異世界帰りは寝取られ令嬢と共に。 ~命がけで頑張ったので、ただ可愛すぎるだけの人はお断りします~

本山葵

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異世界帰りへ② ひきこもる少女は○○を望みます

最下位ヒロイン

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 国王の言葉にいつわりはなかった。
 どの女の子も全て美しく、またわいらしく、せいれんで、ネトラレを最高の愛だと断言する。


「…………まじでさ、これ、どーすんの」


 おれはもう言葉を失いかけていた。
 あわよくば教育の行き届いていない女の子の一人や二人、居るのではないかともくんだのだが。
 ……おそろしいほどにてつていした教育がほどこされている。


「ガチ過ぎだろ……。ねんれいもやたらはばが広いし」


 熟女と呼んで構わないであろう明らかな年上女性から、やや年上と思わしきお姉様、さらには中学生程度に見える子まで、本当にはばひろい。


「俺は熟女好きでも、ましてやロリコンでもないんだが……」


 ほどほどに近い年齢で、どちらかと言えば上のほうが広い。


なたがいつ大陸せいげるかなど、わかっておらんかったからのう。あと五年かかったやもしれぬ。好みが変わった場合への対処も必要じゃ。ロリッ子から人妻までそろえておくのは最低限の用意じゃよ」

「どんだけかりねえんだよ……。はぁ」


 今日何度目かわからないためいきいて、かたを落とす。


「全ては大陸制覇、そして其方とのけいやくを果たすため」


 その気合いと念の入れようは悪くないんだけれど、結果が全員ネトラレ属性じゃなぁ。なんでそこに幅を持たせてくれなかったかなぁ。

「大体、ネトラレ属性の人妻って正気かよ……。なあじいさん、この人たちは俺に選ばれなかったら……他の人が選ばれたら、その後はどうなるんだ」

「学校は解散となり、日常生活へもどるだけじゃ。もちろん、国へのこうけんを評価して、成績順に多少の金貨ぐらいは持たせるがの」

「成績順に――って」


 そりゃ教育を受ける側も気合いが入るはずだ。国が直接わたした百パーセントのしんらいを置ける金貨なんて、一枚あれば三げつは遊んで暮らせる。
 何枚ももらえば年単位だ。
 この国――特に王都はひんこんそうが少なくそれなりの暮らしをしている人が多い。みんな働き者で農業も商業も工業もほとんど休むことなくしっかり勤め上げている。
 残業社会で生まれ育った日本人の感覚でも、本当に見上げたものだと感じる。

 それでも金貨をちよちくできるほどゆうがある生活は難しい。
 お金のほとんど全てを生活のみで使い切る中世的世界での遊んで三ヶ月と日本での遊んで三ヶ月では、重みがちがう。


「これで全員、なんだよな?」


 俺はあきらめ半分で国王に問う。


「ふむ。恐らくはこれで全員揃っていると思うのじゃが……。ワシもとしじゃからの」


 するとかさず、じゆうが国王の耳元で何かをささやいた。
 国王がはじをかくことを防ぐのも、かれらの仕事だ。
 ならば……。


「――あと一人、残っておる」

「んじゃ一応、その一人とも会っておこうか」


 期待はうすいが、こうして国王の努力をないがしろにしないことが後の信頼関係へつながる。
 結局国を動かすのは国王だ。
 この人の反感を買って契約のこうに問題が出ては、日本へのかんおくれてしまうだけ。

 国が選ばなかった美少女がどこかに残っているかもしれないし、最後に統治した東の都などはまだ国王の手がおよんでいない可能性がある。
 全てを諦めるには、早い。


「しかしの、かのじよはその……成績がかんばしくなくて、の。序列最下位をひた走っているのじゃよ」


 なんだ…………と?


「早く! 早くそいつをしようかいしてくれっ! そいつでいい! いや、そいつがいい!!」


 成績最下位。つまり最もネトラレをたたまれなかった女性がいる。
 って鼻息をあらくした俺に、国王は少し目をそむけてうなずいた。


「わかった。……気が進まぬが、彼女も紹介しよう」


 国王が直接城下へおもむくこととなり、侍従があわただしく各所へ指示を送り始める。
 同時に、集められた女性たちが解放された。
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