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第4話
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成人の儀の翌朝、僕は早速動き出しました。
この村唯一の鍛冶士であるガンダルクさんの元を訪れたのです。
ガンダルクさんはドワーフのおじいさんで、昔は王都の工房で働いていたそうです。この村には病気になった娘さんの看病の為に引っ越してきたそうです。娘さんは残念ながら亡くなられたみたいなんですが、ガンダルクさんはそのままここに残ってくれたそうです。
「すいませーん!」
「おっ!客か…たしかお前はカッシュたち4人組の1人の…」
僕の名前が出てこないみたいなので自分から言ってしまいます。
「はい、カッシュの友達のロンと申します!」
「そうか!たしかお前たちは昨日成人の儀だったんだろう?そのジョブに合わせて何か買いに来たのか?必要なものと予算はいくらだ?祝いに少しくらいは負けてやるぞ!」
「いえ、実は鍛冶の基礎を教えて頂けないかと思いここにやって来ました!」
「ほう!そんな細い手をしてんのに鍛冶士のジョブを授かったのか?」
「いえ、鍛冶士のジョブではないのですが、かなり特殊なジョブのようで、生産職全般の適正があるみたいなんです。」
「何だと!?そんなジョブ聞いたことないぞ!何てジョブなんだ?」
「はい。ボッチというジョブです。僕自身聞いたこともないジョブで戸惑ってるんですが、3ヶ月後にカッシュたちと共に王都で冒険者になる為に旅立つ予定となってます。
ジョブの特性上、戦闘面では一緒できない分、せめて生産面で手助けできないかと考えてます。
お願いします!僕を3ヶ月間弟子にして下さい!!」
「おい坊主、言ってることは分かるが、そのジョブについては全く理解できねー!本当に鍛冶士のジョブと同じように適正があるか試してやる!
ちょっとこっちに来い!!」
僕はそれから店の裏にある工房に連れていかれました。
そこは炉の熱気が籠っており、大きな炉の前には鍛冶台が1つと、その後ろには大きな作業台が置かれています。
「坊主しっかり見てろよ!」
ガンダルクさんは、左手にやっとこを、右手に鉄のハンマーを握り力強く鉄の塊を叩いていきます。何度か叩いたところで作業を止め、僕の方へ振り向きました。
「今の要領で鉄を叩いてみろ!鍛冶士のジョブを持っていれば、10回程叩けば鍛冶スキルを覚える筈だ!やってみろ!!」
「はいっ!!」
僕は言われた通り、ガンダルクさんの真似をして鉄を叩いていきました。15回叩いたところでガンダルクさんに止められました。
「どうだ?鍛冶のスキルは覚えたか?」
「いえ…」
「やっぱりな…鍛冶士以外で鍛冶の適正があるようなジョブなんてある訳ない!残念だったな坊主、適正がないんだったら教えようがない!!」
「そんな…」
「諦めて帰りな!」
「ガンダルクさん、もう少しだけ挑戦させてもらえないでしょうか?」
「構わねーが、適正がなければ何年頑張ってもそうそうスキルなんて覚えることはできねーぞ!!俺はそんなことにいつまでも付き合ってられん。店に戻ってるからな…諦めがついたら声を掛けてくれ!!」
ガンダルクさんはかわいそうなものを見るように、ため息をつきながら店の方へ戻っていきました。
どうしてスキルを覚えることができなかったんだろう…ジョブの特性にちゃんと生産職も戦闘職も全ての下級専門ジョブと同様にスキルを得ることができると記載があったよね?
悩んでても仕方ないか…
そう思い、再び鉄を叩いた瞬間それは起こりました!
《スキル 鍛冶lv1 を覚えた》
《スキル 力加減lv1 を覚えた》
うぉっ?スキルを覚えたぞ?しかも2つも覚えたみたいだ。
何でさっきは覚えなかったのに、今度は急に覚えたんだろう?
不思議だったので、僕は改めてボッチの特性を読み直しました。
はっ!そうか…さっきはガンダルクさんが傍で見守ってくれていたから、経験が本来の10分の1になっていたんだ!そして今は1人だから逆に経験が本来の10倍になってるのか!!
そう…デメリットの欄に書かれていた、自分以外の存在と共に行動をしている時、経験は通常の10分の1となるという状況の為に先程はスキルを覚えることができなかったのです。
そうと分かればガンダルクさんに報告だ!
僕がスキルを覚えることができたことを報告するとガンダルクさんは目を大きく見開きとても驚いていました。
そして、これから3ヶ月でできるだけのスキルを覚えられるように鍛えてくれることを約束してくれました。
その日は、「焼けた鉄と火に取り敢えず慣れろ!」と言われ、暗くなるまで鉄を1日打ち続けていたら、鍛冶スキルはlv2に、力加減スキルはlv3まで上がりました。
それになんと他にもスキルを覚えちゃいました。
腕力上昇と疲労回復という持っているだけで力を増やしてくれるスキルと、同じく持ってるだけで疲れが取れやすくなるスキルです。
さらに熱耐性という、暑さや熱に強くなるスキルまで覚えることができたのです。
ガンダルクさんにその事を報告すると、とても驚いていました。
どのスキルも鍛冶士なら覚えていることが多いスキルではあるそうなんですが、1日やそこらで覚えられるスキルではないそうです。
特に疲労回復のスキルは鍛冶士の特性には当てはまらないスキルの為、10年以上仕事として鍛冶をやり続けた人間くらいしか覚えてる鍛冶士はいないそうです。
納得いかない様子のガンダルクさんにきつく問い詰められたので、僕はボッチのジョブの特性を何一つ隠さずに全て話しました。
それでもそんなジョブがあるなんて信じられんと言われましたが、現実にスキルを覚えてるのでその日はそれ以上突っ込まれませんでした。
翌朝、約束していた時間の30分前にガンダルクさんのお店に伺うと、そこには人見知りの僕でも知ってるようなこの村の有名人がいました。
それは、洋服のことは何でもお任せの人気店「ハニーハニー」の店長ハーレーさんでした。
「ガンちゃん、かわいいお客様みたいよ!」
「ハーレー、そいつは客じゃね!そいつがさっき話したロンだ!」
「あらあらあら…あなたがどんな生産職でも普通の10倍速で覚えることができるという子なのねん?可愛い顔をしているわ!お姉さん気に入ったわ♪
私が手取り足取り色々と教えてあげるわねん♪」
「えっと…」
僕が戸惑っていると、ハーレーさんは僕を抱きしめ、その豊満な筋肉の体で僕をバキバキに抱きしめてきたのでした。
そう、ハーレーさんはこの村でも有名な筋肉ムキムキのオカマな洋服屋の店長さんなのです。
この村唯一の鍛冶士であるガンダルクさんの元を訪れたのです。
ガンダルクさんはドワーフのおじいさんで、昔は王都の工房で働いていたそうです。この村には病気になった娘さんの看病の為に引っ越してきたそうです。娘さんは残念ながら亡くなられたみたいなんですが、ガンダルクさんはそのままここに残ってくれたそうです。
「すいませーん!」
「おっ!客か…たしかお前はカッシュたち4人組の1人の…」
僕の名前が出てこないみたいなので自分から言ってしまいます。
「はい、カッシュの友達のロンと申します!」
「そうか!たしかお前たちは昨日成人の儀だったんだろう?そのジョブに合わせて何か買いに来たのか?必要なものと予算はいくらだ?祝いに少しくらいは負けてやるぞ!」
「いえ、実は鍛冶の基礎を教えて頂けないかと思いここにやって来ました!」
「ほう!そんな細い手をしてんのに鍛冶士のジョブを授かったのか?」
「いえ、鍛冶士のジョブではないのですが、かなり特殊なジョブのようで、生産職全般の適正があるみたいなんです。」
「何だと!?そんなジョブ聞いたことないぞ!何てジョブなんだ?」
「はい。ボッチというジョブです。僕自身聞いたこともないジョブで戸惑ってるんですが、3ヶ月後にカッシュたちと共に王都で冒険者になる為に旅立つ予定となってます。
ジョブの特性上、戦闘面では一緒できない分、せめて生産面で手助けできないかと考えてます。
お願いします!僕を3ヶ月間弟子にして下さい!!」
「おい坊主、言ってることは分かるが、そのジョブについては全く理解できねー!本当に鍛冶士のジョブと同じように適正があるか試してやる!
ちょっとこっちに来い!!」
僕はそれから店の裏にある工房に連れていかれました。
そこは炉の熱気が籠っており、大きな炉の前には鍛冶台が1つと、その後ろには大きな作業台が置かれています。
「坊主しっかり見てろよ!」
ガンダルクさんは、左手にやっとこを、右手に鉄のハンマーを握り力強く鉄の塊を叩いていきます。何度か叩いたところで作業を止め、僕の方へ振り向きました。
「今の要領で鉄を叩いてみろ!鍛冶士のジョブを持っていれば、10回程叩けば鍛冶スキルを覚える筈だ!やってみろ!!」
「はいっ!!」
僕は言われた通り、ガンダルクさんの真似をして鉄を叩いていきました。15回叩いたところでガンダルクさんに止められました。
「どうだ?鍛冶のスキルは覚えたか?」
「いえ…」
「やっぱりな…鍛冶士以外で鍛冶の適正があるようなジョブなんてある訳ない!残念だったな坊主、適正がないんだったら教えようがない!!」
「そんな…」
「諦めて帰りな!」
「ガンダルクさん、もう少しだけ挑戦させてもらえないでしょうか?」
「構わねーが、適正がなければ何年頑張ってもそうそうスキルなんて覚えることはできねーぞ!!俺はそんなことにいつまでも付き合ってられん。店に戻ってるからな…諦めがついたら声を掛けてくれ!!」
ガンダルクさんはかわいそうなものを見るように、ため息をつきながら店の方へ戻っていきました。
どうしてスキルを覚えることができなかったんだろう…ジョブの特性にちゃんと生産職も戦闘職も全ての下級専門ジョブと同様にスキルを得ることができると記載があったよね?
悩んでても仕方ないか…
そう思い、再び鉄を叩いた瞬間それは起こりました!
《スキル 鍛冶lv1 を覚えた》
《スキル 力加減lv1 を覚えた》
うぉっ?スキルを覚えたぞ?しかも2つも覚えたみたいだ。
何でさっきは覚えなかったのに、今度は急に覚えたんだろう?
不思議だったので、僕は改めてボッチの特性を読み直しました。
はっ!そうか…さっきはガンダルクさんが傍で見守ってくれていたから、経験が本来の10分の1になっていたんだ!そして今は1人だから逆に経験が本来の10倍になってるのか!!
そう…デメリットの欄に書かれていた、自分以外の存在と共に行動をしている時、経験は通常の10分の1となるという状況の為に先程はスキルを覚えることができなかったのです。
そうと分かればガンダルクさんに報告だ!
僕がスキルを覚えることができたことを報告するとガンダルクさんは目を大きく見開きとても驚いていました。
そして、これから3ヶ月でできるだけのスキルを覚えられるように鍛えてくれることを約束してくれました。
その日は、「焼けた鉄と火に取り敢えず慣れろ!」と言われ、暗くなるまで鉄を1日打ち続けていたら、鍛冶スキルはlv2に、力加減スキルはlv3まで上がりました。
それになんと他にもスキルを覚えちゃいました。
腕力上昇と疲労回復という持っているだけで力を増やしてくれるスキルと、同じく持ってるだけで疲れが取れやすくなるスキルです。
さらに熱耐性という、暑さや熱に強くなるスキルまで覚えることができたのです。
ガンダルクさんにその事を報告すると、とても驚いていました。
どのスキルも鍛冶士なら覚えていることが多いスキルではあるそうなんですが、1日やそこらで覚えられるスキルではないそうです。
特に疲労回復のスキルは鍛冶士の特性には当てはまらないスキルの為、10年以上仕事として鍛冶をやり続けた人間くらいしか覚えてる鍛冶士はいないそうです。
納得いかない様子のガンダルクさんにきつく問い詰められたので、僕はボッチのジョブの特性を何一つ隠さずに全て話しました。
それでもそんなジョブがあるなんて信じられんと言われましたが、現実にスキルを覚えてるのでその日はそれ以上突っ込まれませんでした。
翌朝、約束していた時間の30分前にガンダルクさんのお店に伺うと、そこには人見知りの僕でも知ってるようなこの村の有名人がいました。
それは、洋服のことは何でもお任せの人気店「ハニーハニー」の店長ハーレーさんでした。
「ガンちゃん、かわいいお客様みたいよ!」
「ハーレー、そいつは客じゃね!そいつがさっき話したロンだ!」
「あらあらあら…あなたがどんな生産職でも普通の10倍速で覚えることができるという子なのねん?可愛い顔をしているわ!お姉さん気に入ったわ♪
私が手取り足取り色々と教えてあげるわねん♪」
「えっと…」
僕が戸惑っていると、ハーレーさんは僕を抱きしめ、その豊満な筋肉の体で僕をバキバキに抱きしめてきたのでした。
そう、ハーレーさんはこの村でも有名な筋肉ムキムキのオカマな洋服屋の店長さんなのです。
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