TS剣神の徒然奇譚

くま

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第一幕『雨垂れの槍』

プロローグ『古文書によると』

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 遥か昔、とある王国に魔王現れり。
 かの魔王、百鬼夜行を率い王の前に現れたるや、王に問う。

「下るか、滅ぶか」

 深淵より響きたる悪魔の叫びよりもなお恐ろしい魔王の声。その言葉一つに恐れおののいた王は跪き、かくして王国に暗雲たち込める。

 王国は闇に染まり、魔王が放ちし百鬼夜行の異形共が、民たちに暴虐の限りを尽くす中、その英雄たちは立ち上がった。

 七つの器。
 七人の英雄。

 器失くして英雄足らず、人非ざれば器得られず。
 かくして彼ら英雄は、輝く星の下にあらゆる確執を乗り越え、恐るべき魔王の御前に至る。

 猛き器をその手に掲げ、英雄たちは空を仰ぎ見た。

 その星は今も輝いている。
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