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ITADAKIアプリ
アプリ生活 2日目ー前半
しおりを挟む夢の中で完全な女性になった。
感じたことのない快楽がとめどなく襲ってくる。
あぁ。。ずっとこうしていたい。
突然その瞬間は終わった。
目が覚めた。
股間が冷たいことに気がついた。
まさかこの歳になって夢精するとは。
なんとも不思議な体験の翌日の朝はこんなスタートだった。
とりあえずベタベタの下着とパジャマを洗濯した。
そのついでに顔を洗い、歯を磨いた。
着替えを終わらせて朝食をとることにした。
パンとコーヒーというシンプルな朝食が定番だ。
テレビを見ながらのんびりと食べた。
こういうときにフリーランスというのは都合がよい。
ここのところ仕事も落ち着いているので、
今日はあのアプリをじっくりと楽しんでみようと考えていた。
朝食を終えて昨日思いついた電車に乗ってみることにした。
できれば人が多い時間の電車のほうがターゲットを探しやすいかと。
早速荷物を持って家を出た。
最寄りの駅に向かう道は通勤の人で溢れていた。
しかし、女性の姿はあまりなく男性がほとんどだった。
そそくさと駅に向かってとりあえずホームに向かった。
よいターゲットはいないかな?と周りを見渡しながら歩いていると、
一人とても目を引く女性を見つけた。
セミロングの髪の毛でかなりスタイルはよさそうだ。
ちょうど列の最後尾に並んでいたのでそそくさとその後ろに立った。
近くでみるとお尻の形も素晴らしい。
これはデータをいただかなければと背後に誰もいないことを確認するとあのアプリを起動した。
そう、「ITADAKIアプリ」だ。
起動すると「対象にスマホを向けてください」と表示されている。
少し低い位置にスマホを持ち、女性の背中を映した。
背中に線が少しづつ描かれいったかと思うと画面内で全身の形がどんどんと形作られていく。
どうやら身体の一部であっても映っていれば取り込むことができるようだ。
すぐに完了しましたと表示された。
「佐智子」というファイル名がでていたのでその名前で保存した。
つづいて記憶の取り込みの確認が表示されたのでこちらも取り込みをした。
同じ名前で保存をした。
そうしていると電車がきた。
目の前の女性はもういいので、
車内で座っている女性はいないかと目で追うと一人すぐに見つかった。
すかさず人をかき分けてその女性の前に立った。
同時にスマホがバイブで知らせてくる。
もちろんITADAKIアプリからの通知だ。
自然とスマホを取り出し手に取った。
目の前の女性はみるからに胸が大きい。
すぐに取り込む作業を行った。
もちろん記憶のデータを保存した。
しかし、満員電車なので身動きが取れない。
次の駅に到着したときにどっと人が降りたので、
今立っているところとは違うところへ移動した。
そうして5駅ほど通過したところで自分の目の前が空いたので席に座った。
座ってみてみる風景はまた少し違うものだ。
座ってすぐに駅で人がたくさん乗ってくる。
幸運なことに目の前に一人の女性が立った。
少々ギャルっぽい学生のようだ。
その瞬間またもスマホがバイブした。
もちろんITADAKIアプリからの通知だ。
だいぶ慣れてきたこともあり、サクサクとデータを保存した。
こうして3人分のデータがとれたので次の駅で降りた。
少しデータを確認したくなったので駅の近くのカフェに入った。
電車に乗っている間に通勤ラッシュは過ぎたようで店はかなり空いていた。
席に座ってスマホを取り出した。
先ほど取り込んだデータを確認する。
「佐智子」「美沙」「由美子」の3人のデータが確保できたようだ。
ちょっと気になってスマホの空き容量を確認してみると、
大きめのSDカードを買ったつもりだったがすでに3分の2の容量を使っていた。
これは本当に一番大きいものが必要だなと早速通販で注文をした。
そして一人ひとりのデータを眺めてみる。
佐智子のデータはお尻がやはり特徴的だった。
腰回りもくびれていて、かなりそそるものがある。
胸もそこそこで顔を拡大してみるが大人の女性というかんじだった。
美沙は目視で見えたとおり胸がすごい。
サイズを確認するとEの75と表示されている。
顔はかわいらしい感じだった。
最後の由美子はギャルな見た目でスレンダーな体形。
顔はメイク姿で表示されているが、
メイクオフにすることができたので確認すると、
なかなかかわいい顔が現れた。
こうして3人分のデータが新たに手に入った。
昨日の一人目と合わせて4人分のデータがあることになる。
さて、どうやって楽しんでみるとか考えていると、
店に一人の女性が入ってきた。
これまた見事なスタイルだ。
遠目にみるだけで見事な胸にくびれ、そしてなにより芸能人か?
