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第69話 閑話 エメラルドの伝説1
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※男女で、同じ遊び人のスキルでも効果や内容が変わったりしてます。
時は平安。
国を治めるのは、嵯峨天皇(さがてんのう)。
藤原薬子(ふじわらのくすこ)は、平城上皇(へいぜいじょうこう)を操り、再び権力を手中に納めようと奔走していた。
後に薬子の変と呼ばれることになったこの争いの結果は、惨敗。
屋敷の側には、嵯峨天皇の部下たちが押し寄せているはず…
目の前では、平城上皇は剃髮し出家しようとしている。そして、薬子の手には毒が握られている。
(今生の権力は諦めましょう。しかし、必ずまた生まれ変わって、この世の全ての権力をこの手に掴みましょう!)
そう誓いながら、毒を口にする薬子だった。
薬子はふと我に返ると、目の前には非の打ちどころのないほど整った顔の青年が立っており、それ以外の存在は何も存在しない、ただただ真っ白な空間に立っていた。
『俺は、性交の神ファルス。
お前の魂が俺好みだったから、願いを叶えてやるよ!今までの世界とは違う世界だが、そこで自由に権力とやらを掴めばいいさ!
転生を受け入れるか?それともこのまま魂ごと消滅するか?選択しろ!』
『説明が圧倒的に足りませんけど、それでも選択は「受け入れる」一択ですわ!!どうすればよいのです?』
『分かった!』
それだけ言うと、ファルスは薬子を押し倒し、薬子の中にそのとんでもないものを入れだした。
『お待ちになって…そんな大きなもの入りませんわ…』
しかし、ファルスのあそこが薬子に触れられた瞬間、快感の嵐に襲われ、頭が何度も真っ白になり、
あまりの気持ちよさに痺れてる間に薬子のあそこはその巨大なものを受け入れていた。
それから、気持ちよすぎていつまでもこの時間が続いて欲しいと思っていると、そのまま意識が遠退いていった。
意識の遠いところから、
『俺の加護を与えておいた。後は、楽しい第2の人生を楽しめ。さらばだ!』
こうして、薬子は生まれ変わったのだった。新しい名前は「エメラルド」。母は娼婦で、父は誰なのかも分からない、そんな生まれだった。
この世界にきて、エメラルドが一番驚いたのは、この世界の女は、殿方…つまり、男に顔を晒すことを恥としないことであった。
むしろ、顔を見せ、その表情を上手に使い男を誘惑し、ものにする平安とは真逆の文化だったのだ。
この世界では「ジョブ」と呼ばれる、様々な能力を得るためのシステムがあり、神殿に行き、選択をすればいつでも取得できる。
しかし、一度選択をすれば生涯変更することは叶わないため、ある程度大人になって、自分の将来を考えることが出来るようになってから取得するのが普通であった。
エメラルドは、前世の記憶を持ち、自らの目的もしっかりしている。早めに神殿に行って選択をするべきだと考えていた。
そのチャンスが訪れたのは、3歳の時だった。
母親が、客の男と神殿に祈りに行くというのだ。
エメラルドは、予め予習していた、ジョブを選択する方法を急ぎ実行する。なぜなら、母に信仰心なんぞ欠片もないことを知っていたため、直ぐに外に出ることは予想出来ていたからだ。
エメラルドのジョブ選択肢に存在してたのは、「遊び人」の一択であった。直ぐにそれを選択したのだが、遊び人の特質がどこにあるのかまでは、この時点では分かっていなかった。
3歳であるエメラルドにとって、モンスターを倒すことなど可能なはずもなく、遊び人のジョブの特質を利用したレベル上げが必要だった。
当初、遊ぶことによって経験値を得ることが出来るのでは?と考え、今まで関わりを持つこともなかった、近所のガキどもと遊ぶようにしてみたが、全くレベルは上がらない。
本気で楽しんでないから、経験値が入らないのでは?と思い始めている頃、それは起こった。
近所のガキの一人が不意打ちにエメラルドにキスをしてきたのだ。
『止めなさい!汚らわしい…』
思わず怒鳴り付けたのだが、その時、待ちに待っていたアナウンスが流れたのだ。
【ジョブレベルがあがりました】
(そういうことなのね…遊びは遊びでもそっちの遊びなのね!?あの性交の神に相応しいジョブだこと!
