3 / 4
目標、海!
ゾンビ・オブ・シリアス
しおりを挟む
「どうよ西澤~?久々の娑婆でのドライブは~。自分はジープとかの方が乗りたかったけどねー。」
風に吹かれながら、深夜0200を回ろうという時間をパトカーに乗って移動する事に苦笑いしながら尋ねるのは佐野だった。
「最高だぜぇ~?あとサングラスがあれば文句無しだねぇ。それと余計な事を言うと口を縫い合わすぞ…」
西澤は満足気に死屍累々とした民家の側を、深夜徘徊しているゾンビを避けながら走り抜けていく。
「おい西澤!とりあえず俺達の行き先は覚えてるよな?」
大瀧は絶対に寝ていたであろう、虚ろな表情で後部座席から西澤に声を若干荒げながら聞いた。
「あぁー、勿論。最初は海に行って…それから…えぇっと。」
佐野に目で救いを求めるが、前を見て運転しろという合図を出されて渋々と前を見て運転しながら悩み唸っていた。
「西澤っ、俺達はこれから海に行く前に、その近くの山奥の一軒家に行く予定だぞー。したっけ、山の中で車を止めたら一旦寝るんだよ…俺はもう寝そうだよ。」
西澤は「あぁ~」と納得した様な返事をして、少しスピードを上げながら民家の側を抜けていった。
そして、小一時間後に山の途中に一時停車した。
「まぁ、とりあえず偽装はしておくよ。二人は念のために偽装している間は車の外で見張っていてほしい。」
佐野は迷彩の皮手袋を装着すると、辺りに落ちている木葉と木の枝を集めて満遍なくバイパー等に引っ掻けたりしていく。
「おう、西澤は見張っててくれ。俺も手伝うわ。」
大瀧は、ずっと被っている鉄帽でかゆくなった頭を少しかいてから皮手袋を装着して一緒になって偽装し始めた。
ガサッ…
茂みの方から、何かが動いた音が三人の耳に届いた。
「俺が…見てくる…」
真っ先に名乗り出たのは西澤だった。深夜の月明かりしか無い山の中ではより一層恐怖を際立たせる。
少しずつ近付いていき、手を伸ばし、茂みの先を見た瞬間…
ガサガサッ…バッ!
それは西澤を飛び越えると、パトカーと佐野の間を走り抜けて去っていった。
「あっ、鹿だ。」
佐野は取って付けた様な驚きの表情を浮かべた。
「犯人は、鹿でした。そろそろ偽装の出来もどうでしょう?」
佐野のジョークは見事にかわされ、偽装を終えた彼等は午前0330に就寝した。
次の日、午前0600前に全員目が覚めたのは自衛官としては当たり前の出来事であったが、すぐに二度目の眠りについた。
午前1000、全員目が覚めると皆で偽装を取り外して山奥の一軒家を目指して車を走らせた。
しかし途中…
「あっ…止まって!」
佐野の突然の声掛けに、西澤は急ブレーキを掛けて大瀧は少し前に飛ばされた。
「いてぇ、どうしたよ佐野ぉ?!」
大瀧からの質問に答える間もなく、車を降りた佐野は木陰に座り込んでいる老人に声を掛けた。
「大丈夫…ですか…?その、い、生きてる方は貴方以外にはいないのですかね?」
人見知りの佐野が若干おどおどしく聞くと、老人は目を見開いて佐野を見ると道の先を指差して答えた。
「おぉ…自衛隊さんかい、はぁ…憎たらしいが今回ばかりはあんたら自衛隊さんの力を借りたいんだが…1つ頼んでも良いか?」
佐野は、車に乗ってる二人にまだ待ってる様に合図を送ってから老人の話に耳を傾けた。
「俺の家がこの先にあるんだが、婆さんがまだ家の中におってなぁ…今の俺ではもう我が家に行く事すら出来んくてな。ほれ、見てみろ~?婆さんの可愛い甘噛みの後がこんなにくっきりと俺の腕についてるだろ…ごほっ」
佐野はハッとした表情で老人の傷跡から顔に視線を戻した。
「俺の妻を、どうか楽にしてやってくれ…その後、家の前にある桜の木の前に俺と同じ場所に埋めてくれっ!その後の俺の家なら好きに使ってくれて良い…だから、頼む…この通りだ!」
老人は最後の力を振り絞って、頭を地面にこすり付けながら頼み込んだ。
「っ、分かりました…。引き受けます…その前に、1つ気になったのですが、貴方の子供に当たる方は一体どこへ…?」
老人はバッと顔を上げると、すべての憎悪を向ける様な表情で佐野を睨むが、すぐに力が抜けた表情で口を開いた。
「俺の息子は自衛官だった…でもなぁ、本当バカみたいに良い奴でよ…ゾンビとかいう意味の分からんもんは、まだ生きてる人間だなんて言ってたお偉いさん方の命令で、例え噛まれたりしようが救助を優先したんだよ…結果な、俺のこの…猟銃で頭を…この俺が、息子を俺自身がっ…殺しっ、ゾンビは…死んでんだよなっ!俺の妻だって…助けられなっ…うっ、あああぁぅああああぁぁぁ!!!」
泣き崩れた老人は急に泣き止むと、まるで弱っていたのが嘘の様に素早く猟銃を両手に取った。
「俺の生き様、そしてお前達自衛隊に幸福があらん事を願って俺の人生を、今!ここで止める!」
佐野は自らの前で起きている現状に脳が付いていかない事に悔しさを覚えながらも、震える足に力を込めて必死に老人の最期を見届ける覚悟をした。
発砲音は佐野には聞こえていなかった、この短時間でのあまりの衝撃に意識を保つ事自体難しかったからだ。
車から二人も思わず降りてくると、大瀧は老人が自らの頭を撃ち抜いた猟銃をすぐに取り老人の死体を警戒している。
「大丈夫か佐野…?」
西澤の言葉で我に帰ると、老人の死という現状に脳が追い付き大瀧の持っている猟銃を横目で見て言った。
「これから行く家の前に、ちょっとだけ仕事があるわ。」
パトカーのトランクを開けると、中には防弾チョッキや警察が生前使っていたであろう道具がいくつも入っていた。
「話は分かった…けどトランクに爺さんの死体を入れるのかよ?」
大瀧はちょっと嫌そうに言ったが、佐野の何とも言えない表情に「まぁいいや」と納得してなさそうに言いながらも老人の死体をトランクに詰めて、トランクに入ってて唯一使えそうだった防弾チョッキは西澤が装着する事になった。
「ははっ、これでゾンビに人気な西澤も、特に脂の乗りが良い腹だけなら守れそうだな!」
「俺の、腹肉は上質だからっ!」
と大瀧の言葉に対して負けじと言葉を返す西澤は、運転席に乗って二人が助手席と後部座席に乗ったのを確認すると一本道を進んでいった。
行き着いた先にあったのは、和風の手入れもそれなりに行き届いた中々に良い庭付の家だった。
「よし、とりあえず…お、あったあった。これが爺さんの言ってた桜の木ぽいね。」
佐野がポンポンと叩くその木は、春であればとても綺麗に咲き誇りそうな桜の木だった。
「お、これか。エンピ持ってきたから掘るか~」
秋の青空の下で三人は楽しく雑談しながら掘っていき、二人くらいは埋まりそうな大きさの穴を掘ると死体をそっと置いた。
「さて…と、後はこの家にいる婆さんの方だな。」
大瀧の言葉にすぐに察した二人は安全装置を解除し、先に窓の外から中を伺った。
すると、それは案外すぐに見付ける事ができた。
「あぁ、こいつか…見た感じ洋間っぽい作りの部屋にいる。窓を開けて音を立ててこっちに誘き寄せる感じでいこう。」
佐野はそう言うと、半開きになっていた窓をガチャガチャと立て付け悪そうに開けると、既にその物音で老婆のゾンビは呻きながらヨタヨタと近付いてきた。
「この婆さん、這い出してこれるかぁ?」
西澤は不安そうに呟いた。
「大丈夫じゃね?人の三大欲求は、睡眠欲、性欲、食欲だから本能に勝るものなんて他にな…ほら、来たよ来た来た!」
佐野の言葉に合わせる様に、ずるりと窓の外へ落ちたまでは良かったが、落下して当たり所が悪かったのかそのまま動かなくなってしまった。
「かなり衰弱してたんだろうな、ゾンビになってもこのくらいしか動けないんじゃ…あの爺さんも噛み付いてくるなんて思いもしないよな。」
大瀧はそう言うと、念の為にと工具で頭を殴った途端。急に足をばたつかせて呻き声を上げ始めた。
「言った側からっ…そんなに生きてたいなら、最期は爺さんの形見で終わらせてやるよ!」
そう言うと、佐野は猟銃をパトカーの中から持ってくると頭に焦点を合わせて撃つ瞬間。
老婆のゾンビはピタッと動きを止め、弾が当たると同時にまるでそれを待っていたかの様にして老婆のゾンビは息絶えた。
老婆と老人の死体は桜の木の元へしっかりと埋められ、三人はしばらくこの家を拠点として住む事に決めた。
風に吹かれながら、深夜0200を回ろうという時間をパトカーに乗って移動する事に苦笑いしながら尋ねるのは佐野だった。
「最高だぜぇ~?あとサングラスがあれば文句無しだねぇ。それと余計な事を言うと口を縫い合わすぞ…」
西澤は満足気に死屍累々とした民家の側を、深夜徘徊しているゾンビを避けながら走り抜けていく。
「おい西澤!とりあえず俺達の行き先は覚えてるよな?」
大瀧は絶対に寝ていたであろう、虚ろな表情で後部座席から西澤に声を若干荒げながら聞いた。
「あぁー、勿論。最初は海に行って…それから…えぇっと。」
佐野に目で救いを求めるが、前を見て運転しろという合図を出されて渋々と前を見て運転しながら悩み唸っていた。
「西澤っ、俺達はこれから海に行く前に、その近くの山奥の一軒家に行く予定だぞー。したっけ、山の中で車を止めたら一旦寝るんだよ…俺はもう寝そうだよ。」
西澤は「あぁ~」と納得した様な返事をして、少しスピードを上げながら民家の側を抜けていった。
そして、小一時間後に山の途中に一時停車した。
「まぁ、とりあえず偽装はしておくよ。二人は念のために偽装している間は車の外で見張っていてほしい。」
佐野は迷彩の皮手袋を装着すると、辺りに落ちている木葉と木の枝を集めて満遍なくバイパー等に引っ掻けたりしていく。
「おう、西澤は見張っててくれ。俺も手伝うわ。」
大瀧は、ずっと被っている鉄帽でかゆくなった頭を少しかいてから皮手袋を装着して一緒になって偽装し始めた。
ガサッ…
茂みの方から、何かが動いた音が三人の耳に届いた。
「俺が…見てくる…」
真っ先に名乗り出たのは西澤だった。深夜の月明かりしか無い山の中ではより一層恐怖を際立たせる。
少しずつ近付いていき、手を伸ばし、茂みの先を見た瞬間…
ガサガサッ…バッ!
それは西澤を飛び越えると、パトカーと佐野の間を走り抜けて去っていった。
「あっ、鹿だ。」
佐野は取って付けた様な驚きの表情を浮かべた。
「犯人は、鹿でした。そろそろ偽装の出来もどうでしょう?」
佐野のジョークは見事にかわされ、偽装を終えた彼等は午前0330に就寝した。
次の日、午前0600前に全員目が覚めたのは自衛官としては当たり前の出来事であったが、すぐに二度目の眠りについた。
午前1000、全員目が覚めると皆で偽装を取り外して山奥の一軒家を目指して車を走らせた。
しかし途中…
「あっ…止まって!」
佐野の突然の声掛けに、西澤は急ブレーキを掛けて大瀧は少し前に飛ばされた。
「いてぇ、どうしたよ佐野ぉ?!」
大瀧からの質問に答える間もなく、車を降りた佐野は木陰に座り込んでいる老人に声を掛けた。
「大丈夫…ですか…?その、い、生きてる方は貴方以外にはいないのですかね?」
人見知りの佐野が若干おどおどしく聞くと、老人は目を見開いて佐野を見ると道の先を指差して答えた。
「おぉ…自衛隊さんかい、はぁ…憎たらしいが今回ばかりはあんたら自衛隊さんの力を借りたいんだが…1つ頼んでも良いか?」
佐野は、車に乗ってる二人にまだ待ってる様に合図を送ってから老人の話に耳を傾けた。
「俺の家がこの先にあるんだが、婆さんがまだ家の中におってなぁ…今の俺ではもう我が家に行く事すら出来んくてな。ほれ、見てみろ~?婆さんの可愛い甘噛みの後がこんなにくっきりと俺の腕についてるだろ…ごほっ」
佐野はハッとした表情で老人の傷跡から顔に視線を戻した。
「俺の妻を、どうか楽にしてやってくれ…その後、家の前にある桜の木の前に俺と同じ場所に埋めてくれっ!その後の俺の家なら好きに使ってくれて良い…だから、頼む…この通りだ!」
老人は最後の力を振り絞って、頭を地面にこすり付けながら頼み込んだ。
「っ、分かりました…。引き受けます…その前に、1つ気になったのですが、貴方の子供に当たる方は一体どこへ…?」
老人はバッと顔を上げると、すべての憎悪を向ける様な表情で佐野を睨むが、すぐに力が抜けた表情で口を開いた。
「俺の息子は自衛官だった…でもなぁ、本当バカみたいに良い奴でよ…ゾンビとかいう意味の分からんもんは、まだ生きてる人間だなんて言ってたお偉いさん方の命令で、例え噛まれたりしようが救助を優先したんだよ…結果な、俺のこの…猟銃で頭を…この俺が、息子を俺自身がっ…殺しっ、ゾンビは…死んでんだよなっ!俺の妻だって…助けられなっ…うっ、あああぁぅああああぁぁぁ!!!」
泣き崩れた老人は急に泣き止むと、まるで弱っていたのが嘘の様に素早く猟銃を両手に取った。
「俺の生き様、そしてお前達自衛隊に幸福があらん事を願って俺の人生を、今!ここで止める!」
佐野は自らの前で起きている現状に脳が付いていかない事に悔しさを覚えながらも、震える足に力を込めて必死に老人の最期を見届ける覚悟をした。
発砲音は佐野には聞こえていなかった、この短時間でのあまりの衝撃に意識を保つ事自体難しかったからだ。
車から二人も思わず降りてくると、大瀧は老人が自らの頭を撃ち抜いた猟銃をすぐに取り老人の死体を警戒している。
「大丈夫か佐野…?」
西澤の言葉で我に帰ると、老人の死という現状に脳が追い付き大瀧の持っている猟銃を横目で見て言った。
「これから行く家の前に、ちょっとだけ仕事があるわ。」
パトカーのトランクを開けると、中には防弾チョッキや警察が生前使っていたであろう道具がいくつも入っていた。
「話は分かった…けどトランクに爺さんの死体を入れるのかよ?」
大瀧はちょっと嫌そうに言ったが、佐野の何とも言えない表情に「まぁいいや」と納得してなさそうに言いながらも老人の死体をトランクに詰めて、トランクに入ってて唯一使えそうだった防弾チョッキは西澤が装着する事になった。
「ははっ、これでゾンビに人気な西澤も、特に脂の乗りが良い腹だけなら守れそうだな!」
「俺の、腹肉は上質だからっ!」
と大瀧の言葉に対して負けじと言葉を返す西澤は、運転席に乗って二人が助手席と後部座席に乗ったのを確認すると一本道を進んでいった。
行き着いた先にあったのは、和風の手入れもそれなりに行き届いた中々に良い庭付の家だった。
「よし、とりあえず…お、あったあった。これが爺さんの言ってた桜の木ぽいね。」
佐野がポンポンと叩くその木は、春であればとても綺麗に咲き誇りそうな桜の木だった。
「お、これか。エンピ持ってきたから掘るか~」
秋の青空の下で三人は楽しく雑談しながら掘っていき、二人くらいは埋まりそうな大きさの穴を掘ると死体をそっと置いた。
「さて…と、後はこの家にいる婆さんの方だな。」
大瀧の言葉にすぐに察した二人は安全装置を解除し、先に窓の外から中を伺った。
すると、それは案外すぐに見付ける事ができた。
「あぁ、こいつか…見た感じ洋間っぽい作りの部屋にいる。窓を開けて音を立ててこっちに誘き寄せる感じでいこう。」
佐野はそう言うと、半開きになっていた窓をガチャガチャと立て付け悪そうに開けると、既にその物音で老婆のゾンビは呻きながらヨタヨタと近付いてきた。
「この婆さん、這い出してこれるかぁ?」
西澤は不安そうに呟いた。
「大丈夫じゃね?人の三大欲求は、睡眠欲、性欲、食欲だから本能に勝るものなんて他にな…ほら、来たよ来た来た!」
佐野の言葉に合わせる様に、ずるりと窓の外へ落ちたまでは良かったが、落下して当たり所が悪かったのかそのまま動かなくなってしまった。
「かなり衰弱してたんだろうな、ゾンビになってもこのくらいしか動けないんじゃ…あの爺さんも噛み付いてくるなんて思いもしないよな。」
大瀧はそう言うと、念の為にと工具で頭を殴った途端。急に足をばたつかせて呻き声を上げ始めた。
「言った側からっ…そんなに生きてたいなら、最期は爺さんの形見で終わらせてやるよ!」
そう言うと、佐野は猟銃をパトカーの中から持ってくると頭に焦点を合わせて撃つ瞬間。
老婆のゾンビはピタッと動きを止め、弾が当たると同時にまるでそれを待っていたかの様にして老婆のゾンビは息絶えた。
老婆と老人の死体は桜の木の元へしっかりと埋められ、三人はしばらくこの家を拠点として住む事に決めた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
『異世界に転移した限界OL、なぜか周囲が勝手に盛り上がってます』
宵森みなと
ファンタジー
ブラック気味な職場で“お局扱い”に耐えながら働いていた29歳のOL、芹澤まどか。ある日、仕事帰りに道を歩いていると突然霧に包まれ、気がつけば鬱蒼とした森の中——。そこはまさかの異世界!?日本に戻るつもりは一切なし。心機一転、静かに生きていくはずだったのに、なぜか事件とトラブルが次々舞い込む!?
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる