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婚約者同士の語り合い
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「あの、ガラナ様。どこへ向かってるんですか?姉が心配してるので用件を教えてくれるとありがたいです。」
セシールはそう冷静なの。思い出してくれてよかった。
「他人の居ないところでゆっくりお話ししません?私はあなた方を公にしたいとかそんなこと考えていませんので安心してくださいね。」
「やっぱ目利きでバレてたってこと...!?」
「そういうこと。」
「ステラ様が気付いてなくて私が気付いてる。実に愉快ですわね。にしても、セシル様といいクリス様といいボロはかなり出してると思うんですけど...」
「ボロ出てるの!?僕!眼鏡かけてる知的なセシールです!」
「顔面にシスコンって書いてありますわ。」
「うぅ。」
「私も顔面にブラコンって書こうかな?私ら通じあってるから大丈夫よ!セシル!」
なんか楽しそうだし。
「物理的に書こうとか思ってないよね?ブラコンなら僕の寿命くらい気遣ってよ!」
寿命って、まさか!
「クリス様の圧力で寿命って縮んだりするの!?」
「ふふふ、アリア様。ご名答ですわよ。自覚あったんですね。牽制ってやつ。」
けんせい、それに関しては自覚がないかもしれない。
「ごめんなさい!わかりません!」
「正直でいいですわね。牽制ってのはこの漢字ですわ。アリア様に近づく輩に圧力かけちゃうクリス様のことを指しますわ。」
「なるほど...さすが!ガラナ様です!」
「納得しないで。アリア姉様。」
と、そんな話をしてたときだった。
「ガラナ!変なことしてないよね?えっと、大丈夫なの?」
「ライン様、心配しすぎですわ。ガラナ様は目利きが冴えたって言ってただけですもの!でも、なぜアリーナさんたちを?」
「気にしないでいいのよ。ベル。庶民の文化に触れたくて案内してもらってたの。アリーナさんもセシールさんもとびっきり仲が良くて素晴らしいの!」
「ガラナ、ホントになにもしてない?ベル、少し下がってて。」
「はい!」
この三人の関係は少し不思議な絵だと思う。
侯爵令嬢のガラナ様はライン様の婚約者。公爵令嬢のベル様は手伝い人。地位としては高いはずの公爵令嬢はガラナ様に仕える形になる。
「やっぱ、珍しいわよねぇ。」
「ま、これこそ身分の差のない考え方だと思うけどね。」
「ねぇ、アリア嬢。セシル君。大丈夫?」
「私は大丈夫です!」
「僕は僕の本音が少し漏れてしまった以外に問題はなかったですよ!」
「私にバレたこと二人ともあまり気にしないのですね。」
「僕は別にいいし。アリア姉様守ればいいんですもん。」
「セシル...!」
「ですがアリア様。ステラ様にはもう少し出来れば永遠に黙っておいた方がいいかと?気付かれたら厄介ですし。それにその方が愉快ですもの。」
わぁ、ライバル怖い...
「ガラナ、黒いよ。兄様みたいだ。」
「誉め言葉としておきますわね。ライン様。」
「そういうとこがカッコいいけど。」
「婚約者を王子がカッコいいと言っているこの状況はなんだろう...」
「それも一つの形ってやつよ!」
「そうですね。アリア様らしい意見ですわ。そういうとこ好きですわよ。」
「わぁ、イケメン。惚れるよ、セシル!」
「惚れちゃえば?」
「人の寿命縮むのは遠慮ないですわね。セシル様。」
「ガラナとかでも寿命縮むんだ。」
「ライン様わかります?あの修羅の顔。殺す気満々ですわ。あれは、誰かが抑えなきゃダメですわね。」
「やっぱりあの圧力って怖いんだね!みんな!よかったわ!」
「はぁ、納得したならそれでいいよ。」
「ガラナ、そろそろここに滞在するのも終わりだよ。」
「明日、挨拶してまわりますわね。では、アリア様、セシル様も幸せを祈っていますわ。」そう手を差しのべてくれた。
次の日
「1週間お世話になりました。」
なんということだろう。王族の婚約者が庶民に頭を下げてきた。
「み、みんな、ガラナの指導どうだったかな?厳しいかったかもだけどいい子だから覚えてあげて。」
その上、王族が微笑む。
「激レアな庶民棟だぞ。これは!」
「口に出すな。リクト!」
「まぁまぁ、キールは怯えすぎじゃない?」
「カナタは怯えなさすぎでしょ。ったく、庶民棟らしい景色が見たい。。」
「セシールさん。そんなに激レアな景色なのですの?」
「え、はい。そうですよ。ガラナ様。」
「なるほど。なら、もっと激レアにして見せますわ。アリーナさん!」
なんだろう?名前呼ばれた?
