バイトの時間なのでお先に失礼します!~普通科と特進科の相互理解~

スズキアカネ

文字の大きさ
11 / 79
普通科の彼女と特進科の彼。

明太フランス焼きたてでーす!

しおりを挟む
 美しい絵画や芸術品を見た後は、美しい庭園の片隅で優雅にお食事。
 はぁ、穏やかだ。欠点があるとすれば、お昼寝場所がないってこと。…一人でバスに戻って昼寝してもいいけど、たまにはこうして外でのんびりするのも悪くない…

「よっ」

 明太フランスをガリゴリしながら心地よい風を受け入れていると、爽やかに声をかけてきたイケメンがいた。

「…悠木君、ひとりで何してるの? ぼっち飯?」
「人のこと言えねぇだろ。お前こそ友達いないのかよ」
「失礼な。仲間はずれじゃなくて、リラックスしたいからお昼は個別行動とってるだけ」

 女の子っておしゃべり大好きじゃない。それに合わせるのが疲れるのだ。
 前提として私も友達とのおしゃべりは嫌いじゃないけど、バイトの疲れをお昼寝して解消したい私には少しばかり苦痛なのだ。あっちも気を使うし、それなら別々に過ごそうって形で落ち着いているのだ。
 友達もそれを理解してくれている。私は決して仲間外れされているわけじゃないんだぞ。

「ふーん?」

 私の話を聞いてないのか、悠木君は私の隣に座ってきた。私のリラックスタイムを邪魔するつもりらしい。悠木君はコンビニ袋からおにぎりとお茶を取り出してそれを食べ始めた。
 …やっぱり悠木君、ボッチだったんじゃないのか。寂しくなって私のところに来ちゃったのか……

「今日この後、博物館にもいくんだよな。お前レポートの題材決めた?」
「さっき見た絵画について書こうと思う。作家のこととか時代背景を交えたら文字数稼ぎできそうだし」
「なるほど。じゃあ俺もそうしよう」

 今日は1年生全体で芸術鑑賞会という名の遠足行事にやってきた。行き先は美術館と博物館だ。ただ芸術作品を見て綺麗だと感動するだけじゃなく、後日レポートを提出しなきゃいけない流れである。
 芸術に感動して終わる行事なら良かったのに。なんでレポートを書かなきゃならんのか。

「それどこのパン屋の?」

 悠木君の視線が私の膝の上に乗ったパン屋のショップ袋に注がれた。

「これはうちの近くのパン屋さん。バイト先なんだ」
「出た。新たな掛け持ち先」

 なんだ、なにか文句あるのかとジロリ視線を向けると、悠木君は楽しそうに笑っていた。
 何がそんなに楽しいのだろう。

「…ていうか、そっちはおにぎり2個で足りるの?」

 それはともかく悠木君は少食すぎないか。まさかダイエット中なわけないよね。最近のコンビニおにぎり、ダイエット中の女性に嬉しい量になってるから、育ち盛りの男子高生には物足りないと思う。

「この近くのコンビニ、うちの学校の生徒が殺到して売り切れ続出だったんだよ」

 昼食向きの食べ物がそれしか残ってなかったと彼は言う。
 パリパリといい音を立てながらおにぎりを食べる悠木君。今朝はマンションのコンビニで買わなかったんだね。

「仕方ないな。バイト先でもらったパン、分けてあげる」

 私はパン屋の袋を開けて、ビニール袋に包まれたパンの数々を見せびらかす。

「じゃあこれ…」
「カレーパンは駄目。私の。これならいいよ」
「選択肢ねぇのかよ」

 元は私の血となり肉となる予定の食べ物だったんだぞ。決定権は私にある。
 私は問答無用で悠木君の手のひらにパンヒーローの絵が描かれたチョコパンを載せてやった。悠木君はそれをまじまじ見つめ、そしてこちらに視線を向けた。

「…ずっと思ってたけど、なんでそんなに金稼ぐんだよ」

 悠木君の質問に私は肩をすくめる。
 そんなの、悠木君に関係ないだろう。

「いいじゃん別に」
「働き詰めだといつか体壊すぞ?」

 ご心配はありがたいが、私は訳もなく働いているわけじゃない。

「これは私が飾り付けしたよ」

 私は別に悪いことをしているわけでもない。説教みたいなことされたくないので、話をそらした。
 チョコパンを指差して顔デコをしたのだと胸を張ると、悠木君はキョトンとし、そしてふっと小さく笑った。
 おぉ、また悠木君が笑ったぞ。女子が見たら喜びそうな笑顔だ。

「ちょっとね、アニメの顔と違うのはご愛嬌なんだけど。初めて顔デコ書かせてもらったから」

 味は変わらないから問題ないさ。
 口元をほころばせたままチョコパンをまじまじ見てまたふふふと笑い声を漏らしている。

「どうした、クリームパンのが良かった?」
「いいよこれで」

 おにぎりを食べ終えた悠木君はチョコパンを袋から取り出し、まふっとかぶりついていた。お顔に対する罪悪感とか何もなく、食べたぞこいつ。
 ……なぜ私はイケメンとお昼を一緒に食べてるんだろう。特進科には一緒にご飯を食べてくれる友達いないの? もしかしてハブられてるの?
 私は本命のカレーパンをぱくりと頬張りながら、ふと思った。

「ていうか彼女はいいの?」

 私と一緒にいたら誤解を招くぞ。悠木君、桐生さん、眼鏡の三角関係が四角関係になって、生徒会役選のときみたいに事実無根な噂を広められちゃうぞ。
 それに彼女に誤解されたら悠木君が一番不利なのでは?

「彼女?」

 しかし悠木君の反応は微妙であった。
 怪訝な顔でこっちを見て首を傾げているではないか。
 ……おいおい、無意識なの? そんなんじゃあの眼鏡に彼女をとられてしまうぞ。

「ほら、いつも一緒にいる…」

 別にどっちかを応援しているわけじゃない。他人の恋愛事とか死ぬほどどうでもいい。
 でも悠木君は彼女のことをとても信頼しているようだし、美男美女でとてもお似合いだ。いっそ悠木君と彼女がくっついちゃえばいいんじゃないかなとは思ってる。

「夏生」

 その声を耳にした私は脊髄反射を起こした。

「礼奈。どした?」

 噂をすれば影だ。
 悠木君の視線が“彼女”に向かったその隙に荷物やその他諸々を手に掴むと、私はその場からシュバッと姿を消した。

 逃げたのではない。空気を読んであげたのである。
 私は光になった。光の速さは秒速29万9792.458kmにもなる。 これは1秒間に地球を7周半もできる速さなのだ。
 まばゆき光の速さでその場を去ると、自分のクラスの観光バスに潜り込んで、座席で食べかけのカレーパンを食したのである。美味しかった。



 休憩時間が終わり、点呼の合図が終わるとバスで移動開始した。次に向かったのは博物館である。
 施設へはクラスごとに入場して観覧しているが、生徒みんな途中から自由に動き回るようになった。美術館でもそうだったので先生たちは「一般の人の迷惑にならないように」と注意するだけにとどまった。

 常時展示室には小学生の時に遠足で来たときと同じものが変わらずそこに展示されていた。特別展示室では期間限定古代エジプト展が開かれているとかで、皆がそちらへ殺到していた。
 人混みは疲れるので、私は比較的人が空いていた別の特別展示室に足を踏み入れた。そこには奈良時代やら飛鳥時代の輸入品や工芸品が飾られていた。展示ケース前にあるボタンを押すと音声案内が聞こえる。
 自動音声を聞きながらぼーっとしていると、ぽん、と後ろから肩を叩かれた。
 振り返るとそこには悠木君。

「お前どこ消えたんだよ心配するだろ」
「……いや、私と君はクラスが違うので」

 別行動になるのは致し方ないかと思いますが……バスも違うし、団体行動のときも違うし。
 誰かと間違って声をかけているのだろうか…と不思議に思っていると「違う、昼飯の時消えただろ」と返される。
 あ、あー…あの時ね、忘れてたよ。
 2人きりにしてあげようと気を使いました。とか言ったら悠木君、気にするかな。そう言うのでプライド傷つく人だったら面倒だし……

「ごめん、お腹ぴーぴーなっちゃって」

 突然の腹痛に襲われてトイレに駆け込んでいたというと、悠木君は変な顔をしていた。

「…女がそういう事言うなよ」

 えぇ…腹痛なんて誰にでも起こりうるここだぞ。体調不良を隠しておけなんてそんなひどいこと言うなよ…私のは嘘だけど。

「生理現象だぞ、何を言うんだ」

 そう言って私はハッとした。
 あ、そうだ悠木君のそばにはファンタジーな存在の美女(桐生礼奈)がいるんだ。その上悠木君はお金持ちの家の子どもだ。彼の周りにいる女性はきっとファンタジーでファンシーな存在なんだ。
 もしかしたら女子はトイレには行かないと信じている残念な思考回路なのかもしれない。

 可哀想に、現実を知らないまま高校生になってしまったんだね……

 私は目の前にいるイケメンを見て、ついつい哀れんでしまった。悠木君はその視線に気づいて眉をひそめている。私の視線の理由に気づいていないのね…
 夢から目覚めさせるのは可哀想だけど、恥をかく前に現実を見たほうがいい。

「あのね、女も生き物だから出すものは出すの。まさかあんた……女は排泄しないとかそんなファンタジーなこと考えてないよね…?」
「なわけねーだろ。バカにしてんのか」

 悠木君は気分を害してしまったようだ。
 違うのか。ならばあれか。女性にはおしとやかで綺麗な言葉を使ってほしい主義みたいな。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

元男装傭兵、完璧な淑女を演じます。――嫁ぎ先はかつての団長でした!?

中野森
恋愛
貧乏男爵家の長女クラリスは、弟の学費を稼ぐために男装して傭兵団へ入団した。 副団長にまで上り詰め、団長をはじめとした仲間から信頼を得るが、決して正体は明かさなかった。 やがて戦争が終わり、傭兵団は解散となる。 出稼ぎするために流した嘘の悪評により、修道院入りを覚悟していたクラリスだったが、帰郷した彼女を待っていたのは父からの「嫁ぎ先が決まった」という一言だった。 慌ただしく始まる淑女教育、そして一度も未来の夫と顔合わせすることなく迎えた結婚式当日。 誓いの言葉を促され隣からきこてくる声に、クラリスは凍りつく。 ……嘘でしょ、団長!? かつての想い人でもある傭兵仲間が今は夫となり、妻の正体には気づいていない――気づかれてはいけないのだ、絶対に! 本作品はゆるふわ設定、ご都合主義、細かいことは気にしたら負け! ※この小説は、ほかの小説投稿サイトにも投稿しています。

恋人、はじめました。

桜庭かなめ
恋愛
 紙透明斗のクラスには、青山氷織という女子生徒がいる。才色兼備な氷織は男子中心にたくさん告白されているが、全て断っている。クールで笑顔を全然見せないことや銀髪であること。「氷織」という名前から『絶対零嬢』と呼ぶ人も。  明斗は半年ほど前に一目惚れしてから、氷織に恋心を抱き続けている。しかし、フラれるかもしれないと恐れ、告白できずにいた。  ある春の日の放課後。ゴミを散らしてしまう氷織を見つけ、明斗は彼女のことを助ける。その際、明斗は勇気を出して氷織に告白する。 「これまでの告白とは違い、胸がほんのり温かくなりました。好意からかは分かりませんが。断る気にはなれません」 「……それなら、俺とお試しで付き合ってみるのはどうだろう?」  明斗からのそんな提案を氷織が受け入れ、2人のお試しの恋人関係が始まった。  一緒にお昼ご飯を食べたり、放課後デートしたり、氷織が明斗のバイト先に来たり、お互いの家に行ったり。そんな日々を重ねるうちに、距離が縮み、氷織の表情も少しずつ豊かになっていく。告白、そして、お試しの恋人関係から始まる甘くて爽やかな学園青春ラブコメディ!  ※夏休み小話編2が完結しました!(2025.10.16)  ※小説家になろう(N6867GW)、カクヨムでも公開しています。  ※お気に入り登録、感想などお待ちしています。

陰キャ幼馴染に振られた負けヒロインは俺がいる限り絶対に勝つ!

みずがめ
恋愛
★講談社ラノベ文庫新人賞佳作を受賞しました!  杉藤千夏はツンデレ少女である。  そんな彼女は誤解から好意を抱いていた幼馴染に軽蔑されてしまう。その場面を偶然目撃した佐野将隆は絶好のチャンスだと立ち上がった。  千夏に好意を寄せていた将隆だったが、彼女には生まれた頃から幼馴染の男子がいた。半ば諦めていたのに突然転がり込んできた好機。それを逃すことなく、将隆は千夏の弱った心に容赦なくつけ込んでいくのであった。  徐々に解されていく千夏の心。いつしか彼女は将隆なしではいられなくなっていく…。口うるさいツンデレ女子が優しい美少女幼馴染だと気づいても、今さらもう遅い! ※他サイトにも投稿しています。 ※表紙絵イラストはおしつじさん、ロゴはあっきコタロウさんに作っていただきました。

虐げられ続けてきたお嬢様、全てを踏み台に幸せになることにしました。

ラディ
恋愛
 一つ違いの姉と比べられる為に、愚かであることを強制され矯正されて育った妹。  家族からだけではなく、侍女や使用人からも虐げられ弄ばれ続けてきた。  劣悪こそが彼女と標準となっていたある日。  一人の男が現れる。  彼女の人生は彼の登場により一変する。  この機を逃さぬよう、彼女は。  幸せになることに、決めた。 ■完結しました! 現在はルビ振りを調整中です! ■第14回恋愛小説大賞99位でした! 応援ありがとうございました! ■感想や御要望などお気軽にどうぞ! ■エールやいいねも励みになります! ■こちらの他にいくつか話を書いてますのでよろしければ、登録コンテンツから是非に。 ※一部サブタイトルが文字化けで表示されているのは演出上の仕様です。お使いの端末、表示されているページは正常です。

苦手な冷徹専務が義兄になったかと思ったら極あま顔で迫ってくるんですが、なんででしょう?~偽家族恋愛~

霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
「こちら、再婚相手の息子の仁さん」 母に紹介され、なにかの間違いだと思った。 だってそこにいたのは、私が敵視している専務だったから。 それだけでもかなりな不安案件なのに。 私の住んでいるマンションに下着泥が出た話題から、さらに。 「そうだ、仁のマンションに引っ越せばいい」 なーんて義父になる人が言い出して。 結局、反対できないまま専務と同居する羽目に。 前途多難な同居生活。 相変わらず専務はなに考えているかわからない。 ……かと思えば。 「兄妹ならするだろ、これくらい」 当たり前のように落とされる、額へのキス。 いったい、どうなってんのー!? 三ツ森涼夏  24歳 大手菓子メーカー『おろち製菓』営業戦略部勤務 背が低く、振り返ったら忘れられるくらい、特徴のない顔がコンプレックス。 小1の時に両親が離婚して以来、母親を支えてきた頑張り屋さん。 たまにその頑張りが空回りすることも? 恋愛、苦手というより、嫌い。 淋しい、をちゃんと言えずにきた人。 × 八雲仁 30歳 大手菓子メーカー『おろち製菓』専務 背が高く、眼鏡のイケメン。 ただし、いつも無表情。 集中すると周りが見えなくなる。 そのことで周囲には誤解を与えがちだが、弁明する気はない。 小さい頃に母親が他界し、それ以来、ひとりで淋しさを抱えてきた人。 ふたりはちゃんと義兄妹になれるのか、それとも……!? ***** 千里専務のその後→『絶対零度の、ハーフ御曹司の愛ブルーの瞳をゲーヲタの私に溶かせとか言っています?……』 ***** 表紙画像 湯弐様 pixiv ID3989101

結婚する事に決めたから

KONAN
恋愛
私は既婚者です。 新たな職場で出会った彼女と結婚する為に、私がその時どう考え、どう行動したのかを書き記していきます。 まずは、離婚してから行動を起こします。 主な登場人物 東條なお 似ている芸能人 ○原隼人さん 32歳既婚。 中学、高校はテニス部 電気工事の資格と実務経験あり。 車、バイク、船の免許を持っている。 現在、新聞販売店所長代理。 趣味はイカ釣り。 竹田みさき 似ている芸能人 ○野芽衣さん 32歳未婚、シングルマザー 医療事務 息子1人 親分(大島) 似ている芸能人 ○田新太さん 70代 施設の送迎運転手 板金屋(大倉) 似ている芸能人 ○藤大樹さん 23歳 介護助手 理学療法士になる為、勉強中 よっしー課長(吉本) 似ている芸能人 ○倉涼子さん 施設医療事務課長 登山が趣味 o谷事務長 ○重豊さん 施設医療事務事務長 腰痛持ち 池さん 似ている芸能人 ○田あき子さん 居宅部門管理者 看護師 下山さん(ともさん) 似ている芸能人 ○地真央さん 医療事務 息子と娘はテニス選手 t助 似ている芸能人 ○ツオくん(アニメ) 施設医療事務事務長 o谷事務長異動後の事務長 雄一郎 ゆういちろう 似ている芸能人 ○鹿央士さん 弟の同級生 中学テニス部 高校陸上部 大学帰宅部 髪の赤い看護師(川木えみ) 似ている芸能人 ○田來未さん 准看護師 ヤンキー 怖い

会社のイケメン先輩がなぜか夜な夜な私のアパートにやって来る件について(※付き合っていません)

久留茶
恋愛
地味で陰キャでぽっちゃり体型の小森菜乃(24)は、会社の飲み会で女子一番人気のイケメン社員・五十嵐大和(26)を、ひょんなことから自分のアパートに泊めることに。 しかし五十嵐は表の顔とは別に、腹黒でひと癖もふた癖もある男だった。 「お前は俺の恋愛対象外。ヤル気も全く起きない安全地帯」 ――酷い言葉に、菜乃は呆然。二度と関わるまいと決める。 なのに、それを境に彼は夜な夜な菜乃のもとへ現れるようになり……? 溺愛×性格に難ありの執着男子 × 冴えない自分から変身する健気ヒロイン。 王道と刺激が詰まったオフィスラブコメディ! *全28話完結 *辛口で過激な発言あり。苦手な方はご注意ください。 *他誌にも掲載中です。

距離感ゼロ〜副社長と私の恋の攻防戦〜

葉月 まい
恋愛
「どうするつもりだ?」 そう言ってグッと肩を抱いてくる 「人肌が心地良くてよく眠れた」 いやいや、私は抱き枕ですか!? 近い、とにかく近いんですって! グイグイ迫ってくる副社長と 仕事一筋の秘書の 恋の攻防戦、スタート! ✼••┈•• ♡ 登場人物 ♡••┈••✼ 里見 芹奈(27歳) …神蔵不動産 社長秘書 神蔵 翔(32歳) …神蔵不動産 副社長 社長秘書の芹奈は、パーティーで社長をかばい ドレスにワインをかけられる。 それに気づいた副社長の翔は 芹奈の肩を抱き寄せてホテルの部屋へ。 海外から帰国したばかりの翔は 何をするにもとにかく近い! 仕事一筋の芹奈は そんな翔に戸惑うばかりで……

処理中です...