一縷

諏訪彼方

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「ユメユメ!」

夜を超えて

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 2人で作業していると、時間はあっという間に経過してしまった。気づいたら日の出の時間になっていた。
「ナオン、結局オールナイトすることになるとはね」
「意外とはかどったからよしとしよう。最悪カフェインをれば大丈夫だろう」
「女の子は普通はそうはいかない。クマを隠すって大変だもの」
「千尋も大変なのか?」
「そりゃあ、女の子、だから」
「高校生のうちは、だろうけどな」
「……やかましい。うるさい」

 結局朝6時頃まで作業をした。

※  ※  ※
「直人様。おはようございます」
「うん、おはよう。春の様子は?」
「芳しくないようですが、ご本人様は『大丈夫』だと」
「そうか。ひとまずよかった」

 佳波から報告を受けて、正直安堵した。

 
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