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三角
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音を立てて置かれたグラスに、雪季は、割れないかと心配して、そちらではなかったと叩き付けた手の持ち主に改めて視線を向けた。もう酔いが回っているのか、半眼になっている。
「ほんっと俺、雪季君尊敬する! あの社長とずーっと一緒にいて平気とか、尊敬しかない!」
ばしばしと肩を叩かれ、どうしたものかと向かいに座る四十万を見るが、諦めろとでも言うように首を振られた。そこは助けてほしい、と、つい向ける眼差しが恨めしさを帯びる。
食べて帰るなら一緒にどうか、と、誘われて来たのだが、居酒屋は失敗だった。
中原は、酔うと場所を考えず眠ってしまう悪癖はあるが、それ以外はそう性質の悪い酔い方ではない。ただ、いつも以上に声が大きくなるし思ったままを口にする。それが、厄介と言えば厄介だ。
「いやさあ、俺だってあの人嫌いじゃないよ? むしろ年下なのに凄いなって思うよ? 対人スキル高すぎて怖いくらいだって思う。だからさ、今の、ちょっと顔会わせて仕事の話と雑談とか七三くらいのが丁度よくて、なのに一緒にいる時間増えたらぐいぐい来るじゃん、なんか気付いたらぺろっと話すつもりないことまで話してたりするじゃん、で、それしっかり覚えてて。あれめっちゃ怖いんだって!」
「中原、もう少し声落とせ。うるさい」
「ええー」
「真幸さん次何飲みますか」
とりあえずさっさと眠らせるつもりでドリンクメニューを向けるが、水で中和させた方がいいだろうか、と、四十万に目を向ける。かすかな頷きが返り、ではこのままの方向で、と、中原が選んだレモンサワーを速やかに追加した。
居酒屋の薄いチューハイでしっかりと酔えるのは効率がいいのかも知れない、と、雪季は思ってしまう。そういう意味では、雪季も英も効率が悪すぎる。
「四十万さんも何かたのみますか?」
「…甘いのって何があった?」
「えぇー? 透さんって甘いの飲みましたっけ? ていうかアルコール飲めた?」
「いや、デザートメニュー」
「何一人で締めに入ろうとしてんですか!」
「焼きおにぎり頼みますけど、真幸さん食べますか?」
「雪季君まで!」
別に、ご飯ものや甘味を注文したからといって食べ終わりではないと雪季は思うのだが、中原は一人で拗ねている。しかしまあ、それなりに食べたので、これで締めてもいい頃合いではある。
結局、勢いに任せて先に届いたレモンサワーを飲み干した中原が、雪季と四十万よりも先に店仕舞いをした。残された二人で、追加注文分と残っていた料理を片付けていく。
「真幸さんの家ってどこでした?」
「今日車使えたんだったか?」
「いえ。自宅に送り届けるか寮に運ぶか、どちらにしても電車とタクシーか歩きですね。空いてればシェアカーとか借りてもいいですけど。最終手段は、事務所で」
会社の近くの店なので、実はそれが一番手っ取り早い。応接室のソファーに寝かせて置いても、呆れたりからかったりはしても、怒るものはないだろう。
ビジネスホテルに放り込んでもいいが、その場合、どちらかが一緒に泊まり込みになりそうだ。今まで特に問題は起こしていないが、酔っぱらいを一人で泊まらせるわけにもいかない。中原のためというよりは、ホテルへの配慮として。
「…呼んだら来るんじゃないか?」
「借りを作るようで嫌です」
「来るってことは否定しないんだな」
苦笑されて、それもそうかと雪季はため息を飲み込んだ。実際、二つ返事で快諾が得られそうな気はする。
「ああ、悪い、からかうつもりはなかったんだ。ただ…仲が良さそうで、意外と言うか」
「意外」
どういう意味合いだろうと、四十万を見る。いくらか饒舌なのは、仕事終わりで気が緩んでいるからだろうか。
四十万はウーロン茶のグラスを傾け、さりげなく表情を隠した、ように雪季には思えた。
「その…こういう重ねられ方は不快だろうが、今まで見てきた恋人やそういった関係の誰よりも、河東君が執着してるように見えて。でも、君がそれを喜ぶようにも思えなかったから、それで仲が良さそうなのが…」
「意外だと」
「…ああ」
飲み干したグラスを置いて、しかし四十万は雪季を見ようとはしなかった。躊躇うように、食べかけのガトーショコラの皿を引く。
そんな様子を眺めながら、役職を外すと「河東君」呼びなのか、と思ってから、以前からの知り合いで年上ならそういうものか、とも思う。
考えてみれば、大きく括れば同世代ばかりとはいえ、葉月と山本以外は皆、河東よりも年上だ。普段あまりそれを意識しないのは、それだけ、ごく自然に皆が英を社長として立てているからだろう。
「俺はあまり河東のそちら方面は知りたくもないので比べようがないですが、そうだとしても、もうそれもひっくるめてあいつですから。それに、仲がいいというのも少し違って…互いに、遠慮が要らないというか。その気楽さに甘えている部分はあるかも知れません。度を越しているように見えたら、注意してもらえるとありがたいです」
「いや…友人なら、多少馴れ合いのようなものが出ても…むしろ、仕事中はそういうのは出ていない方だと思う」
友人、と、これは言葉にせずに胸の中につぶやきを落とす。結愛と話した時もそうだったが、そろそろ観念するしかないだろうか。
そして、一度はこちらを向いた視線が再び逸らされたことに、小さく首を傾げる。まだ何か、抱え込んでいるものがあるのだろうか。
最後のさつま揚げに箸を伸ばし、つまみ上げる。
「…一方的な好意は…迷惑なものじゃないか…?」
「…関係性や状況にもよるので、一概にはどうとも言えないのではないかと」
さつま揚げを平らげて次に選んだ焼きおにぎりを飲み込むために、多少長く間が空いた。
その間、四十万はいっそ頑ななほどに下を向いていて、雪季としてはこのまま一般論に逃げたくもなった。程度さえ超さなければ基本的に好意は嬉しいものだ、とでも言えば薬にも毒にもならないままに流してしまえるだろう。
だがそれは、いささか不誠実な気がした。ただ、相談相手に雪季を据えるのは色々と間違っている気がするのだが。あるいは、相談などではなくただの愚痴なのだろうか。
「…大切な友人がいるんです」
顔を上げたが、四十万は何も言わない。ただ、真っ直ぐに雪季を見ていた。
「その人からもらってばかりなんですけど、向こうは逆に、俺からもらってばかりだって、金銀緞子の花嫁衣裳でも織らないと返せないって言ってくるんです」
「花嫁衣装?」
「多分、鶴の恩返しが頭にあったんだと思います」
なるほど、と生真面目に頷くのが少し面白い。
「それが本当ならお互い、返しきれないだけの好意をもらって、どうして、って戸惑いはあっても、迷惑だとも重いとも思わないんですよね。少なくとも、俺は。申し訳なさはあっても、それで逃げ出すことなんてできなくて、それなら、いつかもらっただけのものを返す機会を狙って、傍にいます」
結局、どんな感情を抱こうと、渡そうと、それがどう受け取られるかは相手次第でしかない。
そう思うが、果たしてこの話はそうやってまとめられるものだっただろうか、出してくる例えを間違えたかなと雪季が悩んでいるうちに、ふっと、四十万が息を吐いた。
「中原の家、ここから三駅で駅から五分くらいだったから、そこが一番近いか。俺のところも寮も駅からは少し離れてるし」
「面倒だから、もうそのまま泊まり込みますか? こたつか電気カーペットでもあれば、布団が足りなくても一晩くらいなんとかなりそうですけど」
「…俺は構わないが、社長は明日ちゃんと来るのか?」
「朝一の予定はないから、最悪、始業時間になってからたたき起こしに行っても間に合います」
