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昔話② ~ステラ・シェアリートとガラナ・バルトーニの因縁 前編~
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ステラside
物心ついたときからバルトーニ家とシェアリート家はライバルだった。なにかと競い合うことが多かった。
そして、その飛び火は7歳の今。娘たちにまで影響を及ぼしていた。
「ステラ、王族との婚約を勝ち取ってきなさい。」
「王族って、三番目の王子ですか?」
「えぇ。そうよ。あなたの友達アリア様が二番目の王子と婚約してる。ねぇ、魅力的なことだと思わない?」
「どういうことです?」
「アリア様と家族になれるかもしれないってことよ。」
「...アリア様と家族。。」
たしかに魅力的!
「頑張りますわ!お母様!」
「まずやらなきゃいけないことが他の婚約者候補を蹴落とすこと。」
「蹴落とすんですか?」
「まぁ、二人なんだけどね。ステラかガラナ様って感じかな。」
「ライバルに負けていられませんわね!お母様!」
「うん!わかってくれるならなにより!」
三番目の王子様ライン様はどういう方なんだろう。
クリス様監視のついでに聞いてみよう。
「ステラ?今日は遊ばないのか?」
今日もカルムのお迎えだ。
「遊びますわ。もちろん。お母様、出掛けてきますわね。」
「早く帰ってくるのよ。」
アリア様の家に向かう途中。私はカルムにライバルに勝つ方法を聞いてみた。
「そんなのわかるわけないだろ。てか、三番目の王子は普通なんだよな?」
「わかりませんわ。」
「まぁ、ステラは賢いから上手くやれると思うけどな。てか、王子と婚約したらこうしてアリアのところ行くの大変になるんじゃね?」
「...たしかに、それは困りますわね。」
今では、クリス様がアリア様のところへ遊びに来る日は私たちもついてることが日課になっていた。
ベルトン邸
「アリア様!遊びに来ましたわ。」
「遊びに来たぞ。」
「わあ、二人とも!今日も来てくれてありがとう!クリス様もそろそろ来るからね。」
「だから、お母様許してってば!毎度しつこいよ!」
「こっちの気にもなりなさい!王族が来るってのに全く危機感ないんだから。失敬を働かないようにしなさいね?」
『はーい。』
「なら、もういいわ。かれこれ、1年くらい仲良くできてるなんて奇跡よね。。」
数分後
「今日も皆さんお揃いで。誰一人欠けないの素晴らしいですね。」
「お褒めいただき光栄ですわ。」
「褒めてねぇぞ。ステラ。」
「アリア姉様、ここ座って。あの王子はあっちに座ればいいだろうし。」
「今日もみんな揃って王族の僕に対して失敬ですね。さ、アリア。今日も人を連れてきすぎです。」
「す、すみません。」
「少なくとも僕は合法です。クリス王子。」
「....ここをどうしましょうか。」
無視だ。無視モード突入しましたわね。
前に比べて柔らかくなった王子だけど、まだ少し冷たさが残っている。それが消えるまで私はアリア様の側に居なければ。
「そういえば、ラインがお見合いをするんです。知ってます?アリア。」
「そうなんですね!」
「なんとも、ライバル同士の侯爵家が争うとか。ね?」
面白そうな顔でこっちを見てくる。
わかっていってるのだろうか。
「負けてられないってきっと思ってますわ。」
そう私は微笑み返していた。
そのとき、私の弱味が握られたなんて知らずに。
バルトーニ邸
ガラナside
「この写真でこっちが優勢よ。」
ステラ様が楽しそうにクリス様と笑い合う写真だ。
「お母様、盗撮はダメなのでは?」
「ガラナ、手段は選んでられないのよ。」
「私は負けないよう精一杯頑張りますわ。このお見合いを勝ち取ればいいのですよね?」
「えぇ、よろしく頼むわね。ステラ様を目利きで動揺させるのもアリよ。」
「わかりましたわ。」
私の家系は目利きが得意だ。昔から鑑定士として力をつけていたみたい。
賢いと噂のステラ様だけど、私の目利きには勝てるわけない。
「あの賢い表面剥がしてやる!」
「ガラナ様、あまりアツくなってはいけませんよ。」
うちのメイドはなにを恐れているのだろうか。
「大丈夫。正々堂々、同じ条件で勝負してみせるから。」
このお見合いの席の取り合い。かなり楽しそうだ。
正々堂々、あのステラ様と勝負できるのだから。
物心ついたときからバルトーニ家とシェアリート家はライバルだった。なにかと競い合うことが多かった。
そして、その飛び火は7歳の今。娘たちにまで影響を及ぼしていた。
「ステラ、王族との婚約を勝ち取ってきなさい。」
「王族って、三番目の王子ですか?」
「えぇ。そうよ。あなたの友達アリア様が二番目の王子と婚約してる。ねぇ、魅力的なことだと思わない?」
「どういうことです?」
「アリア様と家族になれるかもしれないってことよ。」
「...アリア様と家族。。」
たしかに魅力的!
