美人の姉妹三人、血が繋がっていなかったし何なら妖魔の類だった

紫積分

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うるふトレイン

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高萩・P・月光花。
自分にとっての恩師だ。
彼女から金言を授かり、それらの言葉を基盤として、今の自分は構成されている。

例えば、あの人は常日頃からこう言っていた。
「大切な人には、しっかり大切だと伝えなさい」、と。
当たり前ではあるが、昨今はそれが出来ない人も多い。
気恥ずかしいのだ。
思いの丈をぶつけるのが。
実際、高萩さんに逢うまでは、自分はトンデモないひねくれボーイで、家族には遠回しの感謝と悪態ばかり吐いていた。
その後、徹底指導により色々変われたが。

お陰で、家族仲がより良好になった。
全く以って、ありがたい限りである。
今はもう見かけることが無くなってしまったが、家族の一員だと認識している。
故に、もう一度逢えるなら、凄く会いたい。
週六で逢いたい。


「しかし、あくまで噂。事実と確定していない道聴塗説に付き合わせる訳にいかないです」
「・・・では、何故自分を?」
「一番、暇がありそうでしたから」
「ん~、正解!」


現在、移動中。
電車に揺られながら、正論をモロに喰らう。
長男じゃなかったら即死だったぞ。

美月は部活、尊は課題。
一方、自分。
帰宅部な上、大きな課題は特にない。
丁度良いことに、調査局からの連絡も来ていない。
なので、連れて行かれることに関しては特段問題は無い。
だがしかし、それは自分を連れていく理由にはならない。
ボディーガード代わりとかかな?


「それに、兄さんに私用がありまして」
「自分に?」
「はい、兄さんにです」


私用、とな。
何だろうか。
いの一番に思い付いたのは悩み相談だが、自分より美月や尊の方が適任者だ。
自分は深玲の辛さや痛みを理解できるほど、国語と共感性のテストで点を取れてない。
と、なると何だろうか。
クレームとかだろうか。


「ソシャゲ、始めませんか・・・・・?」
「ソシャゲか、いいよ。良い感じのアプリを探していたところだった———」
「きゅりん♪ダーリンDarlingというゲームがあるのですが」
「何て?」


聞き慣れねぇ言葉だ。
何だ、その、何だ。
明らかに一定の層へターゲティングした、癖と癖のミルフィーユを見れそうな感じの。
甘ったるいをうんざりする程詰め込んで、プレス機で圧縮した後、さらに粉砂糖を振り掛けたような。
ラメ入りのピンクライトで照らされた造花のチューリップ畑のような。


「待ち時間の要求を提示するよ」
「却下させて貰いますね」
「上告するね」
「無効です」


この裁判官・・・強すぎる!
せめて、せめて。
心頭滅却して心持ちを落ち着ける時間が欲しい。
そんな無拍子でドピンクで顔面殴打されても、困惑するしかする事がない。
困っちまうほどにキュートな妹だけど、そんな事されたら脳細胞が暴走してしまう。
二日も過ぎたら落ち着くから。
デイバイデイで受け入れる体制が整うから。


「それでは兄さん、好きな女性のタイプはありますか?」
「やっぱそういうゲームじゃないか!嫌いじゃないけど!」
「ダリダリはエッチなゲームではありません・・・・・!」
「そう言ってる人で本当にエッチじゃない事例、有志以来存在しないよ!」


良かったよ。
この車両だけ絶望的に閑散していて。
ある程度のボイスならば、他の人にも聞こえない。
まぁそれを踏まえて、こんな三大欲求にダイレクトに繋がる話を始めたのだろうけど。


「クソッ・・・!自分は人が死なないタイプのゲームはやりたくないんだッ!」
「ありますよ、死亡シーン」
「ほう、一気に奥が深くなったぞ」
「業が深いですね」


へぇ・・・。
急に興味がムンムン湧いてきたぞ。
そんないかがわしいタイトルで、死人が出るんだ。
少しばかしソシャゲには詳しいつもりで居たが、そうでも無いらしい。
強く痛感してしまう。
自分のデータに無いぞ、ダリダリという名の異端者は。


「・・・・・死亡シーンは半分戯言として、そんなタイトルで作中で人死にが出るんだったら、気にならざるを得ないよ」
「ダリダリはエッチなゲームでは無いですから、当然です」
「まだ言ってる」
「本当ですもの!!!」


ほな、本当か。
疑っていた訳では無いのだが。
そうかそうか。
タイトルに音符が付いてるゲームで人が死ぬなんて、生まれてこの方初めてだ。
面白すぎるだろう。
その情報。


