魔王の僕は、愛される

月華

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目が覚めた僕は執事さんに、とある部屋に案内された。そこには、アンドさん、王様、ディアンさん、ジルコンさん、くれちゃんがいた。大切な話らしく結界も張っているらしい。

「えっと、なんですか?」
「実はですね。ここにいる皆さんあなたに一目惚れしてしまって、そのですね……嫁にすることが決まりまして。」
「∑( °口° )!?なんで僕なんですか。こんな正体もわからないような僕でいいんですか!?」
「確かにまだ正体は分かってないが、皆お主に惚れた。それに今のお前に拒否権は無い!」
「王様がそんなこと言っていいんですか?もしかしたら僕が王様の命を狙っている悪い人かもしれないんですよ。」
「それは無いでしょ~」
「それは無いな。」
「無いですね。」
「まず、こーくんにそんな演技が出来ると思ってません。」
「「「「うんうん。」」」」
「皆して頷かなうても!!」
酷いみんな僕が演技ベタだと思っている。確かに前の記憶だと木の役しかやった事ない気がするけど………決して出来ないというはけでは無い!……と思う。

「まぁ、とりあえず仮嫁でしたら、、、」
「よっしゃー」
「あくまで仮!ですから!」

それに僕はこんなキラキラした人達と結婚したら心臓が持たない。それに僕は不死人、きっと皆さんは僕と同じ時間を生きていけないから……心を許してはダメだ……
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