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魔法実技会の観覧
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カルムside
ステージ前
みんなキラキラと輝いてるな。まるで、、あいつのように。
「怖いぃ。魔法飛んできそうだね。」
いやいや、なんて物騒なことを。
「不穏なこと言うなよ!セシール。助けろ、アリーナ。」
「えぇ、飛んでくるとか私も怖いぃ!」
「うわぁぁーん。アリーナぁ。」
「リクトとエミリは魔法飛んでくるの確定だねっ。」
なんで、弟くんはこんな達観してんだよ。
魔法飛ばすとか常人はやらねーっての。
「僕のアリーナ姉さんにしがみつくなぁ。命が惜しければ離れろー!風魔法とか風魔法とか飛んできたら危ないからね!?」
「こいつー!シスコン拗らせやがって!!風魔法ばっか飛んできてたまるかよ!」
「もう、こうなったらもっとくっついてやろ!」
「俺もだ!!」
前でぎゅうぎゅうとお気に入りさんを挟んでわちゃわちゃしている。
「お気に入りさんってなんであんな好かれてるの?」
「意地っ張りが多いのでその影響かと。」
「エミリはアリーナ大好きだし、リクトもいたずら好きだからねぇ。」
「ちょっと、染々してないでキールとカナタもこいつら剥ぎ取ってよ!」
「弟は筋金入りなシスコンねぇ。。似てるな。」
と、俺が染々とあいつらの顔を思い出していたときだった。
ビュンっ!
「ちょっ!避けてっっ!」
強風がエミリとリクトの横を通り抜けた。
「魔法実技発表ですか?」
「いい?実技発表ならね、こんな殺意込めちゃダメだからな。」
どう考えても誰かが故意的にやってるよな。
「カルム。ガイド役ならガイド役らしくしてくださいね。座ってるのはダメですよ。」
後ろから冷ややかな声が聞こえたかと思えば...あんたかよ。クリス様。
「は、はーい。」
「クリス様!?」
「どうも。アリーナ楽しめてますか?」
「はい!めちゃめちゃ楽しいですよ。「アリーナ姉さん、前向いて。」」
「セシールはどうですか?」
「僕ですか!?まぁ、その楽しいですよ。今からもっと期待しますけどね。クリス王子は評価ですか。手厳しそ。」
「弟くんはわかってるな。」
「えぇ。私情で評価を変えたりしませんよ。では。お楽しみを。」
クリス様がそう言ったと同時にステージが開いた。
「水魔法のステージをはじめます。よろしくお願いいたします。」
パチパチパチ。
水魔法って言えば、滝とか虹とかか?
「わぁぁぁ。ねぇねぇセシールあれどうやったら出来るの?」
「あの原理はね、証明魔法を利用した力の配分や光の当て方だよ。滝はまぁ攻撃魔法だけど。」
「なるほど!すごいわねー!」
「はぁ、僕の姉はなぜこれで生きてこられたんだ。」
「まぁ、そんな心配する必要ねぇよ。自分の使う属性以外理解してなくてもしょうがないからな。」
「そ、そうなんですねー。」
なぜか、お気に入りさんは顔を青ざめて落ち込んでいた。
「配点をお願い致します。」
実技が終われば王族直々に審査が下る。
見た目に反して辛口なロック様。見た目通りの鬼畜さを誇るクリス様。オロオロと兄たちの様子をうかがうライン様。
そんな王族の審査は絶対受けたくないよな。。
「では、ロック様から。十点中の点数を。」
「六点。まだ魔法の威力が足りないな。」
「五点です。魔法の粗が多いかと。」
