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美緒編
モデルの彼女とのお話 第三話
店を出て美緒の後ろをついていく。
日本有数の繁華街をこんな時間に歩くのは初めてのことだ。
そして、そんな繁華街の中に住んでいるという彼女もまた、
自分にとっては異世界の人なのだと改めて認識する。
店を出て数分。
とんでもなく高いタワーマンションの前に到着した。
美緒に案内されるままにそのマンションに入っていく。
入口はとても大きいロビースペースで、
その奥にロック解除が必要なゲートのような自動ドアがある。
美緒がロックを解除すると自動ドアが開く。
何を言うこともなく歩いていく美緒についていく。
エレベーターにも無言で乗り込み、
相当な高層階で止まる。
エレベーターを降りて、
彼女についていくと、
ある部屋の前で立ち止まった。
美緒が鍵を鞄から取り出し、ドアを開ける。
「どうぞ」
彼女にそう声をかけてもらって、
意を決して部屋の中へ足を踏み入れる。
玄関からしてワンルームアパートの
自分の部屋ぐらいあるんじゃないか??という広さ。
靴を脱いで廊下を進むと、
とんでもなく広い空間が目に入る。
しかし、なんだろう?
とても違和感がある空間だった。
生活感がないというか。
「どうしたの?」
「いえ……こういう部屋に来たことなくて」
「珍しいものでもあった?」
「いえ……そういうわけじゃないんですけど」
「ふ~ん、やっぱり鋭いわねぇ。なんか不思議な部屋でしょ?」
「……ええ。なんかこう、うまく言えないんですが」
「そうね。じゃ、その種明かしも含めて話してあげるから、そこのソファーに座って」
美緒がそう言って指差したのは、
見るからに高級そうなソファだった。
恐る恐る座ってみると、
なんとも言えない
ふんわりとした座り心地だった。
どうしていいかわからず小さくなっていると、
美緒がキッチンからグラスを二つ手に持って
こちらに向かってきて、
テーブルにそれを置いた。
「もうちょっと飲めるかしら?」
「はい。飲めるは飲めるんですが……」
「どうしたの?」
「えっと……実は……」
そう言って、いつもは話さない話をふとしたくなった。
それは大学に入ったばかりのころの話。
サークルの最初の飲み会のときに「洗礼」というべきか、
それはそれはたくさんのお酒を飲まされた。
アルコールには強い体質だったらしく、
体調が悪くなるなどということはなかったのだが、
途中から記憶が曖昧になってしまっていた。
なんとなく覚えているのは、
自分でも歯止めが効かないほど
ムラムラしていたことだ。
女性の先輩を次々に口説いていたらしい。
その中の一人と二人でどこかに行ったと
同級生に後で聞いたのだが、
朝、目を覚ますと、
知らない人の部屋のベッドの上だった。
隣では裸の女性がぐったりしている。
どうしたものかと女性を必死に起こしてみると、
なんと、飲み会の後に部屋にきて
ずっとセックスをしていたらしい。
女性曰く、何回も何回も続くので
途中でバスルームに逃げ込んだらしい。
その後、ベッドで寝ていることを確認して
寝たという話を聞いた。
怖くてどうにもできなかったと泣かれてしまい、
これはまずいとにかく謝ったが、す
ぐに出て行ってほしいと言われたという話をした。
その話を聞いた美緒は
びっくりするかと思いきや、
大声をあげて笑い始めた。
「ほんとにぃ?! なんか先手打たれちゃったなぁ……
私の話が大したことなく聞こえちゃうよ」
「それはどういうことですか?」
「あの都市伝説、あなたも知ってるんでしょ?
