父逮捕のため、王子との婚約破棄を望みます!

メル

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美味しいご飯

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ファミレス!私もあまり行ったことがないから楽しみだ。

「アリーナ。これは私たちの思い出の一ページですわね!」
「アリーナさん、たくさん食べましょう!あなたのご飯はすべて奢りますわ。だって、友達ですもの。」
「は、はい。。」

この二人に挟まれてなければの話だけど。。

「アリーナ、これを食べましょう?」
「アリーナさん、こちらのドリア!これはベーコンではなくって?」
「加工されたベーコンですの?アリーナの体に悪いからおすすめ出来ませんわ。」
「い、いや!待ってください!!そのベーコンに関してですとお二人の方が食べたとき困りますよね?」 
「身分と向き合ってください。アリーナさん?」

たしかに、私は公爵。この中で一番だけども...!

「今は庶民ですから。普通に食べますよ。食べ過ぎなければいいって言われましたから。ステラ様もガラナ様もそうしませんか?」
『そうしますわ。』

二人の中でなにが動いたのか知らないが平然とドリアとそれだけではなくピザまで頼み始めた。

「アリーナ、ドリンクバーってなんですの?」
「あぁ、リンゴジュースとか烏龍茶とか飲めるんです。ステラ様がよく入れてくれる紅茶には敵いませんがなかなか美味しいですよ!」
「アリーナ、、!!私、今日はアリーナのために全部飲みますわ。」

そこまではしなくていいよ。ステラ。。

「あーあ、せっかくデートだったのに。」

そんな私とステラの様子にしびれを切らしたのかガラナ様が不満そうに呟いた。

デートとか、、!!

「が、ガラナ様。一緒にドリンクバー見に行きませんか?当初の目的である庶民の文化の紹介を実現させましょう?」
「わかりましたわ。」

そう立ち上がったガラナ様は私の腕にしがみついてステラを睨んでいた。

「その態度はなんですの!?アリーナ、私にもドリンクバーを紹介してくださいまし!!」
「あー、ステラ様は一回そこで待っててくれませんか?ファミレスは基本的に席から全員がいなくなるのは良くないんです。」
「わかりましたわ。あとで絶対ですわよ!」
「はっ、全てにおいて行き遅れですわね。いい気味ですわ。」
「は?」 

ガラナ様の煽りはなんでもかんでもステラの地雷なのだろうか。


ドリンクバー前

「ねぇ、アリーナさん。このメロンソーダってなんですの?」
「シュワシュワしてるメロン!みたいな感じですが目や舌が人より鋭いガラナ様には理解しがたいかもですね。」
「メロンがすりつぶされた炭酸水割りってことですか?」
「...たぶん違いますね。メロンが入ってるわけではないらしいので。」 
「へぇ。珍しいですわね。飲みますわ。」

そういってガラナ様はメロンソーダを注いだ。

「押すと無限に出てきますわ!」
「あ、ちょっ!ストップです!ガラナ様。」
「むぅ。」
「ふふ、そんなに膨れなくても。」

可愛いところあるなぁ。やっぱり。



「おまちどおさま。ステラ様。じゃあ、行きましょうか!」
「行き遅れにも優しいですね。アリーナさん。」
「ガラナ様...私は行き遅れじゃありませんわ!アリーナを側で見守っていたのは私です。なんかそこはかとないオーラも感じてましたし!」
「最初に核心ついたの私ですけどねー?」
「こいつ...!貴族一番の友達は私ですわよ?」

ステラの貴族という言葉に周りがギョッとした。

「こ、こら。しぃ。ダメですよ?ステラ様。」
「わ、わかりました。大好きですわ。」

なぞの告白と共に私はステラとドリンクバーを取りに行くことにした。

「ステラ様はオレンジジュースとかどうですか?」
「アリーナがそういうならそうしてみますわ。」
「お口に合うかなぁ。私は慣れたけど初めてだとあんまりかもしれないです。」
「それでも大丈夫ですわ。アリーナのこと知るためならなんにも苦ではありませんから。」
「そ、そうですか?」

私はステラがオレンジジュースを入れるのを見届け、私も適当にブドウジュースを入れて席へ戻っていった。



数分後
「お待たせ致しました。ドリアとピザです。」
「ありがとうございます。」

ステラとガラナ様は目のキラキラが抑えられていない。

「興味深いですわね。チーズ、これはモッツァレラですわね。でも、そこまで高価なものではない。。こちらのピザのトマトはなんですの?」
「ケチャップではなくって?そんなこともわからないのですか?」
「トマトケチャップは調味料ですよ。案外、美味しいものもあって酸味を感じられます!」
「なるほど...悪くないですわね。」

そう言いながらステラはバクバクドリアを食べる。よかった。気に入ってくれたみたいだ。
ガラナ様は...
神妙な面持ちですね...!?
お口にあいませんかね。。

「これは、北部のものでしょうか。このトマトはおそらく...んん、庶民の料理は目利きを使いづらいですわね。」

どうやら、これはガラナ様なりに最大限料理を楽しんでいるようです!

「学校は明日からですよね?」
「はい。明日から学校です!」
「お弁当作りますわ!」
「お願いします。やめてください。」
「なんでですかぁ!アリーナの友達ですわよ?」

私が浮きまくるからかな。。ごめん。ステラ。。

「ステラ様が重たいからですわね。」
「そんなことアリーナは絶対言いませんわ。」
「セシールさんに聞いてみたらどうです?100%言いますわよ。重いのが多くて困るって。」
「セシールとは身分逆転を楽しみますわ。」
「私とも楽しんでくれないかな!?」
「最大限楽しんでいますわ。ですが、やはりアリーナを他の人と同じ扱いはできませんわ。ほら、クリス様もそうでしょう?」
「そうですけどぉぉ。。」

その後もステラとガラナ様の言い合いを聞きながらドリアとピザを食べ進めていた。

「アリーナさん。奢りますわ。」
「あ、ありがとうございます。ガラナ様。ちなみに、ステラ様のは。。」
「自分で払いますわよ。こいつに払わせるわけありませんわ。」

二人はグチグチ言い争いながら会計を済ませていた。
が、二人とも目を見開いてキラキラした顔で帰ってきた。

「金額に驚いたんですね?」
「えぇ。ビックリですわ。庶民的な味でしたが悪くはなかったのに。」
「アリーナ、また絶対行きましょうね!今度は二人で!」

仲が悪い令嬢二人もこの激安ファミレスには1本取られたようです。

...また、みんなで行きたいなぁ。

私は心の中でそう願った。
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