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年越
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ぼんやりと眼を開くと、薄暗い室内だった。暖かな布団にくるまっている。体を起こそうとして、重く、熱っぽいことに気付く。大分汗もかいたようだ。のどが渇いた。
室内をほのかに照らすのは、穏やかに灯る読書灯。
つまずかずに冷蔵庫まで行けるだろうかと、いつもならしない類の心配がよぎる。そもそも冷蔵庫を探さなければならないので電気をつけたいところだが、それすら億劫だ。
とりあえず水分補給をして、簡単に食べられるものがあれば腹に入れて、汗を流して寝る。
隣のベッドは空なので英は外にいるのだろうが、今は探しに行くよりも休んで回復したい。今までの経験からいけば、ちゃんと眠れれば朝には体調はそれなりに戻るはずだ。
深い溜息がこぼれた。
跳び下りたところで体力が尽きたのか、気が緩んだのか。とんだ失態だと思うが、今は何を考えたところで前向きなものになるとは思えないので、英の反応も含めてすべて投げおいておく。
肘をついて体を起こし、室内を見回す。読書灯だけでははっきりとは見えないが、すぐに冷蔵庫を見つけられたことにほっとする。
真横にあるナイトテーブルには、ウェルカムフルーツなのか籠盛りの果物もあった。手軽で栄養価の高いバナナを手に取り、恐る恐る、冷蔵庫へと足を踏み出す。
冷蔵庫にたどり着くと、風呂の位置も知れた。
よく冷えたスポーツドリンクのペットボトルを出して、床に座り込んでゆっくりと飲み干す。次いでバナナを食べて、風呂場に向かうついでに残骸をゴミ箱に落としていく。
とりあえずタオルを探して、寝間着になるものがバスローブしか見当たらず短く呻くが、どうせ寝るだけだしいいかと呑み込む。
今日買ったばかりの服が汗に濡れている方が気になるが、まさか今から洗濯をする元気もない。明日の分の着替えはあるし、最悪諦めようと決める。
「…いつぶりだ」
多少体調を崩すことはあったが、大体、少し体調が悪い程度で早目に対処していたために、寝込むほどのものは両親を亡くした後はあまり記憶にない。施設にいた三年ほどの間に一度か二度はあったような気もするが、その後はどうだっただろう。
シャワーの湯を頭からかぶりながら、思い出す光景があった。
寝とけ、と不器用に布団をたたく手。枕元には、お供えのように水の入ったコップと蜜柑、器に入れられた缶詰の桃が置いてあった。
――となると、高校生の間にも一度はあったようだ。案外寝込んでるなと、やや憮然とした。
それでも、倒れるのは初かも知れない。
熱めに設定したシャワーを短く切り上げ、しっかりと体を拭いて、バスローブを纏ってベッドに潜り込もうとして、髪が濡れたままだと気付いてつい舌打ちがこぼれる。
湿っているくらいならまだしも、しっかりと濡れているので、もう少し水分を飛ばした方がいいだろう。
とりあえず布団には潜り込んで、上体を起こして髪を拭く。そろそろ切った方がいいかと思いつつ、薄暗い部屋でぼんやりとする。
足音と扉を開ける音に、思わずびくりと体が反応していた。顔を上げれば、通路からの逆光に男が立っている。
「あれ雪季、起きてたのか?」
「ああ…悪かった。大丈夫…だったか?」
「あの少年は何だ、忍者か、って大盛り上がり。とりあえず絡んできた大方は酔い潰して来た」
少年。忍者。
どちらから突っ込んだものかと雪季が密かに頭を抱えるうちに、いくらか怪しげな足取りで、英は室内に踏み入った。冷蔵庫を開ける。
「スポーツドリンクあるけど、飲む?」
「さっきもらった」
「もう一本ある。水のがいいか?」
「いや…ありがとう。スポーツドリンクで」
英に気遣われるのが珍しく、意外な気持ちになる。
護衛と言っても所詮真似事で、英は雪季で遊んでいる程度の認識なのだろうから、寝込んでいれば遊びようもなくただ放置されるだろうと思ったのだが。
ペットボトルを二本手にした英は、一本を雪季に手渡し、空いている方のベッドに飛び込むように寝転んだ。半回転して、仰向けになる。
「体調悪いなら言っといてくれよ。驚くだろ」
「…悪い」
「コートは弁償してくれるって。あと、そこの果物はとりあえずお詫びって」
「お詫び?」
「客が暴漢取り押さえたんだから、そりゃあ相応の誠意とかあるだろ。管理責任とかもあるし」
