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ラナキア洞窟攻略完了3
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「おい…」
ジョゼフが呟く。
「おいおいおいおい旦那!」
震える足取りでゲルトアルヴスへと歩み寄った。
「な、な、何やってんだよ!なあ、冗談だよな!?」
ゲルトの胸へと手を伸ばした。邪神の牙が突き立てられている胸へ。しかし、そこに到達する前にゲルトアルヴスに腕を掴まれる。
「だ、旦那…ぐあ!」
ゲルトアルヴスの右手がジョゼフの腕をねじり上げた。
「な、なんだ、この…力…!」
ジョゼフは修伝槍使い。その体は鍛え上げられている。対して、ゲルトアルヴスは体格こそいいものの魔術師だ。肉体の頑強さ、力の強さという点で言えば明らかにジョゼフの方が上。そうであるはずなのだが…、
「ぐっ…ああ…!」
ジョゼフは抗う事ができない。明らかにゲルトアルヴスの力が増している。
「ゲルトさん!やめてください!」
ルカが叫ぶ。しかし、ゲルトアルヴスはやや顔を俯かせたまま何も答えない。ルカは剣を抜いた。ジョゼフも片手をねじり上げられながら、もう片方の手に持った槍の切先をゲルトアルヴスに向ける。だが、二人は攻撃をためらった。
ゲルトアルヴスの様子は尋常ではない。今の彼に、おそらく言葉は通じない。彼を止めるには力ずくで何とかするしかないだろう。しかし…ゲルトは、ここまで共に苦難を乗り越えてきた仲間なのだ。
みしり、とジョゼフの腕の骨が軋んだ。このままでは腕が折れるか、関節が破壊される。そう思われた時…、
「御免!」
そんな声と共に一筋の剣閃が走った。ジョゼフの腕を掴んでいたゲルトアルヴスの腕が、ぼとりと地面に落ちる。彼の腕を斬り落とした人物…アレクシアが、ルカとジョゼフを庇うようにゲルトアルヴスの前に立つ。
彼女がゲルトアルヴスを攻撃する事ができたのは、元々対人戦用に剣技を学んでいたからだろう。彼女は、例え相手が人の形をしていようと…行動を共にした味方だろうと、いざとなればためらいはしない。
「ジョゼフ殿!ルカ君!下がるんだ!」
ルカがジョゼフの肩を支え素早く後ろへ下がる。アレクシアはゲルトアルヴスに向かって構えを取った。
「ゲルト殿!なぜこのような事を…」
アレクシアはゲルトアルヴスの胸に視線を向けた。そこには未だ邪神の牙が突き立っており…心臓が鼓動するたび、どくん、どくん…と脈打っている。
「な、なぜ…?」
今まで無言だったゲルトアルヴスは、初めて言葉に反応を示し…ゆっくりと顔を上げた。
「か、かかか…神と…ひとつ、に…私は、神と…神と…わ、我らが種族の繁栄のため、デミウルゴス様の、お、お力を…!」
呂律の回らぬ舌でそんな事を言いながら、アレクシアに近寄ろうとする。目の焦点は合っておらず、明らかにまともな精神状態ではない。
「動くな!」
アレクシアが叫ぶ。しかし、ゲルトアルヴスは止まらない。アレクシアに向かって左手を突き出してきた。その動きには殺意が込められている。
「くっ…!」
剣が煌めいた。ゲルトアルヴスの左腕が床に落ちる。アレクシアが再び剣を振るい、斬り落としたのだ。
「ゲルト殿!私の質問の答えられよ!これ以上敵対行動を取るつもりであるならば…あなたの命を奪う他なくなってしまう」
「ゲルトさん!」
ルカも叫ぶ。
「お願いします!正気に戻ってください!」
「し、し、正気、ですか?は、ハはハハハハ!ええ!し、正気。わ、私は正気ですとも!」
ゲルトアルヴスは心底愉快そうに笑った。両腕を斬り落とされたにも関わらず、だ。
「い、今まで生きてきて…こ、これ程愉快な気分になったのは…は、はじめてですよ!は、ハはハ!」
錯乱している。アレクシアにはそう見て取れた。
(殺すか、まだ様子を見るか…)
何故ゲルトアルヴスがこのような凶行に走ったのか。元々こうするつもりだったのか、それとも邪神の牙の放つ魔力のために錯乱してしまったのか。その真意を見極めるのであれば、生かしておいて話を聞くべきだろう。もっとも、それはリスクを伴う行為だ。ゲルトアルヴスは邪神の牙と融合している。これ以上生かしておけばどのような事態が起きるか分からない。
(殺すしか――ない)
アレクシアはそう決意した。その理由の半分は、理性的な判断によるもの。もう半分は――こんな状態のゲルトアルヴスをこれ以上生かすのは、哀れだと思ったのだ。彼のためにも、ここで命を絶つ。
心臓目掛け、渾身の突きを放つ。鎮魂の想いを込めた鋭い一撃。だが、その突きがゲルトアルヴスの心臓に達する事はなかった。
「なに!?」
女剣士の突きを受け止めたのは、ゲルトアルヴスの右手だった。斬り落としたはずの――右手。
「ひ、ひ、酷いですねえ…私を、こ、こ、殺そうとするなんて…い、い、いえ…さ、最初にあなたを殺そうとしたのは…わ、わ、私の方でしたか…」
そう言って、ゲルトアルヴスは笑った。