というような美しい顔に思わず見とれてしまった。
その女性は自分のからすぐ見える場所に座った。
もちろんすぐにスマホがバイブした。
すかさずデータを保存した。
「今日子」という名前で保存した。
さすがにこれで5人目。
容量が厳しくなってきたので一旦家に帰ることにした。
またも電車にのって地元の駅に向かう。
途中何度かスマホがバイブしたが、
さすがにこれ以上は取り込めない。
若干残念に思いながら駅に到着すると、
そそくさと家に帰った。
家についてITADAKIアプリを起動した。
するといままで表示されていなかった、
「カスタマイズ」というメニューがあることに気がついた。
早速タップしてみると説明が始まった。
前にチュートリアルで説明があったが、
各データから各部を組み合わせて理想の身体を作れる機能のようだ。
実際ベースになる自分のデータを読み込んで、
各部をタップするといままで取り込んだデータの名前が表示される。
試しに顔は今日子のデータを選択した。
身体は自分なのに顔だけが今日子になった。
こうして胸や腰、腕などかなり細かくパーツを選ぶことができた。
一旦カスタマイズ1という名前で保存しておいた。
いきなりカスタマイズを試してみてもいいのだが、
今日は誰か一人になりきってみようと考えた。
5人のデータを眺めていて一番インパクトがあった、
最後に出会った今日子で試してみることにした。
ホーム画面に戻っていたので今日子のデータを選択した。
画面に今日子のデータが表示される。
そこに「全てロードする」というボタンを見つけた。
迷うことなくそれをタップした。
「全身データをロードしますか?」
と表示されたので「はい」をタップした。
さらに「終了後、記憶をロードしますか?」と表示されたが、
まずは身体だけにしようとこれは「いいえ」をタップした。
昨日はこのままスマホを両手で持ってロードが進んでいったのだが、
今日は全身データということもあり違う案内が表示された。
「この操作を行う場合は必ずベッドで横になってください。」
指示に従ってベッドで上向きに寝転んだ。
するとこう表示された。
「準備ができましたらスマートフォンを両手で握ってお腹の上においてください。そのまま目を閉じてお待ちください」
これも指示どうりにスマホを両手で握ってお腹の上においた。
すると音声案内が開始された。
「では、いまから全身データをロードします。途中で中断できませんので終了するまで動かないでください」
「それでは開始します」
そう案内が終わるとピーという音がした。
徐々にスマホから熱が身体に伝わってくる。
それが全身に広がったかと思うと身体中がムズムズしてきた。
そして身体中が火照るように熱くなっていく。
また、昨日は胸だけだったが身体の各部がギシギシと締め上げられるような
痛みを伴った感覚が襲ってきた。
あまりの痛みに声をあげそうになるがそれすらできない。
だんだん意識が遠のくような感覚を覚えた。
しばらくその状態が続いた。
どのぐらい時間がたったのかわからないが、
再びピーという音が聞こえたと同時にその痛みが嘘のように引いていった。
「お疲れ様でした。身体データのロードは完了いたしました。目をあけ画面をご覧ください」
画面には「完了しました。アプリを終了しますか?」と表示されていたので、
「はい」をタップしてアプリを終了した。
そしてさっそく起き上がろうとしたときに、
明らかに自分の身体の感覚が違うことに気がついた。
触ってみる前にまずは見てみようとお風呂場に向かった。
そしてそこで姿見に写っていたのは、
紛れもなく今日カフェで見かけた女性そのものだった。
こうして初めての全身データのロードを体験した。
かなりの痛みであったが確かに変身することができた。
なお、この時点ではもう戻れない道を進んでいることには気がついていないのだった。
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