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「それで、鳥居に何か問題が?」
「ええ、鳥居の魔力とハーナについてなんですがね。足枷が外れるかもしれません」
「えっ?そうなの?」
「ええ。それを検証したくて聖子殿にも協力をしてもらいたくて」
「なるほど」
アダムの最後のミルクが今晩必要になるから、できればそれが終わってから調べようと思っていたのだけど、と聖子は思う。だがいつまでも鳥居に縛られたままのハーナも不憫である。そうそう簡単に外れるような枷でもないので検証くらいならまあ、大丈夫かと聖子は軽く考えた。
「聖子殿はあのドラゴンと会話ができると聞きました」
「ええ、まあ。会話というよりテレパシーみたいなものですけど」
「それは何か例の精霊からいただいた力とか、そう言ったものですか」
「え、どうでしょう。違うと思いますけど、わかりません」
「ほほう。では、大神官様は?」
アダム?
アダムはハーナと意思疎通ができない。でも、元々精霊の姿も見えず意思疎通もできなかったが、はーなのミルクを飲んで精霊を見ることができるようになり、会話もできるようになった。
ただ、今晩のミルクでそれが変わるかもしれない。聖子はふとそんなことを思った。最初のミルクで精霊が見えるようになった。ハーナは精霊の数百倍の大きさだから、時間がかかっただけで実はこの一ヶ月ハーナのミルクを取り入れていたのは、つまりそういうことなんじゃないか。
「思ったんですけど、大神官様の魔力が上がったのはドラゴンの血を飲んだからなのではないかと」
「血?アダムはハーナのミルクを飲んではいるけど、血は飲んでないわよ。そんな吸血鬼じゃあるまいし」
「その昔、王家の者はドラゴンの血を呑み、肉を食べたことで不老不死を得たとあります。ハーナは世界最後のドラゴンだ。それについて話したことは?」
『グラハムは少し、というかかなり学者寄りで、『暴竜事変』当時の暴君王に傾倒しているように見受けられます。「小さな犠牲」は、大きな成功につきものだと常々言っていますし。聖子さんにとって彼は危険人物です』
少し前にアダムがそんなことを言っていたのを思い出し、ちらりとグラハムの顔を覗き見すると、まさにその言葉通り。恍惚とした表情で暴君王の逸話について語り出すグラハムに聖子は目を細めた。
危険人物……?
彼の瞳はマッド・サイエンティストそのものだ。危険人物と言えば確かにそうだが、研究者によくあるタイプでもある。物事をとことん追求し、納得したいのだろうか。
「もし、その不老不死が本当だったなら、その暴君王は今でも王座についているんでしょうね」
「……ああ、そうですね。あの事変で国は終わり、人間は滅亡の危機に晒されたというようなことを聞いています。ということはつまり、成功しなかったということですね」
「でしょうねぇ」
聖子の生きた世界にも、不老不死の話はたくさんあった。だけど、どれも現実味のない話だったり、実は不老不死とは肉体から切り離されて初めて得るものだ、とどこかの宗教で言われた気がする。ともかく、グラハムが考えるような不老不死万歳の世界は過去には成し得ていない。
「ドラゴンの血肉や魔力には毒が含まれているというのが有説なんですが、なぜ大神官様は平気なんでしょうね」
ああ。つまりグラハムは有毒説に疑問を持っているのか。
「すごくまずいって言ってましたよ」
「聖子殿は口にしたことは?」
「ないです」
「飲んでみたいと思ったことも?」
「ないです」
まずいと聞いて飲んでみたいと思うほど物好きではないのだ。グラハムは飲みたいと思っているのだろうか。まさか、検証って。
「飲みたいと思ってます?」
「ええ。これまでは有毒説が当たり前でしたから、考えてもみませんでしたが大神官様が口にしたということは、その節が間違っているとみていいでしょう?」
「いや、でも。アダムは聖魔法があるから無事なのかもしれませんよ?」
「……そうですね。そのことも考えました」
「グラハムさんの魔力は?」
「私は聖魔法は使えません。土魔法と水魔法使いですよ。他の薬師と対して変わりません」
そうなんだ。ちょっとイメージが違うけど、割と普通なのかな?
「じゃあ、グラハムさんはやめといたほうがいいのでは?」
「ははっ。もちろん飲みませんよ。危険と分かっていてわざわざ口にするほど馬鹿ではありませんし、僕は研究者ですからね」
「じゃ、どうするんですか」
「それを今から検証しに行くんです」
とっても嫌な予感がする。
聖子は水槽の中で思わず逃げ場を探した。金魚鉢のような持ち運びのためだけの水槽は、水がこぼれないよう入り口が狭くできている。思わず見上げると、それを察知したかのようにグラハムはニヤリと笑って水槽の口に土魔法でコルク瓶のように蓋をした。
「あっ!?」
「無駄ですよ。これからドラゴンの繋がれている鳥居に向かいます。じっとしていてくださいね」
やられた!
まさかこんなことになるとは思わず、聖子は自分の安易な行動に舌打ちをした。精霊の言う『裏切り者』がグラハムだったのだと今更ながら気がついた。気をつけろと言われていたのに、聖子と繋がりがあるのはアダムとグラハム、ハーナしかいないと言うのにも関わらず、のんびりまったりしすぎて全く意識していなかった。
「ふふっ。大神官がドラゴンのミルクを口にしたと聞いて驚きましたが、その後の検証からアレのミルクには力があることがわかりました。聖子さんの作った万能薬があるでしょう?あれに混ぜると含有毒素が消えるんですよ。僕の最新の実験で、聖子殿の作った聖結晶と毒草を同時に撹拌したところ毒草の効果がほとんど消えていたことが明らかになったんです。
万能薬は状態異常に効きますから当然と言えば当然ですが、聖結晶を口に含んだあとでは、どのような状態異常にもかからないと分かったのです。つまりあなたの万能薬は『直す』だけではなく『防ぐ』ものなんです。
知っていますか?これまで王族が毒殺を防ぐために取っていた方法が「毒に慣れる」というもので、毎日少量の毒を食べ物に混ぜて摂取するんです。そうして抗体を作る。下手をすれば後遺症が残り、運が悪ければそれで命を落とす。それが、全く必要なくなるんです。あなたの聖結晶さえあれば、週に一度結晶を食べるだけで全ての状態異常を予防できる。これは素晴らしい進歩なんですよ」
ガラスの水槽の中で久々持ったグラハムの声が響いてくる。聖子はじっとして耳を傾けた。呼吸はゆっくり、無駄な動きはしない。できるだけ長く酸素を持たせるためだ。
「僕は王宮に準ずる医師であり研究者なんです。王族のために様々な研究をしてきた。自分の親も子供も使って検証に検証を重ねてきたんですよ」
意味、わかりますか?とグラハムは笑う。聖子は息を呑んだ。
大きな成功の前には小さな犠牲は仕方がないのだ、と看護婦としての自分が何気に納得していたことが、自分に銃口が向けられて初めて気がつく。犠牲など、あってはいけないことなのに。
「医師であるなら、命を助けることを大前提にしなければいけないんじゃないの!?」
「王の命を守るために、命をかけたんです。名誉ある死じゃないですか」
「その命は、本人が決めることであってあなたが奪っていいものではないでしょう」
「ああ、所詮はただ聖女の力を持ったイモリだ……とは言え、あなたの聖魔力には助けられましたがね。聖子殿は綺麗事を言う大神官と同じですね」
「綺麗事ですって?」
「そう、戦争を無くしたいとか、人類も竜族も仲良く暮らせればいいのにとか。桃源郷を夢見る仙人のような方だ」
「なっ……!」
ムッとして睨みつけた聖子に視線を落とすとふふっと笑う。
「彼が百年以上生き延びていることは、王族なら誰でもが知っていることです。だからこそ、前大神官は彼をこの神殿に閉じ込め、大義名分を与えた。大神官……アダムは馬鹿正直に言いつけを守りずっとこの地に張り付いていたから、随分楽をさせてもらいましたがね。僕は彼を研究するために王宮から派遣されたんですよ」
まるで種明かしをする手品師のようにふふん、と鼻を高くしたグラハムを見て聖子は初めて怒りを覚えた。
「ええ、鳥居の魔力とハーナについてなんですがね。足枷が外れるかもしれません」
「えっ?そうなの?」
「ええ。それを検証したくて聖子殿にも協力をしてもらいたくて」
「なるほど」
アダムの最後のミルクが今晩必要になるから、できればそれが終わってから調べようと思っていたのだけど、と聖子は思う。だがいつまでも鳥居に縛られたままのハーナも不憫である。そうそう簡単に外れるような枷でもないので検証くらいならまあ、大丈夫かと聖子は軽く考えた。
「聖子殿はあのドラゴンと会話ができると聞きました」
「ええ、まあ。会話というよりテレパシーみたいなものですけど」
「それは何か例の精霊からいただいた力とか、そう言ったものですか」
「え、どうでしょう。違うと思いますけど、わかりません」
「ほほう。では、大神官様は?」
アダム?
