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12 日常
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ピピピ……と耳障りな音で目が覚めた。
隣で寄り添うように眠っていた温もりが、ごそりと動く。
「ん……」
少し骨ばった細くて長い指が、ふらふらとベッド傍に置かれたアイアンウッドチェアに伸びていく。鳴り続ける携帯電話を胸に抱いて数秒、アラームを止めようと彷徨うだけの指を押し除けて、五十嵐が横からストップボタンを押した。
AM 6:45
壁に掛かった、まるでネオンサインのように見えるLEDのデジタル時計が、今の時間を白い光で知らせている。
随分早起きになったものだなと、五十嵐は手のひらで目元を擦りながら半身を起こした。
朝、なかなかに寝穢い本田は、メールをチェックするべき使命感と、まだ微睡んでいたいという誘惑との狭間で揺れ動いているようだ。携帯電話を目の前に持ち上げたものの、力が抜けて顔の上に落とすという間抜けな行動をとっていた。
「Ouch! 」
「何、やっているんだ……」
朝から笑かせてくれる。五十嵐は呆れて軽く本田の頬にキスを落とすと、いつものように珈琲を淹れるべくベッドを降りた。
本田がこの家に移ってきて10日。4日前の休みには元の部屋に残っていた彼の荷物を全て引き上げて、あっさりと引っ越しは完了した。
「ルームメイトみたいなものだから」
渋る本田を説き伏せて、管理会社に退去の連絡も入れさせた。大きな荷物──といっても寝具だけだけど、それらも全て処分した。今月末に契約が切れたら、名実ともに同居のスタートだ。
「今日は病院に泊まりだよ」
五十嵐の淹れた珈琲を飲みながらメールのチェックをして、出勤の時間が迫ればウォークインクローゼットに姿を消す。本田の行動はいつも規則正しい。
すっかり身支度を整えた本田が寝室から戻ってきて、カップに残っていた珈琲を一気に呷った。
「泊まり? 珍しいな。宿直はないんじゃなかったのか?」
以前、確か免除されていると言っていたはずだ。
「普段はね。でも今日は3件、手術の予定が入っているんだ。そのうち2件はシニア研修医の監督、指導だけど、1件だけ私が執刀するからね。その患者の経過観察も兼ねて、宿直を交代したんだ」
「へえ」
つまり本田が主治医になるということは、それだけ難しい手術か、もしくは患者がそれなりの地位にいる人物ということなのだろう。所詮病院も客商売なので、金と力のある人間に是非にと要求されたら拒めない。しかも本田の病院は特別個室のあるセレブ御用達の有名病院なので、これは仕方のないことだろう。
じゃあ今日はこの自社ビルとは別の場所にある、ホストクラブとナイトクラブも夜の営業時間中に見て回れるなと、五十嵐はぼんやり仕事の予定を立てた。本田と住むようになってからというもの、つい現場のことは逢坂に任せてばかりだったのでそろそろ煩い。
「気をつけてな」
「じゃ」と、いつものように軽やかにビジネスバックを背負って出勤する本田に声を掛け、五十嵐は腕を組んで壁に寄りかかったまま彼を見送った。
「へええ。ようやく本腰を入れて仕事をする気になったんですか? 今日は愛しの恋人が夜にいないから? それはそれは、素晴らしい心掛けですね」
ここ最近、会社の稼ぎ時間にまるで仕事をしなかった五十嵐をディスるように、逢坂は大仰に誉めてみせた。いちいち嫌味な男だなと、五十嵐はウンザリする。
「その代わり、この前の昼間の貸切パーティーは取り仕切っただろう」
「当たり前です。表に出て堂々と会社の代表を名乗れるのは貴方だけなんですから、もっと自覚を持ってください。私はあくまで裏方です」
「それに俺の営業のお陰で、ここ数ヶ月で随分VIPルームの新規客も増えた」
「ええ、ええ。そのおかげでこのところ、4階5階の部屋はほぼフル活動ですよ」
それのどこに文句があるんだと、五十嵐は目を眇める。
自社ビルの1階から3階まではバー。そして6階は従業員のシェアハウス。7階が五十嵐の住居と事務所。間の4階と5階は何かというと、住宅設備のショールームと偽ったレンタルルームだった。つまりヤリ部屋、VIP客だけが秘密裏に利用できるラブホテルなのだ。
酒を飲みにきた体で3階に上がり、そこで酒と食事を楽しんでから部屋に移動したり、3階を通り抜けてそのまま直行してもいい。
主な客は俳優や著名人、政治家といった社会的地位の高い、『淫行』がバレたら困る方々だ。マスコミも、浮気調査の探偵も全てシャットアウトするので、密かに重宝されていた。彼らハイエナは3階のVIPルームはおろか、2階の会員席にすら上がって来れないので、いくら外で待ち構えられていても、「ただ酒を飲んでいただけ」と言い訳が出来る。
「拓巳がウンザリしていましたよ。毎日使用済みのコンドームを掃除させられて」
少しだけ憐憫を滲ませた声で逢坂が従業員の近況を報告してくる。大学の建築学科に通っている白石拓巳は、6階のシェアルームに住んでいる一番の下っ端なので、何かとそういう雑用を押し付けられていた。
「何言っているんだアイツ。それぐらいやって当然だろう。今年は後半、卒論で忙しくなるから今のうちにいっぱい働かせてくださいって言い出したの、アイツだぞ。そのうえ院に進みたいからもう暫く面倒みてくれって、泣きついてきやがって」
「まあ、そうなんですけどね。ところで……」
いきなり。逢坂はニヤリと笑ったかと思うと、強引に話の矛先を変えてきた。今日の仕事は早々に終わらせたのか、目の前のノートパソコンを丁寧に閉じる。
「いきなり同棲なんて、やりますね。どうやってあの先生を落としたんです?」
「……同居だ」
効果はないと思いながらも、五十嵐は男の言葉を訂正した。「おや?」と片眉を上げる逢坂に、さらに念押しする。
「まだお互いに手探り状態だ。ルームメイトの範疇だよ」
「……それ、本気で言ってます? 私はてっきり、毎晩お愉しみかと……」
心底意外そうに、下品なことをさらりと言ってくれる。
もちろん五十嵐とて何もしていない訳ではない。キスは日常茶飯事になったし、少し濃いめの触り合いもする。だがいわゆる本番といわれるその先のことは、二人とも二の足を踏んでいた。
本田は単にそこまでの覚悟がまだ決まっていないし、そして五十嵐は、そんな本田を怖がらせたくなくて強引に手を出せないでいる。
「驚きました。まさかあの、『麻薬級のフェロモンを持つ男』とまで言わしめた貴方が? 貴方と同じ空間に二人で居て、自分から股を開かない女はこの世にいないとまで噂されていたのに? あの強烈なフェロモン、一体どこで無くしてきたんです?」
「お前、いい加減にそれを言うのをやめろ!」
その昔の恥ずかしい異名は、はっきりいって黒歴史だ。もういい加減、闇に葬りたい。五十嵐は苛立って、机をバンっと叩いた。
「だって仕方ないだろう。ショウは色々とまだ混乱しているし、とにかく時間が必要なんだ」
五十嵐にしたら率直な気持ちを白状したつもりだった。自分も男を相手にするのは初めてで、どうやって間を詰めればいいのか忖りかねている。
逢坂が少し考える素振りを見せて、諭すように口を開いた。
「だから言ったでしょう? あの手の男は大概鈍いって。同棲までしておいて、何おぼこぶっているんだか」
「男同士だからだ」
それを忘れるなと力説すれば、根っからのゲイである逢坂は「ふんっ」と鼻で笑った。
「そんなもの、ガッと押し倒して、なし崩しにとりあえず一発やればイチコロですよ。しょせん真面目な男なんてね、胃袋か、下半身を掴んだらこっちのモノなんですから。何だったら私が貴方に、男同士のイロハを手取り足取り丁寧に教えて差し上げましょうか?」
「断る!」
絶対に要らない!
五十嵐はもう口も聞きたくないと、少しばかり体を捻って視界から逢坂を排除し、苛々と自分の仕事に戻った。
ここ数日ですっかり馴染んだ温もりが傍らにないだけで、まさかこんなに物足りなく感じるなんて思いもしなかった。
『何してる?』
『まだ起きてんだ?』
『今はちょっと落ち着いていて、クッキー食べてる。何とかおばさんの』
『忙しいのか?』
『それなりに』
『さっき酔っ払いの縫合した』
今日気象庁が例年より早めの梅雨入り宣言をした。その予想通り、窓の外ではしとしとと雨が降っている。
離れ離れで過ごす夜は意外に長く。ふとした瞬間に、人の気配が周りにあっても寂しさを覚えてしまう。
『圭吾は?』
『今?』
『店の営業状態を見て回っている』
『仕事?』
『こんな遅くに?』
『クラブだから夜しかオープンしてない』
『夜10時から5時。朝の』
『そうなんだ』
『仮眠しなくていいのか?』
『今日は何時に帰ってくる?』
『多分お昼頃』
『けいg』
.
.
.
『また急患だ。行ってくる』
夜明けまであと2時間ほど。
まさか自分がこんな気持ちになるなんて。
早く会いたいな……と、心の底から思った。
隣で寄り添うように眠っていた温もりが、ごそりと動く。
「ん……」
少し骨ばった細くて長い指が、ふらふらとベッド傍に置かれたアイアンウッドチェアに伸びていく。鳴り続ける携帯電話を胸に抱いて数秒、アラームを止めようと彷徨うだけの指を押し除けて、五十嵐が横からストップボタンを押した。
AM 6:45
壁に掛かった、まるでネオンサインのように見えるLEDのデジタル時計が、今の時間を白い光で知らせている。
随分早起きになったものだなと、五十嵐は手のひらで目元を擦りながら半身を起こした。
朝、なかなかに寝穢い本田は、メールをチェックするべき使命感と、まだ微睡んでいたいという誘惑との狭間で揺れ動いているようだ。携帯電話を目の前に持ち上げたものの、力が抜けて顔の上に落とすという間抜けな行動をとっていた。
「Ouch! 」
「何、やっているんだ……」
朝から笑かせてくれる。五十嵐は呆れて軽く本田の頬にキスを落とすと、いつものように珈琲を淹れるべくベッドを降りた。
本田がこの家に移ってきて10日。4日前の休みには元の部屋に残っていた彼の荷物を全て引き上げて、あっさりと引っ越しは完了した。
「ルームメイトみたいなものだから」
渋る本田を説き伏せて、管理会社に退去の連絡も入れさせた。大きな荷物──といっても寝具だけだけど、それらも全て処分した。今月末に契約が切れたら、名実ともに同居のスタートだ。
「今日は病院に泊まりだよ」
五十嵐の淹れた珈琲を飲みながらメールのチェックをして、出勤の時間が迫ればウォークインクローゼットに姿を消す。本田の行動はいつも規則正しい。
すっかり身支度を整えた本田が寝室から戻ってきて、カップに残っていた珈琲を一気に呷った。
「泊まり? 珍しいな。宿直はないんじゃなかったのか?」
以前、確か免除されていると言っていたはずだ。
「普段はね。でも今日は3件、手術の予定が入っているんだ。そのうち2件はシニア研修医の監督、指導だけど、1件だけ私が執刀するからね。その患者の経過観察も兼ねて、宿直を交代したんだ」
「へえ」
つまり本田が主治医になるということは、それだけ難しい手術か、もしくは患者がそれなりの地位にいる人物ということなのだろう。所詮病院も客商売なので、金と力のある人間に是非にと要求されたら拒めない。しかも本田の病院は特別個室のあるセレブ御用達の有名病院なので、これは仕方のないことだろう。
じゃあ今日はこの自社ビルとは別の場所にある、ホストクラブとナイトクラブも夜の営業時間中に見て回れるなと、五十嵐はぼんやり仕事の予定を立てた。本田と住むようになってからというもの、つい現場のことは逢坂に任せてばかりだったのでそろそろ煩い。
「気をつけてな」
「じゃ」と、いつものように軽やかにビジネスバックを背負って出勤する本田に声を掛け、五十嵐は腕を組んで壁に寄りかかったまま彼を見送った。
「へええ。ようやく本腰を入れて仕事をする気になったんですか? 今日は愛しの恋人が夜にいないから? それはそれは、素晴らしい心掛けですね」
ここ最近、会社の稼ぎ時間にまるで仕事をしなかった五十嵐をディスるように、逢坂は大仰に誉めてみせた。いちいち嫌味な男だなと、五十嵐はウンザリする。
「その代わり、この前の昼間の貸切パーティーは取り仕切っただろう」
「当たり前です。表に出て堂々と会社の代表を名乗れるのは貴方だけなんですから、もっと自覚を持ってください。私はあくまで裏方です」
「それに俺の営業のお陰で、ここ数ヶ月で随分VIPルームの新規客も増えた」
「ええ、ええ。そのおかげでこのところ、4階5階の部屋はほぼフル活動ですよ」
それのどこに文句があるんだと、五十嵐は目を眇める。
自社ビルの1階から3階まではバー。そして6階は従業員のシェアハウス。7階が五十嵐の住居と事務所。間の4階と5階は何かというと、住宅設備のショールームと偽ったレンタルルームだった。つまりヤリ部屋、VIP客だけが秘密裏に利用できるラブホテルなのだ。
酒を飲みにきた体で3階に上がり、そこで酒と食事を楽しんでから部屋に移動したり、3階を通り抜けてそのまま直行してもいい。
主な客は俳優や著名人、政治家といった社会的地位の高い、『淫行』がバレたら困る方々だ。マスコミも、浮気調査の探偵も全てシャットアウトするので、密かに重宝されていた。彼らハイエナは3階のVIPルームはおろか、2階の会員席にすら上がって来れないので、いくら外で待ち構えられていても、「ただ酒を飲んでいただけ」と言い訳が出来る。
