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本編
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しおりを挟むハイド様は、僕を膝に乗せると、その宝石のような王家の碧で僕を見つめる。
僕は観念して瞼を下ろせば、それが合図となって唇に柔らかなものが触れた。
少し触れては離れ、また角度を変えて触れては離れる。耳からも侵すかのようにリップ音を響かせながら、唇を優しく喰みながら舌先が僕の口内へと挿入された。
とても柔軟な動きで僕の舌に舌先を絡ませながら、上顎の裏や舌の付け根も撫でれば、僕の体は浴室での情事を思い出して熱を持たせた。
中でも切っ先はジンジンと燃えるように熱くなる。
足を閉じていることが苦痛になり、膝を開けば、煽情的な女性用の下着からポロリとはみ出して、空気に触れさせることができた。
けれど、空気に晒されたとは言え、熱は退かない。
それどころかどんどん熱くなり、昂る。
その時、夜着の薄布が切っ先を撫で…
そんな少しの刺激で、僕はいとも簡単に背を反らせ、ハイド様の喉奥へ吠えながら最初の絶頂を迎えてしまった。
全身から力が抜けると、ハイド様に支えられながら体をシーツに埋める。
膝はだらしなく開き、煽情的に透ける夜着の薄布ですら暑くて脱いでしまいたくなる。
けれど、両手はハイド様と重なり、自分で脱ぐことは叶わない。
ハイド様に強請りたくても、口は未だハイド様の舌による侵略を受けている。
汗で貼り付く薄布は不快で、一度精を放った切っ先にも藻掻くたびにザリザリとした刺激を与えてくる。
膝の動きだけでは、切っ先から薄布を剥がすことはできず、何と僕はその後2回も、薄布の刺激だけで背を反らせることとなった。
息苦しく口はパクパクと新鮮な空気を求める。
するとハイド様が不意に唇を解放してくださった。
全力で肺に新しい空気を取り込んでいると、僕の膝の間に座ったハイド様に見下ろされていることに気付いた。
碧の周りは充血し、碧自体もギラギラと興奮しているのが見て取れる。
「はいろさあ…」
呂律が回らないながらも懸命に名前を呼び、力が入らないながらも手を伸ばす。
すると、ハイド様舌なめずりをするのが見えた。
「ぁ…やっ、ぁあんっ…はぁ…」
直後に始まったのは、胸への愛撫だった。
夜着はまだ脱がしてもらえず、ハイド様の舌が、唇が、夜着越しに胸の尖りを攻める。
甘咬みも舌先で弄られるのも、全て夜着越しでザリザリとした刺激と熱を伝えてくる。
もう片方は指先で、夜着の下の素肌の胸を、潰したり抓まれたり。親指の腹で転がされる刺激は足先や頭の天辺までをもビリビリと麻痺させ、僕は何度も体を跳ねさせた。
「はいろさ…ぼく、もう…」
僕は呼吸を整えながらも何度もハイド様に強請った。
切っ先はまだ熱を持ってはいるけれど、もう硬さはないのがわかる。
腕も背も、体のどこにも意識して力を入れることは叶わない。
「少し休憩するか?」
ハイド様は僕の上から体を起こすと、ベッドから下りて天蓋の向こうへ行ってしまう。
戻って来たハイド様の手には水差しとフルーツの入ったバスケットがあり、肩にはタオルを掛けていた。
また僕の膝の間へ入ると僕の近くにバスケットを置く。
ハァハァと正常な呼吸に忙しい僕の鼻に、熟したフルーツがふわりと香った。
ハイド様は水差しから直接水を飲み、僕には口移しで水を飲ませてくれた。
肩に掛けていたタオルを水差しの水で湿らせると、僕の顔や首筋を拭い、僕を腰から持ち上げるように支えて背中も拭いてくれたのでサッパリとした。
それから夜着の胸のリボンが解かれ、いよいよ夜着を脱がしてもらえた。
「擦れて荒れてしまったな。」
ハイド様が、夜着の布に擦れた胸の先に触れ、
「ぁあああんっあああーーーー!!!」
僕はそれだけで快楽を刺激されて叫んでしまった。
「敏感だね、イード。」
頬を撫でられれば、背中がビクビクッと軽く跳ねる。
「やっと、私の愛が伝わったかな? 嬉しいよ。」
ハイド様はニタァッと笑うと、僕の両足をご自分の両肩へと担がれる。
ハイド様の顔の前には、だらしなくくたびれた、僕の切っ先。
「さぁ、そろそろこちらをかわいがろうかな。」
ハイド様は大きく口を開けると、パクリと切っ先を口内へと収めた。
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