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意識し始めた彼女と積極的に動く彼。
夫婦喧嘩は犬も食わず
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今の悠木君を直視すると、余計に胸が苦しくなってしまう。
私はそっと目を伏せる。落ち着こうと呼吸を整えるがダメそうだ。胸の前で顔を洗うリスみたいに両手をソワソワさせながら、裏返りそうな声をなんとか絞り出す。
「…あの、私、ちゃんと考えてるから、もう少し返事待って欲しいの」
それしか言えまい。
気分はまるで期日に借金返済できなかった債務者である。ごめんなさいごめんなさい来週には必ず返しますからと借金取りに頭を下げている気分だ。
悠木君が肩をすくめるのが目の端に映って、私はますます自分が情けなく感じた。
「あんまり待たせるなよ。俺にだって我慢の限界がある」
真剣な声音。
そらしていた瞳をちろりと彼に向けると、悠木君はまっすぐ私を見つめていた。
悠木君のそばにいるといつも感じる、胸が苦しくて泣きたくなるこの感情は一体何なのだろう。
私は悠木君とどうなりたいのか、彼をどう思ってるのか、それを理解してないのだ。
こんな状態でお付き合い開始したら足並みが揃わなくてうまく行かないと思うのだ。お付き合いの先に起きることを考えたら軽く決められないというか。
「……変なとこ真面目だよな、お前って」
私がグルグル考え込んでいると察したのか、悠木君は苦笑いを浮かべていた。彼の手が持ち上がり、私の両頬をそっと包む。そして両サイドからむにょんと軽く押しつぶされた。
「このまま何もしないのも生殺しだから俺から攻めるけど、嫌だったら抵抗しろよな」
そう言って悠木君は顔を近づけてきた。彼の整った顔が視界いっぱいに広がる。悠木君の瞳が私だけを映す。夕焼け空の下で見る悠木君の顔はとても綺麗だった。彼に見惚れてしまった私はふわふわと雲の上を歩いている心地でぼんやりしていた。
唇に相手の息がかかる距離まで顔を近づけられたけど、私は動けなかった。……嫌じゃないから、動かなかったのだ。
「ちょっと! 私を無視しないでくださいよ!」
完全に蚊帳の外になっていた雨宮さんが地団駄を踏みながら憤慨していた。
私はぎくりとする。
「お前、まだいたの?」
「なんですかその言い方!! ずっといましたよ!?」
彼女の声で私は我に返り、サッと悠木君から離れた。「あ」と悠木君が声を漏らしていたが、私は彼の顔を今度こそ直視できなくなった。
「ご、ごめんバイトに遅れるから、お先に!」
ガチャガチャと自転車を置き場から取り出すと、慌ててペダルを踏んで、学校から飛び出したのである。
■□■
文化祭の準備期間に入ると、うちのクラスは分担して準備を始めた。私も買い出し担当として自転車を走らせて衣装をまとめ買いしてきた。
「あれー? 森宮さん、すごい荷物抱えてるねぇ」
ダンボールを抱えて昇降口に入ると、書類に何かを書き込む眼鏡と遭遇した。
「文化祭の小道具買い出しに行ってた」
「今年も買い出し係なんだ? …森宮さんのクラスは“大正浪漫風カフェ”か。何買ったの?」
手元の書類をめくって何かを確認した眼鏡はダンボールの中身を確認しようとしていた。別に見られて困るものじゃないので、堂々と見せてあげたが。
「女学生風袴だよ。ドンキで買ってきた。男子の衣装になる学ランは男子たち中学の時のを持ち寄ってもらうけど、それらしいマントは手作りになるかな」
私のクラスで行われる“大正浪漫風カフェ”では大正風の女学生と学生が接客する。ちなみに私はバイトの経験を買われて今年も接客担当になった。
今頃キッチン隊が調理室で試作品でも作っているんじゃないだろうか。お団子とかお饅頭のような作り置きできるものをお出しするとか言っていた。飲み物は果物ジュース、緑茶、紅茶、コーヒーを取り揃えている。
「眼鏡は生徒会の仕事中?」
「そ。それぞれのクラスの進捗状況確認と、見回りをね」
それはそれは大変なことである。文化祭の実行委員というものが存在するのに、生徒会ももれなく巻き込まれるんだな。ちょいちょい他の委員会の仕事に生徒会も混じっているし、体の良い労働力にも見えてくる。
まぁ彼の場合自分が望んで生徒会役員になったので、そのことに不満はないだろうけど。
「森宮さん、今年もコスプレかぁ。去年のチャイナ服姿も可愛かったから、女学生姿もきっと夏生惚れ直すよ。夏生が女子に可愛いっていうの森宮さんくらいだしさ」
眼鏡の言葉を受けて、自分の顔がボッと熱くなった。
先日、自転車置き場で悠木君にキスをされそうになったことを思い出したからだ。
「何照れてんのー? かーわいいー」
「……なんでもないよ」
眼鏡がニヤニヤしながら肘でうりうりと私の肩をつついてくる。
やめろと押し返すと、眼鏡はにこーっと満面の笑みを浮かべてきた。
「ふふ、やっと森宮さんにも自覚が生まれたのかなぁ?」
「はぁ? 自覚?」
自覚って……なんの?