気の毒に、とは思うが、弁償と言うからには着られる状態ではないのだろうし、どうにかしてくれるというなら正直ありがたい。
それなりの給料はもらっているが、今回服を一揃い調達したように不意の出費はあるし、今で三か月ほどのこの生活がどのくらい続くのかは英の気分次第と言っても過言ではないので、不透明だ。
そんなことを考えてしまってから、鈍い頭がようやく動く。
「…そもそも、お前が嬉々として向かって行かなければ問題はなかった気がするんだが」
「えーだってあそこは断然行かなきゃだろ」
「大人しくしてろよ…」
殺し屋に狙われるくらいには身辺が物騒なはずなのに、どうしてこう自ら厄介事に飛び込んで行こうとするのか。
髪の水分をあらかたタオルに移し、雪季は、体を倒した。掛布団をつかんで、顎の下まで引き上げる。子どものようだとの思いはあるが、変に意地を張って体調が戻らない方が困る。
思い出して、一度体を起こして、もらったペットボトルに口をつける。少し前に一本飲み切ったばかりなのに、半分ほどを一息に飲み干してしまう。
「あのさー雪季」
「何だ」
「俺ぶっちゃけ、雪季相手に勃つ。雪季が誘ってくるなら、すんなりセックスできる」
何を言い出すのか。
思わず英を見るが、読書灯が英の反対側にあるせいで顔がほとんど闇に埋もれていてよく見えない。寝転がったまま、天井を見上げているようではある。
「俺はあんまり男とか女とか関係ないし、そういった気がないのと体が反応するのって別だろ? 雪季だって、あの漫画家の子、抱きたいって思ってるわけじゃなくてもあからさまな隙を見せられたら体は反応するし、状況次第ではそのままいっちゃいかねないだろ」
「…言いたいことは、多分、わかる」
「俺はきっとそういう状況が来たら簡単に流されるから、雪季がちゃんと気を付けて。俺はそういうのじゃなくて、雪季とは友達になりたいんだからさ」
そんなことを言っていたなと思い出す。
それどころではなくほとんど聞き流していたし、本気にしていなかった。今となっては、そもそも雪季と英では友人の定義も違うだろうと思う。
「雪季と話をしたら楽しいだろうなって思ってた。くだらないことでいいから、会話して、いろんなことを知れたら面白いだろうなって。そうやって考えるだけで楽しかったから、実はもう一方的に観察してるだけでもいいんじゃないかとも思ってたんだけど。はじめの暗殺依頼があった時、葉月ともう知り合ってて、どうやったんだか知らないけど雪季が依頼を受けたっていうのを教えてくれて、ああこういう会い方もあるんだ、って。二回目の依頼は、俺が出した」
「はぁ?」
「三回目は関係ない。四回目は、はじめから依頼者を押さえるつもりで、ああやって雪季と話すつもりで、全部準備した。でも雪季、妙だとは思わなかったか? いくらなんでも、四回も、しかも失敗したわけじゃないにしても依頼主は違うのに同じターゲットに同じ暗殺者が手配されるなんて」
「…それだけ多く依頼されてただけじゃないのか」
「まあ、雪季以外もないわけじゃなかったけど。それでも、高確率過ぎるだろ。はっきりは聞いてないけど、仲介屋のじーさんが噛んでるだろうな」
「あの人は…じいさんって言うほどの年じゃない」
雪季の父よりも少し年嵩な程度で、祖父と言うほどではない。そういう問題ではないとわかっていながら、言葉になったのはそんなことだった。
英は、少し笑ったようだった。
「案外、雪季に殺し屋を辞めさせたかったんじゃないか? その結果預けたのが俺っていうのは、俺には嬉しいけど雪季にはいいんだか悪いんだか」
「…お前、どれだけ飲んだ。酔ってるだろ」
「まあそれなりに」
くすくすと軽やかな笑い声が聞こえる。呑みすぎると妙に素直になる奴だなと雪季は息を吐いた。
これを素直と言っていいのかはよくわからないが、普段なら言うつもりもないだろうことをぺらぺらと喋り出すのは確かだ。確かめてはいないからすべて覚えているのか、そのことをどう思っているのかまではわからないが。
雪季はまだ重さの残る体を動かして、握りしめているペットボトルを、英の手から取り上げた。水と確認してキャップを捻る。
「飲んで寝ろ。布団に入れ」
「…雪季、お母さんみたいー」
「いいから。ちゃんと飲め」
英の上体を引き起こし、ペットボトルを口元に宛がう。
「わかった、飲む、飲むから。ちょっと肩貸して」