「拓巳がウンザリしていましたよ。毎日使用済みのコンドームを掃除させられて」
少しだけ憐憫を滲ませた声で逢坂が従業員の近況を報告してくる。大学の建築学科に通っている白石拓巳は、6階のシェアルームに住んでいる一番の下っ端なので、何かとそういう雑用を押し付けられていた。
「何言っているんだアイツ。それぐらいやって当然だろう。今年は後半、卒論で忙しくなるから今のうちにいっぱい働かせてくださいって言い出したの、アイツだぞ。そのうえ院に進みたいからもう暫く面倒みてくれって、泣きついてきやがって」
「まあ、そうなんですけどね。ところで……」
いきなり。逢坂はニヤリと笑ったかと思うと、強引に話の矛先を変えてきた。今日の仕事は早々に終わらせたのか、目の前のノートパソコンを丁寧に閉じる。
「いきなり同棲なんて、やりますね。どうやってあの先生を落としたんです?」
「……同居だ」
効果はないと思いながらも、五十嵐は男の言葉を訂正した。「おや?」と片眉を上げる逢坂に、さらに念押しする。
「まだお互いに手探り状態だ。ルームメイトの範疇だよ」
「……それ、本気で言ってます? 私はてっきり、毎晩お愉しみかと……」
心底意外そうに、下品なことをさらりと言ってくれる。
もちろん五十嵐とて何もしていない訳ではない。キスは日常茶飯事になったし、少し濃いめの触り合いもする。だがいわゆる本番といわれるその先のことは、二人とも二の足を踏んでいた。
本田は単にそこまでの覚悟がまだ決まっていないし、そして五十嵐は、そんな本田を怖がらせたくなくて強引に手を出せないでいる。
「驚きました。まさかあの、『麻薬級のフェロモンを持つ男』とまで言わしめた貴方が? 貴方と同じ空間に二人で居て、自分から股を開かない女はこの世にいないとまで噂されていたのに? あの強烈なフェロモン、一体どこで無くしてきたんです?」
「お前、いい加減にそれを言うのをやめろ!」
その昔の恥ずかしい異名は、はっきりいって黒歴史だ。もういい加減、闇に葬りたい。五十嵐は苛立って、机をバンっと叩いた。
「だって仕方ないだろう。ショウは色々とまだ混乱しているし、とにかく時間が必要なんだ」
五十嵐にしたら率直な気持ちを白状したつもりだった。自分も男を相手にするのは初めてで、どうやって間を詰めればいいのか忖りかねている。
逢坂が少し考える素振りを見せて、諭すように口を開いた。
「だから言ったでしょう? あの手の男は大概鈍いって。同棲までしておいて、何おぼこぶっているんだか」
「男同士だからだ」
それを忘れるなと力説すれば、根っからのゲイである逢坂は「ふんっ」と鼻で笑った。
「そんなもの、ガッと押し倒して、なし崩しにとりあえず一発やればイチコロですよ。しょせん真面目な男なんてね、胃袋か、下半身を掴んだらこっちのモノなんですから。何だったら私が貴方に、男同士のイロハを手取り足取り丁寧に教えて差し上げましょうか?」
「断る!」
絶対に要らない!
五十嵐はもう口も聞きたくないと、少しばかり体を捻って視界から逢坂を排除し、苛々と自分の仕事に戻った。
ここ数日ですっかり馴染んだ温もりが傍らにないだけで、まさかこんなに物足りなく感じるなんて思いもしなかった。
『何してる?』
『まだ起きてんだ?』
『今はちょっと落ち着いていて、クッキー食べてる。何とかおばさんの』
『忙しいのか?』
『それなりに』
『さっき酔っ払いの縫合した』
今日気象庁が例年より早めの梅雨入り宣言をした。その予想通り、窓の外ではしとしとと雨が降っている。
離れ離れで過ごす夜は意外に長く。ふとした瞬間に、人の気配が周りにあっても寂しさを覚えてしまう。
『圭吾は?』
『今?』
『店の営業状態を見て回っている』
『仕事?』
『こんな遅くに?』
『クラブだから夜しかオープンしてない』
『夜10時から5時。朝の』
『そうなんだ』
『仮眠しなくていいのか?』
『今日は何時に帰ってくる?』
『多分お昼頃』
『けいg』
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『また急患だ。行ってくる』
夜明けまであと2時間ほど。
まさか自分がこんな気持ちになるなんて。
早く会いたいな……と、心の底から思った。
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