首を傾げてなんの自覚のことを言っているのかを聞こうとしたら、「大輔!」と後ろから怒鳴りつけられた。ビクッと肩を震わせて後ろを見ればそこにはおっかない顔をした桐生さんがいた。
彼女は階段をおりてこちらに駆け寄ってくると、眼鏡の腕を引っ張っていた。
彼女の剣幕に私と眼鏡は目を丸くしてぽかんとしていた。
あ、もしかして眼鏡、生徒会の仕事サボっていたんじゃ…だから桐生さんが怒ってるんじゃない?
「森宮さんは夏生が好きな子なのよ? 大輔は何を考えてるの?」
しかし彼女の口から飛び出してきたのは別の言葉だった。
……桐生さんも知ってたんだ、それ…。
「何を今更なこと言ってるの礼奈? ていうか何をそんなに怒ってるの?」
「大輔はいつもそう! 他の女の子との距離が近すぎるの!」
なにやら憤慨している桐生さんに眼鏡は困惑している。他の女子との距離が近すぎる? それは私と眼鏡のことを言っているの? それとも他にもなにか思い当たるフシがあるんだろうか。
「はぁ? 人聞きが悪い! なんでそんな女たらしみたいな言い方するわけ? 俺はただ森宮さんと文化祭のことを話してただけだろ?」
一方的に言われた眼鏡が語気強めに言い返すと、桐生さんが目をうるうるさせながらキッと目を鋭くさせた。
「この間も普通科の女の子と交際していたじゃない!」
「それの何が悪いの? 大体もう別れたし、礼奈には関係ないことだろ」
「か、関係あるもの!」
何やらお互い心の奥で不満を抱えていたのか言い合いに発展し始めた。過去のことまで掘り下げて不満を訴える桐生さんと、なぜそれを責められなくてはいけないのかと憤慨する眼鏡。普段仲がいいだけあって、目の前で行われる修羅場に私は呆然としていた。
なんか前にも2人の仲がギクシャクしたことあったよね…。
今まで深く意識したことなかったけど、この2人って具体的にどんな関係なんだろう。
目の前で2人があーだこーだ言い合い、桐生さんに至っては泣きそうになっている。私は完全なる蚊帳の外だ。このままこの場に留まっていても、とばっちりを受けそうなので離れてしまいたい……ここを離れても大丈夫だろうか。
私が腕時計を見てソワソワしてると、下駄箱方面から悠木君が現れた。手にレジ袋を下げており、外へ買い出しに出ていたようだ。彼は階段下で言い争う桐生さん達の姿を見ると目を丸くしていた。
「…何があった?」
「悠木君、いいところに来た!」
突然起きた2人の諍いについて簡単に事情説明すると、悠木君はそれだけで理解してくれた。
その間もずっと桐生さんと眼鏡は言い合いしていた。私達の存在なんて視界に入っていないとばかりに過去のことを掘り返して言い合いしていて……なんか、痴話喧嘩に聞こえないこともない。
「私、バイトの時間もあるし、荷物届けにそろそろクラスに戻らなきゃいけなくて。後は任せてもいいかな?」
「わかった。ごめんな、あの2人が」
悠木君は快く任されてくれた。2人と仲がいい彼が仲裁したほうがいいだろう。
文化祭の準備のためにバイトをセーブしているとはいえ、勤務時間を短縮しているだけなのでこれ以上の時間のロスは勘弁してほしい。私はダンボールに詰まった小道具を抱え直すと、悠木君に後のことをすべて丸投げして教室に戻ったのである。
私はそっと目を伏せる。落ち着こうと呼吸を整えるがダメそうだ。胸の前で顔を洗うリスみたいに両手をソワソワさせながら、裏返りそうな声をなんとか絞り出す。
「…あの、私、ちゃんと考えてるから、もう少し返事待って欲しいの」
それしか言えまい。
気分はまるで期日に借金返済できなかった債務者である。ごめんなさいごめんなさい来週には必ず返しますからと借金取りに頭を下げている気分だ。
悠木君が肩をすくめるのが目の端に映って、私はますます自分が情けなく感じた。
「あんまり待たせるなよ。俺にだって我慢の限界がある」
真剣な声音。
そらしていた瞳をちろりと彼に向けると、悠木君はまっすぐ私を見つめていた。
悠木君のそばにいるといつも感じる、胸が苦しくて泣きたくなるこの感情は一体何なのだろう。
私は悠木君とどうなりたいのか、彼をどう思ってるのか、それを理解してないのだ。
こんな状態でお付き合い開始したら足並みが揃わなくてうまく行かないと思うのだ。お付き合いの先に起きることを考えたら軽く決められないというか。
「……変なとこ真面目だよな、お前って」
私がグルグル考え込んでいると察したのか、悠木君は苦笑いを浮かべていた。彼の手が持ち上がり、私の両頬をそっと包む。そして両サイドからむにょんと軽く押しつぶされた。
「このまま何もしないのも生殺しだから俺から攻めるけど、嫌だったら抵抗しろよな」
そう言って悠木君は顔を近づけてきた。彼の整った顔が視界いっぱいに広がる。悠木君の瞳が私だけを映す。夕焼け空の下で見る悠木君の顔はとても綺麗だった。彼に見惚れてしまった私はふわふわと雲の上を歩いている心地でぼんやりしていた。
唇に相手の息がかかる距離まで顔を近づけられたけど、私は動けなかった。……嫌じゃないから、動かなかったのだ。
「ちょっと! 私を無視しないでくださいよ!」
完全に蚊帳の外になっていた雨宮さんが地団駄を踏みながら憤慨していた。
私はぎくりとする。
「お前、まだいたの?」
「なんですかその言い方!! ずっといましたよ!?」
彼女の声で私は我に返り、サッと悠木君から離れた。「あ」と悠木君が声を漏らしていたが、私は彼の顔を今度こそ直視できなくなった。
「ご、ごめんバイトに遅れるから、お先に!」
ガチャガチャと自転車を置き場から取り出すと、慌ててペダルを踏んで、学校から飛び出したのである。
■□■
文化祭の準備期間に入ると、うちのクラスは分担して準備を始めた。私も買い出し担当として自転車を走らせて衣装をまとめ買いしてきた。
「あれー? 森宮さん、すごい荷物抱えてるねぇ」
ダンボールを抱えて昇降口に入ると、書類に何かを書き込む眼鏡と遭遇した。
「文化祭の小道具買い出しに行ってた」
「今年も買い出し係なんだ? …森宮さんのクラスは“大正浪漫風カフェ”か。何買ったの?」
手元の書類をめくって何かを確認した眼鏡はダンボールの中身を確認しようとしていた。別に見られて困るものじゃないので、堂々と見せてあげたが。
「女学生風袴だよ。ドンキで買ってきた。男子の衣装になる学ランは男子たち中学の時のを持ち寄ってもらうけど、それらしいマントは手作りになるかな」
私のクラスで行われる“大正浪漫風カフェ”では大正風の女学生と学生が接客する。ちなみに私はバイトの経験を買われて今年も接客担当になった。
今頃キッチン隊が調理室で試作品でも作っているんじゃないだろうか。お団子とかお饅頭のような作り置きできるものをお出しするとか言っていた。飲み物は果物ジュース、緑茶、紅茶、コーヒーを取り揃えている。
「眼鏡は生徒会の仕事中?」
「そ。それぞれのクラスの進捗状況確認と、見回りをね」
それはそれは大変なことである。文化祭の実行委員というものが存在するのに、生徒会ももれなく巻き込まれるんだな。ちょいちょい他の委員会の仕事に生徒会も混じっているし、体の良い労働力にも見えてくる。
まぁ彼の場合自分が望んで生徒会役員になったので、そのことに不満はないだろうけど。
「森宮さん、今年もコスプレかぁ。去年のチャイナ服姿も可愛かったから、女学生姿もきっと夏生惚れ直すよ。夏生が女子に可愛いっていうの森宮さんくらいだしさ」
眼鏡の言葉を受けて、自分の顔がボッと熱くなった。
先日、自転車置き場で悠木君にキスをされそうになったことを思い出したからだ。
「何照れてんのー? かーわいいー」
「……なんでもないよ」
眼鏡がニヤニヤしながら肘でうりうりと私の肩をつついてくる。
やめろと押し返すと、眼鏡はにこーっと満面の笑みを浮かべてきた。
「ふふ、やっと森宮さんにも自覚が生まれたのかなぁ?」
「はぁ? 自覚?」
自覚って……なんの?
首を傾げてなんの自覚のことを言っているのかを聞こうとしたら、「大輔!」と後ろから怒鳴りつけられた。ビクッと肩を震わせて後ろを見ればそこにはおっかない顔をした桐生さんがいた。
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しかし彼女の口から飛び出してきたのは別の言葉だった。
……桐生さんも知ってたんだ、それ…。
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目の前で2人があーだこーだ言い合い、桐生さんに至っては泣きそうになっている。私は完全なる蚊帳の外だ。このままこの場に留まっていても、とばっちりを受けそうなので離れてしまいたい……ここを離れても大丈夫だろうか。
私が腕時計を見てソワソワしてると、下駄箱方面から悠木君が現れた。手にレジ袋を下げており、外へ買い出しに出ていたようだ。彼は階段下で言い争う桐生さん達の姿を見ると目を丸くしていた。
「…何があった?」
「悠木君、いいところに来た!」
突然起きた2人の諍いについて簡単に事情説明すると、悠木君はそれだけで理解してくれた。
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「私、バイトの時間もあるし、荷物届けにそろそろクラスに戻らなきゃいけなくて。後は任せてもいいかな?」
「わかった。ごめんな、あの2人が」
悠木君は快く任されてくれた。2人と仲がいい彼が仲裁したほうがいいだろう。
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