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1つの国を巡る。
テイク2!
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森の中でのレスリング大会を終えて後処理や服を整えて着替える祭とアイドゥではあるが…アイドゥはともかく、祭は何かを考え込んでいた。それはたとえ自分が食料を買って食べて満たされたとしても、性行為をしなければ自分に消える呪いを掛けられてしまったというのもある。しかしもともとは正常な人間の為、やはり食料にはありつきたいものだ。…だがしかし。その為には解決せねばならない問題がある。
「…あのさ。ここのカネってどうすんだよ?さすがに野宿は嫌だぞ?俺。」
祭の発言に腰ひもも縛り終えたアイドゥはにこやかに笑った。そして祭のデュラムを指さす。
「それは大丈夫。…マツリはちゃんとお金持ってるよ?デュラムに質問してごらん?」
「でもこれ、お前が造ったんだからお前が指示しないと何も起こらないんじゃ?」
「まぁまぁ。最初にデュラムにその…ウィチューブだっけ?それを開いてって言えばいいんだよ。それは君にしか使えないから。」
「???まぁ。おちょくられるの覚悟でやってみるか…。」
「ふふっ。おちょくってないのに?」
「うっさい。ばか。」
にこやかに笑うアイドゥを尻目に祭は自身の耳飾りであるデュラムに触れてから言い放つ。
「えっと…。デュラム。<ウィチューブの画面を映して>。」
『第2のマスター。了解しました。』
「…っえ?」
するとデュラムが輝きだし空に画面が映ったのだ。デュラムの性能に驚く祭ではあったが驚いたのはもう1つ。なんと自分がスマホで撮影していた以前の異世界への記録が配信されていたのである。なにがなんだか分かってはいないが、とてつもなく嬉しいことが祭にはあった。
「!!!すっげぇ!過去最高の視聴回数じゃん!これぐらいの再生数だったら金も…ふへへ。あっ、でも。ここじゃ使えないし。…やっぱり無理かぁ~…。」
「…デュラムマネーとか使ったらどう?」
「デュラム…マネー?」
その単語に祭が首を傾げていたのでアイドゥはわざと祭の手を取った。
「!!!?なんだよ!急にまた!」
「いや~。やっぱりマツリは可愛いな~って。」
「そんなことよりも説明しろ!!!」
ジタバタと動く祭に微笑みながらアイドゥは説明をする。
…デュラムマネーとはポイントのようなものである。それは異世界を旅するのに必要な通貨を統一させて払うというシステムだ。マネーとは言っても税金も取られることは無いし、国を跨いでも使用できる通貨であるるそうだ。ただその代わり…。
「??その代わり?」
アイドゥの説明に少々納得をする祭ではあるのだが、問題点が1つあるのだと彼は言った。またもや怖いくらいにこやかに笑うアイドゥに寒気を催す祭は恐る恐る聞いてみることにした。しかしその後、聞かなけば良かったという自分も居たのである。
「デュラムマネーはね~。色々な決済方法があるんだけど~。君に、マツリにまた手伝ってもらうことになるんだよね~?…なんだと思う?」
「…まさか。まさかお前とエロイことを…。いや!んなわけ」
「ピンポーン!せいか~い!」
「…マジかよ。」
自分の直感が当たってしまった祭は深い溜息と共に泣いてしまいそうになる。これではあんまりじゃないか。この変態に犯されて喘がされ、挙句の果てには1日1回は性行為をしないと消えるかもしれない呪いを掛けられて…あぁ、俺の人生なんなんだろうと。祭は自分の不憫さを嘆いた。
「まぁまぁ。そんなに落ち込まないでよ~。たとえマツリが本当に不幸な目にあっても俺は笑ってエッチする覚悟が」
「お前はバカか!!!こっちはいっつも!いっつも!犯されて!…もうケツが痛いのに~!」
「お尻がガバガバになっても俺が薬で治してあげるから大丈夫!」
「そこじゃねぇって!!!」
突っ込む祭にアイドゥは笑っていた。そんな彼に祭はふて腐れて街の方へと行こうとするのだが…アイドゥに止められる。先ほどから手を繋いでいたので離そうとする祭にアイドゥは彼を自分に引き寄せて抱いてから頬にキスをする。突然のキスに祭は驚くのだがそれだけでは終わらなかった。祭の手から首筋、そして唇へとキスをしてアイドゥは笑う。いつもとは違って紳士的なアイドゥに祭は少し心がときめいてしまった。そんな自分を払拭するように彼から離れようとすれば今度は自身のデュラムから声を発せられた。
『行為完了。デュラムマネーを支給します。』
「えっ!?なに??」
するとデュラムか紙幣のようなものが現れた。パッと見どころか何も書かれていないその紙に祭が首を傾げる。しかしアイドゥはばら撒かれた紙幣を集めて数えれば再び笑った。そして祭に礼をする。
「このぐらいだったら宿も泊まれるし、食料とか服とかも買えるね。…マツリは凄いなぁ~。こんなにお金持ってるなんて。」
「あの~。それただの紙じゃ?」
「??あぁ。一見はただの紙だけどどの通貨にも見えるんだよ。それがデュラムマネーなんだよね。」
「…詐欺じゃね?それ?」
「詐欺じゃないも~ん。まぁ、今回はマツリの動画のおかげとマツリが俺に協力してくれたおかげだね。…ありがと。そんじゃ!宿にでも行ってくつろいじゃおう!」
祭の手をもう一度手に取って歩き始めるアイドゥと連れられる祭は宿探しに行くのであった。
「…見つけた。どっちかは分からないけれど…。勇者が。あの耳飾りは勇者の証。」
森に隠れて2人を見ていた少女…アラジンは尾行をするのであった。
「…あのさ。ここのカネってどうすんだよ?さすがに野宿は嫌だぞ?俺。」
祭の発言に腰ひもも縛り終えたアイドゥはにこやかに笑った。そして祭のデュラムを指さす。
「それは大丈夫。…マツリはちゃんとお金持ってるよ?デュラムに質問してごらん?」
「でもこれ、お前が造ったんだからお前が指示しないと何も起こらないんじゃ?」
「まぁまぁ。最初にデュラムにその…ウィチューブだっけ?それを開いてって言えばいいんだよ。それは君にしか使えないから。」
「???まぁ。おちょくられるの覚悟でやってみるか…。」
「ふふっ。おちょくってないのに?」
「うっさい。ばか。」
にこやかに笑うアイドゥを尻目に祭は自身の耳飾りであるデュラムに触れてから言い放つ。
「えっと…。デュラム。<ウィチューブの画面を映して>。」
『第2のマスター。了解しました。』
「…っえ?」
するとデュラムが輝きだし空に画面が映ったのだ。デュラムの性能に驚く祭ではあったが驚いたのはもう1つ。なんと自分がスマホで撮影していた以前の異世界への記録が配信されていたのである。なにがなんだか分かってはいないが、とてつもなく嬉しいことが祭にはあった。
「!!!すっげぇ!過去最高の視聴回数じゃん!これぐらいの再生数だったら金も…ふへへ。あっ、でも。ここじゃ使えないし。…やっぱり無理かぁ~…。」
「…デュラムマネーとか使ったらどう?」
「デュラム…マネー?」
その単語に祭が首を傾げていたのでアイドゥはわざと祭の手を取った。
「!!!?なんだよ!急にまた!」
「いや~。やっぱりマツリは可愛いな~って。」
「そんなことよりも説明しろ!!!」
ジタバタと動く祭に微笑みながらアイドゥは説明をする。
…デュラムマネーとはポイントのようなものである。それは異世界を旅するのに必要な通貨を統一させて払うというシステムだ。マネーとは言っても税金も取られることは無いし、国を跨いでも使用できる通貨であるるそうだ。ただその代わり…。
「??その代わり?」
アイドゥの説明に少々納得をする祭ではあるのだが、問題点が1つあるのだと彼は言った。またもや怖いくらいにこやかに笑うアイドゥに寒気を催す祭は恐る恐る聞いてみることにした。しかしその後、聞かなけば良かったという自分も居たのである。
「デュラムマネーはね~。色々な決済方法があるんだけど~。君に、マツリにまた手伝ってもらうことになるんだよね~?…なんだと思う?」
「…まさか。まさかお前とエロイことを…。いや!んなわけ」
「ピンポーン!せいか~い!」
「…マジかよ。」
自分の直感が当たってしまった祭は深い溜息と共に泣いてしまいそうになる。これではあんまりじゃないか。この変態に犯されて喘がされ、挙句の果てには1日1回は性行為をしないと消えるかもしれない呪いを掛けられて…あぁ、俺の人生なんなんだろうと。祭は自分の不憫さを嘆いた。
「まぁまぁ。そんなに落ち込まないでよ~。たとえマツリが本当に不幸な目にあっても俺は笑ってエッチする覚悟が」
「お前はバカか!!!こっちはいっつも!いっつも!犯されて!…もうケツが痛いのに~!」
「お尻がガバガバになっても俺が薬で治してあげるから大丈夫!」
「そこじゃねぇって!!!」
突っ込む祭にアイドゥは笑っていた。そんな彼に祭はふて腐れて街の方へと行こうとするのだが…アイドゥに止められる。先ほどから手を繋いでいたので離そうとする祭にアイドゥは彼を自分に引き寄せて抱いてから頬にキスをする。突然のキスに祭は驚くのだがそれだけでは終わらなかった。祭の手から首筋、そして唇へとキスをしてアイドゥは笑う。いつもとは違って紳士的なアイドゥに祭は少し心がときめいてしまった。そんな自分を払拭するように彼から離れようとすれば今度は自身のデュラムから声を発せられた。
『行為完了。デュラムマネーを支給します。』
「えっ!?なに??」
するとデュラムか紙幣のようなものが現れた。パッと見どころか何も書かれていないその紙に祭が首を傾げる。しかしアイドゥはばら撒かれた紙幣を集めて数えれば再び笑った。そして祭に礼をする。
「このぐらいだったら宿も泊まれるし、食料とか服とかも買えるね。…マツリは凄いなぁ~。こんなにお金持ってるなんて。」
「あの~。それただの紙じゃ?」
「??あぁ。一見はただの紙だけどどの通貨にも見えるんだよ。それがデュラムマネーなんだよね。」
「…詐欺じゃね?それ?」
「詐欺じゃないも~ん。まぁ、今回はマツリの動画のおかげとマツリが俺に協力してくれたおかげだね。…ありがと。そんじゃ!宿にでも行ってくつろいじゃおう!」
祭の手をもう一度手に取って歩き始めるアイドゥと連れられる祭は宿探しに行くのであった。
「…見つけた。どっちかは分からないけれど…。勇者が。あの耳飾りは勇者の証。」
森に隠れて2人を見ていた少女…アラジンは尾行をするのであった。
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