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開けてはいけない真実の扉⑥
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「教授が出て行った後、空さんさ…泣いてたんだよね。私のせいかな?私が教授を好きだって言ったから、空さんはあんなに頑なに教授を拒んでるのかな?」
自分を責めている美咲を見て、修治はこんな時、うまい言葉が言えない自分が腹立たしかった。
(教授なら、なんて言うだろうか?)
ふとそう脳裏に過って、小さく苦笑いを浮かべる。
両手で顔を覆い、俯いて泣いている美咲の頭に手を乗せると
「恋愛ってさ、誰が良いとか悪いとか…関係無いんじゃ無いの?教授が大好きな美咲も、空さんに惹かれる教授も、そんな教授を受け入れられないけど好きな空さんも…。誰も悪くないと思うよ」
修治はそう言って、夜空を見上げた。
普段暮らしている世界では、なかなか見ることの出来ない満点の星空。
大きな満月が、やけに悲しく青白く見えていたのは…こんな夜だからなのかもしれないと、修治はそう思っていた。
自分を責めている美咲を見て、修治はこんな時、うまい言葉が言えない自分が腹立たしかった。
(教授なら、なんて言うだろうか?)
ふとそう脳裏に過って、小さく苦笑いを浮かべる。
両手で顔を覆い、俯いて泣いている美咲の頭に手を乗せると
「恋愛ってさ、誰が良いとか悪いとか…関係無いんじゃ無いの?教授が大好きな美咲も、空さんに惹かれる教授も、そんな教授を受け入れられないけど好きな空さんも…。誰も悪くないと思うよ」
修治はそう言って、夜空を見上げた。
普段暮らしている世界では、なかなか見ることの出来ない満点の星空。
大きな満月が、やけに悲しく青白く見えていたのは…こんな夜だからなのかもしれないと、修治はそう思っていた。
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