でも、これでレベルが上げ放題だわ。)
『よくやったわ…ご褒美よ!』
エメラルドは、そのキスをしてきた男の子に熱いディープキスをするのだった。
時は流れ、エメラルドは10歳になっていた。
この頃のエメラルドのジョブレベルは既に30。戦闘など1度もしたことないのに、このレベルが異常なことは火を見るより明らかだろう。
この頃になると、エメラルドの美しさは端から見ても、目立っており、憧れる男も多くいた。さらに、余程嫌な相手でなければキスや服の上から胸を触らせる程度の行為は、経験値のために許していた。
だが、体は一度も許していない。身体が大人の体に作り変わるまでは、男性との行為は不安もあるし、この辺りの底辺の男なぞに抱かせるほど自分を軽いものとは思っていないからだ。
しかし、そのことで、同年代の女たちからは「ビッチ」と噂され、イジメの対象になりつつあったが、
エメラルドは戦闘職ではないが、高レベルのジョブを持ち、ジョブも持たない女たちなぞ黙らせるのは赤子の手をひねるよりも簡単なことであった。
それからすぐのこと、それでも止まらなかった女たちに頼まれた、約30人ほどの悪そうな男女に襲われたが、
危険を感じて本気になったエメラルドは、その全員を両手両足を折った上、男はあそこを潰し、女は髪を引き抜き、鼻を潰した。
勿論、その依頼した女たちはそれ以上の罰を与えた。
そのことで、エメラルドの強さと、逆らうものへの残虐さの噂が広がり、男も女もエメラルドに近づく者が誰もいなくなった。
実の母親でさえも…
『そろそろ、売りに出したら金になると思ってたのに、お前が余計なことしたから、誰もお前なんて買いやしないよ!
これ以上、役立たずに食わせる金は1ルピーもないよ!!さっさと、どこへでもお行き!』
そう…10歳にして、突然母親から家を追い出されたのだ。
お金も持たず、武器も持たず、食べ物もない。あるのは少しの着替えのみ。
エメラルドは、ここで少しも落ち込むことなく、直ぐに一人で生きていくことを決意した。この世界のお金であるルピーは、モンスターを倒せば手に入ることを知っていたし、
先日の一件で、エメラルドは自身に備わっている身体能力がそこらの大人よりも遥かに高いことを自覚していたからだ。
しかし、モンスターと戦うとなると何か武器になるものが欲しい。
そこで、罠をしかけてみた。通りからちょっとだけ路地裏に入って行ったのだ。案の定、3人の男が絡んでくる。
『お嬢ちゃんかわいいね!お兄さんたちと楽しく遊ぼうよ!?』
『いえ、結構です。お兄さんたちみたいな糞に付き合う時間はないわ。』
エメラルドは、それだけ言うとあっという間に3人を、立ち上がれないほどボロボロにしてしまった。そして、持ち物で使えそうな物は、金も武器も物も全て頂いた。
金は3人の合計で32ルピー、武器は安物のナイフが3本、物は取り敢えず安物の大きめのバックを1つ。
まあ、無いよりはマシだ。
エメラルドは、今得たお金で水の入った水袋と食料を少々買い全て使いきった。
最低限の準備を終え、エメラルドは、生まれて始めて王都の街を出ることになった。
街の外は、思っていた以上に広くどこに向かえばいいのかサッパリ分からなかった。
門番のおじさんに近くで弱めのモンスターの出る場所を聞くと、終始止めといた方がいいと止められたが、一応場所は教えてくれた。この世界では珍しく優しい人のようだ。
ゴブリン程度のモンスターたちは、今のエメラルドにとって、雑魚でしかなかった。しかも、何故か敵が次から次に向かって来てくれるのだ。
さらに、ルピーを拾っていると、驚くほど多くの10ルピーが混じってるのだ。3時間ほどで、300ルピー以上も稼ぐことが出来てしまった。
この世界では、思っていた以上にただ生活する金を稼ぐのは簡単なようだ。
これは、本当は遊び人の運のよさによって成せることだったのだが、エメラルドにはこれが当たり前と思ってしまったのだ。
エメラルドは、街に戻ると200ルピーという大金を使い、冒険者登録し、Dランク冒険者となった。
これから、しばらくは今日のように稼ごうと思ったら、冒険者として生活した方が効率が良いと思ったのだ。入門の際に毎回10ルピーも取られるくらいなら先行投資である。
これは、エメラルドにとって、よい結果をもたらした。10歳の美しい娘であるエメラルドの噂はあっという間に王都の冒険者ギルドに広まった。
卑しい冒険者がエメラルドに悪さをしないよう、ギルド長が動き、Aランク冒険者のみで構成された、正統派パーティー【ゼスト】に、冒険者としての基礎を教えて貰うように頼んだのだった。
この出会いにより、今まで人より身体能力が高いと自負してたが、戦闘職でないエメラルドは、本当の戦闘職の人間とまともに戦っても叶わないことを、痛い目にも合うこと無く知れたのだ。
ゼストのメンバーは男3女2の構成で、リーダーの「ライル」を中心に、「キーラ」と「プリシア」のカップルと、「コミット」と「サーシャ」のカップルの5人の同郷のメンバーで構成されていた。
ゼストのメンバーは皆20代半ばと、エメラルドのことも最初は年の離れた妹を可愛がる感覚で、冒険者としてのいろはを教えてくれていた。
しかし、ライル以外はカップルで構成されていることもあり、自然とライルと過ごす時間が増えていった。
ライルも勿論最初は、皆と同じようにかわいい年の離れた妹として見ていたのだが、エメラルドのチャームとチャームⅡの影響もあり、次第にエメラルドを異性として意識をするようになっていったのだ。
パーティーのメンバーも、最初は自分等の半分も生きていない娘へのライルの恋心に戸惑ったが、今まで浮いた話も聞いたことがなかった友の初恋だと応援の姿勢を取るようになった。
そして、一緒に行動を取るようになって、1ヶ月で2人は付き合い出したのだった。
エメラルドは、不器用で真面目なライルに、今まで感じたことのない女の幸せを感じるようになっていったのだった。
前の世界も含め始めて、権力とは関係なく人を愛することができた、初めての経験だった。
時は平安。
国を治めるのは、嵯峨天皇(さがてんのう)。
藤原薬子(ふじわらのくすこ)は、平城上皇(へいぜいじょうこう)を操り、再び権力を手中に納めようと奔走していた。
後に薬子の変と呼ばれることになったこの争いの結果は、惨敗。
屋敷の側には、嵯峨天皇の部下たちが押し寄せているはず…
目の前では、平城上皇は剃髮し出家しようとしている。そして、薬子の手には毒が握られている。
(今生の権力は諦めましょう。しかし、必ずまた生まれ変わって、この世の全ての権力をこの手に掴みましょう!)
そう誓いながら、毒を口にする薬子だった。
薬子はふと我に返ると、目の前には非の打ちどころのないほど整った顔の青年が立っており、それ以外の存在は何も存在しない、ただただ真っ白な空間に立っていた。
『俺は、性交の神ファルス。
お前の魂が俺好みだったから、願いを叶えてやるよ!今までの世界とは違う世界だが、そこで自由に権力とやらを掴めばいいさ!
転生を受け入れるか?それともこのまま魂ごと消滅するか?選択しろ!』
『説明が圧倒的に足りませんけど、それでも選択は「受け入れる」一択ですわ!!どうすればよいのです?』
『分かった!』
それだけ言うと、ファルスは薬子を押し倒し、薬子の中にそのとんでもないものを入れだした。
『お待ちになって…そんな大きなもの入りませんわ…』
しかし、ファルスのあそこが薬子に触れられた瞬間、快感の嵐に襲われ、頭が何度も真っ白になり、
あまりの気持ちよさに痺れてる間に薬子のあそこはその巨大なものを受け入れていた。
それから、気持ちよすぎていつまでもこの時間が続いて欲しいと思っていると、そのまま意識が遠退いていった。
意識の遠いところから、
『俺の加護を与えておいた。後は、楽しい第2の人生を楽しめ。さらばだ!』
こうして、薬子は生まれ変わったのだった。新しい名前は「エメラルド」。母は娼婦で、父は誰なのかも分からない、そんな生まれだった。
この世界にきて、エメラルドが一番驚いたのは、この世界の女は、殿方…つまり、男に顔を晒すことを恥としないことであった。
むしろ、顔を見せ、その表情を上手に使い男を誘惑し、ものにする平安とは真逆の文化だったのだ。
この世界では「ジョブ」と呼ばれる、様々な能力を得るためのシステムがあり、神殿に行き、選択をすればいつでも取得できる。
しかし、一度選択をすれば生涯変更することは叶わないため、ある程度大人になって、自分の将来を考えることが出来るようになってから取得するのが普通であった。
エメラルドは、前世の記憶を持ち、自らの目的もしっかりしている。早めに神殿に行って選択をするべきだと考えていた。
そのチャンスが訪れたのは、3歳の時だった。
母親が、客の男と神殿に祈りに行くというのだ。
エメラルドは、予め予習していた、ジョブを選択する方法を急ぎ実行する。なぜなら、母に信仰心なんぞ欠片もないことを知っていたため、直ぐに外に出ることは予想出来ていたからだ。
エメラルドのジョブ選択肢に存在してたのは、「遊び人」の一択であった。直ぐにそれを選択したのだが、遊び人の特質がどこにあるのかまでは、この時点では分かっていなかった。
3歳であるエメラルドにとって、モンスターを倒すことなど可能なはずもなく、遊び人のジョブの特質を利用したレベル上げが必要だった。
当初、遊ぶことによって経験値を得ることが出来るのでは?と考え、今まで関わりを持つこともなかった、近所のガキどもと遊ぶようにしてみたが、全くレベルは上がらない。
本気で楽しんでないから、経験値が入らないのでは?と思い始めている頃、それは起こった。
近所のガキの一人が不意打ちにエメラルドにキスをしてきたのだ。
『止めなさい!汚らわしい…』
思わず怒鳴り付けたのだが、その時、待ちに待っていたアナウンスが流れたのだ。
【ジョブレベルがあがりました】
(そういうことなのね…遊びは遊びでもそっちの遊びなのね!?あの性交の神に相応しいジョブだこと!
でも、これでレベルが上げ放題だわ。)
『よくやったわ…ご褒美よ!』
エメラルドは、そのキスをしてきた男の子に熱いディープキスをするのだった。
時は流れ、エメラルドは10歳になっていた。
この頃のエメラルドのジョブレベルは既に30。戦闘など1度もしたことないのに、このレベルが異常なことは火を見るより明らかだろう。
この頃になると、エメラルドの美しさは端から見ても、目立っており、憧れる男も多くいた。さらに、余程嫌な相手でなければキスや服の上から胸を触らせる程度の行為は、経験値のために許していた。
だが、体は一度も許していない。身体が大人の体に作り変わるまでは、男性との行為は不安もあるし、この辺りの底辺の男なぞに抱かせるほど自分を軽いものとは思っていないからだ。
しかし、そのことで、同年代の女たちからは「ビッチ」と噂され、イジメの対象になりつつあったが、
エメラルドは戦闘職ではないが、高レベルのジョブを持ち、ジョブも持たない女たちなぞ黙らせるのは赤子の手をひねるよりも簡単なことであった。
それからすぐのこと、それでも止まらなかった女たちに頼まれた、約30人ほどの悪そうな男女に襲われたが、
危険を感じて本気になったエメラルドは、その全員を両手両足を折った上、男はあそこを潰し、女は髪を引き抜き、鼻を潰した。
勿論、その依頼した女たちはそれ以上の罰を与えた。
そのことで、エメラルドの強さと、逆らうものへの残虐さの噂が広がり、男も女もエメラルドに近づく者が誰もいなくなった。
実の母親でさえも…
『そろそろ、売りに出したら金になると思ってたのに、お前が余計なことしたから、誰もお前なんて買いやしないよ!
これ以上、役立たずに食わせる金は1ルピーもないよ!!さっさと、どこへでもお行き!』
そう…10歳にして、突然母親から家を追い出されたのだ。
お金も持たず、武器も持たず、食べ物もない。あるのは少しの着替えのみ。
エメラルドは、ここで少しも落ち込むことなく、直ぐに一人で生きていくことを決意した。この世界のお金であるルピーは、モンスターを倒せば手に入ることを知っていたし、
先日の一件で、エメラルドは自身に備わっている身体能力がそこらの大人よりも遥かに高いことを自覚していたからだ。
しかし、モンスターと戦うとなると何か武器になるものが欲しい。
そこで、罠をしかけてみた。通りからちょっとだけ路地裏に入って行ったのだ。案の定、3人の男が絡んでくる。
『お嬢ちゃんかわいいね!お兄さんたちと楽しく遊ぼうよ!?』
『いえ、結構です。お兄さんたちみたいな糞に付き合う時間はないわ。』
エメラルドは、それだけ言うとあっという間に3人を、立ち上がれないほどボロボロにしてしまった。そして、持ち物で使えそうな物は、金も武器も物も全て頂いた。
金は3人の合計で32ルピー、武器は安物のナイフが3本、物は取り敢えず安物の大きめのバックを1つ。
まあ、無いよりはマシだ。
エメラルドは、今得たお金で水の入った水袋と食料を少々買い全て使いきった。
最低限の準備を終え、エメラルドは、生まれて始めて王都の街を出ることになった。
街の外は、思っていた以上に広くどこに向かえばいいのかサッパリ分からなかった。
門番のおじさんに近くで弱めのモンスターの出る場所を聞くと、終始止めといた方がいいと止められたが、一応場所は教えてくれた。この世界では珍しく優しい人のようだ。
ゴブリン程度のモンスターたちは、今のエメラルドにとって、雑魚でしかなかった。しかも、何故か敵が次から次に向かって来てくれるのだ。
さらに、ルピーを拾っていると、驚くほど多くの10ルピーが混じってるのだ。3時間ほどで、300ルピー以上も稼ぐことが出来てしまった。
この世界では、思っていた以上にただ生活する金を稼ぐのは簡単なようだ。
これは、本当は遊び人の運のよさによって成せることだったのだが、エメラルドにはこれが当たり前と思ってしまったのだ。
エメラルドは、街に戻ると200ルピーという大金を使い、冒険者登録し、Dランク冒険者となった。
これから、しばらくは今日のように稼ごうと思ったら、冒険者として生活した方が効率が良いと思ったのだ。入門の際に毎回10ルピーも取られるくらいなら先行投資である。
これは、エメラルドにとって、よい結果をもたらした。10歳の美しい娘であるエメラルドの噂はあっという間に王都の冒険者ギルドに広まった。
卑しい冒険者がエメラルドに悪さをしないよう、ギルド長が動き、Aランク冒険者のみで構成された、正統派パーティー【ゼスト】に、冒険者としての基礎を教えて貰うように頼んだのだった。
この出会いにより、今まで人より身体能力が高いと自負してたが、戦闘職でないエメラルドは、本当の戦闘職の人間とまともに戦っても叶わないことを、痛い目にも合うこと無く知れたのだ。
ゼストのメンバーは男3女2の構成で、リーダーの「ライル」を中心に、「キーラ」と「プリシア」のカップルと、「コミット」と「サーシャ」のカップルの5人の同郷のメンバーで構成されていた。
ゼストのメンバーは皆20代半ばと、エメラルドのことも最初は年の離れた妹を可愛がる感覚で、冒険者としてのいろはを教えてくれていた。
しかし、ライル以外はカップルで構成されていることもあり、自然とライルと過ごす時間が増えていった。
ライルも勿論最初は、皆と同じようにかわいい年の離れた妹として見ていたのだが、エメラルドのチャームとチャームⅡの影響もあり、次第にエメラルドを異性として意識をするようになっていったのだ。
パーティーのメンバーも、最初は自分等の半分も生きていない娘へのライルの恋心に戸惑ったが、今まで浮いた話も聞いたことがなかった友の初恋だと応援の姿勢を取るようになった。
そして、一緒に行動を取るようになって、1ヶ月で2人は付き合い出したのだった。
エメラルドは、不器用で真面目なライルに、今まで感じたことのない女の幸せを感じるようになっていったのだった。
前の世界も含め始めて、権力とは関係なく人を愛することができた、初めての経験だった。
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