26 / 77
昔話② ~ステラ・シェアリートとガラナ・バルトーニの因縁 後編~
しおりを挟む
ステラside
今日はお見合いの席を取り合いをする。ライバルの家系と。
頑張らなきゃ。
「ステラ、大丈夫?」
「はい。大丈夫ですわ。」
私とお母様は緊張しながらもゆっくりと取り合いの会場へと向かっていった。
会場
「ごきげんよう。」
「ごきげんよう。本日はよろしくお願い致しますわ。」
バルトーニ侯爵とお母様は静かな戦闘を繰り広げる。その後ろにいる私とガラナ様。今から、ライバルになるのか。
「お母様、話し合いをはじめませんか?」
そう口を開いたのはガラナ様だった。
「さて、第三王子の婚約者候補。どちらにしますか?」
「うちのステラに決まってますわ。頭がよく、賢いのです。マナーも覚えていますし、第二王子の婚約者とも友好的な関係ですわ。」
「うちのガラナも負けていませんわ。目利きはもちろんのこと、ダンスが上手ですわ。そして、先ほどあなたが言った第二王子についてですが、少し異論を申してもよろしいですか?」
異論?私はアリア様と友好的だ。嘘じゃない。
「ステラ様、あなたは第二王子とどういうご関係ですか?」
ガラナ様が恐る恐る差し出した写真には昨日の私とクリス様が映っていた。笑いあっていて、楽しそう。に、見える写真だ。
「それは先日アリア様のところに出掛けたときの写真ですわ。」
「婚約者でもないのに王族に遠慮なしに接して。それがマナーのなっている賢いステラ様ですかね?」
「ステラ...!?なにかこの女に言い返しなさい!」
お母様が焦っている。どうにかしなきゃ。
遠慮なしに接してる。マナーがなってない。どれも事実かもしれない。。
『無礼を承知で言いますがよろしいですか?』
初めて会ったとき最初ににそう言ったのだから。
「クリス様に対してマナーが欠けていたのは認めますわ。」
「あと、婚約者でもない令嬢が王子とこんなに親しげとは驚きですわ。」
「ガラナ様も親しい方いらっしゃるのでは?」
「私が親しいといっても婚約者のいる人ではありませんわ。色目を使って第2王子狙ってたりしたのでは?」
ガラナ様の意見を聞いてみれば...
好き勝手言いますわね。
「そんなに言うならこの婚約あなたに差し上げますわ。私は、アリア様に会いに行ってるのであってこの冷酷な王子に会いに行ってるのではありません!失敬なのはわかってますし、クリス様も承知しています。」
「す、ステラ?」
「そうまでして欲しいならその立場あげますわ。せいぜい、婚約話頑張って進めてくださいまし。」
「いいのですか?あきらめて。」
「諦め?私は負けたとは思ってませんわよ。これ以上聞いていられない憶測を聞かされるのであれば婚約者の立場をガラナ様に譲った方がまだましですわ。」
「それって色目を認めたってことですか?」
色目を認めた...?
「色目?なにを言うと思えば...ガラナ様の頭はお花畑ですわね。」
「...こんの!正々堂々話をしてください!」
「私はアリア様の親友です。アリア様が幸せになることを望み一生側にいるつもりですわ。ですから、第三王子の婚約者の立場は不要です。そして、私とクリス様はアリア様で繋がっています。その関係を疑うなんてガラナ様の目利きは大したことありませんわね。では、失礼致します。」
私は取り合いの会場からスッキリした気持ちで去っていった。
その後、ガラナ様とライン様は無事婚約した。
シェアリート邸
「ステラ!酷いことをぶちまけたわね。おかげであの女に負けたじゃない。」
「負けてはいませんわ。」
「そうだけど。。悔しくないの?」
「悔しくありませんわ。」
「にしても、あんた!クリス様になに言ってるの?言ってることによってはうちは危険にさらされるわよ!?」
「まぁまぁなことは言っておりますわね。アリア様が傷付くことにならないよう釘を刺しております。」
「はぁ...賢いステラはどこへ?」
「うぅ。必ず一流の学校に通います。なのでこれからもアリア様の元にいたいです。」
