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Act 1. 煌子、現る
【或る深夜】
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小説の登場人物を考えるのは
とてつもなく楽しい作業だ。
ビジュアルも性格も全て自分の思うがまま
物語の中で自由に動かすことが出来る
まるで自分の分身のような存在。
自身の高校生活を実話や"こうであってほしかった"と言う
希望的観測も折り込みながら面白おかしく描きたいと思い
今を遡ること、10年ほど前から手掛け始めた
拙作「僕の彼女はアイツの親友」
当時は小説サイトの存在など知らず
パソコンに書き留めたり
ストーリーの冒頭部分を断片的に数ページ、
ブログに連載するような形で投稿していた。
その中で生まれたヒロイン
"田中煌子"は
これまで私が書いてきた小説の中では
非常に特異なキャラだ。
明朗活発、と言うよりは
素直になれないどこか影のある存在
そして一番の特徴でもある
"塩対応"
それ故、筋書きを構想していくに連れ
この先どのような展開にすべきか
煌子をどう動かすか、で
かなり頭を悩ませたこともあった。
しかし自分でもよくわかっている、
考え過ぎると何も生まれないことなど。
そんな時大事なのは考えるのをやめることだ。
無理にストーリーを考えて平凡な内容に陥る前に
一旦リセットして寝てしまえば
また新たなアイデアが浮かんでくるだろう。
それは今を遡ること7年前、底冷えするような
ある冬の夜に起きた出来事だった。
いつものことなのだが私は小説の入力の途中、
ソファーでうたた寝してしてしまった…
・・・どのくらい眠っただろうか
誰かに小突かれるような感覚でふと目が覚めた。
「…ちょっと、寝てんの?、どうすんのよ、
この先の話」
誰かに話しかけられたような気がしてふと目を開けると
すぐ近くに人の気配らしきものを感じた。
もちろんこんな深夜に家族は誰も起きているはずがない。
「ちょっと!聞いてんの?これからどうすんのって聞いてるでしょ?」
え・・・?
「わかんないの?ここだよ、ここ!」
誰だ?
誰の声だ?
声の出所を探そうと寝ぼけ眼で耳を澄ましてみると
それは私が小説を入力しているスマホから聞こえてきた。
とてつもなく楽しい作業だ。
ビジュアルも性格も全て自分の思うがまま
物語の中で自由に動かすことが出来る
まるで自分の分身のような存在。
自身の高校生活を実話や"こうであってほしかった"と言う
希望的観測も折り込みながら面白おかしく描きたいと思い
今を遡ること、10年ほど前から手掛け始めた
拙作「僕の彼女はアイツの親友」
当時は小説サイトの存在など知らず
パソコンに書き留めたり
ストーリーの冒頭部分を断片的に数ページ、
ブログに連載するような形で投稿していた。
その中で生まれたヒロイン
"田中煌子"は
これまで私が書いてきた小説の中では
非常に特異なキャラだ。
明朗活発、と言うよりは
素直になれないどこか影のある存在
そして一番の特徴でもある
"塩対応"
それ故、筋書きを構想していくに連れ
この先どのような展開にすべきか
煌子をどう動かすか、で
かなり頭を悩ませたこともあった。
しかし自分でもよくわかっている、
考え過ぎると何も生まれないことなど。
そんな時大事なのは考えるのをやめることだ。
無理にストーリーを考えて平凡な内容に陥る前に
一旦リセットして寝てしまえば
また新たなアイデアが浮かんでくるだろう。
それは今を遡ること7年前、底冷えするような
ある冬の夜に起きた出来事だった。
いつものことなのだが私は小説の入力の途中、
ソファーでうたた寝してしてしまった…
・・・どのくらい眠っただろうか
誰かに小突かれるような感覚でふと目が覚めた。
「…ちょっと、寝てんの?、どうすんのよ、
この先の話」
誰かに話しかけられたような気がしてふと目を開けると
すぐ近くに人の気配らしきものを感じた。
もちろんこんな深夜に家族は誰も起きているはずがない。
「ちょっと!聞いてんの?これからどうすんのって聞いてるでしょ?」
え・・・?
「わかんないの?ここだよ、ここ!」
誰だ?
誰の声だ?
声の出所を探そうと寝ぼけ眼で耳を澄ましてみると
それは私が小説を入力しているスマホから聞こえてきた。
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