そもそも、起こして会社に連れて行く、という役目が発生する時点で何かおかしいはずなのだが、誰もそこに突っ込みを入れようとはしない。これは、英が甘やかされていると取るべきなのか、こちらが慣らされてしまっているのか。
一応連絡は入れますけど、と手に取った携帯端末が震えた。画面に出てきたメッセージを一読して、雪季は、無言で画面を四十万に向けた。
「…盗聴器でも仕掛けられてないか?」
「怖いこと言わないでください。…後で、アプリ確認してみます」
二対の視線を集める小さな画面には、『まだ帰ってないなら拾って行こうか?』との、あまりに間が良すぎる英からのメッセージ。
何とも言えない気分でそれを眺めながら、足も確保できたし帰宅で確定か、と、雪季は短く息を吐いた。そこに、ありがとうとそっと、言葉が届いた。
「ほんっと俺、雪季君尊敬する! あの社長とずーっと一緒にいて平気とか、尊敬しかない!」
ばしばしと肩を叩かれ、どうしたものかと向かいに座る四十万を見るが、諦めろとでも言うように首を振られた。そこは助けてほしい、と、つい向ける眼差しが恨めしさを帯びる。
食べて帰るなら一緒にどうか、と、誘われて来たのだが、居酒屋は失敗だった。
中原は、酔うと場所を考えず眠ってしまう悪癖はあるが、それ以外はそう性質の悪い酔い方ではない。ただ、いつも以上に声が大きくなるし思ったままを口にする。それが、厄介と言えば厄介だ。
「いやさあ、俺だってあの人嫌いじゃないよ? むしろ年下なのに凄いなって思うよ? 対人スキル高すぎて怖いくらいだって思う。だからさ、今の、ちょっと顔会わせて仕事の話と雑談とか七三くらいのが丁度よくて、なのに一緒にいる時間増えたらぐいぐい来るじゃん、なんか気付いたらぺろっと話すつもりないことまで話してたりするじゃん、で、それしっかり覚えてて。あれめっちゃ怖いんだって!」
「中原、もう少し声落とせ。うるさい」
「ええー」
「真幸さん次何飲みますか」
とりあえずさっさと眠らせるつもりでドリンクメニューを向けるが、水で中和させた方がいいだろうか、と、四十万に目を向ける。かすかな頷きが返り、ではこのままの方向で、と、中原が選んだレモンサワーを速やかに追加した。
居酒屋の薄いチューハイでしっかりと酔えるのは効率がいいのかも知れない、と、雪季は思ってしまう。そういう意味では、雪季も英も効率が悪すぎる。
「四十万さんも何かたのみますか?」
「…甘いのって何があった?」
「えぇー? 透さんって甘いの飲みましたっけ? ていうかアルコール飲めた?」
「いや、デザートメニュー」
「何一人で締めに入ろうとしてんですか!」
「焼きおにぎり頼みますけど、真幸さん食べますか?」
「雪季君まで!」
別に、ご飯ものや甘味を注文したからといって食べ終わりではないと雪季は思うのだが、中原は一人で拗ねている。しかしまあ、それなりに食べたので、これで締めてもいい頃合いではある。
結局、勢いに任せて先に届いたレモンサワーを飲み干した中原が、雪季と四十万よりも先に店仕舞いをした。残された二人で、追加注文分と残っていた料理を片付けていく。
「真幸さんの家ってどこでした?」
「今日車使えたんだったか?」
「いえ。自宅に送り届けるか寮に運ぶか、どちらにしても電車とタクシーか歩きですね。空いてればシェアカーとか借りてもいいですけど。最終手段は、事務所で」
会社の近くの店なので、実はそれが一番手っ取り早い。応接室のソファーに寝かせて置いても、呆れたりからかったりはしても、怒るものはないだろう。
ビジネスホテルに放り込んでもいいが、その場合、どちらかが一緒に泊まり込みになりそうだ。今まで特に問題は起こしていないが、酔っぱらいを一人で泊まらせるわけにもいかない。中原のためというよりは、ホテルへの配慮として。
「…呼んだら来るんじゃないか?」
「借りを作るようで嫌です」
「来るってことは否定しないんだな」
苦笑されて、それもそうかと雪季はため息を飲み込んだ。実際、二つ返事で快諾が得られそうな気はする。
