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戸締りから憧れに
戸締り係を終えて
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1日の授業を終えて、掃除やHRを終え、係としてやることになっている戸締りをした後、バスに乗って自宅の最寄りのバス停まで行く。
頭の中で今日の課題をやる順番をあみだくじで決めていく。あぁ、数学の課題を真っ先にやらなきゃいけないのか。かなり今日は運がない。
バスは最寄りのバス停に着いた。ささっとバスを降り、ゆっくり歩き始める。あと5.6分歩けば自宅に着く。
着いたのは、いいのだけど……
え、えっと……
自宅の門の前に、僕が通う学校の制服を着た女の子が倒れていた。
一瞬理解するのを躊躇したものの、慌てて駆け寄る。
「どうしたの?大丈夫?」
「う……うう……」
ちゃんとした返事はない。けど、意識はある。数秒後、女の子はゆっくりと目を開いた。
「あの、大丈夫?」
「あ、え……」
「転んじゃったのかな?君の名は?」
「あ、名前……1年の高梨千歳です」
「じゃあ、高梨さん。気をつけて帰るんだよ?」
そう言い残し、家に入ろうと背を向けたのだけど、彼女は唐突に後ろから僕に抱きついてきた。
「えっ……」びっくりしすぎてフリーズしてしまった僕。
「嫌です!嫌だ!絶対嫌だ!」なぜか否定の言葉を連呼する彼女。
何が嫌だのかが僕にはわからない。もしかして、家出少女?だったりするのかもしれない。これは、面倒なことになりそうだ。
頭の中で今日の課題をやる順番をあみだくじで決めていく。あぁ、数学の課題を真っ先にやらなきゃいけないのか。かなり今日は運がない。
バスは最寄りのバス停に着いた。ささっとバスを降り、ゆっくり歩き始める。あと5.6分歩けば自宅に着く。
着いたのは、いいのだけど……
え、えっと……
自宅の門の前に、僕が通う学校の制服を着た女の子が倒れていた。
一瞬理解するのを躊躇したものの、慌てて駆け寄る。
「どうしたの?大丈夫?」
「う……うう……」
ちゃんとした返事はない。けど、意識はある。数秒後、女の子はゆっくりと目を開いた。
「あの、大丈夫?」
「あ、え……」
「転んじゃったのかな?君の名は?」
「あ、名前……1年の高梨千歳です」
「じゃあ、高梨さん。気をつけて帰るんだよ?」
そう言い残し、家に入ろうと背を向けたのだけど、彼女は唐突に後ろから僕に抱きついてきた。
「えっ……」びっくりしすぎてフリーズしてしまった僕。
「嫌です!嫌だ!絶対嫌だ!」なぜか否定の言葉を連呼する彼女。
何が嫌だのかが僕にはわからない。もしかして、家出少女?だったりするのかもしれない。これは、面倒なことになりそうだ。
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