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本編
12月 ③
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12月24日。
今日の授業は午前中だけだ。
今週は、各教科、授業は殆どせず冬休みの課題配られてた。
約2週間の冬休みのため、量は少なめだったのにみんなホッとした。
オレは課題が入った紙袋を持って瑠可の部屋に行った。
瑠可はあの後、また発情期に入ってしまったため、今日のクリスマスパーティーは欠席することになった。
「結季くん、ありがとう。ごめんね重かったよね」
「そんな課題出てないから全然重くないよ。それより身体は大丈夫?」
「ちょっと怠いけど、もう大丈夫だよ」
瑠可の顔はまだ少し赤いけど、もう大丈夫そうだ。
「あっ、ちょっと待って」
「?」
瑠可は部屋の奥に掛けて行って、30秒ほとで戻ってきた。
「コレ、持っていってくれない?」
「これって…」
瑠可が持ってきたのは先日、オレと一緒に買ったプレゼントが入った紙袋だった。
「ボク参加できないけど、折角用意したものだから持って行って欲しいんだ」
「分かった。後で瑠可の分のプレゼント持ってくるね」
「ありがとう!楽しみにしてるね。でも……やっぱり参加したかったな……」
瑠可の笑顔は一瞬で翳った。
だけど、これだけはオレにもどうすることもできない。
今のオレに出来ること…。
「瑠可」
「ん?」
「ケーキ貰ってくるから一緒に食べよう」
「……うん。待ってるね」
瑠可と約束をして、自分の部屋に戻った。
❇︎❇︎❇︎❇︎❇︎
クリスマスパーティーは体育館で行われた。
その真ん中には、いつの間に搬入したのか、でっかいクリスマスツリーが鎮座していた。
オレは食べ物には殆ど手を付けず、スマホで写真や動画をたくさん撮った。
後で瑠可とこれを見ながらケーキを食べようと思ったから。
パーティーも終盤に差し掛かった頃には、クラスメイトの何人かと固まって喋っていた。
「あ、オレ、そろそろ行くわ」
「瑠可んとこ?」
「うん。一緒にケーキ食べようって約束したから」
「じゃあ、これ持ってけよ」
クラスメイトの1人が、テーブルにあった小さなクリスマスツリーをオレに渡した。
「えっ、いいのかな?」
「大丈夫、大丈夫。こんなの一つ二つなくなっても誰も気にしないさ」
別の1人がどこからか持ってきた紙袋を広げたので、クリスマスツリーを入れた。
「ほい、ケーキとチキン。フォークも入ってるから」
「えっ、あっ、ありがとう!」
さらに別の1人がケーキが入った箱と、チキンが入った箱を紙袋に入れた。
「瑠可によろしくな」
「わかった」
紙袋を持ったオレは、出入口で2人分のプレゼントを引き換えて寮へ戻った。
❇︎❇︎❇︎❇︎❇︎
20時を少し回った頃。
「おーい、瑠可?」
「うーん。もう食べれないよぉ~。ムニャムニャ……」
「ダメだ、完全に寝てる…」
18時前に寮に戻ったオレはその足で瑠可の部屋に行って、2人でささやかなクリスマスパーティーをした。
瑠可は寮監さんからシャンメリーやキッシュをもらっていたから、結構、豪華なものになった。
瑠可は持ってきたクリスマスツリーに驚き、クラスの奴らが色々手伝ってくれたことを話すとすごく喜んだ。
そして、食べて飲んで喋って笑ったら疲れた様で、電池が切れた様にコテンと寝てしまった。
発情期の疲れが残っているのかもしれない。
オレは瑠可をベットに運んで布団をかける。
幸せそうに眠る瑠可の顔を見て安心した。
テーブルの上を片付けると電気を消してそっと部屋を出て 、オートロックの鍵が掛かったことを確認して、自分の部屋に戻る。
途中、スマホがブルリと震えた。
スマホを開きメッセージアプリを確認すると、急いで部屋に戻って支度をした。
❇︎❇︎❇︎❇︎❇︎
21時頃。
寮の隅の鉄柵付近に着くと、そこにはすでに待ち人がいた。
「すみません。待たせちゃいましたか?」
鉄柵に近づき、鉄柵の向こうにいる人に声を掛ける。
「ん、そうでもない」
鉄柵に寄りかかっていた皇貴先輩は、こちらを向いて笑った。
「パーティー終わったんですか?」
「1時間も前に終わった。そういえば、お前、途中からいなかったな」
「瑠可とクリスマスパーティーしてました」
「ふーん」
なんだろう?
拗ねてる?
「せんぱ、うわっ」
鉄柵の向こうから伸ばされた手がオレの手首を掴みグイッと引っ張られ、鉄柵に顔をぶつけそうになる。
「くくっ」
「あっぶないじゃないですか、もー」
「そのまま」
「えっ…?」
ほどなく手首に冷んやりとした感触がするとカチリと小さな音がした。
視線を落とすと、手首には小さな石が付いたゴールドのブレスレットが嵌められていた。
「うん。似合うな」
「これって…」
クリスマスプレゼントだ。
もらえると思っていなかったから、すごく嬉しい。
「嬉しすぎて泣いたか?」
「泣いてませんよ。………でも、嬉しいです。ありがとうございます」
「っ…」
素直に気持ちを述べると、ふいっと目を逸らされた。
「あ!」
「?」
ポケットから小さな袋を取り出して渡す。
「先輩のプレゼントみたいな立派なものじゃないんですけど…」
「………ミサンガか」
「はい。安物ですけど」
オレのプレゼントもある意味ブレスレットだ。
雑貨屋で買った製作キッドで作った安物だ。
学生のオレの小遣いで、パーティー用のプレゼントの他に先輩と家族の分も用意したけど、これが精一杯だった。
「なあ、付けて」
突き出してきた手からミサンガを受け取って、手首に緩めに巻きつけた。
ミサンガを付けた手首を見て満足そうに笑う顔に、胸が締め付けられる様な苦しさを感じて柵の隙間に頭を付け俯いた。
少しして頭をサラリと撫でられて目線を上げると、目の前に金色の目が迫っていた。
頭を引き寄せられ視界いっぱいが先輩の顔で埋められると、フニリと唇に柔らかいものが当たってすぐ離れた。
「せっ、先ぱっ…んっ」
ビックリして離れようとしたが、回らせていた手に頭を固定されてはなれるどころか、また唇が柔らかいもので塞がれた。
「ここは目を閉じるとこだろ」
「ふぁっ、そんっな、んー」
ぎゅっと目をつぶって唇が離れるのを待つが、離れるどころか唇の隙間からざらりとした厚みのあるものがオレの口をこじ開けにかかった。
耳の下を撫でられ力が抜けた隙をついて侵入してきた舌が上顎をなぞり、更に力が抜けた。
「舌……出して」
「……んっ」
言われるがままに舌を差し出すと、ジュと吸い取られた。
そのまま冷たい柵が頬に当たるのも構わず、口腔内を動き回る先輩の舌を受け入れた。
____________________
柵の幅は大体20cmくらいです。
今日の授業は午前中だけだ。
今週は、各教科、授業は殆どせず冬休みの課題配られてた。
約2週間の冬休みのため、量は少なめだったのにみんなホッとした。
オレは課題が入った紙袋を持って瑠可の部屋に行った。
瑠可はあの後、また発情期に入ってしまったため、今日のクリスマスパーティーは欠席することになった。
「結季くん、ありがとう。ごめんね重かったよね」
「そんな課題出てないから全然重くないよ。それより身体は大丈夫?」
「ちょっと怠いけど、もう大丈夫だよ」
瑠可の顔はまだ少し赤いけど、もう大丈夫そうだ。
「あっ、ちょっと待って」
「?」
瑠可は部屋の奥に掛けて行って、30秒ほとで戻ってきた。
「コレ、持っていってくれない?」
「これって…」
瑠可が持ってきたのは先日、オレと一緒に買ったプレゼントが入った紙袋だった。
「ボク参加できないけど、折角用意したものだから持って行って欲しいんだ」
「分かった。後で瑠可の分のプレゼント持ってくるね」
「ありがとう!楽しみにしてるね。でも……やっぱり参加したかったな……」
瑠可の笑顔は一瞬で翳った。
だけど、これだけはオレにもどうすることもできない。
今のオレに出来ること…。
「瑠可」
「ん?」
「ケーキ貰ってくるから一緒に食べよう」
「……うん。待ってるね」
瑠可と約束をして、自分の部屋に戻った。
❇︎❇︎❇︎❇︎❇︎
クリスマスパーティーは体育館で行われた。
その真ん中には、いつの間に搬入したのか、でっかいクリスマスツリーが鎮座していた。
オレは食べ物には殆ど手を付けず、スマホで写真や動画をたくさん撮った。
後で瑠可とこれを見ながらケーキを食べようと思ったから。
パーティーも終盤に差し掛かった頃には、クラスメイトの何人かと固まって喋っていた。
「あ、オレ、そろそろ行くわ」
「瑠可んとこ?」
「うん。一緒にケーキ食べようって約束したから」
「じゃあ、これ持ってけよ」
クラスメイトの1人が、テーブルにあった小さなクリスマスツリーをオレに渡した。
「えっ、いいのかな?」
「大丈夫、大丈夫。こんなの一つ二つなくなっても誰も気にしないさ」
別の1人がどこからか持ってきた紙袋を広げたので、クリスマスツリーを入れた。
「ほい、ケーキとチキン。フォークも入ってるから」
「えっ、あっ、ありがとう!」
さらに別の1人がケーキが入った箱と、チキンが入った箱を紙袋に入れた。
「瑠可によろしくな」
「わかった」
紙袋を持ったオレは、出入口で2人分のプレゼントを引き換えて寮へ戻った。
❇︎❇︎❇︎❇︎❇︎
20時を少し回った頃。
「おーい、瑠可?」
「うーん。もう食べれないよぉ~。ムニャムニャ……」
「ダメだ、完全に寝てる…」
18時前に寮に戻ったオレはその足で瑠可の部屋に行って、2人でささやかなクリスマスパーティーをした。
瑠可は寮監さんからシャンメリーやキッシュをもらっていたから、結構、豪華なものになった。
瑠可は持ってきたクリスマスツリーに驚き、クラスの奴らが色々手伝ってくれたことを話すとすごく喜んだ。
そして、食べて飲んで喋って笑ったら疲れた様で、電池が切れた様にコテンと寝てしまった。
発情期の疲れが残っているのかもしれない。
オレは瑠可をベットに運んで布団をかける。
幸せそうに眠る瑠可の顔を見て安心した。
テーブルの上を片付けると電気を消してそっと部屋を出て 、オートロックの鍵が掛かったことを確認して、自分の部屋に戻る。
途中、スマホがブルリと震えた。
スマホを開きメッセージアプリを確認すると、急いで部屋に戻って支度をした。
❇︎❇︎❇︎❇︎❇︎
21時頃。
寮の隅の鉄柵付近に着くと、そこにはすでに待ち人がいた。
「すみません。待たせちゃいましたか?」
鉄柵に近づき、鉄柵の向こうにいる人に声を掛ける。
「ん、そうでもない」
鉄柵に寄りかかっていた皇貴先輩は、こちらを向いて笑った。
「パーティー終わったんですか?」
「1時間も前に終わった。そういえば、お前、途中からいなかったな」
「瑠可とクリスマスパーティーしてました」
「ふーん」
なんだろう?
拗ねてる?
「せんぱ、うわっ」
鉄柵の向こうから伸ばされた手がオレの手首を掴みグイッと引っ張られ、鉄柵に顔をぶつけそうになる。
「くくっ」
「あっぶないじゃないですか、もー」
「そのまま」
「えっ…?」
ほどなく手首に冷んやりとした感触がするとカチリと小さな音がした。
視線を落とすと、手首には小さな石が付いたゴールドのブレスレットが嵌められていた。
「うん。似合うな」
「これって…」
クリスマスプレゼントだ。
もらえると思っていなかったから、すごく嬉しい。
「嬉しすぎて泣いたか?」
「泣いてませんよ。………でも、嬉しいです。ありがとうございます」
「っ…」
素直に気持ちを述べると、ふいっと目を逸らされた。
「あ!」
「?」
ポケットから小さな袋を取り出して渡す。
「先輩のプレゼントみたいな立派なものじゃないんですけど…」
「………ミサンガか」
「はい。安物ですけど」
オレのプレゼントもある意味ブレスレットだ。
雑貨屋で買った製作キッドで作った安物だ。
学生のオレの小遣いで、パーティー用のプレゼントの他に先輩と家族の分も用意したけど、これが精一杯だった。
「なあ、付けて」
突き出してきた手からミサンガを受け取って、手首に緩めに巻きつけた。
ミサンガを付けた手首を見て満足そうに笑う顔に、胸が締め付けられる様な苦しさを感じて柵の隙間に頭を付け俯いた。
少しして頭をサラリと撫でられて目線を上げると、目の前に金色の目が迫っていた。
頭を引き寄せられ視界いっぱいが先輩の顔で埋められると、フニリと唇に柔らかいものが当たってすぐ離れた。
「せっ、先ぱっ…んっ」
ビックリして離れようとしたが、回らせていた手に頭を固定されてはなれるどころか、また唇が柔らかいもので塞がれた。
「ここは目を閉じるとこだろ」
「ふぁっ、そんっな、んー」
ぎゅっと目をつぶって唇が離れるのを待つが、離れるどころか唇の隙間からざらりとした厚みのあるものがオレの口をこじ開けにかかった。
耳の下を撫でられ力が抜けた隙をついて侵入してきた舌が上顎をなぞり、更に力が抜けた。
「舌……出して」
「……んっ」
言われるがままに舌を差し出すと、ジュと吸い取られた。
そのまま冷たい柵が頬に当たるのも構わず、口腔内を動き回る先輩の舌を受け入れた。
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柵の幅は大体20cmくらいです。
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