投稿している同一作品です。
完璧(変態)王子は悪役(天然)令嬢を今日も愛でたい
咲桜りおな
恋愛
オルプルート王国第一王子アルスト殿下の婚約者である公爵令嬢のティアナ・ローゼンは、自分の事を何故か初対面から溺愛してくる殿下が苦手。
見た目は完璧な美少年王子様なのに匂いをクンカクンカ嗅がれたり、ティアナの使用済み食器を欲しがったりと何だか変態ちっく!
殿下を好きだというピンク髪の男爵令嬢から恋のキューピッド役を頼まれてしまい、自分も殿下をお慕いしていたと気付くが時既に遅し。不本意ながらも婚約破棄を目指す事となってしまう。
※糖度甘め。イチャコラしております。
第一章は完結しております。只今第二章を更新中。
本作のスピンオフ作品「モブ令嬢はシスコン騎士様にロックオンされたようです~妹が悪役令嬢なんて困ります~」も公開しています。宜しければご一緒にどうぞ。
本作とスピンオフ作品の番外編集も別にUPしてます。
「小説家になろう」でも公開しています。
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる