【完】姉の仇討ちのハズだったのに(改)全7話

325号室の住人

文字の大きさ
6 / 7

   2

しおりを挟む

「あああああーーーー!!!」

激しく突かれ何度もイった後、僕は限界を迎え、ベッドに倒れ込んだ。

「水と食べ物を貰ってこよう。」

ジュークの声が聞こえて頷くと、僕は深く眠ってしまった。






ドサッ


倒れた僕の背中に、何か重いものが降ってきた。

ここは室内のベッドの上だ。
普通なら何も降っては来ない。
だから夢だと思った。

「あらぁ、イイ男。」

姉よりも年上の女の声がした。
香水がきつくて、鼻が曲がりそうだ。

今日の夢はやたらと五感に訴えて来るなぁと、その時の僕は考えていた。

「事後みたいだけど…摘み食いしたって構わないわよね。」

姉よりも低い、悪役の魔女のような声がすると、僕の体は返され、仰向けになった。

「あらぁ、随分愛されたのねぇ。」

女は、僕の体に残るジュークの残した痕に触れる。
際どいところに触れ、

「あんっ」
声を発せば、体はジュークを思い出して疼き始める。

徐々に勃ち上がったモノを口に含まれる。

口内というのは、こんなに個人差があるモノなのかという程、ジュークとの違いに吐き気がした。

「ジュー…」

「ジューク……」

まだ力は入りにくいけれど、助けを呼んだ。
僕は、力を振り絞って叫んだ。

「ジューク!!!」

「あら。アタシの言葉がわからないのかしら。さっきから同じ言葉ばかりね。」

女は、僕の、太く固く、男らしくなったモノを口から出すと、それを掴んで僕に跨った。

この女と繋がるのは絶対にイヤだ。
僕は力の限り叫んだ。

「ジュークぅーー!!」
「シューーーーーー!!!」

そこへ、ジュークが走り込んできた。

すぐに僕の上に居た女を突き飛ばし、僕を抱きしめてくれた。

それから、何やら右手に力を込めるとそれを女に向ける。

次の瞬間、女は姿を消す。
間近に初めて見た魔法に驚いたところで、ジュークに抱き込まれる。

「シュー、1人にしてごめん。君を守ると誓ったのに。」
「でも、来てくれた。僕、呼んだんだよ。」
「そうだ。聞こえた。シューの声が。私を呼ぶのが。」

ジュークはそうして僕に唇を近付ける。
僕は嬉しくて、それに応えた。

心が告げる。コレだと。

すぐにジュークの舌が挿入され、受け入れた僕の口内で僕の舌と絡まる。

舌の付け根をチロチロと刺激されると、僕の腰は簡単に跳ねた。

僕はそのまま抱えられて運ばれた。

扉を開けて、次の瞬間に感じた頬への熱で、そこが風呂場だとわかった。

「シュー、あの女の香水の香りがついてる。洗っていい?」

僕は頷き、ジュークに体を支えられながら全身が泡だらけになる程に洗われた。

お湯でそれを手早く流すと、今日は浴槽の中へ入った。

ジュークを背凭れ代わりに寄りかかるようにして座れば、襲われる恐怖で体が冷えていたようで、体の芯から温まった。

温まってくると、今度は体が疼いてしまう。

湯気と共に香るジュークの体臭も心地好く、無性にキスをしたくなった僕は、湯の中でくるりと振り返り、僕からジュークの唇を奪った。

初めて入るジュークの口内は、少しひんやりしている。

おずおずと入り込み…でもその舌を吸われてしまえば、僕のスイッチは入ってしまった。


しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

何故か男の俺が王子の閨係に選ばれてしまった

まんまる
BL
貧乏男爵家の次男アルザスは、ある日父親から呼ばれ、王太子の閨係に選ばれたと言われる。 なぜ男の自分が?と戸惑いながらも、覚悟を決めて殿下の元へ行く。 しかし、殿下はただベッドに横たわり何もしてこない。 殿下には何か思いがあるようで。 《何故か男の僕が王子の閨係に選ばれました》の攻×受が立場的に逆転したお話です。 登場人物、設定は全く違います。 ※ショートショート集におまけ話を上げています。そちらも是非ご一読ください。

獣のような男が入浴しているところに落っこちた結果

ひづき
BL
異界に落ちたら、獣のような男が入浴しているところだった。 そのまま美味しく頂かれて、流されるまま愛でられる。 2023/04/06 後日談追加

BL「いっぱい抱かれたい青年が抱かれる方法を考えたら」(ツイノベBL風味)

浅葱
BL
男という性しか存在しない世界「ナンシージエ」 青年は感じやすい身体を持て余していた。でも最初に付き合ったカレシも、その後にできたカレシも、一度は抱いてくれるもののその後はあまり抱いてくれなかった。 もうこうなったら”天使”になって、絶対に抱かれないといけない身体になった方がいいかも? と思ってしまい…… 元カレ四人×青年。 天使になってしまった青年を元カレたちは受け入れるのか? らぶらぶハッピーエンドです。 「抱かれたい青年は抱いてもらう方法を考えた」の別バージョンです。

「レジ袋はご利用になりますか?」

すずかけあおい
BL
仕事帰りに寄る、いつものコンビニで五十嵐 歩(いがらし あゆむ)はイヤホンをつけたまま会計をしてしまい、「――――?」なにかを聞かれたけれどきちんと聞き取れず。 「レジ袋はご利用になりますか?」だと思い、「はい」と答えたら、実際はそれは可愛い女性店員からの告白。 でも、ネームプレートを見たら『横山 天志(よこやま たかし)』…店員は男性でした。 天志は歩に「俺だけのネコになってください」と言って…。

気絶したと思ったら闇落ち神様にお持ち帰りされていた

ミクリ21 (新)
BL
闇落ち神様に攫われた主人公の話。

お姉ちゃんを僕のお嫁さんにするよ!「………私は男なのだが」

ミクリ21
BL
エリアスの初恋は、森で遊んでくれる美人のお姉ちゃん。エリアスは、美人のお姉ちゃんに約束をした。 「お姉ちゃんを僕のお嫁さんにするよ!」 しかし、お姉ちゃんは………実はお兄ちゃんだということを、学園入学と同時に知ってしまった。

シナリオ回避失敗して投獄された悪役令息は隊長様に抱かれました

無味無臭(不定期更新)
BL
悪役令嬢の道連れで従兄弟だった僕まで投獄されることになった。 前世持ちだが結局役に立たなかった。 そもそもシナリオに抗うなど無理なことだったのだ。 そんなことを思いながら収監された牢屋で眠りについた。 目を覚ますと僕は見知らぬ人に抱かれていた。 …あれ? 僕に風俗墜ちシナリオありましたっけ?

俺の婚約者が変態過ぎる!〜いいだろ。コイツ俺のなんだぜ?〜

ミクリ21
BL
婚約者のヒューゴのことを、主人公のユリスは苦手であった。 何故なら、ヒューゴは超ド級の変態だったからだ。 しかし、ある時前世の記憶を思い出したユリスは、ヒューゴを深く深く愛し始める。 何故なら、ユリスは前世で変態大好きな性癖だったから………。

処理中です...