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10章
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金色の髪が月光に照らされ淡く光っている。ぐったりとした様子で床に倒れ込んでいるその姿は、紛れもなくサイラスだった。
「大丈夫か!」
急いで駆け寄り、エドガーは彼を抱き起こした。息はある。エドガーの胸に安堵が広がった。しばらくすると、サイラスは薄っすらと目を開け、エドガーのことを認識したようだった。
「……エドガーか」
立ち上がろうとする彼を、エドガーは静止した。
「無理をするな。何があったんだ?」
サイラスは弱々しい笑いをその顔に浮かべる。
「工房再建のために、ここがどれだけ朽ちているか見積もりに来たんだが……体調が悪くなって、倒れてしまった」
「持病でもあるのか?」
心配そうに尋ねるエドガーに、サイラスは首を振った。
「いや、違う。……おそらくこれは精神的なものだ」
そう言って立ち上がろうとしたサイラスだったが、身体のバランスを崩してその場でつんのめってしまう。エドガーはそれを支えた。
「しばらくは動かない方がいいだろう」
周囲を見渡すと、その部屋には暖炉があった。松明をかざして確認すると、煤が乾いている。どうやら煙道の通気は生きているようで、まだ使えそうだ。
エドガーは周囲に散乱していた木材をかき集め、暖炉にくべて火をつけた。
暖炉に火がともると、工房の中が明るくなる。不気味な雰囲気が薄れ、ここがもともとは広い工房だったことがよく分かった。
エドガーはサイラスの肩を支えながら、彼を暖炉の近くに運んで座らせてやる。サイラスは抵抗するそぶりもなく、大人しくそれに従った。
しばらく、無言で暖炉の火を見つめているサイラス。オレンジ色の炎が彼の頬を照らし、その表情にかすかな陰影を作っている。エドガーはそんな彼の横顔をただじっと見つめていた。
やがてサイラスは、ようやく口を開いた。
「お前、この建物にかつて来たことがあるだろう。……覚えているか」
エドガーは頷く。
「ここには三年前、賊を退治しに来た時に来たことがある」
それを聞いてサイラスは力なく笑った。
「そうだろうな。そして、そこで賊たちに乱暴されてボロボロになっていた男を助けた」
その言葉を聞き、エドガーははっと思い出した。
確かにあの時、賊を退治するのと同時に、この建物の中で賊に捕らえられていた青年を助けた。まともな衣服を身に着けておらず、怯えたその様子から、彼が賊から何をされていたのかは一目瞭然だった。
エドガーは彼を不憫に思い、保護して領地まで送ってやったのだ。
その当時の青年のことを思い出しながら、エドガーはあることに気づく。
似ている。あの青年とサイラスは、よく似ているのだ。青年は身なりこそボロボロで汚らしかったが、その顔は美しく、今思えばサイラスにそっくりだった。
そこまで思い至り、エドガーは心臓の鼓動が早くなるのを感じた。まさか、という思いが駆け巡る。
恐る恐る、その事実を確認した。
「貴方は……あの時、賊に捕らえられていた青年なのか」
サイラスはただ、そうだと肯定した。
衝撃を受けて、エドガーは言葉を失った。
暖炉にくべた火がぱちぱちと音を立てて燃えている。静寂が二人を包んだ。
エドガーはサイラスに声をかけようとして、結局、何も話せなかった。サイラスから聞かされた事実に驚き、何を話しかけていいか分からなかったからだ。
しばらくしてサイラスが口を開く。
「当時、私はこの領地にたまたま帰郷していた。父親に相手にされないことに腹を立ててね。フラフラと無防備に歩いていたところを、賊に見つかり拉致されたんだ」
暖炉に木を無造作に投げ入れながら、さらに続ける。炎が一瞬大きく舞い上がり、彼の顔を明るく照らした。
「自分が領主の息子だと気づいた彼らは、当然のように父に身代金を要求した。しかし、そのことに私は安堵した。身代金さえ払われれば、自分は賊たちから解放されるだろうと思ったからな」
そこまで話した後、サイラスは薪をくべる手を止めた。炎が少し小さくなり、影が長く伸びる。
「だが、父は身代金を支払わなかった。金を得られなかった賊たちは激高し、自分を用済みだとして殺そうとしてきた」
「どうして先代領主は身代金を支払わなかったんだ?」
エドガーの疑問に、サイラスはさも当然といった様子で答える。
「そりゃあ、父は民に慕われた立派な領主様だったからな。不肖の息子を助けるために、賊に金をむざむざ渡すなんて愚かな真似はしなかったんだろうさ」
その答えを聞いて、エドガーの心に激しい憤りが溢れ出した。
賊に捕らえられ命の危機に瀕していた自分の息子を、あの立派な領主は、民のため、大義のためという名目で見捨てたのだ。
その時、サイラスはどんな思いでその事実を聞いたのだろう。父親に二重に拒絶されたその瞬間の、絶望と孤独は、いかほどばかりだったのだろうか。
そのことを思い、胸が締め付けられるような共感を覚える。
サイラスは両手を軽く上げ、わざと明るい声で続きを話した。
「しかし、私はむざむざ殺されたくはなかったのでね。賊にあらゆる手で媚び、命を繋いだ。幸いにも、私は男を相手にするのは得意だったからな。賊たちを誘惑し、彼らの肉棒を口に咥え、後ろの穴を彼らの好きに使わせてやった。単純なあいつらはすぐに私の虜になった。お陰で私は、あの環境の中で生き延びることができた」
彼の口調はあっけらかんとしていたが、エドガーにはその節々に、痛々しく残るサイラスの心の傷を感じて息が詰まった。
エドガーはサイラスの肩を静かに抱き寄せてやる。サイラスはそれに抵抗することなく、静かにエドガーの肩に頭をもたげた。
「……平気なつもりだったんだ。当時のことは生き残るため、致し方ないことだったのだと。でも、工房再建のためにここに改めて訪れて、思い知った。自分は当時のことをいまだ乗り越えられていなかったのだと」
暖炉の火を見つめながら、サイラスは冷静に続ける。
「賊たちに捕らえられたこの部屋に立ち入った瞬間、激しい嫌悪感と頭痛を感じてね。気づいたら意識を失っていたようだ」
彼の告白を聞き終え、エドガーの心には激しい怒りが宿っていた。
怒りの矛先は、こんな繊細で父の愛を求めていた息子を、無情にも見捨てた先代領主に対してだった。
確かに、彼は領民からすれば素晴らしい領主だったのかもしれない。だが、そんなことは関係ない。彼は息子のため、すぐにでも手を差し伸べてやるべきだったのだ。そうすれば、彼はここまで傷つくことはなかったのに。
ここまで考えて、エドガーは思い至った。
(……だが、それは自分にも言えることだ)
今、こうして自分がサイラスの最も近い場所にいるのは、サイラスが課した「契約」で繋がれているからに過ぎない。
加えて、自分はかつて受けた裏切りの傷から身を守るため、故意にサイラスとの関係に一線を引こうとしていたではないか。情が移ることを恐れ、深い関わりを避けていたのは、他でもない自分自身だ。
胸の奥が苦しくなる。
──己の保身を優先した行為を、これ以上続けることはできない。
エドガーの脳裏に、かつて自分を裏切った人たちの顔が浮かぶ。かつての主君に、結婚するはずだった婚約者。その両者に裏切られた時の苦しみが、思い出すだけでまるで昨日の出来事のようにエドガーの胸を苦しめる。
また裏切られるかもしれない。再び深く傷つくことになるかもしれない。
だが、そんなことはもう気にしていられない。
サイラスを守りたい。傷つきながらも前を向こうとする彼の健気な姿を、ただ傍で支えたい。そんな想いが、エドガーの中で抑えようもなく大きくなっていく。
だが、自分はサイラスと「契約」で繋がっているだけの身だ。それが終われば彼との関係はなくなってしまうだろう。
彼との契約期間は、あと数週間ほどしかない。
(それでも……その僅かな期間だけでもせめて、彼の傍に)
そう思いながら、改めてサイラスの手を強く握りしめる。その手は思ったより冷たく、エドガーは無意識にその手を両手で包み込んでいた。
すると、それに気づいたサイラスはいつもの調子で口を開いた。
「どうした、人肌が恋しくなったのか?」
からかうような声音。けれど、その瞳の奥には、どこか頼りなげな影が差していた。
エドガーは手を離さず、静かに答える。
「今は夜も更けています。外を歩くのは危険です。今日は……このままここで夜を明かしましょう」
「……そうだな」
サイラスは小さくうなずき、再び火の灯る暖炉を見つめる。橙の光が頬を染め、横顔を温かく照らしていた。──まるで、いつもの夕暮れ時のように。
「……なあ、エドガー」
「どうしました?」
「いま、この場で、私を抱いてくれないか」
「サイラス様……」
サイラスの頼みを聞き、エドガーは一瞬の躊躇いを見せた。
「貴方の体調のことを考えると、今は……」
「よいのだ」
サイラスは遮るように、かぶりを振る。
「この場所には……嫌な思い出が多すぎてね。それを、少しでも忘れたいんだ。……頼めるか」
エドガーは返す言葉を失い、しばし彼を見つめた。
彼の瞳はいつもになく、切実な感情を帯びている。
──なら、拒む理由はない。
エドガーは彼の頬に触れ、その重い願いを抱きとめるように、静かに、ゆっくりと頷いた。
「大丈夫か!」
急いで駆け寄り、エドガーは彼を抱き起こした。息はある。エドガーの胸に安堵が広がった。しばらくすると、サイラスは薄っすらと目を開け、エドガーのことを認識したようだった。
「……エドガーか」
立ち上がろうとする彼を、エドガーは静止した。
「無理をするな。何があったんだ?」
サイラスは弱々しい笑いをその顔に浮かべる。
「工房再建のために、ここがどれだけ朽ちているか見積もりに来たんだが……体調が悪くなって、倒れてしまった」
「持病でもあるのか?」
心配そうに尋ねるエドガーに、サイラスは首を振った。
「いや、違う。……おそらくこれは精神的なものだ」
そう言って立ち上がろうとしたサイラスだったが、身体のバランスを崩してその場でつんのめってしまう。エドガーはそれを支えた。
「しばらくは動かない方がいいだろう」
周囲を見渡すと、その部屋には暖炉があった。松明をかざして確認すると、煤が乾いている。どうやら煙道の通気は生きているようで、まだ使えそうだ。
エドガーは周囲に散乱していた木材をかき集め、暖炉にくべて火をつけた。
暖炉に火がともると、工房の中が明るくなる。不気味な雰囲気が薄れ、ここがもともとは広い工房だったことがよく分かった。
エドガーはサイラスの肩を支えながら、彼を暖炉の近くに運んで座らせてやる。サイラスは抵抗するそぶりもなく、大人しくそれに従った。
しばらく、無言で暖炉の火を見つめているサイラス。オレンジ色の炎が彼の頬を照らし、その表情にかすかな陰影を作っている。エドガーはそんな彼の横顔をただじっと見つめていた。
やがてサイラスは、ようやく口を開いた。
「お前、この建物にかつて来たことがあるだろう。……覚えているか」
エドガーは頷く。
「ここには三年前、賊を退治しに来た時に来たことがある」
それを聞いてサイラスは力なく笑った。
「そうだろうな。そして、そこで賊たちに乱暴されてボロボロになっていた男を助けた」
その言葉を聞き、エドガーははっと思い出した。
確かにあの時、賊を退治するのと同時に、この建物の中で賊に捕らえられていた青年を助けた。まともな衣服を身に着けておらず、怯えたその様子から、彼が賊から何をされていたのかは一目瞭然だった。
エドガーは彼を不憫に思い、保護して領地まで送ってやったのだ。
その当時の青年のことを思い出しながら、エドガーはあることに気づく。
似ている。あの青年とサイラスは、よく似ているのだ。青年は身なりこそボロボロで汚らしかったが、その顔は美しく、今思えばサイラスにそっくりだった。
そこまで思い至り、エドガーは心臓の鼓動が早くなるのを感じた。まさか、という思いが駆け巡る。
恐る恐る、その事実を確認した。
「貴方は……あの時、賊に捕らえられていた青年なのか」
サイラスはただ、そうだと肯定した。
衝撃を受けて、エドガーは言葉を失った。
暖炉にくべた火がぱちぱちと音を立てて燃えている。静寂が二人を包んだ。
エドガーはサイラスに声をかけようとして、結局、何も話せなかった。サイラスから聞かされた事実に驚き、何を話しかけていいか分からなかったからだ。
しばらくしてサイラスが口を開く。
「当時、私はこの領地にたまたま帰郷していた。父親に相手にされないことに腹を立ててね。フラフラと無防備に歩いていたところを、賊に見つかり拉致されたんだ」
暖炉に木を無造作に投げ入れながら、さらに続ける。炎が一瞬大きく舞い上がり、彼の顔を明るく照らした。
「自分が領主の息子だと気づいた彼らは、当然のように父に身代金を要求した。しかし、そのことに私は安堵した。身代金さえ払われれば、自分は賊たちから解放されるだろうと思ったからな」
そこまで話した後、サイラスは薪をくべる手を止めた。炎が少し小さくなり、影が長く伸びる。
「だが、父は身代金を支払わなかった。金を得られなかった賊たちは激高し、自分を用済みだとして殺そうとしてきた」
「どうして先代領主は身代金を支払わなかったんだ?」
エドガーの疑問に、サイラスはさも当然といった様子で答える。
「そりゃあ、父は民に慕われた立派な領主様だったからな。不肖の息子を助けるために、賊に金をむざむざ渡すなんて愚かな真似はしなかったんだろうさ」
その答えを聞いて、エドガーの心に激しい憤りが溢れ出した。
賊に捕らえられ命の危機に瀕していた自分の息子を、あの立派な領主は、民のため、大義のためという名目で見捨てたのだ。
その時、サイラスはどんな思いでその事実を聞いたのだろう。父親に二重に拒絶されたその瞬間の、絶望と孤独は、いかほどばかりだったのだろうか。
そのことを思い、胸が締め付けられるような共感を覚える。
サイラスは両手を軽く上げ、わざと明るい声で続きを話した。
「しかし、私はむざむざ殺されたくはなかったのでね。賊にあらゆる手で媚び、命を繋いだ。幸いにも、私は男を相手にするのは得意だったからな。賊たちを誘惑し、彼らの肉棒を口に咥え、後ろの穴を彼らの好きに使わせてやった。単純なあいつらはすぐに私の虜になった。お陰で私は、あの環境の中で生き延びることができた」
彼の口調はあっけらかんとしていたが、エドガーにはその節々に、痛々しく残るサイラスの心の傷を感じて息が詰まった。
エドガーはサイラスの肩を静かに抱き寄せてやる。サイラスはそれに抵抗することなく、静かにエドガーの肩に頭をもたげた。
「……平気なつもりだったんだ。当時のことは生き残るため、致し方ないことだったのだと。でも、工房再建のためにここに改めて訪れて、思い知った。自分は当時のことをいまだ乗り越えられていなかったのだと」
暖炉の火を見つめながら、サイラスは冷静に続ける。
「賊たちに捕らえられたこの部屋に立ち入った瞬間、激しい嫌悪感と頭痛を感じてね。気づいたら意識を失っていたようだ」
彼の告白を聞き終え、エドガーの心には激しい怒りが宿っていた。
怒りの矛先は、こんな繊細で父の愛を求めていた息子を、無情にも見捨てた先代領主に対してだった。
確かに、彼は領民からすれば素晴らしい領主だったのかもしれない。だが、そんなことは関係ない。彼は息子のため、すぐにでも手を差し伸べてやるべきだったのだ。そうすれば、彼はここまで傷つくことはなかったのに。
ここまで考えて、エドガーは思い至った。
(……だが、それは自分にも言えることだ)
今、こうして自分がサイラスの最も近い場所にいるのは、サイラスが課した「契約」で繋がれているからに過ぎない。
加えて、自分はかつて受けた裏切りの傷から身を守るため、故意にサイラスとの関係に一線を引こうとしていたではないか。情が移ることを恐れ、深い関わりを避けていたのは、他でもない自分自身だ。
胸の奥が苦しくなる。
──己の保身を優先した行為を、これ以上続けることはできない。
エドガーの脳裏に、かつて自分を裏切った人たちの顔が浮かぶ。かつての主君に、結婚するはずだった婚約者。その両者に裏切られた時の苦しみが、思い出すだけでまるで昨日の出来事のようにエドガーの胸を苦しめる。
また裏切られるかもしれない。再び深く傷つくことになるかもしれない。
だが、そんなことはもう気にしていられない。
サイラスを守りたい。傷つきながらも前を向こうとする彼の健気な姿を、ただ傍で支えたい。そんな想いが、エドガーの中で抑えようもなく大きくなっていく。
だが、自分はサイラスと「契約」で繋がっているだけの身だ。それが終われば彼との関係はなくなってしまうだろう。
彼との契約期間は、あと数週間ほどしかない。
(それでも……その僅かな期間だけでもせめて、彼の傍に)
そう思いながら、改めてサイラスの手を強く握りしめる。その手は思ったより冷たく、エドガーは無意識にその手を両手で包み込んでいた。
すると、それに気づいたサイラスはいつもの調子で口を開いた。
「どうした、人肌が恋しくなったのか?」
からかうような声音。けれど、その瞳の奥には、どこか頼りなげな影が差していた。
エドガーは手を離さず、静かに答える。
「今は夜も更けています。外を歩くのは危険です。今日は……このままここで夜を明かしましょう」
「……そうだな」
サイラスは小さくうなずき、再び火の灯る暖炉を見つめる。橙の光が頬を染め、横顔を温かく照らしていた。──まるで、いつもの夕暮れ時のように。
「……なあ、エドガー」
「どうしました?」
「いま、この場で、私を抱いてくれないか」
「サイラス様……」
サイラスの頼みを聞き、エドガーは一瞬の躊躇いを見せた。
「貴方の体調のことを考えると、今は……」
「よいのだ」
サイラスは遮るように、かぶりを振る。
「この場所には……嫌な思い出が多すぎてね。それを、少しでも忘れたいんだ。……頼めるか」
エドガーは返す言葉を失い、しばし彼を見つめた。
彼の瞳はいつもになく、切実な感情を帯びている。
──なら、拒む理由はない。
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