私と夜の街に消えたスタッフが行方不明になったっていうの」
「はい。いろんな人から聞きました」
「正直でよろしい。って言ってもさ、実はそれ一人だけなんだよ」
「??? どういうことですか?」
「私ってさ、人に見られる仕事じゃない? いろんなストレスが溜まってくると、
酔っぱらったあなたと同じように、ただただ性欲の自制が利かなくなるのよ」
突然の告白に、なんと声をかけていいか
わからない状態で黙っていると、
美緒はこう続けた。
「でね。彼氏とか彼女とかいろいろつくってみたけど、
そんな状態になった私の相手をできる人間なんてそうはいないわけよ」
「ん? 彼氏はわかるんですが、彼女……ですか?」
「うん。私、どっちもいけるからさ♪」
そう言ってニコリと微笑む。
まっ、まぁ、業界そういう人が多いと
よく聞くのでそんなものだろうと、
深く考えないようにして、
勝手に納得しようとしていると、
美緒がまたも話を続ける。
「でね、じゃ、とにかく性欲に付き合ってくれるセフレを探そうかなぁ? って、
それ用にこの部屋を借りたの。さっき、なんか変な感じっていうあなたの感覚正しいのよ。
だって、普段ここで生活してないんだもん。生活感なんてあるわけないのよ」
自分のあの態度だけで何を言いたいかわかってしまうこの人は、
やっぱりすごい人だなぁと改めて感心してしまう。
特殊な業界で生き残る人はこういう人なんだろうなぁと。
「そんな感じだからさ、打ち上げでそれとなく隙を見せれば、
現場のスタッフは次々と誘ってくるってわけ。
でもね、私が誘いにのるときはさっき言った感じで、
性欲の自制が利かないときぐらいってね。
そんなときに最後まで相手をできる人ってそうはいないじゃない?」
美緒はそういって、ロックグラスに入ったウイスキーを一口飲む。
「でもさ、だいたいは途中で逃げ出しちゃう男がほとんどだったんだけど、
特にヤバい日に当たっちゃったのが、都市伝説のときの男の子ってわけ。
自分でもよく覚えてないぐらいで、とにかくずっと彼の上で喘いでたみたい。
朝方まで休みなくずっとセックスし続けて、
私がなんとか落ち着いてシャワーを浴びていた隙に逃げ出したってかんじ。
その後、現場にも来なくなって連絡も取れなくなった。これが都市伝説の真相よ」
彼女はここまで話し終えると、
またロックグラスを手に取り、
一口ウイスキーを飲んだ。
「どう? こんな女なのよ、私は」
そう言って、どこかさみしそうな表情をする美緒。
「いえいえ、さっき話したようにたぶん境遇はぜんぜん違いますが、
似たようなことをしてしまった過去があるので、ちょっとはわかります。
でも、そんなことになる可能性があるから、できるだけお酒は飲まないって決めたんです」
「なるほどねぇ。確かにストレスマックスの私と、
泥酔のあなただったらある意味最高の組み合わせかもね?」
そう言って、美緒はこちらを見てニコリとほほ笑んだ。
ただ、なんとなく寂し気でもあった。
「さて、こんな話外でできないからここに来てもらったけど、あとは任せるわ。
帰ってもいいし、もう少し私とお酒に付き合ってくれてもいいし」
なんだか他人のような気がしない美緒の前からいなくなるのは、
なんだか卑怯な気がしてしまった。
「そうですねぇ。何があってもいいということでしたら、もう少しお酒に付き合いますよ」
「あら? なに? 私とセックスしてみたいの?」
「いえいえ、そういうことじゃないですけど……そういうふうになっても怒られない相手となら」
「ふふふ。いいわね。なお、今日の私、かなりストレス溜まってるからたぶんヤバイよ?」
「そうなんですね。でも、かわいい子しか狙わないって聞きましたよ?
ボクみたいな地味な男は対象外じゃないんですか?」
「まぁ、好みで言えば見た目は全然好みじゃない」
自分で振っておいてなんだが、そ
こまでハッキリ言われるとちょっとへこむのも事実だ。
「でもね。あなたは細かいことに気が利く、他人を優先できる。
そんなことを当たり前にできる。この業界、そんな人間珍しいから
ちょっと興味が沸いたってわけ」
「なるほど。興味本位……ですかね?」
「そうね。でも誘ってよかったわ。
まさかそんな過去があるなんてのは予想外だったけどね。
誰かに話したかったんだろうなぁ。
私。都市伝説っていって陰で噂されてもなんとも思わなかったし、
勝手に言ってればいいって黙ってたけどさ」
「まぁ、人気者に陰口は勲章みたいなものですよね。
裏方やっているとそんな話ばっかりですよ」
「あら? そうなの? ほんと、この業界つまんない人間多いわね」
美緒はそう言いながら、
ロックグラスのウイスキーを飲み干した。
「あなたも飲まないの? まだあるわよ?」
「じゃぁ、いただきます」
ロックグラスでウイスキーを飲むなんて人生であまりしたことがない。
でも、口に近づけるととてもいい香りがする。
口に入れるとツンとアルコールの刺激とともに、
甘味のようなものも感じる。
「うわぁ、このウイスキー美味しい。なんて言っていいかわかんないですけど」
「ふふふ。よかった。私のお気に入りなの」
そうして、しばらく他愛のない話をしながらウイスキーを楽しんだ。
日本有数の繁華街をこんな時間に歩くのは初めてのことだ。
そして、そんな繁華街の中に住んでいるという彼女もまた、
自分にとっては異世界の人なのだと改めて認識する。
店を出て数分。
とんでもなく高いタワーマンションの前に到着した。
美緒に案内されるままにそのマンションに入っていく。
入口はとても大きいロビースペースで、
その奥にロック解除が必要なゲートのような自動ドアがある。
美緒がロックを解除すると自動ドアが開く。
何を言うこともなく歩いていく美緒についていく。
エレベーターにも無言で乗り込み、
相当な高層階で止まる。
エレベーターを降りて、
彼女についていくと、
ある部屋の前で立ち止まった。
美緒が鍵を鞄から取り出し、ドアを開ける。
「どうぞ」
彼女にそう声をかけてもらって、
意を決して部屋の中へ足を踏み入れる。
玄関からしてワンルームアパートの
自分の部屋ぐらいあるんじゃないか??という広さ。
靴を脱いで廊下を進むと、
とんでもなく広い空間が目に入る。
しかし、なんだろう?
とても違和感がある空間だった。
生活感がないというか。
「どうしたの?」
「いえ……こういう部屋に来たことなくて」
「珍しいものでもあった?」
「いえ……そういうわけじゃないんですけど」
「ふ~ん、やっぱり鋭いわねぇ。なんか不思議な部屋でしょ?」
「……ええ。なんかこう、うまく言えないんですが」
「そうね。じゃ、その種明かしも含めて話してあげるから、そこのソファーに座って」
美緒がそう言って指差したのは、
見るからに高級そうなソファだった。
恐る恐る座ってみると、
なんとも言えない
ふんわりとした座り心地だった。
どうしていいかわからず小さくなっていると、
美緒がキッチンからグラスを二つ手に持って
こちらに向かってきて、
テーブルにそれを置いた。
「もうちょっと飲めるかしら?」
「はい。飲めるは飲めるんですが……」
「どうしたの?」
「えっと……実は……」
そう言って、いつもは話さない話をふとしたくなった。
それは大学に入ったばかりのころの話。
サークルの最初の飲み会のときに「洗礼」というべきか、
それはそれはたくさんのお酒を飲まされた。
アルコールには強い体質だったらしく、
体調が悪くなるなどということはなかったのだが、
途中から記憶が曖昧になってしまっていた。
なんとなく覚えているのは、
自分でも歯止めが効かないほど
ムラムラしていたことだ。
女性の先輩を次々に口説いていたらしい。
その中の一人と二人でどこかに行ったと
同級生に後で聞いたのだが、
朝、目を覚ますと、
知らない人の部屋のベッドの上だった。
隣では裸の女性がぐったりしている。
どうしたものかと女性を必死に起こしてみると、
なんと、飲み会の後に部屋にきて
ずっとセックスをしていたらしい。
女性曰く、何回も何回も続くので
途中でバスルームに逃げ込んだらしい。
その後、ベッドで寝ていることを確認して
寝たという話を聞いた。
怖くてどうにもできなかったと泣かれてしまい、
これはまずいとにかく謝ったが、す
ぐに出て行ってほしいと言われたという話をした。
その話を聞いた美緒は
びっくりするかと思いきや、
大声をあげて笑い始めた。
「ほんとにぃ?! なんか先手打たれちゃったなぁ……
私の話が大したことなく聞こえちゃうよ」
「それはどういうことですか?」
「あの都市伝説、あなたも知ってるんでしょ?
私と夜の街に消えたスタッフが行方不明になったっていうの」
「はい。いろんな人から聞きました」
「正直でよろしい。って言ってもさ、実はそれ一人だけなんだよ」
「??? どういうことですか?」
「私ってさ、人に見られる仕事じゃない? いろんなストレスが溜まってくると、
酔っぱらったあなたと同じように、ただただ性欲の自制が利かなくなるのよ」
突然の告白に、なんと声をかけていいか
わからない状態で黙っていると、
美緒はこう続けた。
「でね。彼氏とか彼女とかいろいろつくってみたけど、
そんな状態になった私の相手をできる人間なんてそうはいないわけよ」
「ん? 彼氏はわかるんですが、彼女……ですか?」
「うん。私、どっちもいけるからさ♪」
そう言ってニコリと微笑む。
まっ、まぁ、業界そういう人が多いと
よく聞くのでそんなものだろうと、
深く考えないようにして、
勝手に納得しようとしていると、
美緒がまたも話を続ける。
「でね、じゃ、とにかく性欲に付き合ってくれるセフレを探そうかなぁ? って、
それ用にこの部屋を借りたの。さっき、なんか変な感じっていうあなたの感覚正しいのよ。
だって、普段ここで生活してないんだもん。生活感なんてあるわけないのよ」
自分のあの態度だけで何を言いたいかわかってしまうこの人は、
やっぱりすごい人だなぁと改めて感心してしまう。
特殊な業界で生き残る人はこういう人なんだろうなぁと。
「そんな感じだからさ、打ち上げでそれとなく隙を見せれば、
現場のスタッフは次々と誘ってくるってわけ。
でもね、私が誘いにのるときはさっき言った感じで、
性欲の自制が利かないときぐらいってね。
そんなときに最後まで相手をできる人ってそうはいないじゃない?」
美緒はそういって、ロックグラスに入ったウイスキーを一口飲む。
「でもさ、だいたいは途中で逃げ出しちゃう男がほとんどだったんだけど、
特にヤバい日に当たっちゃったのが、都市伝説のときの男の子ってわけ。
自分でもよく覚えてないぐらいで、とにかくずっと彼の上で喘いでたみたい。
朝方まで休みなくずっとセックスし続けて、
私がなんとか落ち着いてシャワーを浴びていた隙に逃げ出したってかんじ。
その後、現場にも来なくなって連絡も取れなくなった。これが都市伝説の真相よ」
彼女はここまで話し終えると、
またロックグラスを手に取り、
一口ウイスキーを飲んだ。
「どう? こんな女なのよ、私は」
そう言って、どこかさみしそうな表情をする美緒。
「いえいえ、さっき話したようにたぶん境遇はぜんぜん違いますが、
似たようなことをしてしまった過去があるので、ちょっとはわかります。
でも、そんなことになる可能性があるから、できるだけお酒は飲まないって決めたんです」
「なるほどねぇ。確かにストレスマックスの私と、
泥酔のあなただったらある意味最高の組み合わせかもね?」
そう言って、美緒はこちらを見てニコリとほほ笑んだ。
ただ、なんとなく寂し気でもあった。
「さて、こんな話外でできないからここに来てもらったけど、あとは任せるわ。
帰ってもいいし、もう少し私とお酒に付き合ってくれてもいいし」
なんだか他人のような気がしない美緒の前からいなくなるのは、
なんだか卑怯な気がしてしまった。
「そうですねぇ。何があってもいいということでしたら、もう少しお酒に付き合いますよ」
「あら? なに? 私とセックスしてみたいの?」
「いえいえ、そういうことじゃないですけど……そういうふうになっても怒られない相手となら」
「ふふふ。いいわね。なお、今日の私、かなりストレス溜まってるからたぶんヤバイよ?」
「そうなんですね。でも、かわいい子しか狙わないって聞きましたよ?
ボクみたいな地味な男は対象外じゃないんですか?」
「まぁ、好みで言えば見た目は全然好みじゃない」
自分で振っておいてなんだが、そ
こまでハッキリ言われるとちょっとへこむのも事実だ。
「でもね。あなたは細かいことに気が利く、他人を優先できる。
そんなことを当たり前にできる。この業界、そんな人間珍しいから
ちょっと興味が沸いたってわけ」
「なるほど。興味本位……ですかね?」
「そうね。でも誘ってよかったわ。
まさかそんな過去があるなんてのは予想外だったけどね。
誰かに話したかったんだろうなぁ。
私。都市伝説っていって陰で噂されてもなんとも思わなかったし、
勝手に言ってればいいって黙ってたけどさ」
「まぁ、人気者に陰口は勲章みたいなものですよね。
裏方やっているとそんな話ばっかりですよ」
「あら? そうなの? ほんと、この業界つまんない人間多いわね」
美緒はそう言いながら、
ロックグラスのウイスキーを飲み干した。
「あなたも飲まないの? まだあるわよ?」
「じゃぁ、いただきます」
ロックグラスでウイスキーを飲むなんて人生であまりしたことがない。
でも、口に近づけるととてもいい香りがする。
口に入れるとツンとアルコールの刺激とともに、
甘味のようなものも感じる。
「うわぁ、このウイスキー美味しい。なんて言っていいかわかんないですけど」
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