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悲壮感か、本能か、義務か
予兆
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1ヶ月くらい経った後、私の体に異変が起こった。
ある日、学校から家に帰って、夕ご飯をちゃんと食べ、お風呂にも入った。自分の部屋に戻って椅子に座る。
ネットのとある記事を読んでいて、立ち上がった時にそれは突然現れた。
急に目の前の世界が真っ黒に変貌し、そのまま私は意識を失ってしまった。そして、床に倒れ込んでしまった。
私は、せつ菜ちゃんに気づいてもらえるまで、気を失っていた。時間に換算すれば、15分程度だと思う。肩を揺すられて目を覚ました。
「未来ちゃん大丈夫?」と心配そうに聞かれたので、
「多分、ネットニュース読んでて寝落ちしちゃったんだと思うな。心配しなくていいよ。もうベッドでちゃんと寝る。」
「心配だなあ、添い寝しようか?」
「だーめ」
「分かったよ~、じゃあ、おやすみ。早く寝なよ?」
そう言ってせつ菜は部屋を出ていった。
まさか。多少不安に駆られたもののまだ始まったばかりだと、今からこんなに驚いてどうするのだと、そう自分で考察してそのままベッドで眠りについた。
けど、結局、今回だけ、今日だけ、これだけで、残念ながら終わることはない。
これから長い時間をかけて、私はちゃんと向き合っていかなきゃいかない。
こうなった以上は、もう運命には抗えないことは確定した。
「一瞬でとか、そういう感じのではない、ということね」
誰にも聞こえないように呟いた後、日記帳に今起きた症状を書き記しておいた。
ある日、学校から家に帰って、夕ご飯をちゃんと食べ、お風呂にも入った。自分の部屋に戻って椅子に座る。
ネットのとある記事を読んでいて、立ち上がった時にそれは突然現れた。
急に目の前の世界が真っ黒に変貌し、そのまま私は意識を失ってしまった。そして、床に倒れ込んでしまった。
私は、せつ菜ちゃんに気づいてもらえるまで、気を失っていた。時間に換算すれば、15分程度だと思う。肩を揺すられて目を覚ました。
「未来ちゃん大丈夫?」と心配そうに聞かれたので、
「多分、ネットニュース読んでて寝落ちしちゃったんだと思うな。心配しなくていいよ。もうベッドでちゃんと寝る。」
「心配だなあ、添い寝しようか?」
「だーめ」
「分かったよ~、じゃあ、おやすみ。早く寝なよ?」
そう言ってせつ菜は部屋を出ていった。
まさか。多少不安に駆られたもののまだ始まったばかりだと、今からこんなに驚いてどうするのだと、そう自分で考察してそのままベッドで眠りについた。
けど、結局、今回だけ、今日だけ、これだけで、残念ながら終わることはない。
これから長い時間をかけて、私はちゃんと向き合っていかなきゃいかない。
こうなった以上は、もう運命には抗えないことは確定した。
「一瞬でとか、そういう感じのではない、ということね」
誰にも聞こえないように呟いた後、日記帳に今起きた症状を書き記しておいた。
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