「で、で、では……は、はじめましょうか…こ、こ、殺し合いを…」
ジョゼフが呟く。
「おいおいおいおい旦那!」
震える足取りでゲルトアルヴスへと歩み寄った。
「な、な、何やってんだよ!なあ、冗談だよな!?」
ゲルトの胸へと手を伸ばした。邪神の牙が突き立てられている胸へ。しかし、そこに到達する前にゲルトアルヴスに腕を掴まれる。
「だ、旦那…ぐあ!」
ゲルトアルヴスの右手がジョゼフの腕をねじり上げた。
「な、なんだ、この…力…!」
ジョゼフは修伝槍使い。その体は鍛え上げられている。対して、ゲルトアルヴスは体格こそいいものの魔術師だ。肉体の頑強さ、力の強さという点で言えば明らかにジョゼフの方が上。そうであるはずなのだが…、
「ぐっ…ああ…!」
ジョゼフは抗う事ができない。明らかにゲルトアルヴスの力が増している。
「ゲルトさん!やめてください!」
ルカが叫ぶ。しかし、ゲルトアルヴスはやや顔を俯かせたまま何も答えない。ルカは剣を抜いた。ジョゼフも片手をねじり上げられながら、もう片方の手に持った槍の切先をゲルトアルヴスに向ける。だが、二人は攻撃をためらった。
ゲルトアルヴスの様子は尋常ではない。今の彼に、おそらく言葉は通じない。彼を止めるには力ずくで何とかするしかないだろう。しかし…ゲルトは、ここまで共に苦難を乗り越えてきた仲間なのだ。
みしり、とジョゼフの腕の骨が軋んだ。このままでは腕が折れるか、関節が破壊される。そう思われた時…、
「御免!」
そんな声と共に一筋の剣閃が走った。ジョゼフの腕を掴んでいたゲルトアルヴスの腕が、ぼとりと地面に落ちる。彼の腕を斬り落とした人物…アレクシアが、ルカとジョゼフを庇うようにゲルトアルヴスの前に立つ。
彼女がゲルトアルヴスを攻撃する事ができたのは、元々対人戦用に剣技を学んでいたからだろう。彼女は、例え相手が人の形をしていようと…行動を共にした味方だろうと、いざとなればためらいはしない。
「ジョゼフ殿!ルカ君!下がるんだ!」
ルカがジョゼフの肩を支え素早く後ろへ下がる。アレクシアはゲルトアルヴスに向かって構えを取った。
「ゲルト殿!なぜこのような事を…」
アレクシアはゲルトアルヴスの胸に視線を向けた。そこには未だ邪神の牙が突き立っており…心臓が鼓動するたび、どくん、どくん…と脈打っている。
「な、なぜ…?」
今まで無言だったゲルトアルヴスは、初めて言葉に反応を示し…ゆっくりと顔を上げた。
「か、かかか…神と…ひとつ、に…私は、神と…神と…わ、我らが種族の繁栄のため、デミウルゴス様の、お、お力を…!」
呂律の回らぬ舌でそんな事を言いながら、アレクシアに近寄ろうとする。目の焦点は合っておらず、明らかにまともな精神状態ではない。
「動くな!」
アレクシアが叫ぶ。しかし、ゲルトアルヴスは止まらない。アレクシアに向かって左手を突き出してきた。その動きには殺意が込められている。
「くっ…!」
剣が煌めいた。ゲルトアルヴスの左腕が床に落ちる。アレクシアが再び剣を振るい、斬り落としたのだ。
「ゲルト殿!私の質問の答えられよ!これ以上敵対行動を取るつもりであるならば…あなたの命を奪う他なくなってしまう」
「ゲルトさん!」
ルカも叫ぶ。
「お願いします!正気に戻ってください!」
「し、し、正気、ですか?は、ハはハハハハ!ええ!し、正気。わ、私は正気ですとも!」
ゲルトアルヴスは心底愉快そうに笑った。両腕を斬り落とされたにも関わらず、だ。
「い、今まで生きてきて…こ、これ程愉快な気分になったのは…は、はじめてですよ!は、ハはハ!」
錯乱している。アレクシアにはそう見て取れた。
(殺すか、まだ様子を見るか…)
何故ゲルトアルヴスがこのような凶行に走ったのか。元々こうするつもりだったのか、それとも邪神の牙の放つ魔力のために錯乱してしまったのか。その真意を見極めるのであれば、生かしておいて話を聞くべきだろう。もっとも、それはリスクを伴う行為だ。ゲルトアルヴスは邪神の牙と融合している。これ以上生かしておけばどのような事態が起きるか分からない。
(殺すしか――ない)
アレクシアはそう決意した。その理由の半分は、理性的な判断によるもの。もう半分は――こんな状態のゲルトアルヴスをこれ以上生かすのは、哀れだと思ったのだ。彼のためにも、ここで命を絶つ。
心臓目掛け、渾身の突きを放つ。鎮魂の想いを込めた鋭い一撃。だが、その突きがゲルトアルヴスの心臓に達する事はなかった。
「なに!?」
女剣士の突きを受け止めたのは、ゲルトアルヴスの右手だった。斬り落としたはずの――右手。
「ひ、ひ、酷いですねえ…私を、こ、こ、殺そうとするなんて…い、い、いえ…さ、最初にあなたを殺そうとしたのは…わ、わ、私の方でしたか…」
そう言って、ゲルトアルヴスは笑った。
「で、で、では……は、はじめましょうか…こ、こ、殺し合いを…」
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