「あなたとっても可愛くて大好きだわ。」
ガラナ様は私に突然抱きついてきた。
「え!?が、ガラナ様!?」
「これで私、ステラ様にまた自慢出来ますわ。庶民と仲良くなったって。」
「ガラナ様、黒いよ。アリーナ姉さん大丈夫そ?」
「アリーナ放心状態だよ!アリーナ!?おーい。大丈夫なの?」
「この姿で抱きつかれるとは。。」
ステラへの自慢でよく抱きつかれてたような記憶もあるが、まさか、アリーナにも抱きつくなんて。
「この姿ってどの姿!?」
「制服ってことじゃない!?ちょっとアリーナ姉さん!」
「そういうことよ!エミリ!」
我ながら苦しい。
「では、皆さん。ごきげんよう。」
やけに上機嫌なガラナ様はニコニコ笑顔で庶民棟から出ていった。
そして、ライン様は後日。クリス様を落ち着かせるのにかなり苦労したらしい。
おまけ(暴走寸前なクリスの話)
「で?庶民の姿のアリアに抱きついたと?」
「俺は止めたんだよ?ガラナが流れるような動作だったから防げなかっただけだよ。だから、その怒らないでね?」
「嫌ですよ。抱きつくなら僕がやりたかったです。みんなの前できちんとですよ?そうですね、今から抱きつきにいってきます。ガラナ嬢に先越されてたまるもんですか!」
「待って!待って!兄様が抱きついたらヤバイって!」
「僕の婚約者ですよ?ふれ合って当然です。」
「頼むからやめてよ。兄様ぁ!」
ラインの悲痛な叫びは第三生徒会室に響いていた。
セシールはそう冷静なの。思い出してくれてよかった。
「他人の居ないところでゆっくりお話ししません?私はあなた方を公にしたいとかそんなこと考えていませんので安心してくださいね。」
「やっぱ目利きでバレてたってこと...!?」
「そういうこと。」
「ステラ様が気付いてなくて私が気付いてる。実に愉快ですわね。にしても、セシル様といいクリス様といいボロはかなり出してると思うんですけど...」
「ボロ出てるの!?僕!眼鏡かけてる知的なセシールです!」
「顔面にシスコンって書いてありますわ。」
「うぅ。」
「私も顔面にブラコンって書こうかな?私ら通じあってるから大丈夫よ!セシル!」
なんか楽しそうだし。
「物理的に書こうとか思ってないよね?ブラコンなら僕の寿命くらい気遣ってよ!」
寿命って、まさか!
「クリス様の圧力で寿命って縮んだりするの!?」
「ふふふ、アリア様。ご名答ですわよ。自覚あったんですね。牽制ってやつ。」
けんせい、それに関しては自覚がないかもしれない。
「ごめんなさい!わかりません!」
「正直でいいですわね。牽制ってのはこの漢字ですわ。アリア様に近づく輩に圧力かけちゃうクリス様のことを指しますわ。」
「なるほど...さすが!ガラナ様です!」
「納得しないで。アリア姉様。」
と、そんな話をしてたときだった。
「ガラナ!変なことしてないよね?えっと、大丈夫なの?」
「ライン様、心配しすぎですわ。ガラナ様は目利きが冴えたって言ってただけですもの!でも、なぜアリーナさんたちを?」
「気にしないでいいのよ。ベル。庶民の文化に触れたくて案内してもらってたの。アリーナさんもセシールさんもとびっきり仲が良くて素晴らしいの!」
「ガラナ、ホントになにもしてない?ベル、少し下がってて。」
「はい!」
この三人の関係は少し不思議な絵だと思う。
侯爵令嬢のガラナ様はライン様の婚約者。公爵令嬢のベル様は手伝い人。地位としては高いはずの公爵令嬢はガラナ様に仕える形になる。
「やっぱ、珍しいわよねぇ。」
「ま、これこそ身分の差のない考え方だと思うけどね。」
「ねぇ、アリア嬢。セシル君。大丈夫?」
「私は大丈夫です!」
「僕は僕の本音が少し漏れてしまった以外に問題はなかったですよ!」
「私にバレたこと二人ともあまり気にしないのですね。」
「僕は別にいいし。アリア姉様守ればいいんですもん。」
「セシル...!」
「ですがアリア様。ステラ様にはもう少し出来れば永遠に黙っておいた方がいいかと?気付かれたら厄介ですし。それにその方が愉快ですもの。」
わぁ、ライバル怖い...
「ガラナ、黒いよ。兄様みたいだ。」
「誉め言葉としておきますわね。ライン様。」
「そういうとこがカッコいいけど。」
「婚約者を王子がカッコいいと言っているこの状況はなんだろう...」
「それも一つの形ってやつよ!」
「そうですね。アリア様らしい意見ですわ。そういうとこ好きですわよ。」
「わぁ、イケメン。惚れるよ、セシル!」
「惚れちゃえば?」
「人の寿命縮むのは遠慮ないですわね。セシル様。」
「ガラナとかでも寿命縮むんだ。」
「ライン様わかります?あの修羅の顔。殺す気満々ですわ。あれは、誰かが抑えなきゃダメですわね。」
「やっぱりあの圧力って怖いんだね!みんな!よかったわ!」
「はぁ、納得したならそれでいいよ。」
「ガラナ、そろそろここに滞在するのも終わりだよ。」
「明日、挨拶してまわりますわね。では、アリア様、セシル様も幸せを祈っていますわ。」そう手を差しのべてくれた。
次の日
「1週間お世話になりました。」
なんということだろう。王族の婚約者が庶民に頭を下げてきた。
「み、みんな、ガラナの指導どうだったかな?厳しいかったかもだけどいい子だから覚えてあげて。」
その上、王族が微笑む。
「激レアな庶民棟だぞ。これは!」
「口に出すな。リクト!」
「まぁまぁ、キールは怯えすぎじゃない?」
「カナタは怯えなさすぎでしょ。ったく、庶民棟らしい景色が見たい。。」
「セシールさん。そんなに激レアな景色なのですの?」
「え、はい。そうですよ。ガラナ様。」
「なるほど。なら、もっと激レアにして見せますわ。アリーナさん!」
なんだろう?名前呼ばれた?
「あなたとっても可愛くて大好きだわ。」
ガラナ様は私に突然抱きついてきた。
「え!?が、ガラナ様!?」
「これで私、ステラ様にまた自慢出来ますわ。庶民と仲良くなったって。」
「ガラナ様、黒いよ。アリーナ姉さん大丈夫そ?」
「アリーナ放心状態だよ!アリーナ!?おーい。大丈夫なの?」
「この姿で抱きつかれるとは。。」
ステラへの自慢でよく抱きつかれてたような記憶もあるが、まさか、アリーナにも抱きつくなんて。
「この姿ってどの姿!?」
「制服ってことじゃない!?ちょっとアリーナ姉さん!」
「そういうことよ!エミリ!」
我ながら苦しい。
「では、皆さん。ごきげんよう。」
やけに上機嫌なガラナ様はニコニコ笑顔で庶民棟から出ていった。
そして、ライン様は後日。クリス様を落ち着かせるのにかなり苦労したらしい。
おまけ(暴走寸前なクリスの話)
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「嫌ですよ。抱きつくなら僕がやりたかったです。みんなの前できちんとですよ?そうですね、今から抱きつきにいってきます。ガラナ嬢に先越されてたまるもんですか!」
「待って!待って!兄様が抱きついたらヤバイって!」
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