膝立ちの雪季の肩に、英が凭れ掛かるようにしてペットボトルを傾ける。音でちゃんと飲んでいるのは判るが、肩にかかる重みに、雪季はそっと溜息を呑み込んだ。
護衛としての報酬はハウスキーパーの名目で振り込まれているが、そこに子守も加えてもらった方がいいような気がしてきた。
室内をほのかに照らすのは、穏やかに灯る読書灯。
つまずかずに冷蔵庫まで行けるだろうかと、いつもならしない類の心配がよぎる。そもそも冷蔵庫を探さなければならないので電気をつけたいところだが、それすら億劫だ。
とりあえず水分補給をして、簡単に食べられるものがあれば腹に入れて、汗を流して寝る。
隣のベッドは空なので英は外にいるのだろうが、今は探しに行くよりも休んで回復したい。今までの経験からいけば、ちゃんと眠れれば朝には体調はそれなりに戻るはずだ。
深い溜息がこぼれた。
跳び下りたところで体力が尽きたのか、気が緩んだのか。とんだ失態だと思うが、今は何を考えたところで前向きなものになるとは思えないので、英の反応も含めてすべて投げおいておく。
肘をついて体を起こし、室内を見回す。読書灯だけでははっきりとは見えないが、すぐに冷蔵庫を見つけられたことにほっとする。
真横にあるナイトテーブルには、ウェルカムフルーツなのか籠盛りの果物もあった。手軽で栄養価の高いバナナを手に取り、恐る恐る、冷蔵庫へと足を踏み出す。
冷蔵庫にたどり着くと、風呂の位置も知れた。
よく冷えたスポーツドリンクのペットボトルを出して、床に座り込んでゆっくりと飲み干す。次いでバナナを食べて、風呂場に向かうついでに残骸をゴミ箱に落としていく。
とりあえずタオルを探して、寝間着になるものがバスローブしか見当たらず短く呻くが、どうせ寝るだけだしいいかと呑み込む。
今日買ったばかりの服が汗に濡れている方が気になるが、まさか今から洗濯をする元気もない。明日の分の着替えはあるし、最悪諦めようと決める。
「…いつぶりだ」
多少体調を崩すことはあったが、大体、少し体調が悪い程度で早目に対処していたために、寝込むほどのものは両親を亡くした後はあまり記憶にない。施設にいた三年ほどの間に一度か二度はあったような気もするが、その後はどうだっただろう。
シャワーの湯を頭からかぶりながら、思い出す光景があった。
寝とけ、と不器用に布団をたたく手。枕元には、お供えのように水の入ったコップと蜜柑、器に入れられた缶詰の桃が置いてあった。
――となると、高校生の間にも一度はあったようだ。案外寝込んでるなと、やや憮然とした。
それでも、倒れるのは初かも知れない。
熱めに設定したシャワーを短く切り上げ、しっかりと体を拭いて、バスローブを纏ってベッドに潜り込もうとして、髪が濡れたままだと気付いてつい舌打ちがこぼれる。
湿っているくらいならまだしも、しっかりと濡れているので、もう少し水分を飛ばした方がいいだろう。
とりあえず布団には潜り込んで、上体を起こして髪を拭く。そろそろ切った方がいいかと思いつつ、薄暗い部屋でぼんやりとする。
足音と扉を開ける音に、思わずびくりと体が反応していた。顔を上げれば、通路からの逆光に男が立っている。
「あれ雪季、起きてたのか?」
「ああ…悪かった。大丈夫…だったか?」
「あの少年は何だ、忍者か、って大盛り上がり。とりあえず絡んできた大方は酔い潰して来た」
少年。忍者。
どちらから突っ込んだものかと雪季が密かに頭を抱えるうちに、いくらか怪しげな足取りで、英は室内に踏み入った。冷蔵庫を開ける。
「スポーツドリンクあるけど、飲む?」
「さっきもらった」
「もう一本ある。水のがいいか?」
「いや…ありがとう。スポーツドリンクで」
英に気遣われるのが珍しく、意外な気持ちになる。
護衛と言っても所詮真似事で、英は雪季で遊んでいる程度の認識なのだろうから、寝込んでいれば遊びようもなくただ放置されるだろうと思ったのだが。
ペットボトルを二本手にした英は、一本を雪季に手渡し、空いている方のベッドに飛び込むように寝転んだ。半回転して、仰向けになる。
「体調悪いなら言っといてくれよ。驚くだろ」
「…悪い」
「コートは弁償してくれるって。あと、そこの果物はとりあえずお詫びって」
「お詫び?」
「客が暴漢取り押さえたんだから、そりゃあ相応の誠意とかあるだろ。管理責任とかもあるし」
気の毒に、とは思うが、弁償と言うからには着られる状態ではないのだろうし、どうにかしてくれるというなら正直ありがたい。
それなりの給料はもらっているが、今回服を一揃い調達したように不意の出費はあるし、今で三か月ほどのこの生活がどのくらい続くのかは英の気分次第と言っても過言ではないので、不透明だ。
そんなことを考えてしまってから、鈍い頭がようやく動く。
「…そもそも、お前が嬉々として向かって行かなければ問題はなかった気がするんだが」
「えーだってあそこは断然行かなきゃだろ」
「大人しくしてろよ…」
殺し屋に狙われるくらいには身辺が物騒なはずなのに、どうしてこう自ら厄介事に飛び込んで行こうとするのか。
髪の水分をあらかたタオルに移し、雪季は、体を倒した。掛布団をつかんで、顎の下まで引き上げる。子どものようだとの思いはあるが、変に意地を張って体調が戻らない方が困る。
思い出して、一度体を起こして、もらったペットボトルに口をつける。少し前に一本飲み切ったばかりなのに、半分ほどを一息に飲み干してしまう。
「あのさー雪季」
「何だ」
「俺ぶっちゃけ、雪季相手に勃つ。雪季が誘ってくるなら、すんなりセックスできる」
何を言い出すのか。
思わず英を見るが、読書灯が英の反対側にあるせいで顔がほとんど闇に埋もれていてよく見えない。寝転がったまま、天井を見上げているようではある。
「俺はあんまり男とか女とか関係ないし、そういった気がないのと体が反応するのって別だろ? 雪季だって、あの漫画家の子、抱きたいって思ってるわけじゃなくてもあからさまな隙を見せられたら体は反応するし、状況次第ではそのままいっちゃいかねないだろ」
「…言いたいことは、多分、わかる」
「俺はきっとそういう状況が来たら簡単に流されるから、雪季がちゃんと気を付けて。俺はそういうのじゃなくて、雪季とは友達になりたいんだからさ」
そんなことを言っていたなと思い出す。
それどころではなくほとんど聞き流していたし、本気にしていなかった。今となっては、そもそも雪季と英では友人の定義も違うだろうと思う。
「雪季と話をしたら楽しいだろうなって思ってた。くだらないことでいいから、会話して、いろんなことを知れたら面白いだろうなって。そうやって考えるだけで楽しかったから、実はもう一方的に観察してるだけでもいいんじゃないかとも思ってたんだけど。はじめの暗殺依頼があった時、葉月ともう知り合ってて、どうやったんだか知らないけど雪季が依頼を受けたっていうのを教えてくれて、ああこういう会い方もあるんだ、って。二回目の依頼は、俺が出した」
「はぁ?」
「三回目は関係ない。四回目は、はじめから依頼者を押さえるつもりで、ああやって雪季と話すつもりで、全部準備した。でも雪季、妙だとは思わなかったか? いくらなんでも、四回も、しかも失敗したわけじゃないにしても依頼主は違うのに同じターゲットに同じ暗殺者が手配されるなんて」
「…それだけ多く依頼されてただけじゃないのか」
「まあ、雪季以外もないわけじゃなかったけど。それでも、高確率過ぎるだろ。はっきりは聞いてないけど、仲介屋のじーさんが噛んでるだろうな」
「あの人は…じいさんって言うほどの年じゃない」
雪季の父よりも少し年嵩な程度で、祖父と言うほどではない。そういう問題ではないとわかっていながら、言葉になったのはそんなことだった。
英は、少し笑ったようだった。
「案外、雪季に殺し屋を辞めさせたかったんじゃないか? その結果預けたのが俺っていうのは、俺には嬉しいけど雪季にはいいんだか悪いんだか」
「…お前、どれだけ飲んだ。酔ってるだろ」
「まあそれなりに」
くすくすと軽やかな笑い声が聞こえる。呑みすぎると妙に素直になる奴だなと雪季は息を吐いた。
これを素直と言っていいのかはよくわからないが、普段なら言うつもりもないだろうことをぺらぺらと喋り出すのは確かだ。確かめてはいないからすべて覚えているのか、そのことをどう思っているのかまではわからないが。
雪季はまだ重さの残る体を動かして、握りしめているペットボトルを、英の手から取り上げた。水と確認してキャップを捻る。
「飲んで寝ろ。布団に入れ」
「…雪季、お母さんみたいー」
「いいから。ちゃんと飲め」
英の上体を引き起こし、ペットボトルを口元に宛がう。
「わかった、飲む、飲むから。ちょっと肩貸して」
膝立ちの雪季の肩に、英が凭れ掛かるようにしてペットボトルを傾ける。音でちゃんと飲んでいるのは判るが、肩にかかる重みに、雪季はそっと溜息を呑み込んだ。
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