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新日本計画編

No.14作戦会議

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防衛省から提示された計画を見て皆は驚愕した。
「なるほどな…そういうことか」
「ようは日本をぶっ壊したいってことだよな。信じらんねー」
皆の反応を見て未来は肩を落とした。
防衛省の計画も酷かった。それよりも、まさかこんなに裏があったとは思わなかった。
「とりあえず、これが本来の目的なら止めるしかない。だから…」
「こんなとこで何しているんだ」
誰かが声をあげた。だが、ここにいるメンバーの声ではなかった。声の方を向くと同じくらいの年齢層の男がいた。鋭い目つきだった。それをみて未来は冷や汗をかいた。
「新日本計画のことか」その男は続けた。「今更、何をしても遅いだろう。何もせずにいる方がマシだ。こんなくだらんことをしてるなんて…愚かだな」
正論だった。返す言葉が見つからず、皆黙り込んでしまった。
「おい、ちょっと待てよ」山根が口を開いた。「今更遅いだって?やってみなきゃわかんないだろ。どこのどいつだか知んないけど、俺たちは官僚っていう前に日本国民の一人なんだよ。この国を動かすって決めた以上、嫌われようが関係ないんだよお前みたいなやつに言われる筋合いねーよ!」
山根が怒鳴るとその男は黙って背を向けていってしまった。
「あースッキリした」山根は笑った。「口だけのやつだったな。マジで面白かったわー。それよりも、ミッチー何かいうことがあるんじゃない?」
「…みんなに言わなきゃならないことがあるんだ」未来はゆっくりと言った。「あの男は#多田涼介#_ただりょうすけ__#と言います。そして…僕の兄です」
「えっ…」みなそれを聞いて驚いた。「ええええええ~!?兄弟ィィィィィィ?」

「ねぇ、功児」
山根に近づきながら女は言った。
「なんだよ、メグ」
「最近遅いけどなにしてんの?定時で帰っているから残業じゃないし、なにしてんの?」
「うっ…ずるどいなメグ…」
問い詰められた山根は全て白状した。
「ふーん。そういうこと。じゃあ私にも手伝わせてよ」
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