アダムはハーナと意思疎通ができない。でも、元々精霊の姿も見えず意思疎通もできなかったが、はーなのミルクを飲んで精霊を見ることができるようになり、会話もできるようになった。
ただ、今晩のミルクでそれが変わるかもしれない。聖子はふとそんなことを思った。最初のミルクで精霊が見えるようになった。ハーナは精霊の数百倍の大きさだから、時間がかかっただけで実はこの一ヶ月ハーナのミルクを取り入れていたのは、つまりそういうことなんじゃないか。
「思ったんですけど、大神官様の魔力が上がったのはドラゴンの血を飲んだからなのではないかと」
「血?アダムはハーナのミルクを飲んではいるけど、血は飲んでないわよ。そんな吸血鬼じゃあるまいし」
「その昔、王家の者はドラゴンの血を呑み、肉を食べたことで不老不死を得たとあります。ハーナは世界最後のドラゴンだ。それについて話したことは?」
『グラハムは少し、というかかなり学者寄りで、『暴竜事変』当時の暴君王に傾倒しているように見受けられます。「小さな犠牲」は、大きな成功につきものだと常々言っていますし。聖子さんにとって彼は危険人物です』
少し前にアダムがそんなことを言っていたのを思い出し、ちらりとグラハムの顔を覗き見すると、まさにその言葉通り。恍惚とした表情で暴君王の逸話について語り出すグラハムに聖子は目を細めた。
危険人物……?
彼の瞳はマッド・サイエンティストそのものだ。危険人物と言えば確かにそうだが、研究者によくあるタイプでもある。物事をとことん追求し、納得したいのだろうか。
「もし、その不老不死が本当だったなら、その暴君王は今でも王座についているんでしょうね」
「……ああ、そうですね。あの事変で国は終わり、人間は滅亡の危機に晒されたというようなことを聞いています。ということはつまり、成功しなかったということですね」
「でしょうねぇ」
聖子の生きた世界にも、不老不死の話はたくさんあった。だけど、どれも現実味のない話だったり、実は不老不死とは肉体から切り離されて初めて得るものだ、とどこかの宗教で言われた気がする。ともかく、グラハムが考えるような不老不死万歳の世界は過去には成し得ていない。
「ドラゴンの血肉や魔力には毒が含まれているというのが有説なんですが、なぜ大神官様は平気なんでしょうね」
ああ。つまりグラハムは有毒説に疑問を持っているのか。
「すごくまずいって言ってましたよ」
「聖子殿は口にしたことは?」
「ないです」
「飲んでみたいと思ったことも?」
「ないです」
まずいと聞いて飲んでみたいと思うほど物好きではないのだ。グラハムは飲みたいと思っているのだろうか。まさか、検証って。
「飲みたいと思ってます?」
「ええ。これまでは有毒説が当たり前でしたから、考えてもみませんでしたが大神官様が口にしたということは、その節が間違っているとみていいでしょう?」
「いや、でも。アダムは聖魔法があるから無事なのかもしれませんよ?」
「……そうですね。そのことも考えました」
「グラハムさんの魔力は?」
「私は聖魔法は使えません。土魔法と水魔法使いですよ。他の薬師と対して変わりません」
そうなんだ。ちょっとイメージが違うけど、割と普通なのかな?