「そうですね、先ずはあらすじから語りましょ———」
「待って、窓の外を見て・・・!」


深玲が語り出そうとした、その瞬間。
何かがチラリと視界の端に映った。
何だアレは。
鳥か?
飛行機か?
ケツァルコカトリスか?
いや、あの姿は。


「菅木尊高等部一年生!」
「何故、フルネームで?」
「雰囲気」
「そうですか」


我が妹こと菅木尊が、電車と並走している。
清々しい笑顔で。
凄ェ!
これもアレだろうか、鬼としての力というヤツだろうか。
あ、こっちに手ぇ振ってる。
可愛い。

課題が終わって、手持ち無沙汰なので自分たちを追いかけに来た次第なのだろう。
最寄りのメイドカフェと言えば、三駅先の例の物件以外無い。
どの電車で行ったかスマホで調べ、付いてきたのだろう。
にしても早過ぎるが。
空間転移でも使ったのかな。


「待ってください兄さん、後ろからまた一人やって来ましたよ」
「ホントだ、美月か、な・・・・・?」


否。
彼女では無い。
シルエットが、体躯が。
あまりにもデカ過ぎる。
大関相撲取りもかくやなラージサイズ。
全身黒づくめのスーツという、マフィアを想起させるファッションセンス。

そして何より。
その男は、顔が狼であった。
毛並みの良い黒。
多々良さんと同様、いやそれ以上のクオリティ。
剥製、なのだろうか。


「お、狼、ですか・・・?」
「やだ、イケメン・・・・・」
「兄さん?」
「何やぁ・・・」


何だ?
そんなに罪か?
自分、ケモナーの類ではないぞ?
いやだって、メチャガタイが良いし、雰囲気が男前だし、狼だし。
必死こいて自転車を漕いでいる、というシチュエーションじゃなければさらにイケメンたったのに。

それにしても、何だこの光景。
妹がイケメン狼と自転車で並走している。
ツリッターでツリートしたら、そこそこバズりそうだ。
尤も、自分はSNSの類をほぼ活用していないのだが。


「おやぁ?」
「バラ、ですか?懐から取り出して」
「尊に渡そうとしている・・・?」
「・・・・・・・・・告白ですかね?」
「え」


まさか。
まさか、まさか。
そんな訳が無いだろう。
イケメン狼が我が妹に求婚してるなんて、そんなエキセントリックなこと、ある訳無いだろう。
確かに、尊は元気溌剌で、料理上手で、眉目秀麗だけど・・・・・。
ヤダ、優良物件。


「バラを尊へ突き出しています・・・!」
「尊に春が来たぞぉ!赤飯作る?」
「あ、でも、凄い嫌がってますよ」
「もう殺すしかない・・・・・」
「F1カーよりトップスピードへ辿り着くのが早いですね?」


何だぁアイツ・・・・・?
尊の知り合いか?
それとも、マジで偶々すれ違って一目惚れしたのか?
にしては、バラに関して疑問が残るな。
いずれにせよ、尊があからさまに嫌な顔をしている。
苦虫二桁分噛み締めたような顔だ。
ならば、どうにか引き離すのがベスト———


「あ」
「え」


落車した、と言うより。
文字通り蹴落とされた、というのが正しいか。
ペダルを踏み締めていた足を離し、サドルへ両手をつく。
ハンドルを握らず、ペダルも踏まず。
曲芸師染みたバランス感覚で、熟練のカポエイリスタのように。
両爪先がボディへ吸い込まれていった。


「・・・・・まぁ、いいか」
「兄さん!?」
「不埒な輩への天罰にしては少し重過ぎる気もするけど、まぁ、しゃあないでしょう」
「いや、あの体格ならば大事に至らないでしょうけど・・・・・」


遠目だったので自信はあまり無いが、イケ狼の肉体はかなり凄まじかった。
ボディービルダー顔負けな、ムッチムッチのドスケベ筋肉。
正に鋼鉄が如き。
大抵のことでは、傷付かないだろう。
流石にあの大クラッシュはかなり痛そうだが、まぁ致し方無し。
これに懲りて、嫌な顔をする女性に求婚しないで欲しい。


「いや、待って下さい、あの姿は・・・!?」
「・・・・・!」


折れぬ。
ドス黒い信念は、そう易々と。
無様を晒さない。

完全に壊れた自転車を捨て、真に足だけでの勝負。
正気の沙汰ではない。
が、しかし、
いつだって決意と信念は、常識を打ち破る。
徐々に、徐々に、尊へ迫ってきている。
巌流島もかくやな、迫真の笑みで。


「まるで、黒い刺客だ・・・ッ!」
「じゃあ、尊は名優ですか?」
「確かに・・・・・!」
「ふふ、そうでしたら兄さんは何でしょうか?
「ダイユウサク」
「何と、びっくり・・・・・」


良いだろう、別に。
カッコいいじゃん。
日の本一の一発屋。
今後名乗りたいよ、自分も。
一級執行人という肩書も中々に素敵だが、あと肩書とか異名は三十個欲しい。
こんなんなんぼあっても困りませんからね。

さあ、正に拮抗状態、肉薄も肉薄。
まるで気分は春の天皇賞。
中山の直線は短いぞ。
尤も、本家は京都ではあったが。


「絶対の強さは、時に人を退屈させると言うが、漆黒のウルフは逆転劇のレコードブレイカーになり得るのか~~!?」
「楽しそうですね」
「車両に誰も居ないし、こんな熱い展開、盛り上がらずにはいられないよ!」


気分は最高潮。
アルティメット熱盛。
胸ドキドキ、頭ワクワク。
オーディエンスも気分上々↑↑。
隣の車両も大盛り上がりだろう、きっと。
こんなに気分が高揚したのは、本能寺の変以来だ~。


「ハナ差まで迫っている・・・!そして、懐に手を突っ込んでェ!」
「今!バラの花束を取り出しました!」
「もう殺すしかない・・・・・」
「再発が早すぎます!」


まだ求婚するのか・・・・・。
よう湧き出るな、体力。
もしかして腐れ縁とかだったりするのか?
ストーカーにしてはアグレッシブでコメディすぎるし、一目惚れにしては用意が良過ぎる。
親友にしては他所よそしいし、友人にしては距離感が近過ぎるし。
となると、後は恋する一般的腐れ縁くらいしか選択肢が見当たらない。
ちゃんと捜せば、もっと選択肢はあったのだろうが。


「尊は花束を~!?受け取・・・・・ッらない!」
「そして、伝家の宝刀、自転車スピン!効果はバツグンです!」
「見知らぬ狼の人ーーーーーーッッ!!!」


赤い花弁と共に吹き飛んでいった。
そんな・・・・・!
彼はただ、嫌がる歳下の女性に無理やり告白をしてただけなのに・・・・・!
・・・・・・・・・・・・うーん。
まぁ、いいか・・・・・。


「いや、まだです!二足歩行から四足歩行へ切り替えました!」
「そうか!狼の彼にとっては四足こそがベストな走法!」
「中身は人間ですよね?」
「細かいこたぁ、気にしないんだよ」


とんだ耐久力だ。
ド派手な大転倒を二度もして、無事では済まされない。
新品同然だったピッカピカの黒スーツには、砂埃や擦り跡が刻み込まれており。
さらに、毛並みの良かったフワフワお顔には血が滲んでいる。

瞳には、真っ直ぐな心情が映っていた。
少年マンガの主人公の信念が織り込まれたかのような、純な想い。
何て綺麗な目をしてるんだ・・・・・。
次、尊に変なことしたら二度と朝日を拝めない身体にしてやるからな。


「あ、花を渡そうとしていますよ」
「も・殺」
「最早殺す気も起きない、ですか?」
「もうブッ殺した、だよ」
「既に行動が終わっています!?」


懲りないな、彼。
恥とか引くということを知らないのだろうか。
だが、その進み続ける精神、誉高い。
そこだけは評価できる。
それ以外はゴミです。
ミイデラゴミムシ。


「折るしかない、腕の骨を」
「そんな、乱暴な・・・」
「あと足と肋骨と背骨と歯も」
「骨がパズルみたいになってしまいますよ・・・!?」


戯言的な漫談擬きに花を咲かせていると、尊が異なる動きを見せた。
サーカスさながらの足技を魅せる訳でも無く。
自転車を大回転させる訳でも無く。
普通に、花へ手を伸ばした。


「まさか、受け取るのか・・・!?」
「半分呆れ、半分うんざりみたいですけどね」
「そりゃそうだ」


早くこのシツコイ人間との関わりを断ち切る為に、花を取ることに決めたらしい。
最善では無いかもしれないが、良い判断だ。
クレバーな人間ならば、ここでもっと適切な判断を思いつき、それを尊に伝えられただろうが、生憎自分は地頭も学もない。
見守ることしかできない。

苦々しげな表情を崩さず、尊は花束を手に取る。
激しい風により今にも飛んでいきそうだが、力強くラッピング部分を握り締めており、どうにか飛ばされずにいる。
そして、狼の彼。
鳩が豆鉄砲を喰らったように、ぽかんとしている。
驚嘆したように瞳を丸くすると、からからと大口を開けて笑った。
心底、嬉しそうだ。

一頻り、笑い終えると。
スピードを落とさず、埃を落とし。
ネクタイを整え。
再び口を開き、会話を———。


「・・・・・あ」


前方不注意。
ブットい電柱に顔面強打。
そのまま、視界の外へ消えてしまった。


「狼の人ーーーーーッッ!?」
「南無三、ですね」


どういうオチ?
わ、わぁ・・・・・。
倒れちゃった!
自業自得とは言え、同情せざるを得ない!
いや、それより。
そんな事より。


「結局誰ーーーーッ!?」
「また逢うでしょう、縁が出来てしまいましたから」
「じゃあそん時に問い詰めよう」
「ですね、オレもけっこー気になってますから」
「あと骨も折ろう」
「それは確定事項なんですね」
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