「七点かな。その、見た目がとても綺麗だと思うだけど、繊細さが足りない感じ?」
うん、辛口すぎて。。
「うぅ、私もだぁ。」
なにやら、大ダメージ喰らってるお気に入りさんもいるしさ。
「大丈夫か?お気に入りさん。体調悪いなら医務室に...」
「私、不甲斐ないんです。カルム様ぁ。魔法基礎理解してるのに原理がわからなくて魔法実験がいかに出来てないか。。」
「そんなことで悩むな。魔法実験なら俺に任せろ。理解力が低いアリアに必死に教えてた経験ありだからな。」
「教えてもらってたのにわからない...」
え、なんか、より抜け殻化してるんだけど。
「ねぇ、アリーナさん。」
そんな抜け殻に歩み寄る一人の令嬢。
「ガラナ様?」
第三王子の婚約者。ガラナ様か。...ってことは。。
「アリーナ、少し時間よろしくて?」
「ステラ様。」
まぁ、そうなるわな。
「アリーナ、たかられてます?」
「カナタくん、その心配はないから安心しろ。あれは、毎年恒例ドレスアップ対決だろ。お気に入りさん付き合ってやってくれ。」
「今年こそ満点を目指しますわ。」
「面白いこといいますわね。ステラ様。素材が素敵なんですもの。満点取れなきゃ落ちこぼれ確定ですわ。」
「え、えっと、カルム様ぁ。」
オロオロした庶民のみんなが俺を見てくる。
「今から始まるのは、ステージで草魔法を利用したお姫様を作るドレスアップ対決だ。バチバチな対決で王子たちも楽しむ一大イベントだろうな。」
「嫌ですよ。カルム様!姉は差し出しませんからね!?」
「まあまあ、ちょっとだけだから。」
「いいですよね?責任はきっちり取りますわ。ね?ステラ様。」
「もちろんですわ。行きますわよ。アリーナ。」
お気に入りさんは席から立たされ、二人の侯爵令嬢の対決に巻き込まれていった。
「ワクワクしますね!カルム様。」
「そうかもしれないな。どうなるか。」
似てるし、アリアみたいに...なるのだろうか。
「なに楽しみにしてんのさ。カルム様。」
「えぇ?弟くん?」
「誰がいつあなたの弟に?うちの姉が群衆の目に晒されるんです。どうなるかわかりませんよ!?」
「お前、まだまだシスコン潜めてただろ。」
こいつ、纏う雰囲気が不機嫌セシルそのものに進化しやがった。。
ステージ前
みんなキラキラと輝いてるな。まるで、、あいつのように。
「怖いぃ。魔法飛んできそうだね。」
いやいや、なんて物騒なことを。
「不穏なこと言うなよ!セシール。助けろ、アリーナ。」
「えぇ、飛んでくるとか私も怖いぃ!」
「うわぁぁーん。アリーナぁ。」
「リクトとエミリは魔法飛んでくるの確定だねっ。」
なんで、弟くんはこんな達観してんだよ。
魔法飛ばすとか常人はやらねーっての。
「僕のアリーナ姉さんにしがみつくなぁ。命が惜しければ離れろー!風魔法とか風魔法とか飛んできたら危ないからね!?」
「こいつー!シスコン拗らせやがって!!風魔法ばっか飛んできてたまるかよ!」
「もう、こうなったらもっとくっついてやろ!」
「俺もだ!!」
前でぎゅうぎゅうとお気に入りさんを挟んでわちゃわちゃしている。
「お気に入りさんってなんであんな好かれてるの?」
「意地っ張りが多いのでその影響かと。」
「エミリはアリーナ大好きだし、リクトもいたずら好きだからねぇ。」
「ちょっと、染々してないでキールとカナタもこいつら剥ぎ取ってよ!」
「弟は筋金入りなシスコンねぇ。。似てるな。」
と、俺が染々とあいつらの顔を思い出していたときだった。
ビュンっ!
「ちょっ!避けてっっ!」
強風がエミリとリクトの横を通り抜けた。
「魔法実技発表ですか?」
「いい?実技発表ならね、こんな殺意込めちゃダメだからな。」
どう考えても誰かが故意的にやってるよな。
「カルム。ガイド役ならガイド役らしくしてくださいね。座ってるのはダメですよ。」
後ろから冷ややかな声が聞こえたかと思えば...あんたかよ。クリス様。
「は、はーい。」
「クリス様!?」
「どうも。アリーナ楽しめてますか?」
「はい!めちゃめちゃ楽しいですよ。「アリーナ姉さん、前向いて。」」
「セシールはどうですか?」
「僕ですか!?まぁ、その楽しいですよ。今からもっと期待しますけどね。クリス王子は評価ですか。手厳しそ。」
「弟くんはわかってるな。」
「えぇ。私情で評価を変えたりしませんよ。では。お楽しみを。」
クリス様がそう言ったと同時にステージが開いた。
「水魔法のステージをはじめます。よろしくお願いいたします。」
パチパチパチ。
水魔法って言えば、滝とか虹とかか?
「わぁぁぁ。ねぇねぇセシールあれどうやったら出来るの?」
「あの原理はね、証明魔法を利用した力の配分や光の当て方だよ。滝はまぁ攻撃魔法だけど。」
「なるほど!すごいわねー!」
「はぁ、僕の姉はなぜこれで生きてこられたんだ。」
「まぁ、そんな心配する必要ねぇよ。自分の使う属性以外理解してなくてもしょうがないからな。」
「そ、そうなんですねー。」
なぜか、お気に入りさんは顔を青ざめて落ち込んでいた。
「配点をお願い致します。」
実技が終われば王族直々に審査が下る。
見た目に反して辛口なロック様。見た目通りの鬼畜さを誇るクリス様。オロオロと兄たちの様子をうかがうライン様。
そんな王族の審査は絶対受けたくないよな。。
「では、ロック様から。十点中の点数を。」
「六点。まだ魔法の威力が足りないな。」
「五点です。魔法の粗が多いかと。」
「七点かな。その、見た目がとても綺麗だと思うだけど、繊細さが足りない感じ?」
うん、辛口すぎて。。
「うぅ、私もだぁ。」
なにやら、大ダメージ喰らってるお気に入りさんもいるしさ。
「大丈夫か?お気に入りさん。体調悪いなら医務室に...」
「私、不甲斐ないんです。カルム様ぁ。魔法基礎理解してるのに原理がわからなくて魔法実験がいかに出来てないか。。」
「そんなことで悩むな。魔法実験なら俺に任せろ。理解力が低いアリアに必死に教えてた経験ありだからな。」
「教えてもらってたのにわからない...」
え、なんか、より抜け殻化してるんだけど。
「ねぇ、アリーナさん。」
そんな抜け殻に歩み寄る一人の令嬢。
「ガラナ様?」
第三王子の婚約者。ガラナ様か。...ってことは。。
「アリーナ、少し時間よろしくて?」
「ステラ様。」
まぁ、そうなるわな。
「アリーナ、たかられてます?」
「カナタくん、その心配はないから安心しろ。あれは、毎年恒例ドレスアップ対決だろ。お気に入りさん付き合ってやってくれ。」
「今年こそ満点を目指しますわ。」
「面白いこといいますわね。ステラ様。素材が素敵なんですもの。満点取れなきゃ落ちこぼれ確定ですわ。」
「え、えっと、カルム様ぁ。」
オロオロした庶民のみんなが俺を見てくる。
「今から始まるのは、ステージで草魔法を利用したお姫様を作るドレスアップ対決だ。バチバチな対決で王子たちも楽しむ一大イベントだろうな。」
「嫌ですよ。カルム様!姉は差し出しませんからね!?」
「まあまあ、ちょっとだけだから。」
「いいですよね?責任はきっちり取りますわ。ね?ステラ様。」
「もちろんですわ。行きますわよ。アリーナ。」
お気に入りさんは席から立たされ、二人の侯爵令嬢の対決に巻き込まれていった。
「ワクワクしますね!カルム様。」
「そうかもしれないな。どうなるか。」
似てるし、アリアみたいに...なるのだろうか。
「なに楽しみにしてんのさ。カルム様。」
「えぇ?弟くん?」
「誰がいつあなたの弟に?うちの姉が群衆の目に晒されるんです。どうなるかわかりませんよ!?」
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