「ああ、悪い、からかうつもりはなかったんだ。ただ…仲が良さそうで、意外と言うか」
「意外」
どういう意味合いだろうと、四十万を見る。いくらか饒舌なのは、仕事終わりで気が緩んでいるからだろうか。
四十万はウーロン茶のグラスを傾け、さりげなく表情を隠した、ように雪季には思えた。
「その…こういう重ねられ方は不快だろうが、今まで見てきた恋人やそういった関係の誰よりも、河東君が執着してるように見えて。でも、君がそれを喜ぶようにも思えなかったから、それで仲が良さそうなのが…」
「意外だと」
「…ああ」
飲み干したグラスを置いて、しかし四十万は雪季を見ようとはしなかった。躊躇うように、食べかけのガトーショコラの皿を引く。
そんな様子を眺めながら、役職を外すと「河東君」呼びなのか、と思ってから、以前からの知り合いで年上ならそういうものか、とも思う。
考えてみれば、大きく括れば同世代ばかりとはいえ、葉月と山本以外は皆、河東よりも年上だ。普段あまりそれを意識しないのは、それだけ、ごく自然に皆が英を社長として立てているからだろう。
「俺はあまり河東のそちら方面は知りたくもないので比べようがないですが、そうだとしても、もうそれもひっくるめてあいつですから。それに、仲がいいというのも少し違って…互いに、遠慮が要らないというか。その気楽さに甘えている部分はあるかも知れません。度を越しているように見えたら、注意してもらえるとありがたいです」
「いや…友人なら、多少馴れ合いのようなものが出ても…むしろ、仕事中はそういうのは出ていない方だと思う」
友人、と、これは言葉にせずに胸の中につぶやきを落とす。結愛と話した時もそうだったが、そろそろ観念するしかないだろうか。
そして、一度はこちらを向いた視線が再び逸らされたことに、小さく首を傾げる。まだ何か、抱え込んでいるものがあるのだろうか。
最後のさつま揚げに箸を伸ばし、つまみ上げる。
「…一方的な好意は…迷惑なものじゃないか…?」
「…関係性や状況にもよるので、一概にはどうとも言えないのではないかと」
さつま揚げを平らげて次に選んだ焼きおにぎりを飲み込むために、多少長く間が空いた。
その間、四十万はいっそ頑ななほどに下を向いていて、雪季としてはこのまま一般論に逃げたくもなった。程度さえ超さなければ基本的に好意は嬉しいものだ、とでも言えば薬にも毒にもならないままに流してしまえるだろう。
だがそれは、いささか不誠実な気がした。ただ、相談相手に雪季を据えるのは色々と間違っている気がするのだが。あるいは、相談などではなくただの愚痴なのだろうか。
「…大切な友人がいるんです」
顔を上げたが、四十万は何も言わない。ただ、真っ直ぐに雪季を見ていた。
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「花嫁衣装?」
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なるほど、と生真面目に頷くのが少し面白い。
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そう思うが、果たしてこの話はそうやってまとめられるものだっただろうか、出してくる例えを間違えたかなと雪季が悩んでいるうちに、ふっと、四十万が息を吐いた。
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一応連絡は入れますけど、と手に取った携帯端末が震えた。画面に出てきたメッセージを一読して、雪季は、無言で画面を四十万に向けた。
「…盗聴器でも仕掛けられてないか?」
「怖いこと言わないでください。…後で、アプリ確認してみます」
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