48 / 75
”狼”の舞台挨拶
不幸ヤンキー、”狼”に興味を持つ。【4】
しおりを挟む
『取材が終わった!…もう控室に来ても大丈夫だ!』
撫子から連絡を受けた幸が足を崩して涙目になっている哉太に言う。
「哉太さん。…足が痛いのは分かるけど撫子さんから取材が終わったっていう連絡貰ったから行くぞ~?」
「えっ!!!??なんで撫子の連絡先知ってんの?…あのヤロー…俺の愛しの花ちゃんの連絡先を…。」
「ついでに躑躅さんの連絡先も知ってるけど?」
「なんで!!??なんで知ってんの???」
「まぁまぁそれは良いから。早く行こーぜ?」
「う~ん…。なんだろう。この煮え切らない思いは…?」
控室へと歩を進める二人ではあるが哉太は思い出したように言い放つ。
「そうだ!…花ちゃんさ~!最近勉強とかしてんの?」
「なんだよ…急に?」
「いやさ~!ちょっと語彙力も上がってきてる気がするし言葉に迷いが無いというかね~?…あと、バイト減らしてんのも知ってるし?」
哉太が腕を後ろに組みながら問い掛ければ幸は少し将来を見据えたような目をして言い放つ。
「…大学に行きたいなって思ってさ。哉太さんと出会ってから男同士だと何かと都合が悪いかなって思って、さっき言ったみたいに哉太さんにつり合うような人間になりたくて始めた勉強だけど…。やってみたら意外と楽しくてさ。」
「ふ~ん。それは嬉しい限りだけど…誰に教えてもらってんの?あの白髪もやしじゃないよね?」
「??フライとかジュジュちゃんとかだけど?」
その言葉に哉太は突っ込むのだ。
「いやなんでよ!!?あのもやしに勉強で負けたの?俺!!?…ムカつくから今度は俺が教えるから!あの白髪もやしは駄目!」
「なんでだよ?教え方上手いぞ?フライは。…ジュジュちゃんもだけど。」
「腹立つ~!!!ムカつく~!!!」
哉太が愉快に怒り散らしているのを幸が見てみればどこか視線を感じその視線を見据えた。その先には少し風変わりな髪をした少女が哉太と幸の姿を見ていたのである。人形に見られているような視線に幸が臆せば今度は隣に居た眼鏡を掛けている男性が少女に寄り添う。
「行くぞ、心。この後もスケジュール詰まってんだから。」
「…うん、分かったよお父さん。」
男性に連れられてどこかに去る2人に幸はホッとひと息を吐くのであった。
控室に行けば撫子と躑躅がどこか話し込んでいる様子であったが幸と哉太が入室すると特に撫子が興奮した様子で哉太に駆け寄るのだ。
「おお~!!!彼岸花に場磁石!!!…良いネタが入ったんだよ~!聞いてくれるか!!?」
「…うっさい撫子。顔も言動も何もかもがうるさい。…躑躅もなんか言ってよ…。」
哉太の小言に躑躅は苦笑を見せながらも彼に伝える。
「でも…もしかしたらビックニュースになるかもしれないんだよ?…聞いてくれない?僕たちの話。」
いつにもなく聞いて欲しそうな躑躅の問い掛けに哉太や幸が興味を示せば…2人は先ほどの取材の話をするのであった。
撫子から連絡を受けた幸が足を崩して涙目になっている哉太に言う。
「哉太さん。…足が痛いのは分かるけど撫子さんから取材が終わったっていう連絡貰ったから行くぞ~?」
「えっ!!!??なんで撫子の連絡先知ってんの?…あのヤロー…俺の愛しの花ちゃんの連絡先を…。」
「ついでに躑躅さんの連絡先も知ってるけど?」
「なんで!!??なんで知ってんの???」
「まぁまぁそれは良いから。早く行こーぜ?」
「う~ん…。なんだろう。この煮え切らない思いは…?」
控室へと歩を進める二人ではあるが哉太は思い出したように言い放つ。
「そうだ!…花ちゃんさ~!最近勉強とかしてんの?」
「なんだよ…急に?」
「いやさ~!ちょっと語彙力も上がってきてる気がするし言葉に迷いが無いというかね~?…あと、バイト減らしてんのも知ってるし?」
哉太が腕を後ろに組みながら問い掛ければ幸は少し将来を見据えたような目をして言い放つ。
「…大学に行きたいなって思ってさ。哉太さんと出会ってから男同士だと何かと都合が悪いかなって思って、さっき言ったみたいに哉太さんにつり合うような人間になりたくて始めた勉強だけど…。やってみたら意外と楽しくてさ。」
「ふ~ん。それは嬉しい限りだけど…誰に教えてもらってんの?あの白髪もやしじゃないよね?」
「??フライとかジュジュちゃんとかだけど?」
その言葉に哉太は突っ込むのだ。
「いやなんでよ!!?あのもやしに勉強で負けたの?俺!!?…ムカつくから今度は俺が教えるから!あの白髪もやしは駄目!」
「なんでだよ?教え方上手いぞ?フライは。…ジュジュちゃんもだけど。」
「腹立つ~!!!ムカつく~!!!」
哉太が愉快に怒り散らしているのを幸が見てみればどこか視線を感じその視線を見据えた。その先には少し風変わりな髪をした少女が哉太と幸の姿を見ていたのである。人形に見られているような視線に幸が臆せば今度は隣に居た眼鏡を掛けている男性が少女に寄り添う。
「行くぞ、心。この後もスケジュール詰まってんだから。」
「…うん、分かったよお父さん。」
男性に連れられてどこかに去る2人に幸はホッとひと息を吐くのであった。
控室に行けば撫子と躑躅がどこか話し込んでいる様子であったが幸と哉太が入室すると特に撫子が興奮した様子で哉太に駆け寄るのだ。
「おお~!!!彼岸花に場磁石!!!…良いネタが入ったんだよ~!聞いてくれるか!!?」
「…うっさい撫子。顔も言動も何もかもがうるさい。…躑躅もなんか言ってよ…。」
哉太の小言に躑躅は苦笑を見せながらも彼に伝える。
「でも…もしかしたらビックニュースになるかもしれないんだよ?…聞いてくれない?僕たちの話。」
いつにもなく聞いて欲しそうな躑躅の問い掛けに哉太や幸が興味を示せば…2人は先ほどの取材の話をするのであった。
10
あなたにおすすめの小説
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。
BL 男達の性事情
蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。
漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。
漁師の仕事は多岐にわたる。
例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。
陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、
多彩だ。
漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。
漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。
養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。
陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。
漁業の種類と言われる仕事がある。
漁師の仕事だ。
仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。
沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。
日本の漁師の多くがこの形態なのだ。
沖合(近海)漁業という仕事もある。
沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。
遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。
内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。
漁師の働き方は、さまざま。
漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。
出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。
休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。
個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。
漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。
専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。
資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。
漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。
食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。
地域との連携も必要である。
沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。
この物語の主人公は極楽翔太。18歳。
翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。
もう一人の主人公は木下英二。28歳。
地元で料理旅館を経営するオーナー。
翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。
この物語の始まりである。
この物語はフィクションです。
この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。
エリート上司に完全に落とされるまで
琴音
BL
大手食品会社営業の楠木 智也(26)はある日会社の上司一ノ瀬 和樹(34)に告白されて付き合うことになった。
彼は会社ではよくわかんない、掴みどころのない不思議な人だった。スペックは申し分なく有能。いつもニコニコしててチームの空気はいい。俺はそんな彼が分からなくて距離を置いていたんだ。まあ、俺は問題児と会社では思われてるから、変にみんなと仲良くなりたいとも思ってはいなかった。その事情は一ノ瀬は知っている。なのに告白してくるとはいい度胸だと思う。
そんな彼と俺は上手くやれるのか不安の中スタート。俺は彼との付き合いの中で苦悩し、愛されて溺れていったんだ。
社会人同士の年の差カップルのお話です。智也は優柔不断で行き当たりばったり。自分の心すらよくわかってない。そんな智也を和樹は溺愛する。自分の男の本能をくすぐる智也が愛しくて堪らなくて、自分を知って欲しいが先行し過ぎていた。結果智也が不安に思っていることを見落とし、智也去ってしまう結果に。この後和樹は智也を取り戻せるのか。
目が覚めたら宿敵の伴侶になっていた
木村木下
BL
日本の大学に通う俺はある日突然異世界で目覚め、思い出した。
自分が本来、この世界で生きていた妖精、フォランだということを。
しかし目覚めたフォランはなぜか自分の肉体ではなく、シルヴァ・サリオンという青年の体に入っていた。その上、シルヴァはフォランの宿敵である大英雄ユエ・オーレルの『望まれない伴侶』だった。
ユエ×フォラン
(ムーンライトノベルズ/全年齢版をカクヨムでも投稿しています)
被虐趣味のオメガはドSなアルファ様にいじめられたい。
かとらり。
BL
セシリオ・ド・ジューンはこの国で一番尊いとされる公爵家の末っ子だ。
オメガなのもあり、蝶よ花よと育てられ、何不自由なく育ったセシリオには悩みがあった。
それは……重度の被虐趣味だ。
虐げられたい、手ひどく抱かれたい…そう思うのに、自分の身分が高いのといつのまにかついてしまった高潔なイメージのせいで、被虐心を満たすことができない。
だれか、だれか僕を虐げてくれるドSはいないの…?
そう悩んでいたある日、セシリオは学舎の隅で見つけてしまった。
ご主人様と呼ぶべき、最高のドSを…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる