人狼坊ちゃんの世話係

Tsubaki aquo

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番外編2

♡セシルくんは素直になりたい。(15)

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 頷くと、唇を塞がれた。

 そうして彼は、ボクの呼吸が落ち着くまで舌を味わい、
 やがて、ズボンをくつろげた。

 取り出されたソレの大きさに、
 ボクは改めて喉を鳴らす。

 でも、もう平気だ。
 怖くないと言えばウソになるけど、
 ヴィンセントに抱いて欲しいと思う気持ちの方が大きい。

 ボクは両足を開いた。
 ヴィンセントがボクの片足を抱え上げて、肩に乗せる。

「……セシル」

 お尻に、熱い先端が押し当てられた。
 ボクは、ヴィンセントの体の傷に指を這わせた。

 彼の生きてきた証。
 その中には、ボクを守ってくれて出来た傷もたくさんある。

「……んぐっ」

 散々解されたお尻の穴に、
 指とは比べようもないほど大きなものが潜り込んできた。

 メリメリと孔が拡げられる感触。

「い、痛っ……」

 あまりの痛みに、ボクは声を上げてしまった。
 すると、すぐにヴィンセントは腰を引いた。
 ボクは慌てて彼に縋り付いた。

「やだ……止めないで……」

「だが……」

「痛くてもいい。ヴィンセントのこと、奥まで欲しいんだよ……!」

 ヴィンセントが息を飲む。

「……分かった」

 彼は苦しげに頷いてから、
 抱え上げたボクの足のふくらはぎにキスをして、再び腰を進めた。

 ボクは右腕を自分の口に押し当てた。
 歯を立てて、声を押し殺す。

 ヴィンセントが、ボクの中にゆっくりと入ってきた。

「ん、ぐっ……う……ぅ……」

 痛い。凄い、痛い。めちゃくちゃ痛い。

「セシル、悪い……
 痛い思いをさせて……」

「は……初めて、なんだから……当たり前……だろ……」

 ムリヤリ微笑んでみせれば、
 彼はボクの屹立をそっと握り締めた。

「はぅっ……!
 ちょ、なんで、ソコっ……扱いてっ……」

「……少しは気が紛れるだろう?」

 ヴィンセントの手が上下するにつれて、
 お尻の痛みにしゅんと萎えていた屹立が、
 また少し勢いを取り戻していく。

「はっ、あ、ぁっ……んっ、ふぁ……」

 串刺しにされるような苦しさが、
 だんだんと引いていった。

 体を小刻みに揺すられ、
 ヴィンセントは、慎重に事を進めていく。

「あ、ウソ……入ってる……」

「…………セシル、大丈夫か」

 やがて、ヴィンセントの茂みがボクの股間にピタリと触れた。

「全部、入った……?」

「ああ。入ってる。全部……」

 頷くと、彼は優しくボクの下腹部を撫でる。
 胸にじんと温かなものが広がって、
 ボクは瞼を閉じた。

「ヴィンセントの、感じるよ……
 お腹の中でドクドクいってる……」

 良かった。ちゃんと、ヴィンセントのことを受け入れられた。
 物理的にムリとかじゃなくて、ホント良かった……

 ヴィンセントはボクにのし掛かると、
 額に唇を押しつけた。
 次いで、こめかみ、頬、鼻先とたくさんのキスが降る。
 でも、一向に動こうとしなくて、
 ボクは焦れて、口を開いた。

「ヴィンセント……動かないの?」

「……血が出てる。無茶はできない」

 そんなことだと思ったよ。
 そういう優しいところが、たまらなくスキだけど、
 同時に、凄くもどかしくもなる。

「そんなの……すぐ、治るでしょ。
 ねえ、ヴィンセント。思うまま、動いてよ……
 ボクのこと、スキ、なんでしょ……?
 ボクも……お前から求められたいよ……」

「好きだから、痛い目には合わせたくないんだ」

 そう呟いて、彼はボクの髪を撫でる。
 その手に手を重ねて、ボクは意味ありげな眼差しをヴィンセントに向けた。

「ウソツキ」

「なに……?」

「お前さ、ボクと何年一緒にいるの……
 ボクだって……ん、お前がウソついてたら分かるんだよ……?」

「嘘? 俺は、嘘なんて……」

「お前は、ボクのことを泣かせたいと思ってる」

 じっと見つめて、ボクは言った。
 ヴィンセントの眼差しが、戸惑ったように揺れる。

「ボクのこと、めちゃくちゃに泣かせて、
 よがらせたいって思ってる……」

「そんなことは……」

「ボクが痛いって言った時、お前、凄く興奮してたよ……?
 分かるもの。中で……大きくなったから」
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