「じゃあ、グラハムさんはやめといたほうがいいのでは?」
「ははっ。もちろん飲みませんよ。危険と分かっていてわざわざ口にするほど馬鹿ではありませんし、僕は研究者ですからね」
「じゃ、どうするんですか」
「それを今から検証しに行くんです」
とっても嫌な予感がする。
聖子は水槽の中で思わず逃げ場を探した。金魚鉢のような持ち運びのためだけの水槽は、水がこぼれないよう入り口が狭くできている。思わず見上げると、それを察知したかのようにグラハムはニヤリと笑って水槽の口に土魔法でコルク瓶のように蓋をした。
「あっ!?」
「無駄ですよ。これからドラゴンの繋がれている鳥居に向かいます。じっとしていてくださいね」
やられた!
まさかこんなことになるとは思わず、聖子は自分の安易な行動に舌打ちをした。精霊の言う『裏切り者』がグラハムだったのだと今更ながら気がついた。気をつけろと言われていたのに、聖子と繋がりがあるのはアダムとグラハム、ハーナしかいないと言うのにも関わらず、のんびりまったりしすぎて全く意識していなかった。
「ふふっ。大神官がドラゴンのミルクを口にしたと聞いて驚きましたが、その後の検証からアレのミルクには力があることがわかりました。聖子さんの作った万能薬があるでしょう?あれに混ぜると含有毒素が消えるんですよ。僕の最新の実験で、聖子殿の作った聖結晶と毒草を同時に撹拌したところ毒草の効果がほとんど消えていたことが明らかになったんです。
万能薬は状態異常に効きますから当然と言えば当然ですが、聖結晶を口に含んだあとでは、どのような状態異常にもかからないと分かったのです。つまりあなたの万能薬は『直す』だけではなく『防ぐ』ものなんです。
知っていますか?これまで王族が毒殺を防ぐために取っていた方法が「毒に慣れる」というもので、毎日少量の毒を食べ物に混ぜて摂取するんです。そうして抗体を作る。下手をすれば後遺症が残り、運が悪ければそれで命を落とす。それが、全く必要なくなるんです。あなたの聖結晶さえあれば、週に一度結晶を食べるだけで全ての状態異常を予防できる。これは素晴らしい進歩なんですよ」
ガラスの水槽の中で久々持ったグラハムの声が響いてくる。聖子はじっとして耳を傾けた。呼吸はゆっくり、無駄な動きはしない。できるだけ長く酸素を持たせるためだ。
「僕は王宮に準ずる医師であり研究者なんです。王族のために様々な研究をしてきた。自分の親も子供も使って検証に検証を重ねてきたんですよ」
意味、わかりますか?とグラハムは笑う。聖子は息を呑んだ。
大きな成功の前には小さな犠牲は仕方がないのだ、と看護婦としての自分が何気に納得していたことが、自分に銃口が向けられて初めて気がつく。犠牲など、あってはいけないことなのに。
「医師であるなら、命を助けることを大前提にしなければいけないんじゃないの!?」
「王の命を守るために、命をかけたんです。名誉ある死じゃないですか」
「その命は、本人が決めることであってあなたが奪っていいものではないでしょう」
「ああ、所詮はただ聖女の力を持ったイモリだ……とは言え、あなたの聖魔力には助けられましたがね。聖子殿は綺麗事を言う大神官と同じですね」
「綺麗事ですって?」
「そう、戦争を無くしたいとか、人類も竜族も仲良く暮らせればいいのにとか。桃源郷を夢見る仙人のような方だ」
「なっ……!」
ムッとして睨みつけた聖子に視線を落とすとふふっと笑う。
「彼が百年以上生き延びていることは、王族なら誰でもが知っていることです。だからこそ、前大神官は彼をこの神殿に閉じ込め、大義名分を与えた。大神官……アダムは馬鹿正直に言いつけを守りずっとこの地に張り付いていたから、随分楽をさせてもらいましたがね。僕は彼を研究するために王宮から派遣されたんですよ」
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