「はぁ、いいわよ。好きにしなさい。」
「ありがとうございます。」
少し散歩しようと思った。ついでにアリア様の家に向かうのもアリだろう。
「ステラ様。」
外を歩いていたら後ろから声をかけられた。
ガラナ様だ。
「あら、ガラナ様!ご婚約おめでとうございます。」
「なめてるんですか?」
「そんなことありませんわ。心から祝福してますわよ。」
「私はあなたのそういうところとても気に入りませんでしたわ。お母様と同じですわね。」
「私も、クリス様を狙ってるなんて聞いたときあなたの目利き腐ってるのかと思いましたわ。」
「なわけありませんわ!」
「もし、私が原因でアリア様に噛み付くようなことがあれば狙われますよ。」
「そんなことしませんわよ。あなたのその勝ち逃げのような態度が気に入りませんわ。」
「事実、勝ちを譲ったんですもの。幸せな王族ライフを願っております。」
私はクリス様に見せるよりももっとわざとらしく。満面の笑みを見せた。
今思うと、そこからガラナ様の仲は最悪だったな。
これって私が悪いのでしょうか。でも、ちょっとした煽りさえ受け流せないガラナ様も悪いですわ。
そもそも、私の心に火をつけたのはガラナ様ですもの。
お互いに譲ることはもう二度とないでしょうね。
今日はお見合いの席を取り合いをする。ライバルの家系と。
頑張らなきゃ。
「ステラ、大丈夫?」
「はい。大丈夫ですわ。」
私とお母様は緊張しながらもゆっくりと取り合いの会場へと向かっていった。
会場
「ごきげんよう。」
「ごきげんよう。本日はよろしくお願い致しますわ。」
バルトーニ侯爵とお母様は静かな戦闘を繰り広げる。その後ろにいる私とガラナ様。今から、ライバルになるのか。
「お母様、話し合いをはじめませんか?」
そう口を開いたのはガラナ様だった。
「さて、第三王子の婚約者候補。どちらにしますか?」
「うちのステラに決まってますわ。頭がよく、賢いのです。マナーも覚えていますし、第二王子の婚約者とも友好的な関係ですわ。」
「うちのガラナも負けていませんわ。目利きはもちろんのこと、ダンスが上手ですわ。そして、先ほどあなたが言った第二王子についてですが、少し異論を申してもよろしいですか?」
異論?私はアリア様と友好的だ。嘘じゃない。
「ステラ様、あなたは第二王子とどういうご関係ですか?」
ガラナ様が恐る恐る差し出した写真には昨日の私とクリス様が映っていた。笑いあっていて、楽しそう。に、見える写真だ。
「それは先日アリア様のところに出掛けたときの写真ですわ。」
「婚約者でもないのに王族に遠慮なしに接して。それがマナーのなっている賢いステラ様ですかね?」
「ステラ...!?なにかこの女に言い返しなさい!」
お母様が焦っている。どうにかしなきゃ。
遠慮なしに接してる。マナーがなってない。どれも事実かもしれない。。
『無礼を承知で言いますがよろしいですか?』
初めて会ったとき最初ににそう言ったのだから。
「クリス様に対してマナーが欠けていたのは認めますわ。」
「あと、婚約者でもない令嬢が王子とこんなに親しげとは驚きですわ。」
「ガラナ様も親しい方いらっしゃるのでは?」
「私が親しいといっても婚約者のいる人ではありませんわ。色目を使って第2王子狙ってたりしたのでは?」
ガラナ様の意見を聞いてみれば...
好き勝手言いますわね。
「そんなに言うならこの婚約あなたに差し上げますわ。私は、アリア様に会いに行ってるのであってこの冷酷な王子に会いに行ってるのではありません!失敬なのはわかってますし、クリス様も承知しています。」
「す、ステラ?」
「そうまでして欲しいならその立場あげますわ。せいぜい、婚約話頑張って進めてくださいまし。」
「いいのですか?あきらめて。」
「諦め?私は負けたとは思ってませんわよ。これ以上聞いていられない憶測を聞かされるのであれば婚約者の立場をガラナ様に譲った方がまだましですわ。」
「それって色目を認めたってことですか?」
色目を認めた...?
「色目?なにを言うと思えば...ガラナ様の頭はお花畑ですわね。」
「...こんの!正々堂々話をしてください!」
「私はアリア様の親友です。アリア様が幸せになることを望み一生側にいるつもりですわ。ですから、第三王子の婚約者の立場は不要です。そして、私とクリス様はアリア様で繋がっています。その関係を疑うなんてガラナ様の目利きは大したことありませんわね。では、失礼致します。」
私は取り合いの会場からスッキリした気持ちで去っていった。
その後、ガラナ様とライン様は無事婚約した。
シェアリート邸
「ステラ!酷いことをぶちまけたわね。おかげであの女に負けたじゃない。」
「負けてはいませんわ。」
「そうだけど。。悔しくないの?」
「悔しくありませんわ。」
「にしても、あんた!クリス様になに言ってるの?言ってることによってはうちは危険にさらされるわよ!?」
「まぁまぁなことは言っておりますわね。アリア様が傷付くことにならないよう釘を刺しております。」
「はぁ...賢いステラはどこへ?」
「うぅ。必ず一流の学校に通います。なのでこれからもアリア様の元にいたいです。」
「はぁ、いいわよ。好きにしなさい。」
「ありがとうございます。」
少し散歩しようと思った。ついでにアリア様の家に向かうのもアリだろう。
「ステラ様。」
外を歩いていたら後ろから声をかけられた。
ガラナ様だ。
「あら、ガラナ様!ご婚約おめでとうございます。」
「なめてるんですか?」
「そんなことありませんわ。心から祝福してますわよ。」
「私はあなたのそういうところとても気に入りませんでしたわ。お母様と同じですわね。」
「私も、クリス様を狙ってるなんて聞いたときあなたの目利き腐ってるのかと思いましたわ。」
「なわけありませんわ!」
「もし、私が原因でアリア様に噛み付くようなことがあれば狙われますよ。」
「そんなことしませんわよ。あなたのその勝ち逃げのような態度が気に入りませんわ。」
「事実、勝ちを譲ったんですもの。幸せな王族ライフを願っております。」
私はクリス様に見せるよりももっとわざとらしく。満面の笑みを見せた。
今思うと、そこからガラナ様の仲は最悪だったな。
これって私が悪いのでしょうか。でも、ちょっとした煽りさえ受け流せないガラナ様も悪いですわ。
そもそも、私の心に火をつけたのはガラナ様ですもの。
お互いに譲ることはもう二度とないでしょうね。
0
あなたにおすすめの小説
『白い結婚だったので、勝手に離婚しました。何か問題あります?』
夢窓(ゆめまど)
恋愛
「――離婚届、受理されました。お疲れさまでした」
教会の事務官がそう言ったとき、私は心の底からこう思った。
ああ、これでようやく三年分の無視に終止符を打てるわ。
王命による“形式結婚”。
夫の顔も知らず、手紙もなし、戦地から帰ってきたという噂すらない。
だから、はい、離婚。勝手に。
白い結婚だったので、勝手に離婚しました。
何か問題あります?
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
鳥籠の花嫁~夫の留守を待つ私は、愛される日を信じていました
吉乃
恋愛
美しさと華やかさを持ちながらも、「賢くない」と見下されてきたカタリーナ。
格式ある名門貴族の嫡男との結婚は、政略ではないはずだった。
しかし夫はいつも留守、冷たい義家族、心の通わない屋敷。
愛されたいと願うたび、孤独だけが深まっていく。
カタリーナはその寂しさを、二人の幼い息子たちへの愛情で埋めるように生きていた。
それでも、信じていた。
いつか愛される日が来ると──。
ひとりの女性が静かに揺れる心を抱えながら、
家族と愛を見つめ直しながら結婚生活を送る・・・
******
章をまたいで、物語の流れや心情を大切にするために、少し内容が重なる箇所があるかもしれません。
読みにくさを感じられる部分があれば、ごめんなさい。
物語を楽しんでいただけるよう心を込めて描いていますので、最後までお付き合いいただけたら光栄です。
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
【完結】ひとつだけ、ご褒美いただけますか?――没落令嬢、氷の王子にお願いしたら溺愛されました。
猫屋敷むぎ
恋愛
没落伯爵家の娘の私、ノエル・カスティーユにとっては少し眩しすぎる学院の舞踏会で――
私の願いは一瞬にして踏みにじられました。
母が苦労して買ってくれた唯一の白いドレスは赤ワインに染められ、
婚約者ジルベールは私を見下ろしてこう言ったのです。
「君は、僕に恥をかかせたいのかい?」
まさか――あの優しい彼が?
そんなはずはない。そう信じていた私に、現実は冷たく突きつけられました。
子爵令嬢カトリーヌの冷笑と取り巻きの嘲笑。
でも、私には、味方など誰もいませんでした。
ただ一人、“氷の王子”カスパル殿下だけが。
白いハンカチを差し出し――その瞬間、止まっていた時間が静かに動き出したのです。
「……ひとつだけ、ご褒美いただけますか?」
やがて、勇気を振り絞って願った、小さな言葉。
それは、水底に沈んでいた私の人生をすくい上げ、
冷たい王子の心をそっと溶かしていく――最初の奇跡でした。
没落令嬢ノエルと、孤独な氷の王子カスパル。
これは、そんなじれじれなふたりが“本当の幸せを掴むまで”のお話です。
※全10話+番外編・約2.5万字の短編。一気読みもどうぞ
※わんこが繋ぐ恋物語です
※因果応報ざまぁ。最後は甘く、後味スッキリ
婚約破棄された翌日、兄が王太子を廃嫡させました
由香
ファンタジー
婚約破棄の場で「悪役令嬢」と断罪された伯爵令嬢エミリア。
彼女は何も言わずにその場を去った。
――それが、王太子の終わりだった。
翌日、王国を揺るがす不正が次々と暴かれる。
裏で糸を引いていたのは、エミリアの兄。
王国最強の権力者であり、妹至上主義の男だった。
「妹を泣かせた代償は、すべて払ってもらう」
ざまぁは、静かに、そして確実に進んでいく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる