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#6 宿星の五人
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平塚の車で十分ぐらい揺れられた後、ようやく例の廃病院についた。
車輪が回るのをやめたところで、白夜は助手席のドアを開ける。雪音も平塚に一言お礼を言って、白夜に続いて後部座席のドアを開けた。
「平塚、お前はどうする?」
車を降り、地面に足をつけた白夜は平塚に問うた。
いつもの殴り込みなら彼は車内で煙草をふかして待っているのだが、今回の場合は"殴り込みに対する報復とケジメ"という体の殴り込みだ。扱いが違う。
白夜の言葉を聞いた平塚はハンドルに肘をつけ、胸ポケットから煙草を取り出して火をつけた。そしてそれを銜えて――同乗していた雪音に配慮して走行中はふかさなかったのだろう――静かに告げる。
「俺ぁ娘んとこ向かうわ。俺の情報が割れてんなら俺の娘の方にも手が及んでるかもしれねぇ。安全な公共機関の中にいるとはいえ、万が一があるからな」
平塚の娘は白夜よりも一つ上。何度か会ったことがあるけれど、白夜たちとは違って表の世界で生きている普通の人だった。こちらの事情もあまり知らないみたいだったし、白夜も平塚のことを考慮して、あまり深くは関わらないようにしていた。
白夜は了解の意志表示としてうなずくと、ドアを閉めようとする。けれどそれよりも先に平塚の口が動いた。
「あのよ、白夜……」
「……?」
何かを言いたそうに平塚は口籠った。口に銜えた煙草の灰がパラパラと落ちていく。
「そろそろ……お前も……」
目の前のハンドルに視線を下げたまま、ぼそりと呟いた。
白夜もそれを黙ってみていたが、平塚はふっと顔を上げると「何でもねぇ」と白夜に笑いかけた。
「積もる話は後だ。とりあえず、俺は愛娘のとこに行ってくるよ」
「……ああ」
白夜も平塚に笑い返してドアを閉めた。
平塚はドアの窓越しに左手で白夜に合図すると、そのまま走り去っていった。白夜は小さく息を吐いて、小さくなっていく平塚の車を見つめる。
――平塚が言いかけていたことが、なんとなく分かった気がした。だからこそ、元々不安定な足場がさらに傾いた気がして、白夜は起こるはずのない眩暈をかみしめる。
「娘さん、がいるんですか」
ふと、後ろから雪音が歩いてきた。白夜は彼女に振り返って、じっと彼女を見つめる。
彼女は異能力者だ。そして平塚のピンチを救ってくれた恩人である。
が、しかし同時に衛星の事件――"妖星墜落"に白夜が思いっきり関わっていたことを知る人物でもある。信用と疑義、白夜はその二つを雪音から感じていた。
それを踏まえつつ、白夜は答える。
「そうだね。俺よりも一個上。平塚さんの愛娘でこっちの世界へは決して関わらせないようにしてる」
「……そうですか」
雪音は目を伏せて、どこか元気なく相槌をうった。
白夜はそれを見逃さない。彼女が白夜の前に現れてから初めて陰のある表情を見せた。それは一瞬の変化に過ぎなかったが。
その暗い部分が信用や疑義を問うための材料になることはほとんどなさそうだけれど、白夜はその表情にどこか既視感――否、親近感があった。
それもそのはずだ。その表情は、彼女の口から"衛星"という単語が出た時に白夜が見せた表情と瓜二つだったのだから。
「……なあ」
白夜の声掛けに雪音は彼の瞳をじっと見る。
「今なら俺たちしかいない。さっきは平塚がいたからああ言ったが、仕事前にはっきりしておきたいんだ」
「……なるほど」
白夜の言いたいことは雪音も分かっているはずだ。言うまでもないが、雪音が白夜を尋ねにきた理由のこと。
「……」
――衛星に地をつけた、と雪音は白夜のことをそう表現した。衛星とは"軌骸妖星イデア"のこと。そしてそこに場所に足をつけられた人物というのは、"イデアを発現させた首謀者"と、"妖星墜落"を起こし、妖星を墜落させた五人の異能力者。
と、それが一部の異能力者の中で認識されている真実だ。そしてその"五人"の中に白夜は含まれていない。
白夜はゆっくりと口を開いた。
「異能力者にしか目視ができなかった"軌骸妖星イデア"。あの衛星を墜としたのは五人の異能力者――今は宿星の五人って呼ばれてる連中のことになってるはずだ」
「えぇ、そうです。"妖星墜落"を起こしたのは五人という体裁になっています」
体裁。
白夜は黙って雪音の言葉に耳を傾ける。
「――並程度の情報通は、"六人目"と"七人目"の異能力者がいたことを知らないでしょうね」
「……」
"六人目"と"七人目"――その隠されたの真実に触れた雪音の瞳は鋭く白夜を映した。
そう、白夜は実際に妖星へ登り詰めたのだ。宿星の五人の"六人目"として。
瞼の裏に薄っすらとあの時の光景が浮かんだ気がして、白夜は視線を泳がせる。その光景の中に、すでに懐かしい思い出の一部となりつつある、字の背中が見えた気がした。
雪音は六人目だけでなく、七人目もいると発言した。つまり彼女は六人目だけでなく、七人目のことを把握しているのだろう。白夜が彼の保護者みたいな存在であった字と共に軌骸妖星に降り立ったことも、そこで何があったのかも。
ならば白夜に対する用というのも、妖星に関することだろう。白夜は無意識下で自然と鋭くなった瞳で雪音を見返す。あの事件の事は思い出されるだけでも白夜の心拍数が跳ね上げた。
そんな白夜の強い視線にも動じず、雪音は続ける。
「宿星の五人――私は貴方がその"いるはずのない"六人目であることを踏まえて、お願いにきました」
「……お願い、か」
「ええ」
雪音が白夜の方へ一歩踏み出した。
雪音と白夜の、それぞれの意思が籠った視線が交差する。どちらも強い意志であったのは確かだが、白夜のそれは"恐れ"であり、対照的に雪音のそれは"希望"だった。
「私の姉を救うのを手伝ってほしい」
「……姉?」
想定していた願いとは違う言葉に、思わず白夜は目を丸くした。
真剣な眼差しから告げられた一言というのは、考えていたよりあまりにも普遍的だった。
妖星墜落事件の清算でもしにきたのか、と身構えていた白夜は不意を突かれた思いをする。同時に肩の荷が下りて全身の強張った筋肉が緩んだ気がした。
そんな風に、トラウマを身構えて鋭かった白夜の瞳が呆気なく緩んだので、雪音の気も削がれたのだろうか。多少なりとさっきよりも穏やかな口調で言った。
「……どうしました? 狼狽えた……というよりは、安心したように見えますが」
「……」
目を細めて、どこか疑り深い様子な雪音を前に、白夜は面食らった。直後、今まで凍りかけていた情緒が一気に溶けて、思わず噴き出してしまった。
「いや、ごめん……。俺、君があの事件の清算に来たのかと思ってて……。考えるだけで嫌な汗が噴き出てくるぐらいにはトラウマになっててね。その話をされるとばかり……」
「トラウマ、ですか」
取り越し苦労、といった具合に力なく笑う白夜を雪音はじっと見つめた。
そして次の瞬間、安心していた白夜を言葉で刺した。
「そのトラウマというは、"呪い"に罹ったことも影響しているんですか?」
「――」
「……っ!」
キュっと心臓を掴まれた感覚――白夜は反射的に雪音へと本気の殺気を浴びせた。雪音を見下ろし睨むその瞳には、人を圧死させることができるかもしれない程の憎悪が込められている。
雪音はその殺気に呑まれ、思わず見えない圧を腕で防御しつつ数歩後退した。
数秒後、白夜は自分が彼女を威嚇していたことに気づいて、すぐにそれを止める。それから真っすぐで淀んだ瞳に雪音を映しつつ、口を開いた。
「"呪い"のことまで知ってんのか」
「……ええ。今回のお願いは、その"呪い"が大いに関係していますから」
目を伏せ表情を陰らせた雪音の言葉に、白夜は噛み締めた。
軌骸妖星"イデア"を落としたとされる五人の異能力者が、宿星の五人と名付けられた理由。類稀ない強力な異能を駆使して、イデアを落とした功績によるところもある。
が、それだけでは半分だ。
"宿星"という言葉は"運命"の意味を持つ。そう、彼らは妖星に魅入られ、運命付けられてしまったのだ。
――"呪い"という宿星を。
「妖星と共に朽ちた軌骸王。妖星イデアを空に打ち上げたその人物は、妖星と共に息絶える寸前にその場にいた五人――いや、七人にそれぞれ呪いをかけたのでしょう? 貴方はよくご存じなはず」
「……あァそうだよ。俺も"呪い"に罹ったんだ。未来を蝕み腐らせる呪いにな。それが何だってんだ、お前らには関係ねえだろ」
「関係、あります」
自らに罹った"呪い"。自らも考えることを忌諱していた。それを掘り起こされ、再び荒みつつある白夜だったが、雪音も彼女でそれに構う余裕をなくしていた。
彼女は拳を握りしめ、震える唇で言ったのだった。
「呪いは貴方だけのものじゃない。あの場にいた全員に降りかかったんです。――例外なく、私の姉にも」
車輪が回るのをやめたところで、白夜は助手席のドアを開ける。雪音も平塚に一言お礼を言って、白夜に続いて後部座席のドアを開けた。
「平塚、お前はどうする?」
車を降り、地面に足をつけた白夜は平塚に問うた。
いつもの殴り込みなら彼は車内で煙草をふかして待っているのだが、今回の場合は"殴り込みに対する報復とケジメ"という体の殴り込みだ。扱いが違う。
白夜の言葉を聞いた平塚はハンドルに肘をつけ、胸ポケットから煙草を取り出して火をつけた。そしてそれを銜えて――同乗していた雪音に配慮して走行中はふかさなかったのだろう――静かに告げる。
「俺ぁ娘んとこ向かうわ。俺の情報が割れてんなら俺の娘の方にも手が及んでるかもしれねぇ。安全な公共機関の中にいるとはいえ、万が一があるからな」
平塚の娘は白夜よりも一つ上。何度か会ったことがあるけれど、白夜たちとは違って表の世界で生きている普通の人だった。こちらの事情もあまり知らないみたいだったし、白夜も平塚のことを考慮して、あまり深くは関わらないようにしていた。
白夜は了解の意志表示としてうなずくと、ドアを閉めようとする。けれどそれよりも先に平塚の口が動いた。
「あのよ、白夜……」
「……?」
何かを言いたそうに平塚は口籠った。口に銜えた煙草の灰がパラパラと落ちていく。
「そろそろ……お前も……」
目の前のハンドルに視線を下げたまま、ぼそりと呟いた。
白夜もそれを黙ってみていたが、平塚はふっと顔を上げると「何でもねぇ」と白夜に笑いかけた。
「積もる話は後だ。とりあえず、俺は愛娘のとこに行ってくるよ」
「……ああ」
白夜も平塚に笑い返してドアを閉めた。
平塚はドアの窓越しに左手で白夜に合図すると、そのまま走り去っていった。白夜は小さく息を吐いて、小さくなっていく平塚の車を見つめる。
――平塚が言いかけていたことが、なんとなく分かった気がした。だからこそ、元々不安定な足場がさらに傾いた気がして、白夜は起こるはずのない眩暈をかみしめる。
「娘さん、がいるんですか」
ふと、後ろから雪音が歩いてきた。白夜は彼女に振り返って、じっと彼女を見つめる。
彼女は異能力者だ。そして平塚のピンチを救ってくれた恩人である。
が、しかし同時に衛星の事件――"妖星墜落"に白夜が思いっきり関わっていたことを知る人物でもある。信用と疑義、白夜はその二つを雪音から感じていた。
それを踏まえつつ、白夜は答える。
「そうだね。俺よりも一個上。平塚さんの愛娘でこっちの世界へは決して関わらせないようにしてる」
「……そうですか」
雪音は目を伏せて、どこか元気なく相槌をうった。
白夜はそれを見逃さない。彼女が白夜の前に現れてから初めて陰のある表情を見せた。それは一瞬の変化に過ぎなかったが。
その暗い部分が信用や疑義を問うための材料になることはほとんどなさそうだけれど、白夜はその表情にどこか既視感――否、親近感があった。
それもそのはずだ。その表情は、彼女の口から"衛星"という単語が出た時に白夜が見せた表情と瓜二つだったのだから。
「……なあ」
白夜の声掛けに雪音は彼の瞳をじっと見る。
「今なら俺たちしかいない。さっきは平塚がいたからああ言ったが、仕事前にはっきりしておきたいんだ」
「……なるほど」
白夜の言いたいことは雪音も分かっているはずだ。言うまでもないが、雪音が白夜を尋ねにきた理由のこと。
「……」
――衛星に地をつけた、と雪音は白夜のことをそう表現した。衛星とは"軌骸妖星イデア"のこと。そしてそこに場所に足をつけられた人物というのは、"イデアを発現させた首謀者"と、"妖星墜落"を起こし、妖星を墜落させた五人の異能力者。
と、それが一部の異能力者の中で認識されている真実だ。そしてその"五人"の中に白夜は含まれていない。
白夜はゆっくりと口を開いた。
「異能力者にしか目視ができなかった"軌骸妖星イデア"。あの衛星を墜としたのは五人の異能力者――今は宿星の五人って呼ばれてる連中のことになってるはずだ」
「えぇ、そうです。"妖星墜落"を起こしたのは五人という体裁になっています」
体裁。
白夜は黙って雪音の言葉に耳を傾ける。
「――並程度の情報通は、"六人目"と"七人目"の異能力者がいたことを知らないでしょうね」
「……」
"六人目"と"七人目"――その隠されたの真実に触れた雪音の瞳は鋭く白夜を映した。
そう、白夜は実際に妖星へ登り詰めたのだ。宿星の五人の"六人目"として。
瞼の裏に薄っすらとあの時の光景が浮かんだ気がして、白夜は視線を泳がせる。その光景の中に、すでに懐かしい思い出の一部となりつつある、字の背中が見えた気がした。
雪音は六人目だけでなく、七人目もいると発言した。つまり彼女は六人目だけでなく、七人目のことを把握しているのだろう。白夜が彼の保護者みたいな存在であった字と共に軌骸妖星に降り立ったことも、そこで何があったのかも。
ならば白夜に対する用というのも、妖星に関することだろう。白夜は無意識下で自然と鋭くなった瞳で雪音を見返す。あの事件の事は思い出されるだけでも白夜の心拍数が跳ね上げた。
そんな白夜の強い視線にも動じず、雪音は続ける。
「宿星の五人――私は貴方がその"いるはずのない"六人目であることを踏まえて、お願いにきました」
「……お願い、か」
「ええ」
雪音が白夜の方へ一歩踏み出した。
雪音と白夜の、それぞれの意思が籠った視線が交差する。どちらも強い意志であったのは確かだが、白夜のそれは"恐れ"であり、対照的に雪音のそれは"希望"だった。
「私の姉を救うのを手伝ってほしい」
「……姉?」
想定していた願いとは違う言葉に、思わず白夜は目を丸くした。
真剣な眼差しから告げられた一言というのは、考えていたよりあまりにも普遍的だった。
妖星墜落事件の清算でもしにきたのか、と身構えていた白夜は不意を突かれた思いをする。同時に肩の荷が下りて全身の強張った筋肉が緩んだ気がした。
そんな風に、トラウマを身構えて鋭かった白夜の瞳が呆気なく緩んだので、雪音の気も削がれたのだろうか。多少なりとさっきよりも穏やかな口調で言った。
「……どうしました? 狼狽えた……というよりは、安心したように見えますが」
「……」
目を細めて、どこか疑り深い様子な雪音を前に、白夜は面食らった。直後、今まで凍りかけていた情緒が一気に溶けて、思わず噴き出してしまった。
「いや、ごめん……。俺、君があの事件の清算に来たのかと思ってて……。考えるだけで嫌な汗が噴き出てくるぐらいにはトラウマになっててね。その話をされるとばかり……」
「トラウマ、ですか」
取り越し苦労、といった具合に力なく笑う白夜を雪音はじっと見つめた。
そして次の瞬間、安心していた白夜を言葉で刺した。
「そのトラウマというは、"呪い"に罹ったことも影響しているんですか?」
「――」
「……っ!」
キュっと心臓を掴まれた感覚――白夜は反射的に雪音へと本気の殺気を浴びせた。雪音を見下ろし睨むその瞳には、人を圧死させることができるかもしれない程の憎悪が込められている。
雪音はその殺気に呑まれ、思わず見えない圧を腕で防御しつつ数歩後退した。
数秒後、白夜は自分が彼女を威嚇していたことに気づいて、すぐにそれを止める。それから真っすぐで淀んだ瞳に雪音を映しつつ、口を開いた。
「"呪い"のことまで知ってんのか」
「……ええ。今回のお願いは、その"呪い"が大いに関係していますから」
目を伏せ表情を陰らせた雪音の言葉に、白夜は噛み締めた。
軌骸妖星"イデア"を落としたとされる五人の異能力者が、宿星の五人と名付けられた理由。類稀ない強力な異能を駆使して、イデアを落とした功績によるところもある。
が、それだけでは半分だ。
"宿星"という言葉は"運命"の意味を持つ。そう、彼らは妖星に魅入られ、運命付けられてしまったのだ。
――"呪い"という宿星を。
「妖星と共に朽ちた軌骸王。妖星イデアを空に打ち上げたその人物は、妖星と共に息絶える寸前にその場にいた五人――いや、七人にそれぞれ呪いをかけたのでしょう? 貴方はよくご存じなはず」
「……あァそうだよ。俺も"呪い"に罹ったんだ。未来を蝕み腐らせる呪いにな。それが何だってんだ、お前らには関係ねえだろ」
「関係、あります」
自らに罹った"呪い"。自らも考えることを忌諱していた。それを掘り起こされ、再び荒みつつある白夜だったが、雪音も彼女でそれに構う余裕をなくしていた。
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