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アリーナとステラ
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王子が帰って学校に平穏が訪れた。
「体調治ったよー!はは、あはは。」
セシルもセシールとして運転を再開した。
「絶対セシール体調不良じゃなくて精神的疲労でしょ!」
「まぁ、それも体調にまで支障をきたせば立派な体調不良だからな。」
「まぁ、無事二人とも居るんだし!いいんじゃね?」
「だね。てか、俺らここに閉じ込められてて暇してたけどアリーナは王子に囲まれてどんな経験してたの?」
「...えと、それは。。」
「おっとおっと、これはアリーナ胸キュン展開あったな~?」
「ないよ!エミリ!ただ、告白しろってなっただけで...」
「え、それやっばいじゃんかよ。セシールの顔面蒼白してるぞ。」
まぁ、ドキドキしたけどいい経験になった、よね?庶民の格好してあんな偉そうなこと言ったけどみんな優しかったからよかった。
ガチャ。
「アリーナ、お願いがあります。」
「ステラ、様?」
「今回の件、あなたにかなり助けられましたわ。感謝致します。つきましては、私とご飯を共にしませんか?」
...え?
「ご飯。」
「はい。庶民の文化に触れてみたく、お弁当を作ってきましたわ。アリーナはお弁当持っていますか?」
お弁当。庶民風にするためにサンドイッチとかにしてるよ。
「今日もサンドイッチです。」
「なら、それを持ってきてくださいまし。分けっこしませんか?」
ステラとまた二人であの頃みたいに。。
「...じゃなくて!ステラ様、どうかされましたか?」
「ステラ様、あなたは貴族ですよ?それでこれは僕の姉。アリーナ・グラントですからね?」
「えぇ、知ってますわよ。さ、行きましょう。私、アリーナに興味があるのですわ。妙に人を引き付けるその魅力とか...」
「さすが、ステラ様!アリーナの魅力がわかってるってことだよね。良かったじゃん、セシール。私も誇らしいよー?」
「良くないよ。問題すぎ。激重なステラ様誕生間近だぞこれ。。」
「では、とりあえず行きましょうか。思い立ったら行動ってアリア様がよくおっしゃってましたので!」
「は、はい。」
なんだろう。少し、不安が膨らんできてるよ。セシルの顔的にもよくないことだこれ。
バレないようにしなきゃ!
中庭
「す、ステラ様、なんのお話をするんですか?」
「アリーナって、アリア様の遠い親戚ですわよね?」
「え、まぁ。見たことないですけどね。。」
「お目にかかるべきですわ!あの暗黒王子を改心させ、私の心をギュッと惹き付けて離さないお方ですわ。それに、優しくて、笑顔が素敵で、それに...」
「わ、わかりました!」
聞いてるこっちが恥ずかしいよぉ。
「もっとあるのに。まぁ、いいですわ。さ、お弁当を食べてくださいまし。」
「いいんですか!?なら、ステラ様もサンドイッチ一個どうぞ!」
「美味しそうな見た目してますわ。」
「お口に合うかわかりませんが。」
『いただきます。』
ステラのお弁当は私の好きなものばかりだった。
否、アリアのってことだろう。
「この、卵焼きやっぱ美味しいー!ステラ様、流石です!」
「...っ!嬉しいですわ。アリーナも美味しそうに食べてくれますわね。ところで、ザルト様とカルネ様と三人の時なにしていましたの?」
「雑談してて隣国へのお話をお断りしようとしていたところでした。外交にヒビが入らないように気を付けていたんですよ?」
「そうしたらあんなに気に入られた、と。アリーナの魅力はきっとその笑顔ですわ。アリア様そっくりの真っ直ぐな笑顔。」
それなら、ステラだって。
「ステラ様にも魅力はたくさんありますよ!真面目なだけじゃない優しさや私たち庶民のことを守ってくれているその姿勢。素敵です。」
「...褒め合いじゃなくて分け合いですわ。さ、早く食べてくださいまし!」
「えぇ、早く食べるのはもったいないですよー。ゆっくり味わいますよ。ステラ様のお弁当なんだし。」
「その声アリア様に褒められてる気分で悪くありませんわね!」
「なんか、可愛いですね。」
私は目の前で頬を赤らめる親愛なる親友に自然と笑みがこぼれた。
「...ねぇ。その眼鏡。取ってくれたりしませんか?」
「え?」
「いえ、失礼でしたわね。そのお弁当ゆっくり食べてくださいまし。報告会のとき返してくれれば結構ですわ。」
そういってステラはすたすたとその場を去っていった。
ステラside
私はアリーナ相手になんてことをしようとしていたのだろう。
あの笑顔がアリア様に見えて、面影を追いかけてしまった。
「ステラ、どこに行ってたんですか?」
「アリーナとお弁当を食べていました。」
「...ほぅ、今は一人のようですが?」
「アリーナに失礼を働いてしまいましたので帰ってきたのですわ。クリス様ももしかしたら同じなのかもしれないですが。」
「同じ、とは?」
「アリーナがアリア様に見えるってことですよ。」
「...なるほど。ステラはアリアに似てるからアリーナのことが気になっているのですか?」
それは。違う。
「アリーナに無意識に惹き付けられますの。」
「ふふ、やっぱりステラはステラですね。そういうところ嫌いじゃありませんよ。」
「...どういうことですの!?意味深なことばかり言って!この腹黒王子!」
「好きなだけ言っててください?」
クリス様はなぜか、嬉しそうに笑っていた。
「体調治ったよー!はは、あはは。」
セシルもセシールとして運転を再開した。
「絶対セシール体調不良じゃなくて精神的疲労でしょ!」
「まぁ、それも体調にまで支障をきたせば立派な体調不良だからな。」
「まぁ、無事二人とも居るんだし!いいんじゃね?」
「だね。てか、俺らここに閉じ込められてて暇してたけどアリーナは王子に囲まれてどんな経験してたの?」
「...えと、それは。。」
「おっとおっと、これはアリーナ胸キュン展開あったな~?」
「ないよ!エミリ!ただ、告白しろってなっただけで...」
「え、それやっばいじゃんかよ。セシールの顔面蒼白してるぞ。」
まぁ、ドキドキしたけどいい経験になった、よね?庶民の格好してあんな偉そうなこと言ったけどみんな優しかったからよかった。
ガチャ。
「アリーナ、お願いがあります。」
「ステラ、様?」
「今回の件、あなたにかなり助けられましたわ。感謝致します。つきましては、私とご飯を共にしませんか?」
...え?
「ご飯。」
「はい。庶民の文化に触れてみたく、お弁当を作ってきましたわ。アリーナはお弁当持っていますか?」
お弁当。庶民風にするためにサンドイッチとかにしてるよ。
「今日もサンドイッチです。」
「なら、それを持ってきてくださいまし。分けっこしませんか?」
ステラとまた二人であの頃みたいに。。
「...じゃなくて!ステラ様、どうかされましたか?」
「ステラ様、あなたは貴族ですよ?それでこれは僕の姉。アリーナ・グラントですからね?」
「えぇ、知ってますわよ。さ、行きましょう。私、アリーナに興味があるのですわ。妙に人を引き付けるその魅力とか...」
「さすが、ステラ様!アリーナの魅力がわかってるってことだよね。良かったじゃん、セシール。私も誇らしいよー?」
「良くないよ。問題すぎ。激重なステラ様誕生間近だぞこれ。。」
「では、とりあえず行きましょうか。思い立ったら行動ってアリア様がよくおっしゃってましたので!」
「は、はい。」
なんだろう。少し、不安が膨らんできてるよ。セシルの顔的にもよくないことだこれ。
バレないようにしなきゃ!
中庭
「す、ステラ様、なんのお話をするんですか?」
「アリーナって、アリア様の遠い親戚ですわよね?」
「え、まぁ。見たことないですけどね。。」
「お目にかかるべきですわ!あの暗黒王子を改心させ、私の心をギュッと惹き付けて離さないお方ですわ。それに、優しくて、笑顔が素敵で、それに...」
「わ、わかりました!」
聞いてるこっちが恥ずかしいよぉ。
「もっとあるのに。まぁ、いいですわ。さ、お弁当を食べてくださいまし。」
「いいんですか!?なら、ステラ様もサンドイッチ一個どうぞ!」
「美味しそうな見た目してますわ。」
「お口に合うかわかりませんが。」
『いただきます。』
ステラのお弁当は私の好きなものばかりだった。
否、アリアのってことだろう。
「この、卵焼きやっぱ美味しいー!ステラ様、流石です!」
「...っ!嬉しいですわ。アリーナも美味しそうに食べてくれますわね。ところで、ザルト様とカルネ様と三人の時なにしていましたの?」
「雑談してて隣国へのお話をお断りしようとしていたところでした。外交にヒビが入らないように気を付けていたんですよ?」
「そうしたらあんなに気に入られた、と。アリーナの魅力はきっとその笑顔ですわ。アリア様そっくりの真っ直ぐな笑顔。」
それなら、ステラだって。
「ステラ様にも魅力はたくさんありますよ!真面目なだけじゃない優しさや私たち庶民のことを守ってくれているその姿勢。素敵です。」
「...褒め合いじゃなくて分け合いですわ。さ、早く食べてくださいまし!」
「えぇ、早く食べるのはもったいないですよー。ゆっくり味わいますよ。ステラ様のお弁当なんだし。」
「その声アリア様に褒められてる気分で悪くありませんわね!」
「なんか、可愛いですね。」
私は目の前で頬を赤らめる親愛なる親友に自然と笑みがこぼれた。
「...ねぇ。その眼鏡。取ってくれたりしませんか?」
「え?」
「いえ、失礼でしたわね。そのお弁当ゆっくり食べてくださいまし。報告会のとき返してくれれば結構ですわ。」
そういってステラはすたすたとその場を去っていった。
ステラside
私はアリーナ相手になんてことをしようとしていたのだろう。
あの笑顔がアリア様に見えて、面影を追いかけてしまった。
「ステラ、どこに行ってたんですか?」
「アリーナとお弁当を食べていました。」
「...ほぅ、今は一人のようですが?」
「アリーナに失礼を働いてしまいましたので帰ってきたのですわ。クリス様ももしかしたら同じなのかもしれないですが。」
「同じ、とは?」
「アリーナがアリア様に見えるってことですよ。」
「...なるほど。ステラはアリアに似てるからアリーナのことが気になっているのですか?」
それは。違う。
「アリーナに無意識に惹き付けられますの。」
「ふふ、やっぱりステラはステラですね。そういうところ嫌いじゃありませんよ。」
「...どういうことですの!?意味深なことばかり言って!この腹黒王子!」
「好きなだけ言っててください?」
クリス様はなぜか、嬉しそうに笑っていた。
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