「頑張りますわ!お母様!」
「まずやらなきゃいけないことが他の婚約者候補を蹴落とすこと。」
「蹴落とすんですか?」
「まぁ、二人なんだけどね。ステラかガラナ様って感じかな。」
「ライバルに負けていられませんわね!お母様!」
「うん!わかってくれるならなにより!」
三番目の王子様ライン様はどういう方なんだろう。
クリス様監視のついでに聞いてみよう。
「ステラ?今日は遊ばないのか?」
今日もカルムのお迎えだ。
「遊びますわ。もちろん。お母様、出掛けてきますわね。」
「早く帰ってくるのよ。」
アリア様の家に向かう途中。私はカルムにライバルに勝つ方法を聞いてみた。
「そんなのわかるわけないだろ。てか、三番目の王子は普通なんだよな?」
「わかりませんわ。」
「まぁ、ステラは賢いから上手くやれると思うけどな。てか、王子と婚約したらこうしてアリアのところ行くの大変になるんじゃね?」
「...たしかに、それは困りますわね。」
今では、クリス様がアリア様のところへ遊びに来る日は私たちもついてることが日課になっていた。
ベルトン邸
「アリア様!遊びに来ましたわ。」
「遊びに来たぞ。」
「わあ、二人とも!今日も来てくれてありがとう!クリス様もそろそろ来るからね。」
「だから、お母様許してってば!毎度しつこいよ!」
「こっちの気にもなりなさい!王族が来るってのに全く危機感ないんだから。失敬を働かないようにしなさいね?」
『はーい。』
「なら、もういいわ。かれこれ、1年くらい仲良くできてるなんて奇跡よね。。」
数分後
「今日も皆さんお揃いで。誰一人欠けないの素晴らしいですね。」
「お褒めいただき光栄ですわ。」
「褒めてねぇぞ。ステラ。」
「アリア姉様、ここ座って。あの王子はあっちに座ればいいだろうし。」
「今日もみんな揃って王族の僕に対して失敬ですね。さ、アリア。今日も人を連れてきすぎです。」
「す、すみません。」
「少なくとも僕は合法です。クリス王子。」
「....ここをどうしましょうか。」
無視だ。無視モード突入しましたわね。
前に比べて柔らかくなった王子だけど、まだ少し冷たさが残っている。それが消えるまで私はアリア様の側に居なければ。
「そういえば、ラインがお見合いをするんです。知ってます?アリア。」
「そうなんですね!」
「なんとも、ライバル同士の侯爵家が争うとか。ね?」
面白そうな顔でこっちを見てくる。
わかっていってるのだろうか。
「負けてられないってきっと思ってますわ。」
そう私は微笑み返していた。
そのとき、私の弱味が握られたなんて知らずに。
バルトーニ邸
ガラナside
「この写真でこっちが優勢よ。」
ステラ様が楽しそうにクリス様と笑い合う写真だ。
「お母様、盗撮はダメなのでは?」
「ガラナ、手段は選んでられないのよ。」
「私は負けないよう精一杯頑張りますわ。このお見合いを勝ち取ればいいのですよね?」
「えぇ、よろしく頼むわね。ステラ様を目利きで動揺させるのもアリよ。」
「わかりましたわ。」
私の家系は目利きが得意だ。昔から鑑定士として力をつけていたみたい。
賢いと噂のステラ様だけど、私の目利きには勝てるわけない。
「あの賢い表面剥がしてやる!」
「ガラナ様、あまりアツくなってはいけませんよ。」
うちのメイドはなにを恐れているのだろうか。
「大丈夫。正々堂々、同じ条件で勝負してみせるから。」
このお見合いの席の取り合い。かなり楽しそうだ。
正々堂々、あのステラ様と勝負できるのだから。
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