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卵が我が家から消えた
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「終わりだ」
昼食を終え、この絶望的な状況を目の当たりにした。
卵が我が家から消えたのだ。。。
1週間前に買い物に行ったときには3パック買ったはずなのだが、
昼食にゆで卵にして食べてすべてが消えてしまった。
最近は筋トレで1回の食事にゆで卵4個食べることもあったし、仕方がないといえばそうなのだが
卵が冷蔵庫にない恐怖は人類が直面する日常の恐怖の中で最大であろう。
特に一人暮らしにおいて、卵が果たす役割は大きい。
金欠の時の貧乏飯「卵かけご飯」をはじめ、チャーハンや親子丼など
その七変化はもはや芸術であり、神の領域と言っても過言ではない。
一人暮らしにおいて、冷蔵庫から卵が消えるというのは
大便をし終わった後にトイレットペーパーがきれていることに気づくようなものだ。
それくらい自体は深刻だ。
「どうしたものか??」
近くのスーパーに買いに行くのは最終手段だ。
卵がない状況をいかに楽しく過ごせるかに今後の人生がかかっていると言っても過言ではない。
いっそタンパク質は家に常備してあるプロテインだけでもいいが、
それでは味気ない。
やはり手軽なタンパク質と言ったら「卵」なのだ。
一度深呼吸しよう。
スー、はー。
もう一度冷蔵庫を確認すれば、1個くらいあるはずだ。
淡い期待を抱き、冷蔵庫を開ける。
「・・・・・・」
卵の気配が一切ない。。
バタン。
バタン。
バタン。
何度か冷蔵庫を開閉するが、卵は一向に姿を現さない。
「これが本当の絶望というやつか。。。」
打つ手がなくなってしまった。
スーパーに行けば、確かに卵はすぐ手に入る。
だが、それでは情緒がない。
完全栄養食のすごさが実感できない手段だ。
卵は何物にもなれる万能食材だ。
チャーハン、だし巻き卵、ゆで卵、温泉卵、親子丼。
あらゆる料理に卵は重宝される。
「トリコ」という漫画でもビリオンバードの卵が食糧難を救ったのだ。
それくらい我々人類の卵における信頼は厚いのだ。
それだけになくなった今の気分は最悪だ。
いいや、これは言葉として表現できないほどの最低最悪の状況だ。
思わず、眼をそむけたくなってしまう。
「たまご、たまご、たまご。。。」
どんなの渇望しても目の前に卵は出てこない。
これを絶望以外の何があるのだろうか?
もう卵のことは忘れよう。
卵がなくたって、僕は生きていける。
そうこれは悪い夢でいつかは覚める。
目覚めたら僕は卵のベッドで温泉卵と卵かけご飯を食べるんだ。
味付けはめんつゆとごま油でホカホカのご飯にかけるんだ。
「・・・・・」
「いらっしゃいませー。卵1パックですね。ありがとうございました。」
~完~
昼食を終え、この絶望的な状況を目の当たりにした。
卵が我が家から消えたのだ。。。
1週間前に買い物に行ったときには3パック買ったはずなのだが、
昼食にゆで卵にして食べてすべてが消えてしまった。
最近は筋トレで1回の食事にゆで卵4個食べることもあったし、仕方がないといえばそうなのだが
卵が冷蔵庫にない恐怖は人類が直面する日常の恐怖の中で最大であろう。
特に一人暮らしにおいて、卵が果たす役割は大きい。
金欠の時の貧乏飯「卵かけご飯」をはじめ、チャーハンや親子丼など
その七変化はもはや芸術であり、神の領域と言っても過言ではない。
一人暮らしにおいて、冷蔵庫から卵が消えるというのは
大便をし終わった後にトイレットペーパーがきれていることに気づくようなものだ。
それくらい自体は深刻だ。
「どうしたものか??」
近くのスーパーに買いに行くのは最終手段だ。
卵がない状況をいかに楽しく過ごせるかに今後の人生がかかっていると言っても過言ではない。
いっそタンパク質は家に常備してあるプロテインだけでもいいが、
それでは味気ない。
やはり手軽なタンパク質と言ったら「卵」なのだ。
一度深呼吸しよう。
スー、はー。
もう一度冷蔵庫を確認すれば、1個くらいあるはずだ。
淡い期待を抱き、冷蔵庫を開ける。
「・・・・・・」
卵の気配が一切ない。。
バタン。
バタン。
バタン。
何度か冷蔵庫を開閉するが、卵は一向に姿を現さない。
「これが本当の絶望というやつか。。。」
打つ手がなくなってしまった。
スーパーに行けば、確かに卵はすぐ手に入る。
だが、それでは情緒がない。
完全栄養食のすごさが実感できない手段だ。
卵は何物にもなれる万能食材だ。
チャーハン、だし巻き卵、ゆで卵、温泉卵、親子丼。
あらゆる料理に卵は重宝される。
「トリコ」という漫画でもビリオンバードの卵が食糧難を救ったのだ。
それくらい我々人類の卵における信頼は厚いのだ。
それだけになくなった今の気分は最悪だ。
いいや、これは言葉として表現できないほどの最低最悪の状況だ。
思わず、眼をそむけたくなってしまう。
「たまご、たまご、たまご。。。」
どんなの渇望しても目の前に卵は出てこない。
これを絶望以外の何があるのだろうか?
もう卵のことは忘れよう。
卵がなくたって、僕は生きていける。
そうこれは悪い夢でいつかは覚める。
目覚めたら僕は卵のベッドで温泉卵と卵かけご飯を食べるんだ。
味付けはめんつゆとごま油でホカホカのご飯にかけるんだ。
「・・・・・」
「いらっしゃいませー。卵1パックですね。ありがとうございました。」
~完~
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いつでも卵がある故に、鶏舎から持って帰るのを忘れた時に同じようになります笑
取りに行けばあるんですけどね
結局取りに行くんですが、何とかならないかなぁと思ってしまいます
卵愛溢れる作品をありがとうございました