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第70話
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「ヴェルドンさん、とうとうヴェルドンさんの求めていたスキルを覚えることができました!!」
霊化のスキルがレベル10になったことで憑依合体というスキルを覚えました。スキルの説明を見ると、霊を自分の体に同化することで霊と一定時間1つになれるということです。
この時、体の主導権は僕にも霊にもできるらしいのですが、僕が動かそうとすれば僕が優先されるようです。
「本当か!!では早速試してみるぞ!」
「分かりました。ではいきますよ。憑依合体!」
スキルが発動すると目の前にいたヴェルドンさんは僕の中にあっという間に吸い込まれ、1つになりました。
『上手くいったようだな!』
『何だか変な感じですね?声もしゃべるんじゃなくて、頭の中に直接響く感じになってますね?』
『まずは儂の好きなように動かさせてくれ!』
『分かりました。ではお任せしますね!』
僕がヴェルドンさんに体の主導権を譲る気持ちでいると、不思議と勝手に体が動いていきます。ヴェルドンさんが動いたり、何かに触れるとその感触は僕にもそのまま伝わってきました。
『すごいのー!まるで生き返ったようじゃ!!
これならば鍛治も好きなだけできるぞ♪試しに何かを打たせてもらおうか!!』
ヴェルドンさんが嬉しそうに武器を作成する準備を始めていると、突然ヴェルドンさんが強制的に外に追い出されてしまいました。
《スキル 憑依合体 のレベルが上がりました》
「どうやら時間切れみたいですね?」
「なんじゃと!?ようやく鍛治をできると思ったところじゃったのに…なんてことじゃ!!すぐにまた合体するのだ!!!」
ヴェルドンさんのあまりの勢いに負けてすぐにスキルを使いました。
「憑依合体!」
《同じ霊とは1日に1度しか使用できません》
「どうやら1日に1回だけしか使用することができないようですね…」
「な、なんじゃと!?では明日までこのまま儂は生殺しにされてしまうのか??」
「明日はすぐに打ち始められる準備をしてからスキルを使いましょう!スキルのレベルも上がりましたし、少しは接続時間が伸びてる筈ですよ。」
「嫌じゃー!!」
この日ヴェルドンさんの叫び声が屋敷中に響き渡りました。
この後も何日も掛けてこのスキルを検証したところ、どうやらレベルが1上がる毎に接続時間を30分ずつ増やせるようです。
ヴェルドンさんにレインボーアテブューオリハルコンを武器にするのにどのくらいの時間を必要か確認したところ少なくとも10時間は欲しいと言われました。
ということは少なくともスキルレベルを20にはしないといけないようです。1時間の余裕を持って、スキルが22まで上がったらレインボーアテブューオリハルコンを使って武器を作成するということで話が決まりました!
それまでの期間、毎日限界までヴェルドンさんと憑依合体して過ごし、レベルを上げていくことにしました。
『ヴェルドンさんって屋敷から離れられたんですね?』
『儂も知らなかったぞい!この憑依合体をしていれば大丈夫なようじゃな!!』
『じゃー外でスキルの効果が切れたらどうなるんですかね?』
『あまり想像したくないのでそうなる前に屋敷に戻ってくれ!』
『分かりました。』
今僕たちは、朝の日課である西の森へのダッシュをしています。
現在憑依合体のスキルレベルも21となり、間もなく本番となったことでヴェルドンさんが僕の戦うところを見てみたいという話になったのです。
大した戦闘は行いませんが、日課のランニングと、合間に薬草採取、現れる魔物の退治です。
「ファイアアロー!」
『ロンは強いのー!それに思っていた以上に魔法を多用する様じゃな?』
『そうですね。言われてみれば魔法を覚えてからは便利なので魔法を中心に戦闘してるかもしれません。』
『ならば、作るハンマーに魔力を増大させる魔石を埋め込むとよいかもな?そうすれば魔法の威力が上がるぞい!』
『それは助かりますね!完成が楽しみです。』
『儂ももうすぐあの石を打てると思ったら、魂が震えてくるぞい!儂は心の底からロンに感謝してるぞ!このヴェルドンの人生全てを注いだ最高のハンマーを仕上げてやるから楽しみにしておくんだぞ!!』
『はい!』
それから間もなく、憑依合体のスキルは目標であった22レベルになりました。ヴェルドンさんは張り切って、前日から気合いを入れています。
『よしっ!明日の為に今からレインボーアテブューオリハルコンを取り出すことにする!!』
そう言うと、僕の体を操るヴェルドンさんはこともあろうか火を消した鍛治炉の中に入っていき、その地面を壊し始めました。
『ヴェルドンさん?鍛治炉を壊して明日は使えるんですか?』
『儂は土魔法も使えるからな!それですぐに直すこともできるわい!!ここには儂が生きてる頃は絶えず火が消えることなく燃えていた。だから誰にも見つけられなかったのじゃ!!』
『なるほどー!』
鍛治炉の中をかなり深く掘り進めたところで、袋に詰められた金属が出てきました。
『これがレインボーアテブューオリハルコンじゃ!』
それは見る角度により様々な色に見える金属で、7色どころかもっと沢山の色の光を放っていました。
『きれいですね!!こんな金属見たことないです。』
『そうそうお目に掛かれる金属ではないからのー!言い伝えでは、アイダ·ウェドと呼ばれる伝説のドラゴンの魔石が長い年月大地に埋まることでできると言われておるぞい!!』
『へー。僕もいつかこのレインボーアテビューオリハルコンのような伝説的な素材を使って装備を作ってみたいですね!!』
『ロンなら簡単に叶えてしまいそうだがな!』
『そうだといいのですが。』
鍛治炉を再びきれいに作り直したヴェルドンさんは翌日、生涯の全てをかけてレインボーアテビューオリハルコンに挑みました。
『ロン、儂の全てを見ておれ!!』
ヴェルドンさんはその言葉以降、一言の言葉を発することもなく、行動だけで全てを語り掛けてきました。
ヴェルドンさん越しに伝わってくる感触からだけでも、レインボーアテビューオリハルコンの取り扱いの難しさは分かりました。ヴェルドンさんはその難しいレインボーアテビューオリハルコンを時に優しく、時に鬼気迫るような激しさで叩き続けました!!
僕はただ見てるだけなのに、手が熱くなっていきました。
10時間にも及ぶ炎と魂の語り合いは長いようで、あっという間に過ぎていきました。
「カーン!」
ヴェルドンさんの最後の一打が叩きつけられると、完成したハンマーが様々な色に変化しながら光り輝いていきます!
『完成じゃ!!!これが儂の人生の全てじゃ!銘は「英雄の鎚」とでもするかのう。』
満足そうに呟くと、ヴェルドンさんは僕の体から出ていきました。
そしてそのしわくちゃなおじいさんの顔を、満面の笑顔にして浄化のように光の粒になり消え始めました。
「ヴェルドンさん?まさかもう成仏するんですか?」
「ああ!儂はもうこの世に思い残すことはないからのう。全てロンのお陰だ!お前のこれからの人生にその英雄の鎚が役立つことを願っているぞ!!儂の最後の子供を頼んだぞ!!!」
「はい!必ず大事にすることを誓います!!こちらこそ色々と教えて頂き本当にありがとうございました!」
ヴェルドンさんは最後にもう一度優しく微笑んで消えていきました。
英雄の鎚…僕が使うには大それた名前のハンマーですが、できたばかりのそれを手に取りました。
「すごい!始めて手にするのに、ずっと使い続けてきたようにフィットする!!それに持ってるだけで力が溢れてくるようだ!!」
その理由は鑑定をすることで分かりました。
英雄の鎚
ランク SS
攻撃力 276/276
耐久力 780/780
評 価 SS
特 性 鎚に魂が宿っており、選ばれた者にしか扱えない、不壊、全ての攻撃が相手の弱点属性をつける、全能力アップ
スゴ過ぎる…これは以前鑑定した王者の剣と同レベルの武器だ!寧ろこの英雄の鎚の方が凄い気がする!?
霊化のスキルがレベル10になったことで憑依合体というスキルを覚えました。スキルの説明を見ると、霊を自分の体に同化することで霊と一定時間1つになれるということです。
この時、体の主導権は僕にも霊にもできるらしいのですが、僕が動かそうとすれば僕が優先されるようです。
「本当か!!では早速試してみるぞ!」
「分かりました。ではいきますよ。憑依合体!」
スキルが発動すると目の前にいたヴェルドンさんは僕の中にあっという間に吸い込まれ、1つになりました。
『上手くいったようだな!』
『何だか変な感じですね?声もしゃべるんじゃなくて、頭の中に直接響く感じになってますね?』
『まずは儂の好きなように動かさせてくれ!』
『分かりました。ではお任せしますね!』
僕がヴェルドンさんに体の主導権を譲る気持ちでいると、不思議と勝手に体が動いていきます。ヴェルドンさんが動いたり、何かに触れるとその感触は僕にもそのまま伝わってきました。
『すごいのー!まるで生き返ったようじゃ!!
これならば鍛治も好きなだけできるぞ♪試しに何かを打たせてもらおうか!!』
ヴェルドンさんが嬉しそうに武器を作成する準備を始めていると、突然ヴェルドンさんが強制的に外に追い出されてしまいました。
《スキル 憑依合体 のレベルが上がりました》
「どうやら時間切れみたいですね?」
「なんじゃと!?ようやく鍛治をできると思ったところじゃったのに…なんてことじゃ!!すぐにまた合体するのだ!!!」
ヴェルドンさんのあまりの勢いに負けてすぐにスキルを使いました。
「憑依合体!」
《同じ霊とは1日に1度しか使用できません》
「どうやら1日に1回だけしか使用することができないようですね…」
「な、なんじゃと!?では明日までこのまま儂は生殺しにされてしまうのか??」
「明日はすぐに打ち始められる準備をしてからスキルを使いましょう!スキルのレベルも上がりましたし、少しは接続時間が伸びてる筈ですよ。」
「嫌じゃー!!」
この日ヴェルドンさんの叫び声が屋敷中に響き渡りました。
この後も何日も掛けてこのスキルを検証したところ、どうやらレベルが1上がる毎に接続時間を30分ずつ増やせるようです。
ヴェルドンさんにレインボーアテブューオリハルコンを武器にするのにどのくらいの時間を必要か確認したところ少なくとも10時間は欲しいと言われました。
ということは少なくともスキルレベルを20にはしないといけないようです。1時間の余裕を持って、スキルが22まで上がったらレインボーアテブューオリハルコンを使って武器を作成するということで話が決まりました!
それまでの期間、毎日限界までヴェルドンさんと憑依合体して過ごし、レベルを上げていくことにしました。
『ヴェルドンさんって屋敷から離れられたんですね?』
『儂も知らなかったぞい!この憑依合体をしていれば大丈夫なようじゃな!!』
『じゃー外でスキルの効果が切れたらどうなるんですかね?』
『あまり想像したくないのでそうなる前に屋敷に戻ってくれ!』
『分かりました。』
今僕たちは、朝の日課である西の森へのダッシュをしています。
現在憑依合体のスキルレベルも21となり、間もなく本番となったことでヴェルドンさんが僕の戦うところを見てみたいという話になったのです。
大した戦闘は行いませんが、日課のランニングと、合間に薬草採取、現れる魔物の退治です。
「ファイアアロー!」
『ロンは強いのー!それに思っていた以上に魔法を多用する様じゃな?』
『そうですね。言われてみれば魔法を覚えてからは便利なので魔法を中心に戦闘してるかもしれません。』
『ならば、作るハンマーに魔力を増大させる魔石を埋め込むとよいかもな?そうすれば魔法の威力が上がるぞい!』
『それは助かりますね!完成が楽しみです。』
『儂ももうすぐあの石を打てると思ったら、魂が震えてくるぞい!儂は心の底からロンに感謝してるぞ!このヴェルドンの人生全てを注いだ最高のハンマーを仕上げてやるから楽しみにしておくんだぞ!!』
『はい!』
それから間もなく、憑依合体のスキルは目標であった22レベルになりました。ヴェルドンさんは張り切って、前日から気合いを入れています。
『よしっ!明日の為に今からレインボーアテブューオリハルコンを取り出すことにする!!』
そう言うと、僕の体を操るヴェルドンさんはこともあろうか火を消した鍛治炉の中に入っていき、その地面を壊し始めました。
『ヴェルドンさん?鍛治炉を壊して明日は使えるんですか?』
『儂は土魔法も使えるからな!それですぐに直すこともできるわい!!ここには儂が生きてる頃は絶えず火が消えることなく燃えていた。だから誰にも見つけられなかったのじゃ!!』
『なるほどー!』
鍛治炉の中をかなり深く掘り進めたところで、袋に詰められた金属が出てきました。
『これがレインボーアテブューオリハルコンじゃ!』
それは見る角度により様々な色に見える金属で、7色どころかもっと沢山の色の光を放っていました。
『きれいですね!!こんな金属見たことないです。』
『そうそうお目に掛かれる金属ではないからのー!言い伝えでは、アイダ·ウェドと呼ばれる伝説のドラゴンの魔石が長い年月大地に埋まることでできると言われておるぞい!!』
『へー。僕もいつかこのレインボーアテビューオリハルコンのような伝説的な素材を使って装備を作ってみたいですね!!』
『ロンなら簡単に叶えてしまいそうだがな!』
『そうだといいのですが。』
鍛治炉を再びきれいに作り直したヴェルドンさんは翌日、生涯の全てをかけてレインボーアテビューオリハルコンに挑みました。
『ロン、儂の全てを見ておれ!!』
ヴェルドンさんはその言葉以降、一言の言葉を発することもなく、行動だけで全てを語り掛けてきました。
ヴェルドンさん越しに伝わってくる感触からだけでも、レインボーアテビューオリハルコンの取り扱いの難しさは分かりました。ヴェルドンさんはその難しいレインボーアテビューオリハルコンを時に優しく、時に鬼気迫るような激しさで叩き続けました!!
僕はただ見てるだけなのに、手が熱くなっていきました。
10時間にも及ぶ炎と魂の語り合いは長いようで、あっという間に過ぎていきました。
「カーン!」
ヴェルドンさんの最後の一打が叩きつけられると、完成したハンマーが様々な色に変化しながら光り輝いていきます!
『完成じゃ!!!これが儂の人生の全てじゃ!銘は「英雄の鎚」とでもするかのう。』
満足そうに呟くと、ヴェルドンさんは僕の体から出ていきました。
そしてそのしわくちゃなおじいさんの顔を、満面の笑顔にして浄化のように光の粒になり消え始めました。
「ヴェルドンさん?まさかもう成仏するんですか?」
「ああ!儂はもうこの世に思い残すことはないからのう。全てロンのお陰だ!お前のこれからの人生にその英雄の鎚が役立つことを願っているぞ!!儂の最後の子供を頼んだぞ!!!」
「はい!必ず大事にすることを誓います!!こちらこそ色々と教えて頂き本当にありがとうございました!」
ヴェルドンさんは最後にもう一度優しく微笑んで消えていきました。
英雄の鎚…僕が使うには大それた名前のハンマーですが、できたばかりのそれを手に取りました。
「すごい!始めて手にするのに、ずっと使い続けてきたようにフィットする!!それに持ってるだけで力が溢れてくるようだ!!」
その理由は鑑定をすることで分かりました。
英雄の鎚
ランク SS
攻撃力 276/276
耐久力 780/780
評 価 SS
特 性 鎚に魂が宿っており、選ばれた者にしか扱えない、不壊、全ての攻撃が相手の弱点属性をつける、全能力アップ
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