1 / 1
未来
しおりを挟む
「いらっしゃいませー。」
いつもの青年の声が聞こえる。
ふと目が合うと青年は軽くお辞儀をした。
私はなんだか嬉しくて、杖の感触を感じる前に笑みが溢れた。
誕生日に娘が送ってくれた服を着て、ブランドに似合わない歩みを進める。
いつもの席に慎重に座り、注文をする。
今日はオムライスを頼んだ。
また、青年と目が合う。
彼も笑っているようだった。
ここには度々訪れる。
店員さんが親切で食べてるものが本来の味以上に美味しく感じる。
誰かの目を気にしながら食事を取るなんていったい何年振りになるのだろうか。
知人は少なくなる一方で、増えることはなかった。
自分の番が近づいていることを悟りながら、青年は私のことを覚えていてくれるのだろうか?
なんて考えたりもする。
レジで青年はいつにも増した笑顔で、「またお待ちしています!」
また嬉しくなった。
震える手を挙げて、彼に答えた。
それ以来、彼に会うことは無かった。
いつもの青年の声が聞こえる。
ふと目が合うと青年は軽くお辞儀をした。
私はなんだか嬉しくて、杖の感触を感じる前に笑みが溢れた。
誕生日に娘が送ってくれた服を着て、ブランドに似合わない歩みを進める。
いつもの席に慎重に座り、注文をする。
今日はオムライスを頼んだ。
また、青年と目が合う。
彼も笑っているようだった。
ここには度々訪れる。
店員さんが親切で食べてるものが本来の味以上に美味しく感じる。
誰かの目を気にしながら食事を取るなんていったい何年振りになるのだろうか。
知人は少なくなる一方で、増えることはなかった。
自分の番が近づいていることを悟りながら、青年は私のことを覚えていてくれるのだろうか?
なんて考えたりもする。
レジで青年はいつにも増した笑顔で、「またお待ちしています!」
また嬉しくなった。
震える手を挙げて、彼に答えた。
それ以来、彼に会うことは無かった。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる