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《洗濯》
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温泉から上がり湯を使って洗濯をし、ルゥの風の力で乾かして着ることができた。洗濯はしたことはあるが、ここまで生地が滑らかで柔らかく仕上がったことにライは瞳を丸くする。
「すげぇ……! いい匂いするし、しかも気持ちが良い……な」
ふんどし姿で頬擦りしているライは気に入っている様子だ。その様子を心に留めておきながらもルゥは「早く着替えないと風邪引くよ!」注意喚起をした。
それでもライは匂いをすんすん嗅いでいる。
「これぐらいで風邪なんか引かねぇよ。あー、この匂い良いな~」
「……でも、また狩りに出掛けちゃうんでしょ?」
「そうだな。今日の夕飯もあるしな」
恐らく狩りに出かけたら汚れるから堪能しておきたいのだろうかと思うとルゥはライの言動ではなく行動の素直さに可愛らしさを感じた。
ルゥは着替え終えて今でも衣服の匂いを嗅いでいるライへ笑う。
「また洗ってあげるから着替えないと駄目だよ。ほら、ケイも着替えているし」
「あれ? まだライは着替えていなかったんだ」
民族衣装に着替えているケイにライはぶすりとした顔を見せてから着替えていく。だが、着替えた際にも蜂蜜のような香りがしてほっこりした。
温泉から出た三人は目視できる範囲で怪物狩りをする。今回は二体だ。
一方は人体模型のような小型の怪物で、もう一方は大型の類人猿だ。ルゥは小型の怪物を、大型の類人猿はライとケイで戦闘を図ることにした。
ルゥが手のひらに息吹を込め、ライが短剣を鞘から抜く。ケイはこの前の怪物の骨から作った棒を構えた。
「よしっ、――行くぞっ!!!!」
ライの合図で走り出しルゥが竜巻を二体出現させた。人体模型の方が若干強弱い。
ケイが棒を振り回して類人猿の足の軸を逸らそうと画策する。――風が来た。ケイがすぐさま離れた。
類人猿が右足を挫いたところでライが地面を蹴って跳躍し――短刀を頭上目掛けて九の字に身体を曲げた。
「うらぁぁーーーー!!!!」
頭上に突き刺せば類人猿が暴れ出す。突き刺した状態でライは鍛え抜かれた上腕二頭筋で這い上がり、再び頭上に上がった。
「ライっ、俺はどうすればいいーー??」
「お前はこのデカブツの軸をブレさせろ! ただ、足元に注意しな!」
「了解!」
巧みな棒術でケイは類人猿の身体を揺さぶり、軸をブレさせた。一気に倒れ込みそうだったので、ライは降り立ち倒れ込む様を見てから――背後に回る。
「死ねっっ!!」
首を真一文字に切れば血飛沫が上がる。せっかく洗った衣服が台無しになったなとライが軽く息を吐いた。
それから類人猿を捌けば血だらけになり、離れではルゥがケイの後ろに隠れていた。ケイはそういうのは大丈夫そうだ。
ライがコテンパンにした人体模型も捌き終え、食事の支度をしようとしたときに「あのさ……」ルゥが少し言いにくそうな顔をする。
ライは疑問符を浮かべた。
「なんか、その……ラ、ライが良ければ、洗ってあげるけど……、その衣服」
「イフク……? あぁ、服のことか。いいのかよ?」
するとルゥははにかんで見せた。
「君がしょんぼりした顔をしていたからね。それぐらいは平気だよ」
見抜かれている自身にライは顔を赤面させたのだ。
「なぁっ、べ、別にいいし……。血だらけなんて平気だし!」
「ふふっ、まぁ良いじゃない。たまには良いでしょ?」
「まぁ、お前が言うなら……」
そう言って脱ぎ出していくライにルゥが「風邪引くからタオルでも羽織ってて!」などと言って蜂蜜の香りがするタオルを手に取った。
柔らかく温かみのあるタオルの質感にライははにかんでしまう。だがルゥがじっと見てにこりと笑んでいるので顔を背けた。
ルゥが羽を震わせた。
「可愛いところ見せてもいいじゃ~ん。へんなの~」
「うっせぇっ。早くメシだメシ! ケイ、メシはまだか?」
「はいはい。もう作るからさ」
ライがタオルに包まれながらほっこりとしているとルゥとケイが二人して小突いていた。
「ライ、気に入ってんだね」
「あぁ。気に入っているんだな。ははっ!」
楽しそうに囲みながらケイは夕飯を作っていく。ちなみに今日の夕飯は類人猿の角煮と地獄鮎の塩コショウ焼き、それと果実である。果実は青リンゴと桃のようなものをルゥが取って来てくれた。
だがルゥも戦闘には一応参加していたようだが、捌くのはまだ難しいようだ。
ケイが作ってくれている間にルゥはライの衣服を洗濯して乾かしていた。突風の息吹で乾かされた衣服に身を包んだライは少しニヤついているのを抑え込んでいた。普段のがさついた衣服とは違いふんわりとした感触にほだされそうになってしまう。
ルゥが地獄鮎を食べながらにんまりと笑んでいた。
「気持ちいいでしょ~、乾かしたばっかだからね」
「う、うっせっ。で、でも……その、あ、ありがとな。まぁ、気持ちが良い」
類人猿の角煮を頬張りながらライは頬を掻いてルゥに礼をした。ルゥがまんざらでもない様子を見せる。
ケイが角煮を頬張っていた。
「でも、まだ道は続くんだろう? こんな危険な道を進むのは自殺行為じゃないかな?」
「あぁ、でもこの道の方が早く地獄の門にたどり着くんだ。お前だって地獄をぶっ飛ばしたいんだったら、もっと踏ん張れ。なんとかなる精神でいろ」
「そんな根性論言われてもな~」
今度は地獄鮎にかぶりつきもぐもぐと食べていく。ルゥが折れた羽を羽ばたかせた。
「まだまだ険しいんだね……。僕の羽が治るのも、――ミキを倒せるのもまだ先、か……」
少し悲哀を込めた言い方にライは地獄鮎にかぶりついてから水で流し込んだ。水はほどよく冷たく、乾いた喉を潤した。
「大丈夫だ。お前の羽も、あのクソ野郎もぶっ飛ばす。……ぜってぇにな」
闘志を抱いているライにルゥとケイは顔を見合わせて綻ばせた。笑い合っている様子の二人にライは首を傾げていたがルゥが視線を合わせる。
「期待しているよ、ライ。僕もケイも君について行けるように頑張るから」
「お、おう! 任せとけっ!」
ライは拳を見せつけて誓い合ったのだ。
「すげぇ……! いい匂いするし、しかも気持ちが良い……な」
ふんどし姿で頬擦りしているライは気に入っている様子だ。その様子を心に留めておきながらもルゥは「早く着替えないと風邪引くよ!」注意喚起をした。
それでもライは匂いをすんすん嗅いでいる。
「これぐらいで風邪なんか引かねぇよ。あー、この匂い良いな~」
「……でも、また狩りに出掛けちゃうんでしょ?」
「そうだな。今日の夕飯もあるしな」
恐らく狩りに出かけたら汚れるから堪能しておきたいのだろうかと思うとルゥはライの言動ではなく行動の素直さに可愛らしさを感じた。
ルゥは着替え終えて今でも衣服の匂いを嗅いでいるライへ笑う。
「また洗ってあげるから着替えないと駄目だよ。ほら、ケイも着替えているし」
「あれ? まだライは着替えていなかったんだ」
民族衣装に着替えているケイにライはぶすりとした顔を見せてから着替えていく。だが、着替えた際にも蜂蜜のような香りがしてほっこりした。
温泉から出た三人は目視できる範囲で怪物狩りをする。今回は二体だ。
一方は人体模型のような小型の怪物で、もう一方は大型の類人猿だ。ルゥは小型の怪物を、大型の類人猿はライとケイで戦闘を図ることにした。
ルゥが手のひらに息吹を込め、ライが短剣を鞘から抜く。ケイはこの前の怪物の骨から作った棒を構えた。
「よしっ、――行くぞっ!!!!」
ライの合図で走り出しルゥが竜巻を二体出現させた。人体模型の方が若干強弱い。
ケイが棒を振り回して類人猿の足の軸を逸らそうと画策する。――風が来た。ケイがすぐさま離れた。
類人猿が右足を挫いたところでライが地面を蹴って跳躍し――短刀を頭上目掛けて九の字に身体を曲げた。
「うらぁぁーーーー!!!!」
頭上に突き刺せば類人猿が暴れ出す。突き刺した状態でライは鍛え抜かれた上腕二頭筋で這い上がり、再び頭上に上がった。
「ライっ、俺はどうすればいいーー??」
「お前はこのデカブツの軸をブレさせろ! ただ、足元に注意しな!」
「了解!」
巧みな棒術でケイは類人猿の身体を揺さぶり、軸をブレさせた。一気に倒れ込みそうだったので、ライは降り立ち倒れ込む様を見てから――背後に回る。
「死ねっっ!!」
首を真一文字に切れば血飛沫が上がる。せっかく洗った衣服が台無しになったなとライが軽く息を吐いた。
それから類人猿を捌けば血だらけになり、離れではルゥがケイの後ろに隠れていた。ケイはそういうのは大丈夫そうだ。
ライがコテンパンにした人体模型も捌き終え、食事の支度をしようとしたときに「あのさ……」ルゥが少し言いにくそうな顔をする。
ライは疑問符を浮かべた。
「なんか、その……ラ、ライが良ければ、洗ってあげるけど……、その衣服」
「イフク……? あぁ、服のことか。いいのかよ?」
するとルゥははにかんで見せた。
「君がしょんぼりした顔をしていたからね。それぐらいは平気だよ」
見抜かれている自身にライは顔を赤面させたのだ。
「なぁっ、べ、別にいいし……。血だらけなんて平気だし!」
「ふふっ、まぁ良いじゃない。たまには良いでしょ?」
「まぁ、お前が言うなら……」
そう言って脱ぎ出していくライにルゥが「風邪引くからタオルでも羽織ってて!」などと言って蜂蜜の香りがするタオルを手に取った。
柔らかく温かみのあるタオルの質感にライははにかんでしまう。だがルゥがじっと見てにこりと笑んでいるので顔を背けた。
ルゥが羽を震わせた。
「可愛いところ見せてもいいじゃ~ん。へんなの~」
「うっせぇっ。早くメシだメシ! ケイ、メシはまだか?」
「はいはい。もう作るからさ」
ライがタオルに包まれながらほっこりとしているとルゥとケイが二人して小突いていた。
「ライ、気に入ってんだね」
「あぁ。気に入っているんだな。ははっ!」
楽しそうに囲みながらケイは夕飯を作っていく。ちなみに今日の夕飯は類人猿の角煮と地獄鮎の塩コショウ焼き、それと果実である。果実は青リンゴと桃のようなものをルゥが取って来てくれた。
だがルゥも戦闘には一応参加していたようだが、捌くのはまだ難しいようだ。
ケイが作ってくれている間にルゥはライの衣服を洗濯して乾かしていた。突風の息吹で乾かされた衣服に身を包んだライは少しニヤついているのを抑え込んでいた。普段のがさついた衣服とは違いふんわりとした感触にほだされそうになってしまう。
ルゥが地獄鮎を食べながらにんまりと笑んでいた。
「気持ちいいでしょ~、乾かしたばっかだからね」
「う、うっせっ。で、でも……その、あ、ありがとな。まぁ、気持ちが良い」
類人猿の角煮を頬張りながらライは頬を掻いてルゥに礼をした。ルゥがまんざらでもない様子を見せる。
ケイが角煮を頬張っていた。
「でも、まだ道は続くんだろう? こんな危険な道を進むのは自殺行為じゃないかな?」
「あぁ、でもこの道の方が早く地獄の門にたどり着くんだ。お前だって地獄をぶっ飛ばしたいんだったら、もっと踏ん張れ。なんとかなる精神でいろ」
「そんな根性論言われてもな~」
今度は地獄鮎にかぶりつきもぐもぐと食べていく。ルゥが折れた羽を羽ばたかせた。
「まだまだ険しいんだね……。僕の羽が治るのも、――ミキを倒せるのもまだ先、か……」
少し悲哀を込めた言い方にライは地獄鮎にかぶりついてから水で流し込んだ。水はほどよく冷たく、乾いた喉を潤した。
「大丈夫だ。お前の羽も、あのクソ野郎もぶっ飛ばす。……ぜってぇにな」
闘志を抱いているライにルゥとケイは顔を見合わせて綻ばせた。笑い合っている様子の二人にライは首を傾げていたがルゥが視線を合わせる。
「期待しているよ、ライ。僕もケイも君について行けるように頑張るから」
「お、おう! 任せとけっ!」
ライは拳を見せつけて誓い合ったのだ。
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